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建築

建築(けんちく)

人間がその生活上の必要,あるいは文化的,形而上的な欲求から構築するものの総称。原初の住居から始り,今日では都市的スケールの巨大な構造物までが造られている。建築は絵画や彫刻などと同様に造形芸術の一ジャンルとみなされるが,構築物であるがゆえに工学的な配慮や知識を必要とし,また生活に直接かかわるために機能的な問題の解決を求められる点が,ほかのジャンルと著しく異なる。またその内部に空間を包摂するとともに,外部空間のあり方も規定する空間芸術である点が特徴的といえる。ただし現代美術は著しく空間性を強調するようになっており,建築の役割に接近しているものも認められる。建築のこの特殊な性格のために,建築の見方や位置づけは,時代と地域によって異なるところがある。日本では明治時代にヨーロッパの建築の理念と方法の受入れ先として工学を選んだことにより,建築学科は多くの大学で工学部に属し,一般にも建築は工学の一分野とみなされる傾向が強かった。しかし最近,建築空間への関心が高まるにつれて,建築の芸術的な面への理解が深まり,従来の見方が修正されつつある。




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