アルベール2世 (モナコ大公)
テンプレート:Monaco Royal Family アルベール2世(Albert II de Monaco、1958年3月14日 - )は、モナコ公国の大公(在位2005年7月12日 - )。父はレーニエ3世、母はハリウッド女優であったグレース・ケリーである。2005年3月31日、摂政に就任し、2005年4月6日にレーニエ3世が薨去したため、同年7月12日即位式が行われた。
人物
1977年アマースト大学に入学し、政治学、経済学、音楽、英文学を専攻。1981年卒業。学生時代からスポーツにも熱心で、自らもスポーツマンで冬季オリンピック大会に5回ボブスレー選手として出場している(自身は現在IOC委員)。柔道では初段。また、近年までモンテカルロで開催されていた国際音楽賞ワールド・ミュージック・アワードは1989年に当時大公世子であったアルベール2世の後援により創設された賞である。
他にも2006年4月16日、イギリス人やロシア人7名とともに、犬ぞりにより150キロメートルの距離を走破して北極点に到達した。その後2009年にも地球温暖化の調査のために南極大陸を訪れ、1月14日に南極点へ到達した[1]。どちらも国家元首としては世界初である。
大西洋、地中海におけるマグロの乱獲に反対している。
家族
兄弟姉妹には姉のカロリーヌと妹のステファニーがいる。また独身時代に認知した婚外非嫡出子が2人いる。
2011年7月1日、南アフリカの元水泳選手シャルレーヌ(シャーリーン)・ウィットストックと結婚 [2]。
2014年12月10日、夫妻の最初の子となる男女の双子が誕生[3]。なお、長女であるガブリエラ公女が出生順では先であるが、モナコ公国憲法では男子が優先相続者となる規定があることにより後から出生した長男のジャック公子が公位継承権第1位となる[3][4]。
称号と敬称
- (1958年 - 2005年)至尊なるモナコ大公世子兼レ・ボー侯爵殿下 (Son Altesse sérénissime le prince héréditaire de Monaco, marquis des Baux)
- (2005年 - )至尊なるモナコ大公殿下 (Son Altesse sérénissime le prince souverain de Monaco)
脚注
- ↑ “モナコ元首が南極点に到達、国家元首としては世界初”. AFP. (2008年1月15日)
- ↑ “「シャルレーヌ妃」誕生=アルベール公が結婚式”. 時事通信. (2011年7月2日)
- ↑ 3.0 3.1 “モナコ公妃が男女の双子出産、継承権1位は男児に”. Reuters. Thomson Reuters. (2014年12月11日) . 2017閲覧.
- ↑ 山田邦夫「諸外国の王位継承制度 -各国の憲法規定を中心に- (PDF) 」 、『レファレンス』第656巻、国立国会図書館、2005年9月、. 2017閲覧.
外部リンク
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