「FreeMat」の版間の差分
提供: miniwiki
ja>IwaimBot 細 (廃止されたカテゴリの除去:フリー数学ソフトウェア:Portal‐ノート:コンピュータ#カテゴリー「フリー数学ソフトウェア」の廃止提案) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/19/ (日) 17:30時点における最新版
FreeMat は Scilab や GNU Octave と同様の、オープンソースの数値解析のためのプログラミング環境およびプログラミング言語である[1][2]。MATLAB や IDL と比べると、C言語、C++、Fortran などでコードを書かなくてもよい、分散環境による並列計算の開発に適している、3D グラフィクスの機能を備えている、といった特徴がある[3]。
特徴
MATLAB と100%の互換性はないが、機能としては 95% をカバーしている[4]。 カバーしている機能は、以下のようになる。
- 任意次元の配列 (デフォルトでは6次元以下に制限している)
- 8、16、32、64ビット整数型 (符号あり、なしとも) および 32、64ビット浮動小数点型、64、128ビット複素数型
- すべてのデータ型に対する算術演算
- 除算による線形問題の解法
- 固有値および特異値分解
- プログラミングにおける制御構文 (for, while, break, continue など)
- 2D プロットと画像表示
- 複数の型が混在する配列型 (MATLAB で "cell array" と呼ばれているものに相当)
- 配列の動的な操作
- 任意長データに対する FFT
- 関数呼び出しの際の引数の参照渡し (Pass-by-reference、IDL 言語の機能)
- C/C++/FORTRAN で書かれた外部のルーチンを、その言語のコードを書くことなく呼び出す
- Windows のネイティブサポート
- 疎行列のネイティブサポート
- Mac OS X のネイティブサポート (X11 不要)
- 関数へのポインタ (eval および feval)
- クラス、演算子オーバーロード
- 3D プロットと OpenGL を使った描画
- MPI を使った並列処理
サポートしていない MATLAB の機能としては、GUI が挙げられている。
関連項目
- 数値解析
- アルゴリズム
- 計算科学
- シミュレーション
- 数値解析ソフトウェア
- 類似のソフトウェア
脚注
- ↑ “FreeMat - Home”. freemat.sourceforge.net. . 2009閲覧.
- ↑ “Berkeley Science Books - Freemat and Octave”. berkeleyscience.com. . 2009閲覧.
- ↑ “FreeMat - LinuxLinks News”. www.linuxlinks.com. . 2009閲覧.
- ↑ “FreeMat - FAQ”. The FreeMat team. . 2009閲覧.