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アルバニア

アルバニア共和国(アルバニアきょうわこく、アルバニア語: Shqipëria)

面積 2万8703km2

人口 319万6000(2011推計)

首都 ティラナ

ヨーロッパ南東部,バルカン半島の北西部にある国。西はアドリア海に臨み,北はセルビア,モンテネグロ,東はマケドニア,南はギリシアと接する。国土は西部の海岸低地帯,中部の高原地帯,東部の山岳地帯の,いずれも南北に細長い三つの地帯に大別される。気候は一般に冬は温暖で夏は暑いが,山岳地帯には内陸性気候の影響がみられる。住民はイリュリア人の系統をひくアルバニア人,公用語はインド=ヨーロッパ語族に属するアルバニア語で,北部のゲグ方言と南部のトスク方言があるが,現在のアルバニア語はトスク方言が共通語となっている。初めバルカン半島北西部はイリュリア人の土地であったが,前2世紀にローマ帝国の領土となり,以後,ビザンチン帝国,オスマン帝国および周辺諸国などの支配と侵略を受けた。

1912年ヨーロッパ列強の支持により独立。第1次世界大戦中は一時イタリアの勢力下に入ったが,1921年共和国。 1928年から王制をしいたが,1939年イタリアに武力統合された。第2次世界大戦後,解放されて社会主義国となり,1950年代はスターリン主義に基づく政府を保持。

1961年からはソビエト連邦との関係が悪化,以後,中国寄りの政治路線を歩んだが,1977年からはその路線からも離れ,事実上の鎖国政策を維持した。 1988年から各国との関係を修復。解放以来一党支配を続けてきた労働党 (現社会党) は,1990年複数政党制導入を発表し,1991年国名をアルバニア人民社会主義共和国から現国名に変更したが,1992年の総選挙で民主党に敗れ,社会主義体制が崩壊した。農牧国で,トウモロコシ,コムギ,ジャガイモ,ワタ,タバコ,テンサイなどを集団農場で栽培。クロム鉱,銅鉱,リン鉱,石油,天然ガスなど鉱産資源に恵まれているが,開発は遅れている。中央計画経済のもとで工業化に力を注いできたが,原材料不足で低迷。

1990年以降,経済改革により農地の個人所有,工場の民営化が進められている。オリーブ油などの農産加工,衣料,石油精製,セメントなどの工業がある。 (アルバニア史 )