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グループ・ブリュッセル・ランバート

グループ・ブリュッセル・ランバートGroupe Bruxelles LambertGBL)はベルギーの投資会社。GBL のルーツはランベール家にある。GBL のレオン・ランベールパリ・ロチルド家 ギュスターヴのひ孫にあたる。

概要

ベルギー国内で十指に入る会社で1956年からBEL20の構成銘柄となっている。2014年12月31日現在、ロスチャイルドのイメリーズを支配している。

1975年、ロスチャイルド系のランベール銀行がブリュッセル銀行(1871年ジャック・エレラが創業)と合併してGBL となった[1]

GBL は1976年にドレクセル・バーナム・ランベールの株式28.3%を支配、やがて支配率を35%に高めこれを子会社とした[2]。昔、ドレクセルはリッグス銀行と共に米墨戦争で融資を行った。グラス・スティーガル法が出てからはJPモルガンに吸収された。1965年、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンから分離した投資部門のHarriman, Ripley and Company と合併した。マイケル・ミルケンのいるドレクセルを通して、GBL はジャンク債コールバーグ・クラビス・ロバーツなどから独占的に引受けてレバレッジド・バイアウトを流行させ、またジャンク債引受時に得た情報をL. F. ロスチャイルドのアイヴァン・ボウスキーやキダー・ピーボディ[3]のマーティン・シーゲルに与えてインサイダー取引の便宜を図った[4][5][6][7]。こうした違法な取引で課徴され、ドレクセルは1994年に倒産した。

ドレクセルを使ったビッグ・ディールが全米に巻き起こるのと並行して、GBL の参加者に交代が起こっていた。1981年にPargesa Holding S.A. ができて、それがすぐGBL の経営権を握った。このパルゲサSA はコンパニー・ナショナル・ア・ポトファイPower Corporation of CanadaBNPパリバが三頭構造で支配していた。2004年12月31日時点でパルゲサSA がGBLの発行済み株式の48.0%を保有、GBL 自身も自己株式を4.8%保有し、つまりパルゲサSAが議決権の実質過半数を所有した。

2013年6月、アニェリ家エクソールが、認証企業SGS株の15%を引き換えにしてGBL株20億ユーロ分を取得した[8]

データ

2008年12月31日時点でGBL は以下の企業に資本参加している[9]

企業名 保有割合 議決権行使割合
フランスの旗GDFスエズ 5.3% 5.3%
スペインの旗イベルドローラ 0.6% 0.6%
フランスの旗Imerys 30.5% 37.0%
フランスの旗ラファージュ 21.1% 28.5%
フランスの旗ペルノ・リカール 8.2% 7.4%
フランスの旗スエズ・エンバイロメント 7.1% 7.1%
フランスの旗トタル 4.0% 3.6%

2014年12月31日現在の保有銘柄とポートフォリオ保有割合は次のとおり[10]

企業名 株式保有割合 ポートフォリオ保有割合
Imerys 56.4% 17.4%
ラファージュ 21.1% 23.4%
ペルノ・リカール 7.5% 12.2%
ソシエテ・ジェネラル 15.0% 13.2%
GDFスエズ 2.4% 6.7%
トタル 3.0% 20.3%
ユミコア 12.4% 3.1%

ローノワ伯爵

戦間期パウル・ファン・ゼーラント内閣による銀商分離政策により、1934年12月28日にブリュッセル銀行からは投資銀行ブリュフィナ(Brufina)が独立していた[1]。ブリュフィナは、親であるブリュッセル銀行だけでなくシュナイダーベルギー総合会社と並びアーベッドの主要株主であった[11]。ブリュッセル銀行とブリュフィナは、ローノワ伯爵(Comte de Launoit)の金融グループである。第一次世界大戦後に鉄鋼会社ウーグレ・マリエ(Ougrée-Marihaye)が4分割された。その一つのコフィナンデュス(Cofinindus)も同伯爵の手中にあった。また一つの製鉄業本体は新ウーグレ社と呼ばれ、主にブリュフィナとコフィナンデュスを通じて伯爵にコントロールされながら、1955年にジョン・コックリルと合同しコックリル・ウーグレとなった。これがやがてアーベッドなどと合同し、現在のアルセロール・ミッタルとなった。2014年に死亡したローノワ伯爵のジャン・ピエールは、GBL副会長とアクサ・ベルギー会長を務めた。

関連項目

脚注

  1. 1.0 1.1 "BANK BRUSSELS LAMBERT History", International Directory of Company Histories, Vol. 2. St. James Press, 1990.
  2. Connie Bruck Predator's Ball, Simon and Schuster, 2013, Chapter2.
  3. Kidder, Peabody & Co. 1986年ゼネラル・エレクトリックが、1994年ペインウェーバーがそれぞれ買収
  4. Mary Zey, Banking on Fraud: Drexel, Junk Bonds, and Buyouts, Transaction Publishers, 1993, p.14.
  5. Diana B. Henriques, Fidelity’s World: The Secret Life and Public Power of the Mutual Fund Giant , Scribners, 1995, Chapter. 10.
  6. Den of Thieves. Stewart, J. B. New York: Simon & Schuster, 1991. ISBN 0-671-63802-5.
  7. ドレクセルは証券取引委員会ジョン・シャド委員長を自社の会長にしてしまった。ニューヨーク・タイムズ Drexel Said To Pursue Shad for Job Published: January 12, 1989
  8. "Fiat-Eigentümer Exor trennt sich für 2 Mrd. Euro von SGS-Anteil". In: DIE WELT. 3. Juni 2013, abgerufen am 13. Oktober 2016.
  9. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「AR2008」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  10. Annual Report 2010”. Groupe Bruxelles Lambert. . 3 April 2011閲覧.
  11. ハンデルスブラット 1955年10月28日

テンプレート:BEL20