パンケ沼
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座標: 北緯45度1分54.9秒 東経141度43分0.9秒
パンケ沼(パンケぬま、パンケトウ[1])は、北海道幌延町字下沼、サロベツ原野に位置する円形の塩沼(汽水湖)。天塩川の下流域に位置する。水深は約1.8mほどで概して浅く、沼と名付けられているものの、面積は3.55km2[2]もある大きなものである。
概要
湖畔にはいわゆる原生花園という規模ではないがショウジョウバカマ、エゾミソハギ、エゾカンゾウ、ヒメシャクナゲなどの植物が咲く。時期になるとハクチョウなど渡り鳥も観察できるため、散策路が整備され野鳥の観察舎や展望台が設置されている[3]。
魚類はフナ、テツギョなど、貝類はヤマトシジミが生息している。沼内及び周辺河川は漁業と同資源保護の対象地となっているため、捕獲禁止の措置がとられている[4]。
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パンケ沼園地(2015年4月)
- PankeMarsh2.JPG
パンケ沼園地付近の眺望(2015年4月)
名称の由来
サロベツ川本流の東側にある2つの沼を、アイヌ語でそれぞれ「パンケト(panke-to)」(下流側の・沼)、「ペンケト(penke-to)」(上流側の・沼、現在のペンケ沼)と呼んだことに由来する[5][6]。
現在の所在地名である「下沼」は「パンケト」を意訳したものである[7][8][9]。
アクセス
出典
- ↑ 『日本歴史地名大系』。
- ↑ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積 (PDF)”. . 2015閲覧.
- ↑ 北海道を楽しむ・パンケ沼北海道を刺激するネットマガジン・プチネット
- ↑ 北海道の漁業図鑑-しじみがい漁業北海道水産業改良普及職員協議会ホームページ
- ↑ “アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). . 2017閲覧.
- ↑ “アイヌ語地名リスト ヒラタ~ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). . 2017閲覧.
- ↑ “アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). . 2017閲覧.
- ↑ 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)221ページより。
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)125ページより。
関連項目
- 利尻礼文サロベツ国立公園
- ラムサール条約
- パンケトー - 釧路市にある淡水湖。語源が同じ。