布施英利

提供: miniwiki
2018/7/30/ (月) 15:39時点における219.104.10.223 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

布施 英利(ふせ ひでと、1960年4月2日 - )は、日本美術批評家、解剖学者、東京芸術大学准教授。美術映像建築漫画文学自然人体に関する著作を発表している。

人物・来歴

群馬県生まれ。1979年群馬県立高崎高等学校卒業、1984年東京芸術大学美術学部芸術学科卒業、1989年同大学院博士後期課程修了。 大学院在学中の1988年9月、28歳で最初の著作『脳の中の美術館』を出版。博士論文は「人体解剖図譜の研究」。学術博士。

大学院修了後の1990年より東京大学医学部解剖学教室助手として養老孟司の下で研究生活に従事。東大助手時代の著書『死体を探せ!』(法蔵館、1993年7月)は、死体ブームの火付け役となる。

1995年に批評家として独立。のち東京芸大准教授。

2001年下期、『文學界』「新人小説合評」を山城むつみとともに担当。

芸術と科学の交差する美術や文学の理論を研究・批評している。

著作

単行本

  • 「脳の中の美術館」筑摩書房(1988)のち「新編」ちくま学芸文庫
  • 「ハイパーアートの解剖学」冬樹社 (1991)
  • 「電脳美学」筑摩書房 (1992)
  • 「脳裏一体」白水社 (1993)
  • 「死体を探せ!」バーチャル・リアリティ時代の死体」法藏館(1993)のち角川文庫
  • 「図説・死体論」法藏館(1993)
  • 「布施英利の「死体CD-ROM」 死体読本」翔泳社 (1994)
  • 「電脳的」毎日新聞社 (1994)
  • 「電脳版文章読本」講談社 (1995)
  • 「禁じられた死体の世界 東京大学・解剖学教室でぼくが出会ったもの」青春出版社 (1995) のち文庫
  • 「ポスト・ヒューマン」法藏館(1995)
  • 「美術館には脳がある」岩波書店 (1996)
  • 「生命の記憶 海と胎児の世界」PHP研究所 (1997)
  • 「死体の見方」東京書籍 (1998)
  • 「森のBライフ」マガジンハウス(1998)
  • 「インターネットで「作家」になる方法 ひとりで「作家・編集者・出版社・書店」ができる」NECクリエイティブ (1998)
  • 「電脳博士の田舎暮らし」NECクリエイティブ (1999)
  • 「理科系の脳みそ 生命・自然・脳をめぐるキーワード集」東京書籍 (1999)
  • 「純文学殺人事件」集英社 (1999)
  • 「ラビット」講談社(2000)
  • 「絵筆のいらない絵画教室」紀伊国屋書店(2000)
  • 「体の記憶」NECクリエイティブ(2001)のち光文社知恵の森文庫
  • 「ダ・ヴィンチ博士 海にもぐる」生活人新書・NHK出版(2001)
  • 「自然の中の絵画教室」紀伊国屋書店(2002)
  • 鉄腕アトム55の謎」生活人新書 (2003)
  • 「鉄腕アトムは電気羊の夢を見るか」晶文社(2003)
  • 「マンガを解剖する」ちくま新書 (2004)
  • 「君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか」ちくまプリマー新書(2005)
  • 「はじまりはダ・ヴィンチから-50人の美術家を解剖する」エクスナレッジ(2005)
  • 「君はピカソを知っているか」ちくまプリマー新書(2006)
  • 「体の中の美術館--EYE, BRAIN, and BODY」筑摩書房(2008)
  • 「京都美術鑑賞入門」ちくまプリマー新書(2009)
  • 「「モナリザ」の微笑み 顔を美術解剖する」PHP新書(2009)
  • 「美の方程式」講談社(2010)
  • 「構図がわかれば絵画がわかる」光文社新書(2012)
  • 「色彩がわかれば絵画がわかる」光文社新書(2013)
  • 「子どもに伝える美術解剖学 目と脳をみがく絵画教室」ちくま文庫(2014)
  • 「『進撃の巨人』と解剖学 その筋肉はいかに描かれたか 」講談社ブルーバックス(2014)
  • 「パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで」光文社新書(2015)
  • 『「美術的に正しい」仏像の見方 : 30歳からの仏像鑑賞入門」ワニプラス新書(2015)
  • 「遠近法がわかれば絵画がわかる」光文社新書(2016)
  • 「人体 5億年の記憶 ー解剖学者・三木成夫の世界」海鳴社(2017)
  • 「わかりたい! 現代アート」光文社文庫(2017)

共著

  • 「解剖の時間 瞬間と永遠の描画史」 養老孟司 哲学書房 1988.3

翻訳

  • 「イラストで学ぶ美術解剖学」 ギュルジイ・フェール グラフィック社 2009.9

テレビ出演

  • 1992年5月  NHKテレビ「次世代旗手のクロストーク」
  • 1992年7月  NHKテレビ「サテライト・メディア・ウォーズ」
  • 1993年9月  NHKテレビ「ナイトジャーナル」
  • 1995年4月  NHKテレビ「土曜ソリトン」
  • 1996年3月  NHKテレビ「土曜ソリトン」
  • 1996年6月  NHKテレビ「未来潮流(ぼくが水族館に通うわけ)」
  • 1997年6月  NHKテレビ「未来潮流(マイケル・クライトン)」
  • 1997年8月  NHKテレビ「インターネットドキュメンタリー(核と人類)」
  • 1997年10月 NHKテレビ「未来潮流(本は消えるか? 消えないか?)」
  • 1999年5月  NHKテレビ「カルチャースペシャル・脳のワンダーランド」
  • 1999年5月  NHKテレビ「課外授業ようこそ先輩・美術解剖学教室」
  • 2000年10月 NHKテレビ「国宝探訪・・縄文」
  • 2001年2月  NHKテレビ「真剣10代しゃべり場」
  • 2001年5月  NHKテレビ「真剣10代しゃべり場」
  • 2002年8月  NHKテレビ「おーい、ニッポン・今日はとことん群馬県」
  • 2002年11月 NHKテレビ「教育フォーカス、名画のヒミツ」
  • 2003年6月  NHKテレビ「公園通りで会いましょう」
  • 2004年9月  日本テレビ「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密」
  • 2005年8月  NHKテレビ「シリーズ世界遺産」
  • 2006年10月 TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2006年10月 TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2006年9月  TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2006年5月  フジテレビ「とくダネ!(興福寺・阿修羅像を語る)」
  • 2006年7月  NHKテレビ「マンガノゲンバ」
  • 2007年10月 TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2007年9月  TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2007年6月  TBSテレビ「ネプ理科」
  • 2008年4月  NHKテレビ「ETV特集、痛みが美に変わる時」
  • 2008年11月 NHKテレビ「ETV特集、新しい文化フィギュアの出現」
  • 2009年2月  NHKテレビ「爆笑問題のニッポンの教養(芸術はカラダだ)」
  • 2010年1月  NHKテレビ「日曜美術館(若冲)」
  • 2011年2月  NHKテレビ「美の壺(貝殻)」
  • 2011年2月  NHKテレビ「美の壺(馬)」
  • 2011年7月  NHKテレビ「美の饗宴(ムンク)」
  • 2013年12月 BS・TBS「巨匠たちの輝き(ルノワール・モディリアーニ)」
  • 2014年3月  日本テレビ「超訳ルーブル」
  • 2014年3月  NHKテレビ「よみがえる色彩」
  • 2014年4月  NHKテレビ「日曜美術館(ウォーホル)」
  • 2015年4月  NHKテレビ「日曜美術館(ボッティチェリ)」

注釈・出典

外部リンク