天王洲アイル駅
天王洲アイル駅(てんのうずアイルえき)は、東京都品川区東品川二丁目にある、東京モノレール・東京臨海高速鉄道の駅である。品川区最東端の駅。
東京モノレールの東京モノレール羽田空港線と、東京臨海高速鉄道のりんかい線が乗り入れ、相互の乗換駅となっている。駅番号は「MO 02」、「R 05」がそれぞれ付与されている。
Contents
歴史
- 1992年(平成4年)6月19日 - 東京モノレール羽田線(現在の東京モノレール羽田空港線)の駅が開業[1]。
- 1999年(平成11年)11月17日 - 関東の駅百選に選定される[2]。
- 2001年(平成13年)3月31日 - りんかい線の東京テレポート駅 - 当駅間が開業、併せて東京モノレールの羽田空港方面ホームに南口が開設され、乗り換え駅となる[3]。
- 2002年(平成14年)
- 2004年(平成16年)12月1日 - 東京モノレールの南口寄りに浜松町方面ホームと羽田空港方面ホームとを結ぶ連絡通路が供用開始[3]。
- 2009年(平成21年)6月23日 - 「キオスク」りんかい天王洲アイル店開業(改札外)[5]。
- 2010年(平成22年)10月21日 - 東京モノレール羽田線が東京モノレール羽田空港線に改称される。
駅構造
両線の駅は直接接続しておらず、乗り換えは一旦駅の敷地外に出る徒歩連絡となる。乗り換えルートは2通りあり、一つは東京モノレール南口との乗り換え、もう一つは東京モノレール中央口との乗り換えで地下通路と屋根付きの歩道橋スカイウォークを利用するルートである。
東京モノレール
開業当時は浜松町寄りのみに改札口を有していたが、東京臨海高速鉄道りんかい線の開業により乗り換え駅となったのに伴い、羽田空港方面ホームの大井競馬場前寄りに新たに南口改札口が設置された[3]。南口が設置された当初は浜松町方面のホームから利用するには浜松町寄りにある中央口コンコースを迂回しなければならなかったが、その後2004年に羽田空港寄りに上下線ホームを階段およびエレベーターで結ぶ連絡通路が設置されている[3]。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
東側 | MO 東京モノレール羽田空港線 | 下り | 羽田空港第1ビル・羽田空港第2ビル方面 |
西側 | 上り | 浜松町行 |
※ 案内上ののりば番号は設定されていない。
- Tennozu isle sta central seafortsquare.jpg
中央口(2005年1月)
- Tennozu isle sta central centersquare.jpg
中央口(2005年1月)
- Tennozu Isle Station plathome 2015.jpg
ホーム(2015年2月)
東京臨海高速鉄道
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、ホームの東京テレポート寄りは大きくカーブしている。
当初、りんかい線は東京テレポート - 大崎間の一括開業を予定していたが、当駅から大崎までの工事が大幅に遅れたため、2001年3月31日に当駅まで先行開業した。そのため、2002年11月30日までは終着駅であり、1番線を閉鎖し、2番線のみを使用していた。
柱に掲出されている駅名標の下には、「寺田倉庫本社前」と表記されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | りんかい線 | 下り | 大井町・大崎・JR埼京線(新宿)方面 |
2 | 上り | 国際展示場・新木場方面 |
利用状況
各年度の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
年度 | 東京 モノレール |
東京臨海 高速鉄道 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1998年(平成10年) | 32,246 | 未 開 業 | ||
1999年(平成11年) | 31,303 | −2.9% | ||
2000年(平成12年) | 31,743 | 1.4% | ||
2001年(平成13年) | 33,115 | 4.3% | 6,782 | |
2002年(平成14年) | 32,161 | −2.8% | 12,528 | 0.8% |
2003年(平成15年) | 28,305 | −11.9% | 24,327 | 94.2% |
2004年(平成16年) | 28,655 | 1.2% | 25,889 | 6.4% |
2005年(平成17年) | 27,741 | −3.2% | 28,379 | 9.6% |
2006年(平成18年) | 28,338 | 2.2% | 30,567 | 7.7% |
2007年(平成19年) | 29,824 | 5.2% | 33,418 | 9.3% |
2008年(平成20年) | 29,800 | −0.1% | 34,584 | 3.5% |
2009年(平成21年) | 29,469 | −1.1% | 34,494 | −0.3% |
2010年(平成22年) | 28,124 | −4.6% | 32,732 | −5.1% |
2011年(平成23年) | 26,642 | −5.3% | 31,630 | −3.4% |
2012年(平成24年) | 28,386 | 6.5% | 33,878 | 7.1% |
2013年(平成25年) | 27,988 | −1.4% | 33,420 | −1.4% |
2014年(平成26年) | 27,259 | −2.6% | 33,909 | 1.5% |
2015年(平成27年) | 27,536 | 1.0% | 34,726 | 2.4% |
2016年(平成28年) | 28,678 | 4.1% | 36,114 | 4.0% |
2017年(平成29年) | 31,303 | 9.2% |
各年度の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 東京 モノレール |
東京臨海 高速鉄道 |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)6,070 | 未 開 業 |
[* 1] |
1993年(平成 | 5年)8,203 | [* 2] | |
1994年(平成 | 6年)9,958 | [* 3] | |
1995年(平成 | 7年)11,654 | [* 4] | |
1996年(平成 | 8年)15,329 | [* 5] | |
1997年(平成 | 9年)15,686 | [* 6] | |
1998年(平成10年) | 16,222 | [* 7] | |
1999年(平成11年) | 15,720 | [* 8] | |
2000年(平成12年) | 15,963 | [* 9] | |
2001年(平成13年) | 16,769 | 3,301 | [* 10] |
2002年(平成14年) | 16,304 | 6,058 | [* 11] |
2003年(平成15年) | 14,428 | 11,628 | [* 12] |
2004年(平成16年) | 14,587 | 12,382 | [* 13] |
2005年(平成17年) | 14,149 | 13,571 | [* 14] |
2006年(平成18年) | 14,451 | 14,692 | [* 15] |
2007年(平成19年) | 15,245 | 16,217 | [* 16] |
2008年(平成20年) | 15,204 | 16,879 | [* 17] |
2009年(平成21年) | 14,994 | 16,896 | [* 18] |
2010年(平成22年) | 14,337 | 16,035 | [* 19] |
2011年(平成23年) | 13,520 | 15,513 | [* 20] |
2012年(平成24年) | 14,466 | 16,627 | [* 21] |
2013年(平成25年) | 14,269 | 16,444 | [* 22] |
2014年(平成26年) | 13,901 | 16,751 | [* 23] |
2015年(平成27年) | 13,976 | 17,213 | [* 24] |
2016年(平成28年) | 14,510 | 17,935 | [* 25] |
2017年(平成29年) | 19,480 |
駅周辺
当駅が設置される前は雑多な倉庫が並ぶ地区だったが、三菱商事、第一ホテル(現・阪急ホテルマネジメント)、宇部興産による再開発事業、「シーフォートスクエア」のオープンに伴い、駅を設置することになった。東京モノレールの駅自体がJTBビル(当時のUBEビル)内に設置されている。再開発完了後も周辺には倉庫などがあり、オフィスビルへの通勤客の他にも、周囲の倉庫や品川埠頭への倉庫・通関地区への通勤客も利用する。
- シーフォートスクエア
- 天王洲 銀河劇場(旧・アートスフィア)
- 第一ホテル東京シーフォート
- JTBビル
- 品川天王洲郵便局
- センタービルディング
- シーフォートタワー
- 東京フロントテラス(旧・シーフォートスクエアA棟)
- ザ・クルーズクラブ東京(旧・クリスタルヨットクラブ)
- センタースクエア
- 天王洲郵船ビル
- スフィアタワー天王洲
- 天王洲ファーストタワー(旧・東京MIビル)
- 天王洲セントラルタワー
- パークスクエア
- 寺田倉庫本社
- テラダウェアハウスボンドストリートT33
- ティー・ワイ・ハーバーブルワリー
- ナイキエンプロイーストアー
- テレビ東京 天王洲スタジオ(新東海橋を西方向へ渡る)
- 東京海洋大学
- 天王洲公園野球場
- 品川南ふ頭公園
- 東京電力 品川火力発電所
- ワールドシティタワーズ
- カナルサイドビル
- 京浜運河
- 天王洲運河
バス路線
- 天王洲アイル(シーフォートスクエア)
- 天王洲アイル(パークスクエア)
- 天王洲アイル(第一ホテル東京シーフォート)
- りんかい線天王洲アイル駅前
- 都営バス
- 品96乙 - 品川駅港南口行
- 天王洲公園前
- 都営バス
- 井96 - 大井町駅東口行(青物横丁経由)
- 新東海橋
- 都営バス
駐車場
- シーフォートスクエア地下駐車場(収容台数466台)
その他
当駅の英語表記はモノレール・りんかい線ともに「Tennōzu Isle」(りんかい線の一部案内では「Tennozu Isle」)であるが、周辺の総合開発を行う天王洲総合開発協議会における「天王洲アイル」の公式英称は「Tennoz Isle」である。このため駅周辺の案内では、当駅を「Tennoz Isle Sta.」と表記したものが複数存在している。
隣の駅
- 東京モノレール
- MO 東京モノレール羽田空港線
- ■空港快速
- 通過
- ■空港快速(一部の臨時列車)
- モノレール浜松町駅 (MO 01) - 天王洲アイル駅 (MO 02) - 羽田空港国際線ビル駅 (MO 08)
- ■区間快速・■普通
- モノレール浜松町駅 (MO 01) - 天王洲アイル駅 (MO 02) - 大井競馬場前駅 (MO 03)
- ■空港快速
- 28px 東京臨海高速鉄道
- りんかい線
当駅が登場した作品
映画
- ゴジラvsデストロイア - ゴジラジュニアとデストロイアの戦いで破壊されている。
- 南海奇皇 - 第1期1話「天王洲防衛戦」において、自衛隊が当駅前の首都高速1号羽田線上にてネオランガへ一斉砲撃を行った。
脚注
出典
- ↑ 50年史、pp.42-43。
- ↑ 50年史、p.44。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 50年史、p.77。
- ↑ 4.0 4.1 「鉄道記録帳2002年12月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年3月1日、 25頁。
- ↑ “りんかい線に「キオスク」「ニューデイズ」がオープン!!” (プレスリリース), 東京臨海高速鉄道株式会社, (2009年6月19日), オリジナルの2013年7月2日時点によるアーカイブ。 . 2015閲覧.
- ↑ “東京モノレール 会社概要”. 東京モノレール. . 2015閲覧.掲載場所:ページ下段 1日当たり駅別乗降人員。
- ↑ “りんかい線は、どのくらいのお客さまが利用されているのですか?”. 東京臨海高速鉄道. 2014年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
統計資料
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)
参考文献
- 東京モノレール株式会社社史編纂委員会 『東京モノレール50年史』 東京モノレール株式会社、2014-09。