エジプト革命(1952)

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Egyptian Revolution


1952年7月 23日の未明 G.A.ナセル中佐の率いる自由将校団がクーデターを起して国王ファールーク1世を追放したのち,エジプトに起った一連の政治,経済,社会改革をさす。 53年6月には共和制を宣言して当時国民に人気のあった M.ナギーブ中将を初代大統領にかつぎ出した。しかし,土地改革問題やムスリム同胞団の処遇をめぐってナセルとナギーブが対立,54年 11月にはナギーブが追放されてナセルの地位が確立した。この革命により,オスマン帝国の支配以来外国人の支配下におかれてきたエジプトの政治は初めてエジプト人自身によって握られ,非同盟中立政策やスエズ運河国有化,アスワン・ハイダム建設決定,土地改革や社会主義的経済政策の導入へとつながり,アラブ世界全体にきわめて大きな影響を与えた。 (エジプト独立運動 )

ナセル