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教皇

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。

使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定めた地上におけるキリストの代理者,可見的教会の首長であり,教導,祭祀,司牧の最高権威者 (教皇の首位権) 。首位権に基づいて教皇が信仰と道徳の問題で教義決定をする際には無謬である (教皇不謬性) といわれる。しかし,東方正教会はローマ教皇に全キリスト教を代表する地位を認めるが,他教会に対する首位権,不謬性を認めていない。プロテスタント諸教会も教皇に関するカトリック教会の主張を否定している。

それにもかかわらず教皇のキリスト教全体に対する影響は決して小さくない。カトリック教会の長として教皇は国家との間に政教条約を結ぶ権利をもち,1929年のイタリアとのラテラノ条約でバチカン市国の元首となった。