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尾張旭市(おわりあさひし)は、愛知県北西部にある市。北と西は名古屋市、東は瀬戸市、南は長久手市に面している。
Contents
概要
1970年(昭和45年)に東春日井郡旭町が市制を施行し、愛知県下27番目の市として誕生。名古屋市から瀬戸市へ伸びる瀬戸街道の中間に位置し、名古屋市の東部近郊たる尾張丘陵の工業・住宅都市である。市域に愛知県森林公園、城山公園、小幡緑地(東園)などの公園が多い。特に、愛知県森林公園は、市の面積の15%程度を占め、広大な県有林の中に、数々の体育施設・ゴルフ場・池・植物園等が配置されている。乗馬場は、1994年に開催された第49回国民体育大会(わかしゃち国体)の馬術競技会場として使用された。
2004年(平成16年)には世界保健機関西太平洋地域健康都市連合に加盟し健康都市宣言を行った。「寝たきりにさせない街づくり」「外に出かけたくなる街づくり」「住み続けたくなる街づくり」に基づく事業を施策し、「健康都市 尾張旭市」を標榜している。[1]
地理
河川
- 天神川
湖沼
- 主な池
- 岩本池
- 維摩池
- 大道平池
- 平池
- 濁池
尾張旭市の町・字
- 町名
- 庄中町 (市制施行時、印場の一部より成立)
- 東印場町 (市制施行時、印場の一部より成立)
- 印場元町 (市制施行時、印場の一部より成立)
- 南原山町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 東栄町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 大久手町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 旭ケ丘町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 北原山町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 新居町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 東大道町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 西大道町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 城前町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 城山町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 旭前町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 平子町 (市制施行時、新居の一部より成立)
- 西の野町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 稲葉町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 北山町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 下井町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 長坂町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 上の山町 (市制施行時、稲葉の一部より成立)
- 三郷町 (市制施行時、三郷の一部より成立)
- 瀬戸川町 (市制施行時、三郷の一部より成立)
- 井田町 (市制施行時、三郷・稲葉の各一部より成立)
- 緑町 (市制施行時、本地ケ原の一部より成立)
- 南新町 (市制施行時、本地ケ原の一部より成立)
- 南栄町 (市制施行時、本地ケ原の一部より成立)
- 晴丘町 (市制施行時、本地ケ原の一部より成立)
- 霞ケ丘町 (1971年、印場の一部より成立)
- 桜ケ丘町 (1971年、印場の一部より成立)
- 狩宿町 (1971年、三郷の一部より成立)
- 柏井町 (1973年、新居・旭ケ丘町の各一部より成立)
- 旭台 (1973年、新居・東栄町の各一部より成立)
- 東名西町 (1975年、印場元町・庄中町の各一部より成立)
- 東山町 (1978年、印場の一部より成立)
- 西山町 (1978年、印場の一部より成立)
- 庄南町 (1978年、印場の一部より成立)
- 大塚町 (1978年、印場の一部より成立)
- 吉岡町 (1978年、印場の一部より成立)
- 東大久手町 (1980年、新居・東栄町・大久手町の各一部より成立)
- 東三郷町 (1985年、三郷町・瀬戸川町の各一部より成立)
- 狩宿新町 (1985年、三郷町・瀬戸川町の各一部より成立)
- 平子ヶ丘町 (平子町などの一部より成立)
- 白鳳町 (印場元町などの一部より成立)
- 向町 (城前町・西大道町などの一部より成立)
- 根の鼻町 (東栄町などの一部より成立)
- 東本地ヶ原町 (晴丘町などの一部より成立)
- 南本地ヶ原町 (南栄町などの一部より成立)
- 北本地ヶ原町 (南新町などの一部より成立)
- 渋川町 (庄中町などの一部より成立)
- 旭前町1 - 6丁目 (2015年、旭前町・城前町の各一部より成立[2])
- 城前町1 - 4丁目 (2015年、城前町・平子町の各一部より成立[2])
- 大字
印場(旧印場村、1979年庄南町に編入)- 新居 (旧新居村)
稲葉(旧八白村、市制施行時廃止)三郷(旧八白村、1971年廃止)本地ケ原(旭村時代の1945年稲葉の一部より成立、市制施行時廃止)
人口
尾張旭市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接する自治体・行政区
歴史
- 縄文時代から人が住み着き、弥生時代には集落の存在があったことが遺跡の調査から確認されており、豪族の古墳、条里制の遺構も見られ、古墳時代には東海地方の中で最も早く須恵器の生産が始まったことが判明している。673年には澁川神社が遷座されている。
- 中世は山田郡に属し、豪族が住み着き1584年(天正12年)には小牧・長久手の戦いの白山林の戦いの地となった。
- 江戸時代には各地で開田、開畑が進み、農業が発展した。
- 明治時代に入ると養蚕業が盛んになるが、隣の瀬戸村にて陶磁器産業が活発になると、瀬戸村に多くの労働者を提供し、昭和にはこの地域でも陶磁器産業が行われるようになった。
年表
- 1906年(明治39年)7月16日:東春日井郡印場村、新居村、八白村が合併し、旭村となる。
- 1943年(昭和18年):三郷町で松下電工が稼働を開始してからは製造業が主産業となった[3]。
- 1948年(昭和23年)8月5日:町制施行し、旭町となる。
- 1970年(昭和45年)12月1日:千葉県旭市と同名回避の為、尾張旭町に改称。市制施行し、尾張旭市となる(同時に東春日井郡が消滅)。
- 1973年(昭和48年):尾張旭市野外活動センター(付知キャンプ場。現在の岐阜県中津川市付知町)ができる。
- 1973年:城山公園ができる。ゴミ焼却処理場「晴丘センター」が完成する。
- 1983年(昭和58年):全国高校総体が開催されフェンシングの会場となる。
- 1992年(平成4年):スカイワードあさひが完成する。
- 1994年(平成6年):わかしゃち国体が開催され、馬術競技の会場となる。
- 2004年(平成16年):市のイメージキャラクターとして「あさぴー」が誕生。
政治
行政
- 歴代市長
- 松原定治(1970年12月1日 - 1985年12月6日)
- 朝見政冨(1985年12月7日 - 2001年12月11日)
- 谷口幸治(2001年12月12日 - 2012年2月4日)
- 水野義則(2012年3月25日 - )
議会
- 尾張旭市議会
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
フロンティア旭 | 9 | ◎武田直樹、森和実、秋田進、坂江章演、成瀬範恭、丹羽尚子、松田賢、松原孝、若杉孝司 |
市民まちづくりネット | 4 | ◎早川八郎、篠田一彦、大島もえ、牧野一吉 |
公明党尾張旭市議団 | 3 | ◎丸山幸子、芦原美佳子、片渕卓三 |
つなぐ | 3 | ◎花井守行、水戸部茂樹、岩橋盛文 |
日本共産党尾張旭市議団 | 2 | ◎川村剛、榊原利宏 |
計 | 21 |
- 愛知県議会
- 選挙区:尾張旭市選挙区
- 定数:1人
- 任期:2015年4月30日 - 2019年4月29日
- 投票日:2015年4月12日
- 投票率:39.76%[4]
候補者名 | 当落 | 年齢 | 党派名 | 新旧別 | 得票数 |
---|---|---|---|---|---|
青山省三 | 当 | 63 | 自由民主党 | 現 | 9,899票 |
渡辺智 | 落 | 28 | 民主党 | 新 | 8,208票 |
水野鐘太 | 落 | 30 | 減税日本 | 新 | 3,910票 |
山下幹雄 | 落 | 57 | 維新の党 | 新 | 3,340票 |
- 衆議院
氏名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
山尾志桜里 | 立憲民主党 | 3 | 選挙区 |
鈴木淳司 | 自由民主党 | 5 | 比例復活 |
施設
警察
- 本部
- 幹部交番
- 尾張旭幹部交番(尾張旭市東大道町)北緯35度12分57.7秒東経137度2分16.5秒
- 交番
- 東栄交番(尾張旭市東栄町2丁目)北緯35度13分2.7秒東経137度3分5.9秒
- 本地ヶ原交番(尾張旭市東本地ヶ原町3丁目)北緯35度12分1秒東経137度2分23.7秒
- 印場交番(尾張旭市印場元町)北緯35度12分37.4秒東経137度0分41.9秒
消防
- 本部
- 消防署
- 尾張旭市消防署(東大道町曽我廻間2301-1)
医療
- 主な医療施設
図書館
郵便局
- 主な郵便局
公民館
- 尾張旭市民会館
- 尾張旭市公民館
- 尾張旭市文化会館
- 尾張旭市中央公民館
運動施設
- 尾張旭市総合体育館
- 尾張旭市民プール
その他
- 尾張旭市西部浄化センター
経済
工業
- 電気機器工業
- 機械工業
- 窯業土石製品工業
- 紙製産業
- 自動車部品工業
- 全国の干支の置物の約8割を生産している株式会社 玉善
- 日立オムロンターミナルソリューションズのATM製造(旧日立製作所旭事業所。現在は、日立オムロンの旭本社となっている。)
商業
- 主な商業施設
市内に本社を置く主な企業
- 上場企業
- その他の主な企業
姉妹都市・提携都市
海外
- フレンドシップ相手国
2005年に開催された愛知万博では「一市町村一国フレンドシップ事業」が取り組まれ、名古屋市を除く愛知県内の市町村は120の万博公式参加国をそれぞれフレンドシップ相手国として迎え入れた。[6]。
- [[ファイル:テンプレート:Country flag alias TON|border|25x20px|テンプレート:Country alias TONの旗]]トンガ王国
- その他
日本国内
- 提携都市
交通
鉄道
中心駅は尾張旭駅であるが、利用者は三郷駅の方が多い。急行は尾張旭駅と三郷駅に停車し、準急と普通は市内の全ての駅に停車する。
路線バス
- 基幹バスが尾張旭向ヶ丘から市内を縦断して国道363号で瀬戸駅方面からの路線と合流し名鉄バスセンターまで運行している。尾張旭駅も経由している。
- 尾張旭向ヶ丘から市内を縦断して長久手市に入り、愛知医科大学病院・長久手古戦場駅まで運行している。こちらの路線も尾張旭駅を経由する。
- 印場駅を中心として、藤が丘駅や志段味方面へ運行している。
- 印場バス停(印場駅には乗り入れない)から高蔵寺駅へ運行している。出入庫系統という位置づけであり、本数は非常に少ない。
- 尾張旭市営バス(あさぴー号)
- 尾張旭市役所を中心として、市内を東西2ルートにて循環運行しているコミュニティバス。本地住宅(西ルート)から藤が丘行きの名古屋市営バスへ連絡する。
道路
- 高速道路
東名高速道路(旭BS(ただし、現在は休止)) 高速道路通行には名古屋IC、春日井IC、大森IC、引山ICなどを利用する。
- 愛知県道22号瀬戸環状線
- 愛知県道61号名古屋瀬戸線(瀬戸街道)
- 愛知県道75号春日井長久手線(森林公園通り)
- 一般県道
教育
大学
- 私立
高等学校
- 県立
中学校
- 市立
小学校
- 市立
- 尾張旭市立旭小学校
- 尾張旭市立旭丘小学校
- 尾張旭市立三郷小学校
- 尾張旭市立渋川小学校
- 尾張旭市立城山小学校
- 尾張旭市立瑞鳳小学校
- 尾張旭市立東栄小学校
- 尾張旭市立白鳳小学校
- 尾張旭市立本地原小学校
その他の学校
観光
名所・旧跡
- 主な城郭
- 新居城(旭城)
- 主な寺院
- 主な神社
- 主な遺跡
観光スポット
- 公園
- その他
祭事・催事
- 主な祭事・催事
- 生涯学習フェスティバル(2月〜3月)
- さくらまつり(4月)
- 市民体育大会(5月〜10月)
- 福祉マインドフェア(8月上旬)
- たのしい夏祭り(8月下旬)
- 市民祭(10月)
- 農業まつり(11月)
- 市民文化祭(11月上旬)
- 納涼花火大会(2003年度より中止)
- 市民音楽祭
出身有名人
その他
- 市外局番は大半の地域で0561(瀬戸市などと同じ)だが、東名西町や庄南町など、名古屋市に隣接の一部地区では052(名古屋市などと同じ)。
- 郵便番号は、〒488-0xxx。
- 自動車のナンバープレートの地名は「尾張小牧」。
紅茶の店
2011年から「おいしい紅茶の店日本一」を目指す町興しを行っている。尾張旭市と紅茶に縁はないが、何らかの分野で日本一を目指そうという動機から「尾張旭を日本一にする会」を興し、紅茶が選ばれた。2011年11月1日に日本紅茶協会から15店舗が「おいしい紅茶の店」に認定された。2013年には17店となり、大阪市と同率で「おいしい紅茶の店 店舗数 日本一(人口一人あたり)」に認定された。2014年には全国最多の19店舗となった[7]。
脚注
- ↑ 尾張旭市の紹介
- ↑ 2.0 2.1 尾張旭市/町名地番の変更
- ↑ ホームメイト尾張旭市のご当地あれこれ検索・尾張旭市
- ↑ 『中日新聞』2015年4月13日付朝刊、愛知総合12版、 9面。
- ↑ 『平成27年度 図書館年報(平成26年度実績)』尾張旭市立図書館, 2015年
- ↑ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
- ↑ おいしい紅茶の店、尾張旭が1位中日新聞 2014年9月21日