日本映画放送
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日本映画放送株式会社(にほんえいがほうそう)は、東京都千代田区に本社をおく衛星基幹放送事業者である。 過去には衛星一般放送事業者および移動受信用地上基幹放送事業者でもあった。
Contents
概要
フジテレビジョンが筆頭株主で、同社および親会社であるフジ・メディア・ホールディングスのほか、KADOKAWAおよびその親会社であるカドカワの持分法適用関連会社である。
「日本映画専門チャンネル」及び「時代劇専門チャンネル」の番組編成とその放送・供給を行なっており、それらは直営の放送を含めスカパー!プレミアムサービス、スカパー!、ケーブルテレビ等で視聴できる。後者については、かつてモバキャスにも供給していた。
代表取締役社長は「北の国から」の演出を手がけた杉田成道(フジテレビジョン役員待遇/エグゼクティブディレクター)。
実際の放送業務はかつて2チャンネルを運営していたJ SPORTS(旧スカイエンターテイメント)の本社がある青海フロンティアビルで行われており[1]、2011年までは番組審議会もJ SPORTSの会議室で開かれていた[2]。
沿革
- 2000年(平成12年)
- 2月9日 - スカイエンターテイメント(現ジェイ・スポーツ)の株主であったニューズ・コーポレーション(ニューズ コーポレーション ジャパン株式会社、ニューズテレビジョンB.V.) 、ソフトバンク(ソフトバンク・ブロードメディア、のちブロードメディアが株式を保有)、ソニー・放送メディア(2009年11月ソニーと合併)、フジテレビジョン(現フジ・メディア・ホールディングス)により日本映画衛星放送株式会社設立。
- 3月 - 東宝に対して第三者割当てを行う。
- 4月 - 日本映画専門チャンネル・時代劇専門チャンネルの業務をスカイエンターテイメントから承継。
- 5月 - 角川書店に対して第三者割当てを行う。
- 9月 - ジュピター・プログラミング(現ジュピターテレコム メディア事業部門)に第三者割当てを行う。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 10月 - スカイパーフェクTV!110(当時)にて「時代劇専門チャンネル」(委託放送事業者はサテライト・サービス)の放送開始。
- 11月 - スカイパーフェクTV!110(当時)にて「日本映画専門チャンネル」(「日本映画+時代劇チャンネル」からチャンネル名変更)の放送開始。
- 2007年(平成18年)
- 9月 - e2 by スカパー!(当時)にて、「日本映画専門チャンネルHD」(委託放送事業者はマルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント))の放送開始。同時に時代劇専門チャンネルのe2 by スカパー!における委託放送事業者がシーエス映画放送に変更される。
- 2008年(平成20年)
- 4月 - 一部のケーブルテレビ局で「日本映画専門チャンネルHD」の放送を開始。
- 10月 - スカパー!HD(当時)で「日本映画専門チャンネルHD」の放送を開始。
- 2009年(平成21年)
- 10月 - スカパー!HD(当時)で「時代劇専門チャンネルHD」の放送を開始。
- 2012年(平成24年)
- 3月 - スカパー!e2(当時)における日本映画専門チャンネルHDが東経110度CSデジタル放送からBSデジタル放送へ移行するとともに、日本映画衛星放送直営の衛星基幹放送チャンネル「BS日本映画専門チャンネル」となる。
- 7月 - スカパー!e2(当時)にて、時代劇専門チャンネルの衛星基幹放送事業者が日本映画衛星放送に変更、「時代劇専門チャンネルHD」にチャンネル名を変更してハイビジョン放送を開始。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 4月1日 - 移動受信用地上基幹放送としてモバキャスによる「時代劇専門チャンネル」の標準テレビジョン放送を開始。
- 7月1日 - 日本映画放送株式会社に商号変更[4]。
- 2016年(平成28年)
- 6月30日 - モバキャスによる「時代劇専門チャンネル」の放送終了。
運営チャンネル
- 日本映画専門チャンネル
- 日本映画専門チャンネルHD(ハイビジョン放送) - スカパー・ブロードキャスティング → スカパー・エンターテイメント他への供給のみ。
- BS日本映画専門チャンネル(ハイビジョン放送) - スカパー!(BSデジタル放送)で直営放送。BS-23ch 16スロット。
- 時代劇専門チャンネル
- 時代劇専門チャンネルHD(ハイビジョン放送) - スカパー!(東経110度CS放送)で直営放送。CS2ND-14ch 16スロット。スカパー!プレミアムサービス等では、スカパー・ブロードキャスティング → スカパー・エンターテイメント他への供給。
放送開始検討チャンネル
- 名作ドラマ専門チャンネル
- BS時代劇専門チャンネル
出資・製作参加映画
株主であるフジテレビ、東宝、角川映画との共同出資・製作となることが多い
- スマイル 聖夜の奇跡(2007年12月公開)
- 次郎長三国志(2008年9月公開)
- 誰も守ってくれない(2009年1月公開)
- アマルフィ 女神の報酬(2009年7月公開)
- ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜(2009年10月公開)
- 曲がれ!スプーン(2009年11月公開)
- シーサイドモーテル(2010年6月公開)
- 最後の忠臣蔵(2010年12月公開) - 杉田成道監督作品
- アンダルシア 女神の報復(2011年6月公開)
脚注
- ↑ テレビ技術会社のトラストネットワークが青海フロンティアビル内に事業部を置き、J SPORTSと日本映画衛星放送を担当している。
- ↑ 日本映画衛星放送株式会社 第24回番組審議会議事録 (PDF)
- ↑ 持分法適用関連会社の異動(譲渡)及び特別利益発生に関するお知らせ (PDF) - 2014年3月27日 ブロードメディア株式会社
- ↑ 社名変更のご挨拶 - 2015年7月1日 日本映画放送株式会社
関連項目
- 2010年8月31日の解散以降は、日本映画放送が全ての作品の著作権を管理している(他社との共同制作作品を含む)。
外部リンク
- テンプレート:FNN・FNS