「カールソン・レジドール・ホテルズ」の版間の差分
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カールソン・レジドール・ホテルズ(英: Carlson Residor Hotel Group)は、アメリカ合衆国に本部を置くカールソン・カンパニーズと、ベルギーに本部を置くレジドール・グループ(英: The Residor Hotel Group)の提携により運営されている、世界的ホテルチェーン。
歴史
レジドール・グループは、スカンジナビア航空(SAS)のホテル部門として、1960年にデンマークで設立された。以降、スカンジナビア地域を中心に「ラディソンSAS」のブランド名でホテルを展開し、1980年にはラディソンSASをクウェートに開業、ヨーロッパ外に初進出した。1994年にレジドール・グループは、ヨーロッパ地域のラディソンSASの運営において、カールソン・カンパニーズと最初の提携を締結し、2002年には、「パークイン」「カントリーイン」の各ブランドにおいて提携を締結した。2006年に、スカンジナビア航空がホテル事業から撤退・売却したことに伴い、カールソン・カンパニーズが最大の株主となり、現在に至っている。
2016年4月28日 - 海航集団(HNA)傘下のHNAツーリズムが、米カールソン・ホスピタリティーからホテル資産の全てを買収することで合意した。HNAツーリズムは、カールソンホテルズの全て(ラディソン・ホテル、高級ホテルのクオブス・コレクション、大衆路線のパーク・プラザ・ホテルズ&リゾーツ、など)と、ベルギーに本拠を置くレジドール・ホテル・グループの株式約51.3%を取得する計画で、中国企業として、初めて欧米の大手ホテルチェーンを所有することとなる。
ホテルブランド
カールソン・ホテルズ
- ラディソン
- フラグシップとなっているブランド。現在、世界中の主要都市に展開している。「ラディソン(Radisson)」のほか、2009年にラディソンSASからブランド名を移行した「ラディソン・ブルー(Radisson Blu)」、「ラディソン・レッド(Radisson Red)」がある。
- カントリーイン&スイーツ
- 古き良きアメリカをイメージした、料飲施設を持たないミッドスケールのブランド。木目調の家具などを用いて古き良きアメリカを演出している。
- パークプラザ、パークイン
- 両ブランドとも2000年にカールソンのブランドに加わった。パークプラザは料飲施設を備えたミッドスケールのブランドだが、パークインには料飲施設がない場合が多い。
レジドール・ホテル・グループ
カールソン・ホテルズは、レジドール・ホテル・グループ株式の約51.3%を所有している。
日本での展開
カールソンは、近鉄グループの都ホテルズ&リゾーツと提携して、2000年に東京の白金台の都ホテル東京(1979年開業)をラディソン都ホテル東京に、また大阪の上本町の都ホテル大阪(1985年開業)をラディソン都ホテル大阪と改称した。しかし、2007年には都ホテルズとの提携を解消し、東京・大阪の両ホテルは2007年4月からいずれもシェラトン・ブランドに改称した。
2015年現在、日本では、千葉県・富里市にあるラディソンホテル成田(1978年開業、2007年4月1日までの名称はラディソンホテル成田エアポート)の1店舗を運営している。