ミルトン・ダイアモンド

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ミルトン・ダイアモンド(Milton Diamond、1934年3月6日 - )は、アメリカの性科学者。ハワイ大学医学校の解剖学、生殖生物学の元教授で、専攻は性科学。ハワイ大学内の『環太平洋・性と社会研究所 Pacific Center for Sex and Society』を主宰。

経歴

1934年ニューヨークで生まれ、1955年よりニューヨーク市立大学シティカレッジで生物学を学び卒業。1958年から1962年までカンザス大学大学院で解剖学と心理学を専攻、Ph.D.。その後、ルイビル大学University of Louisville)で教壇に立った。

1994年にキース・シグムンドソン H. Keith Sigmundson と共同で、デイヴィッド・ライマーの体験に関する論文を執筆した。

1999年に International Academy of Sex Research、2001年に Society for the Scientific Study of Sexuality の会長を務めた。

人間の性性別に関する研究で実績があり、ジェンダー・アイデンティティ(性同一性)の起源についての研究で有名である。日本にもいくどか訪日し、講演をおこなっている。

賞歴

  • 1999年、イギリス GIRES Research Prize 受賞[1]
  • 2000年、ドイツ Magnus Hirschfeld Medal 受賞[2]
  • 2005年、ノルウェー Diversity Prize 受賞。
  • 2009年、Regents' Medal for Excellence in Research 受賞[3]
  • 2011年、Kinsey Award 受賞[4]

著書

  • Milton Diamond; Arno Karlen “Sexual decisions” Boston: Little, Brown (1980)
  • Milton Diamond “SexWatching: The World of Sexual Behavior” London: Macdonald Co. Ltd. (1984)
  • ミルトン・ダイアモンド、アーノ・カーレン 『人間の性とは何か—性教育学講座』 田草川まゆみ訳、小学館、1984年。 ISBN 9784098371211
  • ミルトン・ダイアモンド 『セックスウォッチング—人間の性行動学』 池上千寿子・根岸悦子訳、小学館、1986年。 ISBN 9784096930144
  • 池上千寿子、ミルトン・ダイアモンド 『エイズ—性・愛・病気 イラスト版オリジナル』 現代書館、1993年。 ISBN 9784768400463
  • 石田仁編著、田端章明、鶴田幸恵、東優子、ミルトン・ダイアモンド、ヘイゼル・グレン・ベイ、谷口洋幸 『性同一性障害—ジェンダー・医療・特例法』 御茶の水書房、2008年。 ISBN 9784275008060

脚注

外部リンク

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