シーア派
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国ごとのイスラム教の分布。緑系はスンニ派、赤紫系はシーア派、青はイバード派
シーア派
(アラビア語:الشيعة、ラテン文字転写:ash-Shīʻa(h))
イスラム二大宗派の一つで,多数派スンニー派に対立する。
元来はムハンマドのいとこで女婿でもあった第4代正統カリフのアリーを支持する政治・宗教的党派をさしたが,アリー没後のウマイヤ朝の成立およびアリーの子フサイン一族の殉教いわゆるカルバラーの悲劇以降,イスラムの一宗派として発展,スンニー派を支持するウマイヤ朝,アッバース朝国家に対する反体制運動の宗教的よりどころとなった。十二イマーム派,イスマーイール派,ザイド派,カイサーン派がそれに属し,現在数は少いが,おもにイランを中心として行われている。