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{{基礎情報 会社
 
|社名 = 株式会社ホテル、ニューグランド
 
|英文社名 = Hotel Newgrand Co., Ltd.
 
|ロゴ = [[File:Hotel New Grand Yokohama 2009.jpg|250px]]
 
|種類 = [[株式会社]]
 
|市場情報 = {{上場情報 | JASDAQ | 9720}}
 
|略称 = ニューグランド
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|郵便番号 = 231-8520
 
|本社所在地 = [[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[山下町 (横浜市)|山下町]]10番地
 
|設立 = [[1926年]][[7月6日]]
 
|業種 = 9050
 
|統一金融機関コード =
 
|SWIFTコード =
 
|事業内容 = ホテル
 
|代表者 =  代表取締役会長  原 範行<br>代表取締役社長  濱田 賢治
 
|資本金 = 34億5,500万円
 
|発行済株式総数 =
 
|売上高 = 44億8,400万円<br />(平成28年11月期)
 
|営業利益 =
 
|純利益 =
 
|純資産 =
 
|総資産 =
 
|従業員数 = 249名<br />(2016年11月)
 
|決算期 = 11月30日
 
|主要株主 =
 
|主要子会社 =
 
|関係する人物 =
 
|外部リンク = [http://www.hotel-newgrand.co.jp/ www.hotel-newgrand.co.jp]
 
|特記事項 =
 
}}
 
[[File:Yamashita Park and Hotel Newgrand in Yokohama.jpg|200px|right|thumb|山下公園と旧館]]
 
'''ホテル ニューグランド'''は、[[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]]に在する[[ホテル]]、及びその運営企業である。[[プリファード・ホテル・グループ]]に加盟し、[[JR東日本ホテルズ]]準会員である。
 
  
== 概要 ==
+
'''ホテル ニューグランド'''
通称[[山下公園通り]]を挟んで[[山下公園]]真向かいに位置し、[[横浜中華街]]へ通じる横道沿い1区画を占める。横浜における主要な[[ランドマーク]]の一つである。
 
  
横浜市は[[関東大震災]]で壊滅的な打撃を受けたため、当時の横浜市長の提案により、横浜市在住の有力者を集めた「横浜市復興会」を結成。そこで決議された「外人ホテル建設の件」が、ホテルニューグランド建設の端緒となった。名称は公募によって集められたが、関東大震災で倒壊し廃業した外国ホテル「グランドホテル」の後継館として訪日客に謳う狙いで選ばれたとも、公募の中に適当な名称がなかったため横浜市復興会計画部長の[[井坂孝]]が命名したという説もあり、定かではない。
+
神奈川県[[横浜市]]にある,[[横浜港]]に臨むホテル。ダグラス・[[マッカーサー]]が執務した「マッカーサールーム」で知られる。1926年「ホテル、ニューグランド」設立,1927年ホテルニューグランドを開業。一品料理の提供など従来にない自由なレストランのサービスが評判になった。1945年駐留アメリカ軍の将校宿舎として全館接収されたが,1952年に解除され営業再開。1973年横浜高島屋特別食堂に出店。1981年国際観光興業を吸収合併。1988年[[みなとみらい21]]地区の横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)のホテル経営に参画するとともに,新館ニューグランドタワーの建設に着工,1991年営業開始。
 
 
こうしてニューグランドは、横浜市復興計画の一環として官民一体となって建設が進められ、当初は今日の[[第三セクター#日本でよく用いられる意味(意味B)|第三セクター]]として発足した。現在の本館は、[[1927年]]創業時に[[渡辺仁]]の設計で建築され、[[クラシックホテル]]の代表例として名高い。
 
 
 
初代会長には先の井坂孝が就任し、井坂は[[東洋汽船]]出身であったことから、ホテルの主要業務であるサービス・宿泊・飲食に関する知識に明るく、さらに当時東洋汽船サンフランシスコ支店長であった[[土井慶吉]]を自分の補佐として呼んだ。そして土井は、総支配人としてパリからアルフォンゾ・デュナンを招聘し、新生ホテルの目玉として「最新式設備と[[フランス料理|フレンチ・スタイルの料理]]」を[[キャッチフレーズ]]に[[レストラン#レストランの形式|レストラン]]には特に力を注ぎ、[[シェフ|総料理長]]には、先のアルフォンゾ・デュナンの紹介で、パリのホテルから[[スイス]]人[[コック (職業)|コック]]の[[サリー・ワイル]]を据え、さらに元[[帝国ホテル]]第4代総料理長の[[内海藤太郎]]をその補佐につけた。
 
 
 
ニューグランドの厨房からは、[[ドリア]]、[[ナポリタン]]、[[プリンアラモード]]など後に広く知られる料理が生まれた<ref>{{cite web|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131018045632/http://www.hotel-newgrand.co.jp/restplan/thecafe.html|url=http://www.hotel-newgrand.co.jp/restplan/thecafe.html|title=ホテルニューグランド ザ・カフェ|archivedate=2013年10月18日|accessdate=2013-11-07|deadurldate=2017年9月}}</ref>。また、[[ホテルオークラ]]初代総料理長となる[[小野正吉]]や、[[プリンスホテル]]グループ総料理長となる[[木沢武雄]]、霞ヶ関飯野ビル「キャッスル」の[[荒田勇作]]や銀座5丁目「コックドール」の[[林久次]]、[[ロイヤルホールディングス|ロイヤル中洲本店]]の[[前川卯一]]<ref>{{Cite |和書 |author = 梅谷羊次 |title = ファミレスは進化する! |page = 14 |date = 2010 |publisher = 商業界 |isbn = 9784785503901 |ref = harv}}</ref>など数々の名店の料理長を輩出し、日本の食文化に多大な影響を与えた。
 
 
 
開業当時から、[[皇族]]、[[イギリス王族]]などの賓客や、[[チャーリー・チャップリン]]、[[ジョージ・ハーマン・ルース]]など著名人も多数来訪し、[[ダグラス・マッカーサー]]は[[1937年]]に新婚旅行の帰路、[[1945年]]に[[連合国軍最高司令官総司令部#名称|SCAP]]として来日直後、それぞれ滞在している。マッカーサーが当時宿泊していた315号室は、「マッカーサーズスイート」として一般客も宿泊できる。
 
 
 
その独特のクラシカルな雰囲気から、『[[RAMPO]]』『[[ツナグ]]』等、我が国の映画ロケーションにも多用されている。
 
 
 
== 沿革 ==
 
*[[1926年]]([[大正]]15年)7月 - 「株式会社ホテル、ニューグランド」を設立する。幕末に開設されたフランス海軍病院跡を敷地とする。
 
*[[1927年]]([[昭和]]2年)12月1日 - ホテルニューグランドを開業する。
 
*[[1963年]](昭和38年)2月 - 株式を[[店頭公開]]する。
 
*[[1991年]]([[平成]]3年) - 18階建て(高さ73m)のニューグランドタワーを開業する。
 
*[[2003年]](平成15年)3月 - [[東日本旅客鉄道]]が株式の一部を取得。
 
*[[2004年]](平成16年)- 東日本旅客鉄道と業務及び資本提携を締結。JR東日本ホテルチェーンにアソシエイトホテルとして加盟。全面リニューアルオープンする。
 
*[[2011年]](平成23年)4月1日 - プリファード・ホテル・グループに加盟する。
 
 
 
== 施設概要 ==
 
;本館 (地上5階)
 
: [[スイートルーム]]3室含む全49室 (3階 - 4階)
 
:*レストラン&[[バー (酒場)|バー]]
 
:** イタリアン レストラン“イル・ジャルディーノ”
 
:** 京料理“たん熊北店”
 
:** コーヒーハウス“ザ・カフェ”
 
:** [[ロビー#ロビー (lobby)|ロビー]]ラウンジ“ラ・テラス”
 
:** バー“シーガーディアンII”
 
;ニューグランドタワー (地上18階・地下5階)
 
: 全202室 (6階 - 17階)
 
:*レストラン
 
:** パノラミックレストラン“ル・ノルマンディ”
 
: エグゼクティブフロア (15階 - 17階)
 
:* エグゼクティブ[[ラウンジ]]「ザ・クラブ」 (16階)
 
:*:(エグゼクティブフロア宿泊者専用)
 
 
 
== アクセス ==
 
*[[横浜高速鉄道みなとみらい線]][[元町・中華街駅]]一番出口より徒歩1分([[渋谷駅]]から[[東急東横線]]と[[相互直通運転]])
 
*JR[[根岸線]][[石川町駅]]より徒歩15分
 
*[[横浜市営バス]]・[[京浜急行バス]][[山下公園]]前下車すぐ
 
 
 
== JRグループとの関連 ==
 
[[2004年]]3月、[[東日本旅客鉄道]]が業務提携により株式の2.9%を取得する。同年4月以降、直営以外唯一の準会員としてJR東日本ホテルズ加盟となり<ref>{{cite press |title=ホテルニューグランドとの業務提携開始について|author= |agency=|publisher=東日本旅客鉄道 |date=2003-11-11|url=https://www.jreast.co.jp/press/2003_2/20031104.pdf|accessdate=2017-7-14}}</ref>、[[ビューカード]]利用者向け「ホテルズ利用特典」提供ならびに[[TYO]]など[[びゅうプラザ#びゅう国内旅行商品|びゅう国内旅行商品]]として取り扱われている。準会員であるため、JR東日本ホテルズWebサイトでの予約は受け付けず、[[JRホテルグループ]]にも属さずJRホテルグループ施設要覧などに掲載はない。[[北海道旅客鉄道]]「[[ツインクルプラザ]]」商品の首都圏[[フリープラン (旅行)|フリープラン]]や[[パッケージツアー]]パンフレットでは「JRホテルグループ」として扱われている。JR東日本は自社運営ホテルを横浜市内に長らく展開していなかった<ref group="注">[[2008年]]、JR東海系「[[アソシアホテルズ&リゾーツ|ホテルアソシア]][[新横浜ステーション開発|新横浜ターミナル]]」が開業してグループに加盟し、[[2010年]]10月、[[鶴見駅]]近くに「[[ホテルメッツ]]横浜鶴見」を開業している。</ref>。
 
 
 
JR東日本ホテルズの会員制度である、「EASTYLE MEMBERS」についても、[[2015年]][[12月1日]]付でようやく加盟し、以降は、当館でも同会員制度の特典が受けられるようになった。
 
 
 
== 雑記 ==
 
*運営会社「株式会社ホテル、ニューグランド」は商号に「、([[句読点]])」が入り稀有である。
 
*ニューグランドタワー屋上に、[[テレビ朝日]]情報カメラが設置されている。
 
*[[1988年]]、[[矢沢永吉]]はシングル「ニューグランドホテル」をリリースしている。シングル、アルバムを含め演奏場所以外に矢沢が具体的建物を題名とした、唯一の作品である。{{要出典|date=2013年11月}}<!-- [[2012年]]9月29日[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]「矢沢永吉 63歳のメッセージ?カリスマ・40年目の夏?」で、[[有働由美子]]とのインタビューに際し訪れた。
 
 
 
記事には関係ないのでコメント化。ただし、出典を示すと思われるので、きちんとした典拠が示されるまでは削除にもあたらない。 -->
 
*[[東京事変]]のミニアルバム「[[color bars]]」に収録される「今夜はから騒ぎ」のPVは当ホテルで撮影された。
 
*当地以外の同名あるいは類似名称の宿泊施設とは一切無関係である。たとえば、以下が挙げられる:
 
**[[八王子市]]大和田町の八王子ホテルニューグランド([[サンルートホテルチェーン]]提携。以前は“八王子”を省いた看板などが使われていた)。
 
**名古屋市[[中村区]]の「[[名鉄ニューグランドホテル]]」([[名鉄グループ]])
 
* 2013年、本館および[[横浜そごう]]のバーで、メニューと実際に提供される食材が異なっていたことが判明した<ref group="注">本館の「シーガーディアンII」および横浜そごうの「シーガーディアンIII」において、[[バナメイエビ]]を「芝海老」、また加熱処理された冷凍ジュースを「フレッシュ」としていた。なお、2013年は[[阪急阪神ホテルズ]]の各ホテルを皮切りに各地で類似の偽装が発覚した。</ref>。これについて総務人事部の見解は「酒中心の店で認識が甘くなった」ためであるとする<ref>{{cite news|date=2013-11-07|newspaper=朝日新聞|title=ホテルニューグランドとベイシェラトン 偽装、横浜の名門も|at=神奈川版}}</ref><ref>{{cite news|date=2013-11-06|newspaper=MSN産経ニュース|title=横浜のホテルニューグランドでも不適切表記 「バナメイエビ」を「芝海老」|url=http://sankei.jp.msn.com/region/news/131106/kng13110618370004-n1.htm|accessdate=2013-11-07}}</ref><ref>{{cite web|title=バー シーガーディアンIIおよびIIIにおける表記についてお知らせとお詫び|url=http://www.hotel-newgrand.co.jp/img/pdf/release_131106.pdf|publisher=ホテル、ニューグランド|date=2013-11-06|accessdate=2013-11-11|archivedate=2013年11月10日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20131110232700/http://www.hotel-newgrand.co.jp/img/pdf/release_131106.pdf|deadurldate=2017年9月}}</ref>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* 高橋清一 『横浜流―すべてはここから始まった』 東京新聞出版局、2005年。ISBN 4808308347
 
* 白土秀次 『ホテルニューグランド50年史』 中央公論事業出版、1977年。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[クラシックホテル]] - 当ホテルと他の5つの老舗ホテルで「クラシックホテルの仲間たち」というグループを結成し、共同での広報活動を行っている。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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*{{official|http://www.hotel-newgrand.co.jp/}}
 
*{{official|http://www.hotel-newgrand.co.jp/}}
  
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[[Category:横浜市のホテル]]
 
[[Category:横浜市のホテル]]

2019/4/28/ (日) 22:27時点における最新版

ホテル ニューグランド

神奈川県横浜市にある,横浜港に臨むホテル。ダグラス・マッカーサーが執務した「マッカーサールーム」で知られる。1926年「ホテル、ニューグランド」設立,1927年ホテルニューグランドを開業。一品料理の提供など従来にない自由なレストランのサービスが評判になった。1945年駐留アメリカ軍の将校宿舎として全館接収されたが,1952年に解除され営業再開。1973年横浜高島屋特別食堂に出店。1981年国際観光興業を吸収合併。1988年みなとみらい21地区の横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)のホテル経営に参画するとともに,新館ニューグランドタワーの建設に着工,1991年営業開始。

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