日清パワーステーション
日清パワーステーション | |
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情報 | |
正式名称 | 日清パワーステーション |
開館 | 1988年 |
閉館 | 1998年6月30日 |
最終公演 | 「THE MUSIC NEVER STOPPED NISSIN POWER STATION LAST DAYS」 |
収容人員 | 700人 |
用途 | コンサート |
運営 | 日清食品 |
所在地 | 東京都新宿区新宿6-28-1 |
アクセス | 都営地下鉄新宿線・営団地下鉄(当時)丸ノ内線新宿三丁目駅下車 |
日清パワーステーション (にっしんパワーステーション、NISSIN POWER STATION) はかつて東京都新宿区新宿六丁目の日清食品東京本社ビルの地下に所在していたライブハウスである。通称パワステ、新宿パワステ。
概要
バブル景気絶頂期で第二次バンドブームの中、MZA有明 (現:ディファ有明) などの新興ライブハウスが東京各地に開業していた1988年開業。Rockin' Restaurantのキャッチフレーズで「食事もできるおしゃれなライブハウス」として人気を集めた。
様々なバンド・アーティストが出演したが、日清食品(当時)の経営悪化により、赤字部門の全面的閉鎖にともない、日清フーディアム全部門1階、2階レストランと共に地下にあったパワステも1998年6月30日をもって閉鎖された。
営業されていた頃はFM東京 (TOKYO FM)で「Nissin Power Station」というラジオ番組が放送され、有名アーティストのライブに、毎回抽選にて観客を無料招待し、その模様を放送した。 カメラが何台も設置されていて、ライブ中パワステ内に何台もあったモニターにステージが映し出されていた。
席種
地下構造なので、B2が1階席、B1が2階席、SDSが中2階席に相当する。
- SDS(スペシャル・ディナーシート)
- その名の通り、食事ができる席。入場料に加えて、3000円のパワステ弁当または5000円の日替わりコースメニューの注文が義務づけられていた。メニューに出演アーティストのサイン(コピー)がプリントされていた。この席のみフリードリンク制。
- B1席
- 酒を片手にライブが楽しめる。
- B2席
- 飲酒や喫煙は不可のオールスタンディング席。別名未成年席(前2種は未成年者の入場が厳禁されていたため)。ライブの内容によっては、可動席が用意された。
NISSIN POWER STATION LAST DAYS
1998年6月28日、29日、30日に「THE MUSIC NEVER STOPPED NISSIN POWER STATION LAST DAYS」と称して行われたライブをもって閉鎖となった。出演者は以下のとおり。
- 6月28日(OPEN17:00,START17:40)
- 6月29日(OPEN18:00,START18:40)
- 6月30日(OPEN18:00,START18:40)
- 石川よしひろ
- 忌野清志郎 Little Screaming Revue
- ウルフルズ
- 及川光博
- THE COLLECTORS
- SKIP COWS
- The Turtles
- 東京スカパラダイスオーケストラ
- TRICERATOPS
- ROLLY
※以上、チラシより
1日限りの復活
パワステ閉鎖から13年後の2011年9月19日、カップヌードル発売40周年を記念し、横浜みなとみらい赤レンガ倉庫屋外広場において『TOKYO FM HOLIDAY SPECIAL カップヌードル 40th Anniversary NISSIN POWER STATION LIMITED GIGS 〜みんなの音楽〜』と題したスペシャルライブイベントが行われ、パワステが一日限りでの復活を遂げた。当日は大友康平(HOUND DOG)、大澤誉志幸らが出演し、大友は1985年にカップヌードルのCMソングに起用されたHOUND DOGの代表曲『ff』を、大澤も1984年にCMソングに起用された代表曲『そして僕は途方に暮れる』を熱唱した。この他に、鈴木雅之やキマグレン等も出演した。なお、この模様はTOKYO FMにて公開生特番として生放送され、進行は同局でこれまでに『ミリオンナイツ』などのレギュラー番組を持ち、現在は『ディア・フレンズ』のパーソナリティを務める赤坂泰彦が務めた[1]。
ちなみに開催2日前の同年9月17日、赤レンガ倉庫近くに安藤百福発明記念館(愛称:カップヌードルミュージアム)がオープンしている。
脚注
- ↑ “大友康平、大澤誉志幸らがカップヌードルCM曲熱唱!”. スポーツニッポン. (2011年9月20日)