007 私を愛したスパイ

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007 私を愛したスパイ』(ダブルオーセブン わたしをあいしたスパイ、The Spy Who Loved Me)は、イアン・フレミングの長編小説『007』第9作(後述のように日本語版のタイトルは『007 わたしを愛したスパイ』)。また1977年公開の、ルイス・ギルバート監督による『007』シリーズ第10作となるスパイアクション映画

小説

イアン・フレミングの小説『007』シリーズ長編第9作(単行本としては10冊め)。1962年ジョナサン・ケープより出版された。日本では1963年に後の映画とは若干異なる『007 わたしを愛したスパイ』のタイトルで早川書房から井上一夫訳によりハヤカワ・ポケット・ミステリで発売された。

あらすじ

ヴィヴィエンヌ・ミシェルは男に散々人生を弄ばれて男性不信になり、ヴェスパに乗ってジョージ湖付近を傷心旅行していた。そんな彼女が泊まったモーテルに、2名のギャングが侵入して来た。彼女をギャングから救ったのは、トロントでスペクターと対決してきたばかりのイギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドだった。そしてヴィヴィエンヌは、性懲りもなくボンドに惹かれてしまう。

出版

映画

007 私を愛したスパイ
007 The Spy Who Loved Me
監督 ルイス・ギルバート
脚本 クリストファー・ウッド
リチャード・メイボーム
原作 イアン・フレミング
製作 アルバート・R・ブロッコリ
出演者 ロジャー・ムーア
バーバラ・バック
クルト・ユルゲンス
リチャード・キール
音楽 マーヴィン・ハムリッシュ
撮影 クロード・ルノワール
編集 ジョン・グレン
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 イギリスの旗 1977年7月7日
日本の旗 1977年12月24日
上映時間 125分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $14,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $185,400,000[1]
配給収入 日本の旗 31億5000万円[2]
(1978年度洋画配給収入3位)
前作 007 黄金銃を持つ男
次作 007 ムーンレイカー
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ストーリー

核ミサイルを搭載した英潜水艦「レンジャー」とソ連潜水艦「ポチョムキン」が突如消息を絶った。調査を命ぜられたボンドはエジプトカイロへ飛び、そこで同じ目的でソ連が派遣した女スパイ、アニヤ・アマソワKGB少佐と出会う。

英ソの利害が一致したことからボンドとアニヤは共同で任務に当たるが、事件の直前、アバンタイトルでボンドに差し向けられ返り討ちにあったソ連の殺し屋は、彼女の恋人だった。「この任務が終わったら、あなたを殺すわ」そう言われたボンドは彼女と共にアメリカ海軍の潜水艦に乗り込み、怪しいとにらんだストロンバーグ海運のタンカー、リパラス号に接近する。

ストロンバーグは米ソを核攻撃し、世界を壊滅させ、海の世界を作ろうとしていた……。

スタッフ

キャスト

作品解説

本作はシリーズ開始15周年と10作目というメモリアルな作品であり、3度目の登板となったロジャー・ムーアの一番のお気に入りでもある。しかし、15周年記念というのはあくまでも結果論で、それまでは毎年、或いは一年おきに制作されたシリーズに初めて3年のブランクが発生した。理由は複数あり、共同プロデューサー、ハリー・サルツマンの無断離脱(彼のイオン・プロの持ち株はブロッコリに無断でUAに譲渡された)、ショーン・コネリーとケヴィン・マクローリーによる『サンダーボール作戦』のリメイク訴訟、前作『黄金銃を持つ男』の興行不振を理由に大株主となったUAからのムーアの降板要求(元々UAはムーア起用に反対だった)、あらゆる意味でシリーズ初の完全オリジナルストーリーの構築。ブロッコリはこれらの障壁を乗り越えて完成にこぎつけた。内容は秘密兵器とアクションを大掛かりにした荒唐無稽なスペクタクル・アドベンチャーとしての魅力を全面に押し出したものとなった。結果は後述の通り、シリーズ最大のヒットを飛ばし、ブロッコリの手腕と本格的なロジャー・ムーア時代の到来を世に知らしめることになった。本作で初期のコネリー時代のシリアスとポップのバランスの取れた作風からムーアの演じるボンドのコミカル路線に移行されたとも言われる。 また、本作から完全オリジナル作品となったため、従来の「Ian Fleming's ○○」から「Ian Fleming's James Bond 007 in ○○」とタイトルの出し方が変更され、現在まで続く(『ムーンレイカー』は除く)。

興行成績

シリーズ第10作を記念し、前作の2倍の1400万ドルの製作費をかけた超大作となった本作は、世界興行成績も前作の約2倍の1億8540万ドルとなり、インフレ率を勘案しなければ過去最高記録[3]。しかし、1977年の映画は強豪がひしめき、『スター・ウォーズ』(7億9800万ドル)、『未知との遭遇』(3億380万ドル)、『サタデー・ナイト・フィーバー』(2億8540万ドル)に次ぐ第4位にとどまった[4]。日本の1978年度の海外映画配給収入でもこの1位(43億8000万円)・2位(32億9000万円)の順位は変わらなかったが、本作はそれに次ぐ第3位(31億5000万円)となり、同年度の日本映画配給収入の第1位『野性の証明』(21億5000万円)と第2位『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(21億円)を凌いだ[2]

秘密兵器など

  • ボンドカーとしてロータス・エスプリが使用され、劇中で潜水艇に変形し、話題になった。特に日本では折からのスーパーカーブームに重なったため、一時は「ボンドカー=エスプリ」とも言わんばかりの人気となった。
    • 装備としては、セメントガン(後部ナンバープレートが開いて出現。ジョーズの車のフロントガラスに噴射して前を見えなくする)、ミサイル(水中から垂直発射してナオミのヘリを撃ち落す)、魚雷、水中煙幕、水雷(投下して海底に触れると爆発)。
    • このロータス・エスプリは、もちろん実際には潜水は不可能で、そのシーン撮影のために10万ドルもの費用が投じられ、模型も含め7台の「別機能モデル」が用意された。1台目は実車で、通常の陸上走行用でサイドカーやヘリの追跡場面などで使用。2台目は中身が空の実物大模型で、防波堤から海に飛び込む場面で使用。パイプを使用して空中に放った。次の潜水艇チェンジ場面では、タイヤが格納され、その穴に蓋がされ、水平舵が出るのにそれぞれ一台ずつの模型。6台目は実際にクルーが乗り込みスクリューが回転して水中潜行が可能なものだが、乗る時は運転席を満水状態にしてドライバーは潜水具を着用する(これを製作したのは、フロリダのペリー・オーシャノグラフィック社で、同社は『ユア・アイズ・オンリー』に登場する潜水艇も製造した)。7台目は、海中からビーチに上がってくるシーンで使われた実車で、自走ではなくワイヤーで引っ張られて撮影された。実車は当初1台しか用意しておらず、2台目は生産が間に合わなかったため、ロータスのチャップマン社長の愛車を急きょ譲ってもらっている。
    • このとき撮影に使用されたロータス・エスプリの実車の1台は、2008年12月1日、ロンドンのオークションハウス、ボナムズのオークションに出品され、11万1500万ポンドで落札[5][6]。また、水中潜行が可能なモデルは、2013年9月9日、ロンドンのRMオークションズで競売に掛けられ55万ポンドで落札された[7]
  • このロータス・エスプリを実際に運転した主演のロジャー・ムーアによれば、運転するたびに頻繁に故障が発生し、さらに車高が低いこともあってかなり乗り降りに苦労したとのこと。
  • ロータス・エスプリを追跡し爆薬を搭載したサイドカーを発射するバイクは、カワサキ・900
  • その後、ジョーズを乗せエスプリを追跡する車は、フォード・タウナス(特殊装備はない)。
  • ナオミが操縦しエスプリを攻撃するヘリコプターは、ベル206ジェットレンジャー。マシンガンを装備。
  • Qの秘密兵器として登場するウエット・バイクは、アメリカのミネソタ州のアークティック・エンタープライズ(現アークティック・キャット)社が製造した水上オートバイの一種で、当時はまだ珍しかった。
  • セイコー日本製の腕時計デジタル・アラーム・クロノグラフを着用。受信機能があり、Mからの指令がテープで打ち出される[8][9][10]。この後もロジャー・ムーア主演のシリーズ作品で同社製品が用いられている[11]
  • スキーストックが銃になる。オーストリアでKGBの暗殺者を射殺。
  • シガレットケースとライターを組み合わせると、マイクロフィルム・ビューアーになる。
  • この他、Qの研究室で次のものが実験されていた。
    • ティートレー。ティーポットとカップを載せ、宙に浮いたまま水平に飛んで人形の首を切断(この撮影には、リニアモーターが使用されている)。
    • 丸椅子に巨大スプリングが仕掛けてあり、座っていた人形を飛ばして脳天から落下させる。
    • 水パイプがマシンガンになる。
    • ラクダの鞍から剣が真上に向け突き出る。
    • セメントガン。これがロータス・エスプリに搭載される。
  • アニヤ(KGB)のタバコは麻酔ガスを噴射し、ボンドを眠らせた。
  • アトランティス。ストロンバーグの基地。表向きは海洋研究所。海に潜水・浮上が可能。
  • リパルス。ストロンバーグの巨大タンカー。船首が両側に開いて潜水艦を拿捕し、船体内に収容できる。

主題歌

アメリカの女性シンガー、カーリー・サイモンによる『Nobody Does It Better』が、イギリスの『ミュージック・ウィーク』誌では最高位7位、アメリカの『ビルボード』誌では、最高位2位を獲得する大ヒットとなった。英米共にトップ10入りしたのは、ポール・マッカートニー&ウィングスの『Live And Let Die』に続いて2曲目である。また、マーヴィン・ハムリッシュによるサウンドトラックは、『ビルボード』誌で最高位40位を獲得している。

その他

  • フレミングの原作はエロティシズムを意識して綴られた小説であり、従来のものと比べて異色で「ポルノだ」などと酷評されたほどである。ジェームズ・ボンドは主人公の女の回想の中で登場するのみであった。そのためか、フレミングは『The Spy Who Loved Me』という原題以外は、一切小説で書かれた内容を使用することを禁じる映画化契約を行っていた。
  • ボンドと共にストロンバーグの陰謀に挑むソ連のスパイ、トリプルXことアニヤ・アマソワはボンドガール史上、初めてボンドと対等の地位を持つ人物。前半はボンドに引けを取らない活躍を見せているが、後半は敵に拉致され、セクシーな衣装を着せられて拘束される、そのまま敵に弄ばれてボンドの助けを待つだけという従来のボンドガールと同様の扱いになっている。
  • 音響はシリーズで初めてドルビーステレオで収録された。
  • カーリー・サイモンが歌う主題歌『Nobody Does It Better』は、ボンドシリーズの数ある名主題歌の中でも常に上位にランクされるヒット曲で、今日でも『ロスト・イン・トランスレーション』や『ブリジット・ジョーンズの日記 2』の中で使用されるなど、その人気は衰えを見せない。2004年アメリカ映画協会は同曲を「過去100年に書かれたもっとも偉大な映画主題歌100曲」の第67位に選出している。「Nobody Does It Better」はアカデミー賞の主題歌賞にもノミネートされたが、ボンドシリーズの主題歌で同賞にノミネートされたのはこの曲と、『死ぬのは奴らだ』の『Live And Let Die』(ポール・マッカートニー&ウィングス)、『ユア・アイズ・オンリー』の『For Your Eyes Only』(シーナ・イーストン)の三曲で第85回アカデミー賞で初めて「スカイフォール」の「Skyfall」(アデル)で受賞した。
  • この『Nobody Does It Better』は主題歌の曲名が映画のタイトル (The Spy Who Loved Me) と異なる初めてのもので[12]、同様の主題歌は他に『オクトパシー (Octopussy)』の『All Time High』と『カジノ・ロワイヤル (Casino Royale)』の『You Know My Name』と『慰めの報酬 (Quantum Of Solace)』の『Another Way to Die』があるのみである。
  • オープニングのスキーシーンは、オーストリア アルプスという設定になっているが、実際はスイス アルプスで撮影された。ダイビングするシーンは、カナダ・バフィン島のアスガード山で行われた。
  • このスタント史上に残るダイビングを行ったのは、リック・シルヴェスター。監督したのは、第2班監督のジョン・グレンである。ぶっつけ本番のため数台のカメラで撮影していたが、捉えることができたのは1台のみであり、そのノーカット映像で名シーンが出来上がった。
  • スキーウェアの提供は、ドイツのボグナー社。その創業者の息子であるウィリー・ボグナー・ジュニアが、スキー アクションシーンの監督と撮影を担当した。彼は『女王陛下の007』『ユア・アイズ・オンリー』『美しき獲物たち』のスキー アクションシーンにも携わっている。
  • エジプトのシーンは現地ロケが行われ、カイロ市内や、ギザ三大ピラミッドスフィンクスなどで撮影が行われた。ジョーズとボンド、アニヤが最初に格闘するシーンは、ルクソールカルナック神殿。エジプトのMの事務所(Qの研究室も併設)があったのは、アブ・シンベル神殿である。
  • イタリアのサルジニア島のシーンも現地ロケが行われ、ボンドとアニヤが投宿するホテルは、サルジニア島コスタ・スメラルダのホテル・カラ・ディ・ボルペである。ただし水中のアクションシーンは、バハマナッソーで行われている。
  • ストロンバーグの海中基地アトランティスは、沖縄海洋博に登場したアクアポリスがヒントになっている。このアイディアを出したのは、日本通のギルバート監督であった。実際に沖縄でロケも行われたが、使用されたのはアトランティス内にある水槽の魚の映像であった。
  • 本作では、前作に引き続きソニーとのタイアップが行われ、アトランティスやリパルス内にあるモニターは、ソニー製である[13]。また、フェケッシュの持っていたマイクロフィルムのケースは、ミノルタ製である。
  • ジェームズ・ボンドの好む酒といえば、シェイクしステアしないマティーニが有名であるが、ボンド役がロジャー・ムーアに替わった際、ショーン・コネリーとの違いを出すために、それを飲むシーンがなくなった。しかし、本作ではアニアがボンドにバカルディを注文してもらったお返しをするシーンで、これが復活した。また、ボンドはドン・ペリニヨンも愛飲しており、本作ではストロンバーグの脱出用カプセルにこれが備えてあって、アニアのボンドに対する感情に決着がつけられる重要なシーンの小道具として使われる。しかし、次回作からボランジェとの正式なタイアップが始まるために、ドン・ペリニヨンがシリーズに登場するのはこれが最後となった。
  • 当初、ジョーズ役にジャイアント馬場が考えられていた。
  • ロジャー・ムーアはいたずら好きなことで有名で、この作品でもバーバラ・バックと砂漠を歩く場面の撮影中にあらかじめズボンのベルトを緩めておいて、本番中にズボンがズルズルと落ちてくるように仕組んだりするなど、現場は爆笑の連続だったという。
  • その砂漠を歩くシーンのバックには、映画『アラビアのロレンス』のテーマが流れる。
  • ロータス・エスプリがビーチに上陸した際、我が目を疑い思わず手にした酒瓶を見る男は、助監督のビクター・トジャンスキー。彼は、続く『ムーンレイカー』と『ユア・アイズ・オンリー』でも同様の趣向で登場する。
  • 巨大タンカー「リパラス号」のセットがあまりに大規模なものであったため(デザインはケン・アダム)、製作サイドは007ステージと呼ばれる撮影所を建設したうえでセットを組まざるを得なかった。その際に巨大なセットでいかに満遍なく照明をあてるかでスタッフは悩み、カメラマン出身の名監督スタンリー・キューブリックに相談を持ちかけたという。キューブリックは自分の関わりを極秘にしておくことを約束させたうえで、スタッフにアドバイスを与えたという。
  • ロジャー・ムーアはストロンバーグとの戦いの場面を撮影中に、椅子が爆発する直前に身をかわすタイミングを間違えお尻に火傷を負った。その後は撮影中に何度も尻の包帯を取り替えることとなった。
  • バーバラ・バックリチャード・キールは翌年の『ナバロンの嵐』でも共演している。
  • 音楽は当初、モーリス・ジャールが担当することになっていた。
  • 当初、敵はブロフェルド率いるスペクターだった(原作はブロフェルドトリロジー「サンダーボール作戦」、「女王陛下の007」、「007は二度死ぬ」の外伝であるため、当時のイオン・プロが拡大解釈でスペクターを登場させることができる作品ではある)が、これはケヴィン・マクローリーによる「サンダーボール作戦」のリメイク訴訟でストーリー改変が主な争点となっており、ブロフェルドの登場は、マクローリーの主張を暗に認めざるを得なくなるため、やむなくオリジナルキャラクター、ストロンバーグに変更した。
  • ゴーゴル将軍はMを「マイルズ」[14]と呼び、アニヤはQを「ブースロイド少佐」と呼ぶなど、KGBがイギリス情報部の事情に精通していることを表している。初代Mの本名が登場する最初で最後の映画である。また、Qの本名が劇中で呼称された最初の作品でもある。[15]
  • ロジャー・ムーアのボンドが初めて制服(海軍士官)姿を披露し、その姿で最終決戦に挑む。
  • ロータス・エスプリが海中での戦いを終えて海水浴場に上陸する場面で、ボンドがエスプリの窓から魚を放り出すという爆笑カットがあるが、当初この案には製作者ブロッコリは反対だった。しかしボンド役のロジャーとギルバート監督がこのカットを撮影、試写で「魚のカット有りと無し」両方を見せたところ「有り」の方が大好評だったためブロッコリは折れて、このシーンが採用となった。

日本語吹替

役名 俳優 TBS版1 TBS版2 DVD/BD
ボンド ロジャー・ムーア 広川太一郎
アマソワ バーバラ・バック 小原乃梨子 弥永和子 安藤麻吹
ストロンバーグ クルト・ユルゲンス 鈴木瑞穂 大塚周夫 麦人
M バーナード・リー 今西正男 石森達幸 藤本譲
Q デスモンド・リュウェリン 田中康郎 丸山詠二 白熊寛嗣
マニーペニー ロイス・マクスウェル 花形恵子 竹口安芸子 泉裕子
ナオミ キャロライン・マンロー 高島雅羅 高橋ひろ子 松下こみな
ゴゴール ウォルター・ゴテル 大木民夫 加藤精三 島香裕
カーター シェーン・リマー 加藤正之 仁内建之
グレイ ジェフリー・キーン 藤本譲
ハーグリーブズ ロバート・ブラウン 緑川稔 上田敏也
ベンソン ジョージ・ベイカー 村松康雄
タルボット ブライアン・マーシャル 嶋俊介 筈見純
セルゲイ・バルゾフ マイケル・ビリントン 平林尚三 有本欽隆
フェリカ オルガ・ビセラ 長島亮子 新田万紀子
サンドア ミルトン・リード 長堀芳夫
丸太小屋の女性 スー・ヴァナー 榊原良子 横尾まり
リパラスの船長 シドニー・タフラー 峰恵研 上田敏也
ホテルフロント係 ヴァレリー・レオン 尾崎桂子 岡のりこ
ウェイン艦船員 クリストファー・マンク 島香裕 稲葉実
レンジャー艦船員 キム・フォーチュン 津田英三 小室正幸
マーコビッツ教授 マイロ・スパーバー 小島敏彦 塚田正昭
ストロンバーグの部下 レニー・ラビン 村松康雄
ストロンバーグの船員 ヤーショウ・アデム 島香裕
ウェイター ラフィク・アンウォー 伊井篤史 荒川太朗

※キングレコードから発売の特別版DVDにはTBS版の2バージョンの吹替を収録。

プロデューサー - 熊谷国雄、演出 - 佐藤敏夫、翻訳 - 木原たけし、製作 - 東北新社/TBS、解説 - 荻昌弘
プロデューサー - 上田正人、演出 - 小山悟、翻訳 - 木原たけし、効果 - リレーション、調整 - 小野敦志、製作 - 東北新社/TBS
  • DVD/BD版 - 初出、2006年11月22日発売 DVD アルティメットコレクション収録
地上波初回放送2007年1月21日21:00-22:54 テレビ朝日日曜洋画劇場
演出 - 福永莞爾、翻訳 - 桜井裕子、調整 - 金谷和美、製作 - 東北新社

ノベライズ

  • クリストファー・ウッド 『新・私を愛したスパイ』 井上一夫訳、早川書房、1986-6-15。ISBN 9784150757526。
  • Wood, Christopher (2003-9-2). James Bond, The Spy Who Loved Me (英語). Triad Books. ISBN 9780586045091. 

注・参照

  1. 1.0 1.1 The Spy Who Loved Me” (英語). The Numbers. . 2009-6-16閲覧.
  2. 2.0 2.1 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』 キネマ旬報社、2003年。ISBN 4-87376-595-1。
  3. Box Office History for James Bond Movies” (英語). The Numbers. . 2009-6-16閲覧.
  4. Movie list by worldwide gross” (英語). WorldwideBoxoffice.com. . 2009-6-16閲覧.
  5. “映画『007/私を愛したスパイ』の車、1600万円で落札” (英語). AFPBB News. (2008年12月2日). http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2544561/3574640 . 2009-6-24閲覧. 
  6. “James Bond Lotus sells at auction” (英語). BBCニュース. (2008年12月2日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7760208.stm . 2009-6-24閲覧. 
  7. 倉庫に眠っていたボンドカーに8千万円超 「水陸両用車」英競売で(産経ニュース2013年9月10日)2014年1月13日閲覧
  8. ボンドウォッチプロジェクト参照。
  9. Q Branch at Her Majesty's Secret Servant参照。
  10. James Bond Gadget Watch History at the watchismo times参照。
  11. またロジャー・ムーア主演の『北海ハイジャック』でもセイコーの時計が使用されている。
  12. 過去にも『女王陛下の007 (On Her Majesty's Secret Service)』の『We Have All the Time in the World』(ルイ・アームストロング)があったが、こちらは劇中挿入歌で、オープニングタイトル曲ではなかった。
  13. 後に、製作会社のメトロ・ゴールドウィン・メイヤーがソニーの傘下になると、ソニー製のパソコンや携帯電話が過剰に登場するようになるが、本作ではまだそのようなことはない。
  14. しかし、日本語は字幕、吹替共にこの箇所が翻訳されていない
  15. 『ドクター・ノオ』と『ロシアより愛をこめて』ではエンドクレジットでの表記のみ

外部リンク


テンプレート:ルイス・ギルバート監督作品