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ローマ

(伊: Roma、羅: Roma)

イタリアの首都。イタリア中西部,ラツィオ州の州都,ローマ県の県都。ローマ大都市圏を形成する。テベレ川に臨み,「七つの丘」を中心に発達。カンパーニアとエトルリアを結ぶ道路が丘下を通じ,前 753年にロムルスが城郭で囲まれた都市を建設したのが起源といわれる。前 509年から後 476年までの9世紀間,共和国,次いで広大な版図をもつローマ帝国の首都として繁栄した。中世には教皇の所在地であったにすぎず,アビニョンに教皇が移った 14世紀には人口わずか3万 5000を数えるのみとなった。イタリア王国成立 (1861)後も教皇がフランス軍支援のもとに教皇領として死守していたが,1870年イタリア王国軍によって占領され,1871年イタリア王国の首都となった。当時ローマの人口は 20万足らずであったが,以後巨大都市に成長した。 1929年教皇とイタリア王国が和解したラテラノ条約により市内のサン・ピエトロ大聖堂を取り巻く小地域にバチカン市国が成立した。典型的な地中海性気候に属し,政治,学術,芸術,文化,観光都市であるとともに機械,電気,化学,繊維,食品などの工業が盛ん。市街はテベレ川により,バチカンを含む西岸と東岸に分かれるが東岸のほうが大きい。東岸の旧市街は城郭で囲まれるが,その外側にも住宅,工業地区が発展しており,特に南方のエウルは,新しい官庁・住宅都市として知られる。旧市街のテベレ川寄りには古代ローマの遺跡が多い。ここにフォールム・ロマーヌム,パラチヌス丘コロセウムパンテオンカラカラ帝の大浴場跡などがあり,その北側にコルソ通りなどの繁華街がある。ローマ大学は 1303年創設。そのほかカタコンベサンタンジェロ城,パラッツォ・ベネチア,トレビの噴水,ボルゲーゼ美術館,国立博物館など史跡,名所が多い。旧市街の古代ローマ遺跡およびキリスト教建築物群は南郊のサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂とともに世界遺産の文化遺産に登録されている。面積 1285km2。人口 276万1477(2011)