擬同型

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ホモロジー代数において、擬同型とはチェイン複体(あるいはコチェイン複体)の射 AB であってホモロジー群(あるいはコホモロジー群)に誘導される射

[math]H_n(A_\bullet) \to H_n(B_\bullet)\ (\text{respectively, } H^n(A^\bullet) \to H^n(B^\bullet))\ [/math]

がすべての n に対して同型写像であるような射のことをいう。

モデル圏English版(model categories)の理論では、圏の対象が鎖複体あるいは余鎖複体のときに、擬同型を弱同値English版(weak equivalence)のクラスとして用いることがある。これはホモトピー論ボスフィールド局所化English版(Bousfield localization)の意味でホモロジーの局所論に至る。

参考文献

  • Gelfand, Manin. Methods of Homological Algebra, 2nd ed. Springer, 2000.