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サブプライムローン

(米: subprime lending)

 経済的信用度の低い層を対象としたアメリカの住宅ローン。サブプライムとは優良(prime)より下(sub)という意味。一般には、低所得・低信用者向けのローンとされるが、信用力以上の借入れで不動産投資を行う場合にもサブプライムローンが利用される。通常の住宅ローンよりも審査基準が甘く、貸付利率の高いのが特徴。住宅価格が上昇していれば、住宅の担保価値が増加するので、返済に行き詰まった場合でも新たな借入れが可能となるばかりでなく、売却してローンを一括返済し、売却益を得ることもできる。

 アメリカは2001年以降の金融緩和で好景気を呈していた。これを背景に2003年後半から05年にかけて住宅ブームが起き、住宅価格が上昇。金融機関が積極的に手がけたこともあり、サブプライムローンの利用が急増した。しかし、2006年になると住宅価格の上昇率が鈍化し、これに伴ってサブプライムローンの返済延滞も多くなり、資金繰りが悪化したローン会社に対する信用不安が生じた。

 この信用不安が2007年のアメリカ・ヨーロッパ・日本市場において株価の急落につながったのは、サブプライムローンが貸付債権として証券化され、金融商品として国際的に販売されていたことによる。サブプライムローンの信用力の低下が金融商品そのものの信用力の低下につながり、これに投資していた欧米の金融機関やヘッジファンドが損失を被ったことで、資金調達の目的から株式を売却する動きが加速。世界的な株価の暴落を招いた。