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[[イネ科]]の大型の一年草。古くから山村の補助食料として田や畑などでわずかに栽培され,インドでは雨季の作物として栽培されている。母種は北半球の温帯から暖帯に広く分布するイヌビエまたはケイヌビエとされているが原産地は不詳。稈は直立し 1m以上に達して粗大。葉は線状披針形で細鋸歯があり,基部は葉鞘となり稈を包む。秋に,稈頂に大きな円錐花序をなして淡緑色または紫褐色の花を多数密につける。穂軸には白色の剛毛がある。ヒエは栽培される場所により変化が多く,たとえば日本のヒエとインドのヒエの雑種第1代は不稔性で,また水田で栽培されるヒエと畑で栽培されるヒエとは,それぞれタビエ,ハタビエと呼び区別される。また本種の母種とされるイヌビエなどは水田の雑草となっている。
 
[[イネ科]]の大型の一年草。古くから山村の補助食料として田や畑などでわずかに栽培され,インドでは雨季の作物として栽培されている。母種は北半球の温帯から暖帯に広く分布するイヌビエまたはケイヌビエとされているが原産地は不詳。稈は直立し 1m以上に達して粗大。葉は線状披針形で細鋸歯があり,基部は葉鞘となり稈を包む。秋に,稈頂に大きな円錐花序をなして淡緑色または紫褐色の花を多数密につける。穂軸には白色の剛毛がある。ヒエは栽培される場所により変化が多く,たとえば日本のヒエとインドのヒエの雑種第1代は不稔性で,また水田で栽培されるヒエと畑で栽培されるヒエとは,それぞれタビエ,ハタビエと呼び区別される。また本種の母種とされるイヌビエなどは水田の雑草となっている。
 
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2018/9/5/ (水) 23:26時点における最新版


ヒエ
英名:Japanese barnyard millet、学名Echinochloa esculenta (A. Braun) H. Scholz (1992)

アイヌ語ではピヤパ


イネ科の大型の一年草。古くから山村の補助食料として田や畑などでわずかに栽培され,インドでは雨季の作物として栽培されている。母種は北半球の温帯から暖帯に広く分布するイヌビエまたはケイヌビエとされているが原産地は不詳。稈は直立し 1m以上に達して粗大。葉は線状披針形で細鋸歯があり,基部は葉鞘となり稈を包む。秋に,稈頂に大きな円錐花序をなして淡緑色または紫褐色の花を多数密につける。穂軸には白色の剛毛がある。ヒエは栽培される場所により変化が多く,たとえば日本のヒエとインドのヒエの雑種第1代は不稔性で,また水田で栽培されるヒエと畑で栽培されるヒエとは,それぞれタビエ,ハタビエと呼び区別される。また本種の母種とされるイヌビエなどは水田の雑草となっている。




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