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パクス・ロマーナ

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アウグストゥス治世におけるローマ帝国の版図。緑はアウグストゥスの治世下に徐々に征服された地域を表しており、黄色は紀元前31年の共和政ローマの版図を表し、ピンクの領域は従属国を表している。

パクス・ロマーナラテン語Pax Romana (パークス・ローマーナ))とは、「ローマの平和」を意味し、ローマ帝国の支配領域(地中海世界)内における平和を指す語である。パクス(パークス)とはローマ神話に登場する平和秩序の女神である。

18世紀のイギリスの学者エドワード・ギボンが『ローマ帝国衰亡史』のなかで五賢帝(Five Good Emperors)の時代を「人類史上もっとも幸福な時代」と評し「パークス・ロマーナ」というラテン語の造語で表現してから一般に広まった。

ただし、「五賢帝」とともに美化されたイメージは、今日の歴史学では基本的に支持されていない[1]

時期

ギボンは五賢帝の時代をそう表したが、アウグストゥスが帝政(プリンキパトゥス)を確立したキリスト紀元前27年から、五賢帝時代の終わりであるキリスト紀元180年までを指すようになった。

派生語

ギボンの造語は広く知られることとなり、彼に倣い後世の学者たちによって、「強大な一国の覇権による(相対的)平和」を「パクス-」と呼ぶようになった。

参考文献

  1. Geer, Russell Mortimer (1936). “Second Thoughts on the Imperial Succession from Nerva to Commodus” (subscription required). Transactions and Proceedings of the American Philological Association (The Johns Hopkins University Press) 67: 47?54. doi:10.2307/283226. JSTOR 283226. 

関連項目

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