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2018/9/1/ (土) 23:27時点における版
ボーイング 787 ドリームライナー
ボーイング787 ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)
アメリカ合衆国のボーイングが開発した旅客機。長距離用の中型ワイドボディ機で,燃料効率の優れたロールス=ロイス・トレント1000またはゼネラル・エレクトリックGEnxターボファン・エンジンのどちらか 2基を装備する。胴体と主翼の半分以上に炭素繊維複合材を使用して軽量化をはかるなど,他機にはみられない大胆な技術革新を取り入れた。2003年,開発に向けて受注が始まると,旅客機としての経済性,快適性,環境性に優れ,乗客にとっては機内の空気清浄力が高まり,窓が大きく,手荷物の収納容積も大きくなって,乗り心地がよいなどの特性をうけて,多数の航空会社がこぞって予約注文を出し,受注数は原型機の試験飛行も始まらないうちから 800機をこえた。最初の発注者は日本の全日本空輸である。しかし技術の先進性に加え,世界中のメーカーに開発と製造の分担協力を依頼したため,開発作業に遅れが出て,原型 1号機が初飛行したのは当初の計画より 2年4ヵ月遅れの 2009年12月15日であった。量産開始も遅れ,1号機が全日空に引き渡されたのは 2011年9月となった。これは 2008年夏の北京オリンピック競技大会に向けた就航という計画に対して 3年以上の遅れだったが,その後の生産態勢は徐々に軌道に乗り,日本航空でも運航が始まった。標準型のボーイング787-8は 210~250席で航続距離 1万4200~1万5200km。
競合機種
脚注
注釈
出典
外部リンク