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'''橋下 徹'''(はしもと{{refnest|group="注釈"|本来の読み方は「はしした」だった。橋下の母によれば、「徹が生まれた時点で橋下(はしした)家との[[因縁]]を断ち切る意図のもとに「はしもと」と改めた」という<ref>『[[g2 (雑誌)|g2]]』2010年12月、森功「同和と橋下徹」p.32 - 33</ref>。}} とおる、[[1969年]](昭和44年)[[6月29日]]<ref name="asahi" /> - )は、[[日本]]の[[タレント]]、[[弁護士]]([[大阪弁護士会]]所属 登録番号25196)、[[政治家]]。[[大阪維新の会]]法律顧問。[[豊中市]]在住。
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'''橋下 徹'''(はしもととおる、[[1969年]](昭和44年)6月29日 -
 
 
[[都道府県知事|大阪府知事]](公選第17代)、[[大阪市長]](第19代)、大阪維新の会代表(初代)、[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]共同代表、[[維新の党]]共同代表、[[日本維新の会 (2016-)|おおさか維新の会]]代表(初代)<ref>[http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015100200431&g=pol 2015/10/02 時事通信]</ref>、おおさか維新の会法律政策顧問などを歴任した。
 
 
 
== 来歴 ==
 
=== 生い立ち ===
 
[[東京都]][[渋谷区]]で生まれた<ref name="hashimoto-law-office" />。物心がつく前に父親は自殺、母親が苦労して家計を支え、小学5年のころ[[大阪府]][[吹田市]]に引っ越し、1年後には[[大阪市]][[東淀川区]]東中島へ移り住んだ<ref name="sankeimsnwest1">{{Cite web |date= 2015-09-19|url= http://www.sankei.com/west/news/150919/wst1509190002-n1.html|title= 【橋下徹研究・再録 第1部】口達者のハシゲ(1)転校生が選んだ道 「スネ夫」から「代弁者」に|publisher= 産経WEST|accessdate=2016-03-19}}</ref>。いずれも、手狭な府営住宅から地元の公立学校に通った<ref name="sankeimsnwest1" />。
 
{{正確性|date=2014年4月|section=1}} [[大阪市立中島中学校]]入学。中1の頃、母が再婚した<ref name="t_ishin111029">[http://twilog.org/t_ishin/date-111029 橋下徹twitter(2011年10月29日)]</ref>。同校卒業後[[大阪府立北野高等学校]]入学。高校では、名前の字から「ハシゲ」と呼ばれた<ref name="sankeimsnwest2" />。[[ラグビー]]高校日本代表候補に選ばれ東西対抗にも出場する。高校在学中に、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の『[[全国高等学校クイズ選手権]]』に出場。地方予選で敗退したが、放送には映っていた<ref>地方大会・事前番組・本放送に映ったことのある芸能人は橋下のほかに[[ザ・プラン9]]の[[浅越ゴエ]]、[[欅坂46]]の[[長濱ねる]]がいる。</ref>。学校での成績は芳しくなく、現役時代には[[早稲田大学]]を2学部受験するも、不合格に終わった<ref>[[高寄昇三]] 『大阪都構想と橋下政治の検証: 府県集権主義への批判』 公人の友社 [[2010年]] ISBN 4875555687</ref> 卒業後、一年間の[[過年度生|浪人]]生活を経験。
 
 
 
[[早稲田大学]][[早稲田大学政治経済学部|政治経済学部]][[経済学部|経済学科]]に入学。[[兵庫県]][[明石市]]の[[泉房穂]][[市町村長|市長]](第49期司法修習生=1995年研修所入所=橋下と同じラグビー同好会に所属)は同じ自治体トップとして橋下をよく知る人物の一人であり、ラグビーの練習後に聞かされた話を今も覚えている<ref name="mainichi20120415">[http://mainichi.jp/graph/2012/04/15/20120415mog00m010002000c/001.html ストーリー:橋下氏、野心の源流 破れた革ジャン5万円−−司法修習同期の証言]毎日jp</ref>。
 
学生ビジネスで[[不渡手形]]をつかまされ、[[訴訟]]を起こすといった経験をきっかけに、[[法律家]]を目指すようになった<ref name="mainichi20120415" />。早稲田大学政治経済学部を卒業した<ref name="asahi" />[[1994年]]に司法試験に合格。
 
 
 
=== 弁護士として ===
 
司法修習を経て1997年に弁護士になった橋下は大阪の樺島法律事務所に入る。樺島事務所に入った後、「[[同和地区]]に住んでいたけど私は同和じゃなかった。だから、私は同和問題はやりません」と言い、[[部落解放同盟]]の[[朝田善之助]]派が起こした京都[[公営住宅|市営住宅]]の[[家賃]]値上げ反対訴訟に参加することを拒否した<ref>『g2(<small>ジーツー</small>)』(講談社、<small>2010.December、vol.6</small>)森功「同和と橋下徹」p.28</ref>。
 
 
 
[[1998年]](平成10年)、[[大阪市]]内に自前の「橋下綜合法律事務所」を設立して独立。[[示談]]交渉による解決を看板にする。[[飛び込み営業]]なども行い顧客を集め<ref name="bunsyun20060615">『[[週刊文春]]』(2006年6月15日号)</ref>、弁護士としての主な担当業務は[[企業コンプライアンス]]、[[M&A]]、エンターテインメント法、スポーツビジネスなど。大正時代に築かれた日本最大級の[[遊廓]]と言われ、最後の[[色街]]ともいわれる[[飛田遊廓|飛田新地]]の料飲組合の顧問などもしていた<ref name="komon20101106">井上理津子『さいごの色街 飛田』 229頁</ref>。[[2008年]](平成20年)[[2月6日]]の[[都道府県知事|大阪府知事]]に就任した後は、事務所を法人化し別の弁護士が運営する。[[芸能事務所]][[タイタン (芸能プロダクション)|タイタン]]と業務提携し、自身のタレントとしてのマネージメントを委託していた。また、同社の顧問弁護士も務めていた。
 
 
 
=== マスメディア出演 ===
 
大阪で弁護士活動の傍ら、朝日放送『[[ワイドABCDE〜す]]』に外国人タレントのデーブ・スペクターと共に出演するようになる。
 
  
[[2003年]](平成15年)[[4月]]から、[[久保田紀昭]]の後任として[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系全国ネットの『[[行列のできる法律相談所]]』にレギュラー出演するようになる。同年[[7月]]には関西ローカルの『[[たかじんのそこまで言って委員会]]』([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]])でもレギュラーを務めた。
+
北野高校時代ラグビー部に所属して全国高校ラグビー全国大会に出場,昭和63年には高校日本代表候補となる。平成9年大阪弁護士会に弁護士登録。10年橋下綜合法律事務所を設立。15年「行列のできる法律相談所」のレギュラーになるなど多くのTV番組に出演し人気となる。
  
しばしば[[タレント]]・[[文化人]]批判や[[下ネタ]]発言をする一方、[[ワイドショー]]などでは事故・事件・[[時事問題]]について自分の意見を強く述べていた。また、[[司法]]問題や法曹界全般、弁護士・[[裁判官]]の資質に至るまで幅広く批判していた。このため自身の発言で物議を醸すことも多かった<ref>http://news.biglobe.ne.jp/list/002/671/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9.html </ref>。{{main|#話題となった発言}}
+
大阪府知事選へ自民党府連推薦・公明党府本部支持で立候補,20年第52代大阪府知事に就任。23年大阪市長。24年日本維新の会を立ち上げ代表,のち[[石原慎太郎]]・[[平沼赳夫]]の太陽の党と合流して代表代行となる。
  
=== 政治家として ===
+
26年大阪都構想をめぐって大阪市長を辞職し,市長選に再出馬して再選。同年石原慎太郎・平沼赳夫グループとは袂を分かち,結(ゆ)いの党と合併し,江田憲司とともに「維新の党」の共同代表となる。
  
2007年(平成19年)[[12月12日]]、[[都道府県知事|大阪府知事]]選挙に出馬することを表明。2008年(平成20年)[[1月27日]]投開票の[[2008年大阪府知事選挙|大阪府知事選挙]]で183万2857票を獲得し当選した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h20tiji/tiji_Top_Main.htm 平成20年1月27日 大阪府知事選結果](大阪府選挙管理委員会)</ref>。同年[[2月6日]]に大阪府知事に就任した。
+
27年「大阪都構想」の賛否を問う住民投票に破れ,大阪市長満期をもって政界を引退すると発表。
 
 
2009年(平成21年)に、[[世界経済フォーラム]](ダボス会議)のYoung Global Leadersの1人に選出された。
 
 
 
2010年(平成22年)4月、地域政党[[大阪維新の会]]を結党し代表に就任。2012年(平成24年)9月、国政政党[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]代表。同年11月、日本維新の会代表代行。2013年(平成25年)1月、日本維新の会共同代表。
 
 
 
2011年(平成23年)11月、自らが掲げる[[大阪都構想]]などの政策実現を目的として、任期を3ヶ月余り残して大阪府知事を辞職、任期満了に伴う[[2011年大阪市長選挙|大阪市長選挙]]に立候補。40年ぶりとなる[[2011年大阪府知事選挙|府知事選]]とのダブル選挙であることや、現職の[[平松邦夫]](12月19日任期満了)との[[一騎討ち]]などが注目されたが、結果は750,813票と平松に20万票以上の差をつけて初当選。同年12月19日、第19代(公選制では9代目)[[大阪市長]]に就任した。知事経験者が[[政令指定都市|政令市]]長に就任したのは史上初であった。
 
 
 
2014年(平成26年)3月23日、出直し選挙を図り、2番手候補に30万票以上の差をつけて再選。9月21日、[[維新の党]]共同代表。12月23日、共同代表辞任。
 
 
 
2015年(平成27年)5月17日、大阪都構想の賛否を問う[[住民投票]]がおこなわれ、結果は否決された。投開票後の初の定例会見において、次期大阪市長選は維新での候補擁立にこだわらないとする個人的な見解を示した<ref>[http://web.archive.org/web/20150529053023/http://www.sankei.com/west/news/150529/wst1505290033-n1.html 橋下氏「都構想反対派が市政を進めたらいい」 維新での擁立にこだわらず 次期大阪市長選で] 産経2015年5月29日</ref>。
 
 
 
2015年8月27日、維新の党を辞任すると共に離党。同時に[[松井一郎]]も顧問を辞任・離党した。ただし、両者ともに大阪維新の会の代表・幹事長は続けた<ref>{{cite news
 
| url = http://www.sankei.com/west/news/150827/wst1508270063-n1.html | title = 【橋下氏離党会見】(1)「僕と松井知事はダブル選に専念する」橋下氏が離党理由を説明(1/2ページ) | newspaper = 産経WEST | date = 2015-08-27 | accessdate = 2015-08-27 }}</ref>。同年10月2日、国政政党・[[おおさか維新の会]]を結党し、初代代表に就任<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/10661628/ 産経新聞2015年10月2日]</ref>。同年12月12日、おおさか維新の会代表を退任し、法律政策顧問に就任<ref>[http://mainichi.jp/articles/20151213/k00/00m/010/042000c おおさか維新 新代表に松井氏 橋下氏は法律政策顧問へ]</ref>(同日に大阪維新の会代表も退任)。
 
 
 
同年12月18日、大阪市長の任期を満了し、政界から引退した。
 
 
 
== 政界引退後 ==
 
2017年(平成29年)5月末で日本維新の会の法律政策顧問を退任<ref>維新の政策顧問退任の橋下氏、法律顧問は継続 「『政策に関与』の誤解あった」と松井代表 産経新聞 2017年5月30日</ref>、同年10月には法律顧問を辞任して<ref>{{Cite web |url=https://www.jiji.com/sp/article?k=2017102600069&g=pol |title=橋下氏、維新法律顧問を辞任|date=2017-10-26 |publisher=AFP|accessdate=2017-10-26}}</ref>、[[大阪維新の会]]の法律顧問に就任<ref>[http://www.sankei.com/west/news/171026/wst1710260106-n1.html 橋下徹氏は「大阪維新」の法律顧問に 松井代表の現体制を維持]産経WEST</ref>。
 
 
 
== 見解・発言 ==
 
=== 自民党・民主党・公明党 ===
 
2014年11月13日、幹部会において次期衆院選での[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]との連携が協議された。しかし、橋下はこれに強く反対したという<ref>[http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111301001921.html 維新、民主との全面協力見送り 橋下氏が反対] 共同2014年11月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
[[公明党]]の[[山口那津男]][[公明党代表|代表]]が「そうした挑発的な言動には乗らない。冷静に足元を固めて準備する」とコメントをした事に対して、「さすが大人だな、というふうに思いますけどね。大人の党(=公明党)ですよ」と発言した<ref>[http://web.archive.org/web/20141128164441/http://logmi.jp/28807 橋下徹 大阪市長 記者会見] logmi2014年11月20日</ref>。
 
 
 
2015年1月14日、関西テレビの番組で[[安倍晋三]][[内閣総理大臣|首相]]は、都構想に関して「二重行政をなくし住民自治を拡充していく意義はある。」と述べた。これに対して橋下徹は、「絶対に必要で、総理にしかできない。何かできることがあれば何でもする」と協力姿勢を鮮明にした<ref>[http://web.archive.org/web/20150115115412/http://www.sankei.com/west/news/150115/wst1501150052-n1.html 橋下氏「僕はうれしくてしょうがない」 安倍首相「都構想、意義ある」発言に感無量] 産経2015年1月15日</ref>。
 
 
 
2015年6月15日、安倍晋三首相との会談を受けて、労働者派遣法の早期採決に応じるなど更に自民党への接近を見せる。そして自身のツイッターで、民主党との連携に関して否定的な投稿を繰り返した<ref>[http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/150615/plt15061522290013-n1.html 橋下氏、民主に三行半 ツイッターで「日本の国にとってよくない政党」] 産経新聞</ref>。
 
 
 
=== 消費税 ===
 
2014年10月12日、[[消費税]]率の10%への引き上げについて、「今の段階では反対だ。止める法案を出す。(国会)議員の数はそのままで消費税だけ上がるなんて、こんなふざけた政治は許せない」と述べ、(消費税増税の)凍結法案を提出する考えを示したという。「ここまで(議員の歳費の削減など)をやって(消費税)増税をお願いするのが政治の筋道だ」と強調した<ref>{{Cite news|title=消費増税凍結法案を提出=橋下氏|newspaper=時事通信社|date=2014-10-12|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410%2F2014101200185| archiveurl =https://archive.today/t1Dps | archivedate =2014-10-12 |accessdate=2015-01-07}}</ref>。
 
 
 
同年11月20日、消費税の税率を10%にした場合、“低所得層に対して、[[現金]]を給付する。「[[給付付き税額控除]]」を導入すべきだ”との立場を明らかにした<ref>[http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014112000633 軽減税率導入に反対=維新・橋下氏] 時事通信2014年11月20日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 公会計制度 ===
 
[[公会計]]における複式簿記・発生主義の導入を推進した。
 
 
 
2008年、橋下は、従来の単式簿記・現金主義会計による公会計制度について、「民間の収入と公会計の収入が全然違うことに非常に戸惑いを感じる」と発言。その判り難さを指摘<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC20%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1423&N=18667&H=4709432&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000060_00000192 大阪府議会 臨時会健康福祉常任委員会会議録 2008年7月18日。]</ref>。
 
 
 
これに代えて、複式簿記・発生主義の新公会計制度を「全国に波及させていきたい」と述べて<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20091225.html#sinkoukaiseido 大阪府 知事記者会見内容 2009年12月25日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、国に対しては、[[2009年]]10月30日に行なわれた[[総務大臣]]との[[ビデオ会議|テレビ会議]]の中で、「公会計制度を、きちんと組織マネジメントができるような、[[企業会計]]原則に近い正確な情報を出す制度にしないといけない」と発言、[[原口一博]]総務大臣(当時)は「公会計制度の抜本改革については、バランスシート経営、それからキャッシュマネジメントという考え方を入れていかないといけない」と応じている<ref>[http://www.soumu.go.jp/main_content/000044033.pdf 総務省 地域主権改革に係る総務大臣と総務省顧問とのテレビ会議 議事要旨 2009年10月30日。]</ref>。また、[[全国知事会]]に対しては、同年11月12日に行なわれた全国知事会行政改革プロジェクトチーム会議において、「複式仕訳に基づく新会計制度の早期導入を、先進県の協力の下、全都道府県で検討」すべきと提案している<ref>[http://www.nga.gr.jp/news/shiryou2beltushi.PDF 全国知事会 行政改革プロジェクトチーム会議『個別の行政改革テーマについて』2009年11月12日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。翌[[2010年]]11月11日には、大阪府と東京都との共催により都庁で行なわれた「公会計制度改革シンポジウム」で、全国の自治体関係者など約500名を前に講演。「現金主義の[[官庁会計]]では財務情報が見えず、単年度の資金繰りの帳尻合わせに終始してしまう」「民間企業では当たり前の複式簿記・発生主義による[[財務諸表]]を作成し、正確な財務情報を明らかにすることで、将来を見通した地域経営が可能となる」「財務マネジメントを実践し借金漬けの運営から脱却していくには、会計制度の改革が必要である」と語った<ref>[http://www.pref.osaka.jp/tokyo/news/11gatunojouhou.html 大阪府東京事務所『2010年11月 ニュース&トピックス』。]</ref>{{リンク切れ|date=2016年3月}}。
 
 
 
=== 公務員 ===
 
* 職員に調査を行い、「[[入れ墨]]のある者が、[[大阪市]]の職員になっている」ことが判明。[[市民]]から苦情が寄せられていることもあり、入れ墨職員に対し、[[懲戒処分]]を下した。しかし、[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]は「懲戒処分の取り消しを求める判決」を下した。橋下は、この判決に対し、「司法判断はしっかり受け止めるが、市民から(入れ墨に対する)苦情が寄せられていたことも確か。[[最高裁判所 (日本)|最高裁]]まで判断を仰ぎたい」と語った<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/national/20141218-OYT1T50075.html |accessdate=2015-01-08 |title=橋下・大阪市長が控訴の意向「市民から苦情」 |date=2014-12-18 |archiveurl=http://megalodon.jp/2014-1219-1421-30/www.yomiuri.co.jp/national/20141218-OYT1T50075.html |archivedate=2014-12-18}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。その後の控訴審では大阪市の逆転勝訴となり、橋下が市長を退任した後となる2016年11月9日付で最高裁が同判決を支持し大阪市の勝訴が確定した<ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/west/news/161111/wst1611110066-n1.html|title=橋下氏主導の大阪市の入れ墨調査「適法」確定、拒否した職員敗訴|work=産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2016-11-11|accessdate=2017-05-30}}</ref>。
 
 
 
* [[大阪維新の会]]タウンミーティング(2010年12月12日夜)で、「大阪市職員は政治活動をしている。政治活動に[[公務員]]が首をつっこんでくるのはおかしい。負けたときは一族郎党どうなるか。われわれが勝ったときには覚悟しとけよ」と発言<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101213/plc1012131052002-n1.htm 橋下知事「政治活動の大阪市職員は一族郎党、覚悟しろ」 維新へ“圧力”情報めぐり] MSN産経ニュース2010年12月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
*2009年、[[神戸市]]の空港事業室長が、「他の[[地方公共団体|自治体]]が管理する空港を基地移転先に例示した(橋下)知事発言はもってのほか。厳重に抗議する」と1日と2日に渡って[[大阪府]]に電話をかけた。橋下は「市長からの抗議なら分かるが、公務員が[[政治家]]に厳重抗議するのはおかしい」とした上で「何とかしたいという思いで(関西)[[関西三空港の経緯と現状|3空港問題]]を考えている。『いちいち口を出すな』と言うなら3空港問題から神戸空港を除いて神戸市で全部責任を取ればいい」と述べた<ref>神戸市の抗議に激怒 普天間移設で 橋下大阪知事 『時事通信』 2009年12月4日。</ref><ref>橋下知事激怒「本当に神戸市はダメだ」市室長から抗議電話され 『産経新聞』 2009年12月4日。</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120401000382.html 米軍基地問題で橋下氏が批判「神戸市は勘違い甚だしい」 『共同通信』 2009年12月4日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 関西国際空港 ===
 
* 「関空という案を本気で国が論じられるのであれば、地元[[都道府県知事|知事]]としてその論議の中にしっかりと入っていきたい」「沖縄県以外の[[日本国籍|日本国民]]はちょっと無責任であり、沖縄にすべてを負担させ過ぎという気はある」と述べた<ref name="kokkai20091117">[http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001517320091117002.htm 第173回国会衆議院安全保障委員会会議録 2009年11月17日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref name="jcast20091207">[http://www.j-cast.com/2009/12/07055624.html 大手マスコミ黙殺した橋下発言「普天間関西へ」浮上の舞台裏 『J-CASTニュース』 2009年12月7日。]</ref>。
 
*12月2日、「[[安全保障|安保]]政策に関して(府知事が)積極的に発言するのは行き過ぎ」と前置きした上で、関西移設案について「今の時点で受け入れますとか言えない立場。[[日本の地方議会|議会]]と議論もしていない」と述べた。一方で、議論の前提として「関西に国際[[ハブ空港]]機能も持たせてもらう政府の案」を挙げ、「きれいごとだけでは済まない。大阪の都市機能を上げていくのが僕の責務」とも語り、「関空・[[神戸空港]](への訓練移設)に限らず、沖縄の負担軽減案として、大阪が何か負担しなきゃいけないのであれば、その案を持って府民・議会を説得したい」との考えを示した。また、沖縄の負担軽減の考えを持ったきっかけとして、「知事になる5年前くらいに講演会で沖縄に行った際、(戦史)資料館や普天間・嘉手納などを見て回り思いを強くした」と説明した<ref name="kaiken20091202" />{{リンク切れ|date=2016年3月}}。
 
*[[2009年]](平成21年)[[12月17日]]、[[全国知事会]]戦略会議において、橋下は、「政府から要請があれば知事会が基地問題のテーブルに着くべき」と提起。「地方はこれまで国に金くれ、権限寄こせばかり言ってきた。国と地方の対等を言うならば、国が困っていることも受け止める場を作る必要がある」と述べた<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091217-OYT1T01256.htm 橋下知事「沖縄軽減策、知事会でも議論を」 『読売新聞』 2009年12月17日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.okinawatimes.co.jp/article/2009-12-18_420/ 橋下氏、基地協議を提起 全国知事会 沖縄の負担減 継続審議に 『沖縄タイムス』 2009年12月17日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 国会議員の経費 ===
 
[[国会議員]]の[[文書通信交通滞在費]]について、「繰り越しや残額は認められるべき。但し、いきなり政治資金団体に入れるのでは、お金の流れが見えなくなり、会計原則に則り資金の動きを公開すべき。こんな事で増税なんて[[国民]]は納得しない。」等と発言したという<ref>[http://web.archive.org/web/20150412055447/http://www.sankei.com/politics/news/140907/plt1409070024-n1.html 橋下氏、新党議員に文書通信費の使途公開要請へ] 産経2014年9月7日</ref>。
 
 
 
=== 大阪都構想 ===
 
{{Main|大阪都構想}}
 
2010年(平成22年)1月12日、[[公明党]]の年賀会で「競争力のある大阪にするためには、一度大阪府を壊す必要があるし、大阪市も壊す必要がある。来たるべき統一地方選挙において、大阪の形を1回全部解体して、あるべき大阪をつくりあげる」と述べ、府と市の枠組みを取り除き、広域行政によって「ひとつの大阪」を目指す考えを示した。その上で、きめ細かな住民サービスを行うため[[東京都区部|東京23区]]のような特別区の導入も検討しているという。橋下は2011年春に行われる[[大阪府議会]]および23の市町の選挙([[第17回統一地方選挙]])に向けて大阪の形を変えていきたいと主張し、政治グループを立ち上げる決意を示し、[[2010年]][[4月19日]]、[[大阪都構想]]の実現を掲げる[[地域政党]][[大阪維新の会]]を結成、自らが代表に就任した。
 
 
 
=== 東日本大震災 ===
 
* [[東日本大震災]]による震災[[産業廃棄物|瓦礫]]について日本各地で受け入れ拒否の動きが発生しているが、橋下は「安全性を確認した上で、原則受け入れる」「嫌だと言えば[[東北地方]]はどうなるのか」と発言している<ref>{{Cite news|title=震災がれき受け入れ、橋下氏「○」平松氏「×」|newspaper=読売新聞|date=2011-10-23|url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111123-OYT1T00101.htm|accessdate=2011-11-27}}</ref>。
 
 
 
=== 外国人参政権 ===
 
<!--* {{要出典範囲|date=2015年9月5日 (土) 03:26 (UTC)|[[2008年]]1月8日、大阪府知事立候補者のマニフェスト討論会で、「歴史的経緯のある特別な永住外国人については当然これは参政権を与えるべきだと思います」と発言した}}。-->
 
* [[2012年]]9月19日、[[在日韓国・朝鮮人]]について「人数の多い大阪では公権力の行使に結びつかないような地域社会のルール作りについては参加してもらっていい」との見解を示したが、外国人参政権に反対の意向を表明した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120919/waf12091919080030-n1.htm 橋下氏「社会ルール作りには参加も」 特別永住外国人参政権付与には反対<nowiki>]</nowiki>] 産経 2012年9月19日 19:04{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 国民の定義について ===
 
*[[2010年]]2月26日、大阪府議会で、下記の様な考えを明らかにした<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?A=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&L=1&DU=0&R=K_H21_02260002_TXT_L00000031_00000254 大阪府議会 定例会本会議会議録 2010年2月26日。]吉田利幸府議(自民党)の代表質問に対する答弁。</ref>。
 
 
 
{{quotation|出生主義か、[[血統主義]]かをいろいろ考えるに当たっては、やはり[[天皇制]]が一番重要なポイントになってくると思います。日本国憲法の第一章のところ、一番最初のところに、国民の権利義務の前のところに天皇制というものをきちんと置いて、我々は天皇制をいただいているということは、やはりこれは血統主義なんだと、日本の国柄というものは血統主義なんだということを前提に我々の国家、日本というものは成り立っているんではないかというふうに考えます。
 
 
 
(引用) 大阪府議会 定例会本会議会議録 2010年2月26日 P.20 12 - 15行目}}
 
 
 
{{quotation|外国人地方参政権の参政権だけのところに焦点が当たっていますけれども、日本人とは何ぞやというところで本当は議論しなければいけないというふうに思っています。アメリカだとか、いろんな他国の制度と比較されますけれども、例えば在日韓国人の問題が僕は大阪で一番ポイントになってくると思うんですが、在日韓国人の二世、三世は、生地主義を、出生主義をとれば、これは日本人になってしまうわけなんですね。国民になってしまう。血統主義でいけば、在日韓国人は帰化しない限りは外国人ですけれども(後略)
 
 
 
(引用) 大阪府議会 定例会本会議会議録 2010年2月26日 P.20 6 - 9行目}}
 
 
 
=== 選択的夫婦別姓問題 ===
 
* 選択的[[夫婦別姓]]法案について、「自身の家庭が母親の再婚のため親子で名前が異なっているが、まったく問題なく家庭が円満であり、別姓が家庭を崩壊に導くようなことはない」と述べた<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?A=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&L=1&DU=0&R=K_H21_02260002_TXT_L00000037_00000273 大阪府議会2010年2月定例会本会議]</ref><ref name="hp20171211">[2017年12月11日 古市憲寿氏が結婚観を開陳「家帰った時に誰かいるって気持ち悪くないですか?」]、HUFFPOST、2017年12月11日。</ref>。「認めない政治家は大馬鹿野郎。その筆頭は[[自民党]]の一部と[[日本維新の会]]。選択的[[夫婦別姓]]を否定している政党は消滅した方が良い。」「選択制であり、家族が壊れるという考えの人は同姓にすればよく、誰にも迷惑かけない。」とも述べている<ref name="hp20171211" />。また、現在の戸籍制度は廃止あるいは、完全個人戸籍とするべき、とし、[[マイナンバー]]制度などを用いれば、しっかりした制度を構築することが可能、としている。あるいはその次善策として、現戸籍制度を維持しつつ、夫婦別姓(氏)にしたときだけ個人単独戸籍とすることを認めても何の問題もない、としている。選択的夫婦別姓への反対派の「結婚している夫婦は個別に戸籍を持つことは許されない」という要求は意味不明であり、反対派が「結婚した夫婦・その家族は仲良く1つの戸籍に入るべき。戸籍に一緒に入ることで家族の一体性が確保できる」と主張するのであれば、外国人にも適用するよう主張するべきで、反対派は論理が破綻している、としている<ref>[http://president.jp/articles/-/24476 橋下徹 夫婦別姓の実現にはこれしかない]、President Online、2018年2月21日。</ref>。
 
* 現戸籍制度については、相続関係を証明するツールとしては最悪の非効率なツールであり、その上、本籍地や出生地の記載は被差別地域を確認すること以外に使い道がなく、そのような記載はもうやめるべき、としている<ref>[http://president.jp/articles/-/24425 日本の戸籍は差別助長のツールだ]、PRESIDENT、2018年2月28日。</ref>。
 
 
 
=== 歴史認識 ===
 
* [[歴史認識]]に関して「[[中華人民共和国|中国]]や[[大韓民国|韓国]]に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、[[第二次世界大戦]]の総括が必要との認識を示した。<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20120928k0000m010086000c.html 「戦争の総括必要」中韓に配慮]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>
 
*2014年2月25日、[[河野談話]]を「歴史事実を語るのに、政治的妥協をやってしまった最悪のペーパー」と評した<ref>BLOGOS 橋下徹2014年02月25日 02:01[http://blogos.com/article/81058/ 河野談話のおかげで、日本だけが戦場の性の問題で特殊な国だと評価されてしまっている。 - 2014年2月25日のツイート]</ref>。
 
 
 
=== 教育 ===
 
* 厳しい[[しつけ]]や[[体罰]]に肯定的である。ただし、体罰と称し大ケガを負わせるような行為には極めて批判的である。
 
* [[2008年]](平成20年)9月、[[国土交通大臣]]に就任直後の[[中山成彬]](第5・6代の[[文部科学大臣]])が、「([[日本教職員組合|日教組]]が強いから)学力が低い。」「日教組は日本のガン」「解体しなければいけない」などの批判を行ったが<ref>{{Cite news |url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/182404/ |title=【主張】中山国交相辞任 信頼失う言動くり返すな |newspaper=産経新聞 |accessdate=2008年11月 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20081102023606/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/182404/ |archivedate=2008-11-02}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、これについて橋下は「本質を突いている」「事実である」とし、日教組批判を行っている<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2008092900168 「民主政権なら日本は大阪化」=中山前国交相 9月29日10時19分時事通信配信]{{リンク切れ|date=2011年1月}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== TPP ===
 
* TPP([[環太平洋戦略的経済連携協定]])について、「基本的に賛成。世界情勢をみれば、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]と韓国がやっていて、日本だけが世界とのつながり遮断するわけにはいかないと思う」としている<ref>{{Cite news| title=【実録ダブル選】(19日)平松市長「地下鉄延伸に前向き」| newspaper=産経新聞| date=2011-10-20 |url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111020/waf11102013080008-n1.htm| accessdate=2011-11-27 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20111021184655/http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111020/waf11102013080008-n1.htm |archivedate=2011-10-20}}</ref>。またTPP反対派の論客である[[中野剛志]]について「なぜ僕がTPPにこだわるか、[[デフレーション|デフレ]]下でも競争にこだわるか、中野氏にぶつけてみたい。価値観、哲学が180度異なるであろう<ref>{{Cite news|date=2012-02-19|url=http://blogos.com/article/32241/|title=維新八策「掛け捨て年金」の意味 - 2月19日(日)のツイート|newspaper=[[BLOGOS]]|author=|publisher=[[LINE (企業)|LINE]]|accessdate=2013-05-27}}</ref>。」と述べている。
 
*但し、国益に反する“TPPには反対”は、当然という意志を下記の様に表明した。
 
 
 
{{quotation|国益に反する場合はTPP参加反対。これはTPPについて後退でも何でもなく当然の確認。TPP交渉参加国も、国益に反してまでTPP参加を認める国などない。
 
 
 
(引用)BLOGOS 橋下徹2012年11月30日 [http://blogos.com/article/51433/ 政治がよくならないのはメディアの責任でもある/政権公約の細かな文言を議論しても意味はない] - 11月30日のツイート }}
 
 
 
=== 国防 ===
 
* [[日本の核武装論|核武装]]については、2007年12月12日の大阪府知事選出馬時の[[記者会見]]において、「現実に日本が核武装することはありえない」と述べ、同年12月25日には「バラエティー番組での発言で世間ウケしないといけなかった」と弁明した<ref name="dalysportsonline20061225">{{Cite news |title=橋下氏推薦NO!核武装論で支持者反発 |url=http://www.daily.co.jp/gossip/2007/12/27/0000783406.shtml |date=2007-12-27 |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=デイリースポーツ |accessdate=2013-05-17 |archiveurl=http://wayback.archive.org/web/20080325134354/http://www.daily.co.jp/gossip/2007/12/27/0000783406.shtml |archivedate=2008-03-25}}</ref>。また、[[アメリカ海軍|米海軍]]艦艇への給油活動を行う[[テロ対策特別措置法]]には肯定的である。
 
* {{要出典範囲|date=2016年8月1日 (月) 11:56 (UTC)|地方での講演依頼の中には「[[日本国憲法第9条|憲法9条]]改正反対」や「[[反核運動|核廃絶]]」などについての依頼もある}}。
 
 
 
==== 竹島問題 ====
 
2012年9月、竹島問題をめぐって韓国が警備隊を常駐させているという積み重ねられた事実がある以上共同管理を目指すべきであるという主張をし<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120923/waf12092320390020-n1.htm 「竹島は日韓共同管理を」 橋下氏、政府の立場と異なる見解]</ref>、賛否両論となった。これについては「領有権放棄ではない。(漁業海域などの)利用について共同でルールを定めるということだ」「『固有の領土』主張の放棄、後退ではない」といった事も述べている<ref>「波紋広がる橋下氏「竹島共同管理」発言 国会議員団との“内ゲバ”も」産経新聞 10月6日(土)19時4分配信</ref>。
 
 
 
=== 北朝鮮 ===
 
[[大阪府庁舎|大阪府庁]]を[[大阪府咲洲庁舎|大阪ワールドトレードセンタービルディング]]へ移転する提案を出したが、条例は2009年3月議会で否決された(入居を見込んでいたビル側はこれにより[[会社更生法]]適用が確実となる)。直後の記者会見で「やっぱり日本は[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]じゃないってことですよ。何でも思い通りに物事を進めたら独裁者になってしまう」と発言。引き合いに出されたことを抗議しながら生徒保護を求める文書を[[朝鮮学校]]保護者会「大阪府オモニ会」から手交された<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/politics/update/0330/OSK200903300091.html |accessdate=2009年3月 |title=橋下知事「日本は北朝鮮じゃない」 朝鮮学校母親ら抗議 |publihser=asahi.com |date=2009-03-30 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090418044302/http://www.asahi.com/politics/update/0330/OSK200903300091.html |archivedate=2009-04-18}}{{リンク切れ|date=2014年4月}}</ref>。
 
これを受けて、[[北朝鮮によるミサイル発射実験 (2009年)|北朝鮮によるミサイル発射]]の際、「大阪にも多くの[[在日韓国・朝鮮人|北朝鮮籍]]の人が住んでいる。[[言論の自由]]が保障されている日本に住む北朝鮮籍の人は、北朝鮮の今の体制について厳しく批判しないといけない。国民に変える気概がなければ、国は変わらない」と述べた<ref>[http://s01.megalodon.jp/2009-0407-1912-31/sankei.jp.msn.com/politics/local/090406/lcl0904061853004-n1.htm 「北朝鮮籍の人は国の体制批判を」ミサイルで橋下知事] 産経ニュース 2009.4.6</ref>。
 
 
 
=== 事件・司法 ===
 
* 元[[ライブドア]]社長の[[堀江貴文]]が[[有価証券報告書]]の虚偽記載で[[実刑]][[判決 (日本法)|判決]]を受けたことについて、「堀江は社長を辞任しており再犯の可能性もないのに、罪を認めないと[[執行猶予]]がつかないというのは、[[政治資金収支報告書]]の虚偽記載など他の犯罪に対する刑とのバランスがおかしく、(堀江に厳しい)世論になびいているとしか思えない」として「司法に失望した」と述べた<ref>{{cite web|url=http://www.j-cast.com/2007/03/16006237.html|title=ネットでは「日興の方が悪質」 ホリエモン実刑に批判|date=2007-03-16|publisher=J-CASTニュース |accessdate=2008-11-12 }}</ref>。
 
* [[日本弁護士連合会]]が[[日本国憲法|憲法]]・法律・[[死刑]]執行に関し度々意見表明をする事について、「問題は、この弁護士会が政治的な意見表明を行っていることである。(中略)こういう組織は政治的な意見表明をしてはいけないという当たり前の事を理解していない弁護士が多いのだ」と批判した<ref>『悪徳弁護士を一掃できない! 自浄能力なき「弁護士会」は解散すべし』([[SAPIO]] 2007年6月27日号)</ref>。
 
 
 
=== カジノ ===
 
2010年7月9日の検討会初会合で、「[[賭博#公営ギャンブル|公営ギャンブル]]OKの日本において、なぜカジノだけダメなのか」とした上で、「金がないと言えば、国はすぐ[[増税]]と言う。増税をやるならカジノだと思う。カジノには[[富の再分配|所得再配分]]機能もある。カジノの[[収益]]は[[福祉]]・[[医療]]・[[教育]]の財源に充てればいい」と述べた。また、[[外国人]][[観光|観光客]]を呼び込む為にもカジノは必要と語り、「立地は[[大阪湾]]ベイエリアがいい」との見解を示した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/10583/00000000/gijiroku.pdf 大阪府 第1回大阪エンターテイメント都市構想推進検討会 議事録 2010年7月9日。]</ref>。
 
 
 
=== その他 ===
 
* {{要出典範囲|date=2016年8月1日 (月) 11:56 (UTC)|事件報道においては[[実名報道]]に反対している。[[被害者]]については[[マスメディア]]による[[メディアスクラム]]によって精神的にさらにダメージを受けるためで、[[被疑者]]については[[推定無罪]]や[[冤罪]]の可能性もあるからとしている。ただ、被疑者については裁判で有罪が確定して以降なら[[実名報道]]もかまわないとしている。この2点において、逆に原則実名報道を主張する[[辛坊治郎]]とは幾度も激しい論戦を繰り広げている}}。
 
* {{要出典範囲|date=2016年8月1日 (月) 11:56 (UTC)|[[2004年]](平成16年)[[プロ野球再編問題 (2004年)|球界再編問題]]における[[日本プロ野球選手会|選手会]]の[[プロ野球ストライキ|ストライキ]]について、「[[野球選手]]がストライキをすると単なる労働者に成り下がってしまう。球団から一々指揮命令を受けないためにも労働者になるべきではない。個人の事業主として集団で契約更改を拒否すればいいだけである」と発言した}}。
 
*橋下は、「地元がそういう大きな戦略を掲げることなく、自分達の空港を存続させてくれという主張を繰り返した結果、神戸空港は見離されてしまった」と発言。「僕はリスクを冒して伊丹廃港(を言ってきた)」とした上で、兵庫県と神戸市にも「神戸空港を生かすためにはどうしたらいいのかという政治的な判断が必要だった」との見解を語った<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20100428.html 大阪府 知事記者会見内容 2010年4月28日 。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
*橋下はみなし弁済などのグレーゾーン金利について、「法律にのっとって貸しているのだから、どこが問題なのか」「こちらが悪いというのなら法律を変えるしかないでしょう」と語っている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/110928/waf11092815160035-n2.htm 第3部 茶髪弁護士の誕生(4)「法がすべて」権威に対抗] 産経新聞 2008年10月29日 </ref>。
 
* [[小泉純一郎]]の引退表明時に、「小泉元首相らしいというか、感動です。小泉元首相がやったことと比べれば、僕のやったことなんて鼻くそみたい」と発言した<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080926/lcl0809262305004-n1.htm |accessdate=2008年10月 |title=【橋下日記】(26日)「小泉元首相と比べれば僕なんて…」 |publihser=MSN産経ニュース |date=2008-09-26 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20081007201628/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080926/lcl0809262305004-n1.htm |archivedate=2008-10-07}}</ref>。
 
* [[外国人]]からの[[政治献金]]について、[[政治資金規正法]]の抜け道である外国人に販売可能な政治資金パーティー券の飲食代との差額を利用して、外国人だと意識した上で政治献金を募っていることを公言している<ref>[http://twitter.com/#!/t_ishin/status/45050286473089024 2011年3月8日のツイート]</ref>。
 
* 平成維新の会元代表の[[大前研一]]を「典型的な口だけ男です」等と評した<ref>[http://www.sankei.com/west/news/151128/wst1511280025-n1.html 産経新聞電子版 2015年11月28日]</ref>。
 
 
 
== 大阪府知事として ==
 
=== 財政政策 ===
 
;財政非常事態宣言
 
[[2008年]](平成20年)[[2月6日]]に[[都道府県知事|大阪府知事]]として[[大阪府庁舎|大阪府庁]]に初登庁。就任の[[記者会見]]で財政非常事態宣言を出し、2008年度当初予算では前年度比で1000億円削減することを明言。現行4176万円の知事[[退職金]]を半減させるとした。[[6月5日]]には府の財政再建に道筋をつける為の「財政再建プログラム案」を提示。「収入の範囲内で予算を組む」という選挙公約に則り、事務事業・出資法人・公の施設について多岐にわたる見直しを行なった。人件費や私学助成金など固定費を375億円削減し、全体で1100億円の歳出削減を図る骨子は変わらなかった。6月20日には、職員[[労働組合]]との徹夜の団体交渉に挑んだが、組合員から時節罵声が飛ぶなど荒れた雰囲気の中、両者の主張は平行線をたどり結局決裂したまま予算提出となった。7月1日、臨時[[大阪府議会]]では、府側が提出した2008年度本予算が審議され、知事[[与党]]からも厳しい批判がなされたことから予算の見直しを表明した。しかし、府議会各会派の足並みの乱れもあり、私学助成金や人件費のカットについて18億円の小幅修正を行った案が、[[日本共産党|共産]]を除いた主要3会派(土壇場で賛成に回った[[野党]][[民主党 (日本 1998-2016)|民主]]を含む)で可決された<ref>2008年7月26日読売新聞大阪版36面</ref>。その結果、3年間で計2441億円(一般施策経費919億円、建設事業費239億円、人件費1283億円)の歳出を削減したほか、613億円の歳入を確保した。
 
;財政再建プログラム案
 
[[2008年]](平成20年)から[[2010年]](平成22年)にかけての「財政再建プログラム案」の主な取り組みは以下のとおりである<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/2199/00065704/kouteihyou%20zenbun%2020110307.pdf 大阪府『財政再建プログラム案 改革工程表(平成20年度から平成22年度までの取組み実績)』平成23年2月公表。]</ref>。
 
* [[箱物行政|ハコモノ]]集客施設を中心に公の28施設を廃止、見直し
 
* 大阪府指定出資法人44法人に対する廃止・見直しを行い、28法人に削減
 
* 知事[[給与|給料]]月額30%カット・ボーナス30%カット・退職手当50%減額、一般職員給料月額カット(16% - 3.5%)、ボーナスのカット(10% - 4%)、退職手当の減額(10% - 5%)、住居・通勤・管理職[[手当 (給与)|手当]]のカット、[[旅費]]制度の見直し、職員互助会等補助金の廃止<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/2199/00003892/h21_zinkenhi.pdf 大阪府『財政再建プログラム案における各項目の進捗状況表』。]</ref>。一般職員退職手当の減額は都道府県で初めて
 
* [[非常勤]]職員の雇用単価の見直し。休職制度の見直し。警察専門[[嘱託]]員の人員削減と[[報酬]]月額カット
 
* [[義務教育]]等教員特別手当の見直し。教育関係非常勤職員費の見直し(単価カットと新規任用停止)。時間講師・府立学校教務事務補助員雇用費の縮減
 
* [[私学助成]]と[[大阪府立大学|府立大学]]運営費交付金の見直し
 
* 府営住宅の管理費縮減、修繕・建て替え整備費用削減
 
* 市町村施設整備資金貸付金制度の再構築
 
* 文化関連事業の見直し(センチュリー交響楽団への補助金削減、文化情報センター・現代美術センターの廃止、[[大阪府立上方演芸資料館|ワッハ上方]]の運営費縮減、芸術文化振興補助金の重点化、[[大阪文化賞]]の再構築、大阪21世紀計画事業推進費の廃止)
 
* その他各種事業(大阪府人権協会補助金、人権相談推進事業費補助金、[[男女共同参画]]関連事業、観光振興事業、子育て支援関連事業、[[救命救急センター]]運営関係事業、高齢者の生きがい・地域生活支援事業、地域見守り・[[コーディネーター]]関係事業、障がい者就労支援関係事業、病院事業費負担金・病院事業貸付金、地域就労支援事業、小規模事業経営支援事業費補助金、企業立地促進補助金)の見直し
 
* [[歳入]]の確保(府有財産の売却、市町村施設整備貸付金の繰上償還、基金の活用、出資法人からの歳入確保、自動販売機設置業者の公募、[[退職手当債]]の発行、行政財産使用料・普通財産貸付料減免の見直し、[[義務教育費国庫負担]]金の受入増)
 
 
 
=== 複式簿記 ===
 
府の事業を251に分類。事業ごとに[[人件費]]も含めた収支を計上。借金も、府の収入に組み込まれるこれまでの[[単式簿記]]・[[現金主義]]から、複式簿記・発生主義へと転換。[[固定資産]]についても、サービス能力の低下に応じて[[帳簿]]価格を減額する[[減損会計]]を導入し、府債の残高や利払いの状況も実態に即して解り易く表記するように改めるとした。新制度について、大阪府は[[2011年]]度にシステムの試験運用と職員研修を行なった上で、[[2012年]]度からの本格導入を予定<ref name="sankei20100817">大阪府が平成24年度から新公会計制度導入へ 『産経新聞』 2010年8月17日</ref>。
 
 
 
;経緯
 
自治体会計において[[出納整理期間]]などの問題点が指摘されていた為、、新しい会計制度の導入を検討<ref>自治体会計「基準に問題」 会計士協会が総務省に提言 『日本経済新聞・関西版』2008年10月15日</ref>。橋下は「財務[[経営管理論|マネジメント]]に生かせる会計制度にすべきだ」と発言<ref name="sankei20100817" />。2009年6月1日、「大阪府新公会計制度プロジェクトチーム」を府庁内に発足させ<ref>都市経営のカギ 新公会計制度 24年度導入へPT発足 大阪府 『産経新聞・関西版』2009年6月2日。</ref>、大阪府と東京都の間で関係職員の相互派遣を開始<ref>[http://www.pref.osaka.jp/kaikei/fukyupr/index.html 大阪府『地方自治体との協働による新公会計制度の確立について』。]</ref>。[[東京都]]の[[石原慎太郎]][[東京都知事|知事]]は、「大阪の橋下知事から([[東京都]]と同じ会計制度を)導入したいと言われた」と明かし、「[[先進国]]で[[複式簿記]]・[[発生主義]]をやってない国は日本だけ」「会計制度そのものを変えないと国民の不安・不満は解消できない」と主張。会計制度改革について「特に大阪が熱心」と述べ、都の関係者を大阪府に派遣してサポートする意向を示した<ref>[http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2009/090417.htm 東京都 石原知事記者会見 2009年4月17日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。一方の橋下も同月28日の会見で、府の会計制度改革について「共同で、連携で東京都とやっていく」と明言<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20090428.html 大阪府 知事記者会見内容 2009年4月28日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
12月25日、新公会計制度導入に向けた中間報告を取りまとめ<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/9894/00000000/2-1chukan(honbun).pdf 大阪府『大阪府の新公会計制度 中間報告』。]</ref>、翌[[2010年]]8月16日には「大阪府の新公会計制度案」を公表した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/11215/00000000/4-1honbun.pdf 大阪府『大阪府の新公会計制度(案)』。]</ref>。[[東京都]]が[[2006年]]から採用している新公会計制度を参考に新システムを構築することを目指すことを決定した<ref name="sankei20100817" />。
 
 
 
=== 治安対策 ===
 
「安全な地域づくり」を選挙戦で[[マニフェスト|公約]]していた橋下は、[[2008年]](平成20年)[[9月26日]]の[[大阪府議会|府議会]]本会議において、「大阪の犯罪情勢は依然として厳しい」との認識を述べた上で、「街頭[[犯罪]]ワーストワンを返上する」と明言<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC20%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1430&N=18697&H=4712827&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000318_00001163 大阪府議会 定例会本会議会議録][[2008年]](平成20年)9月26日。</ref>。翌年の[[2009年]](平成21年)4月、[[日本の警察|警察]]・知事部局・[[教育委員会]]などが連携して行なう総合的な[[治安]]対策の司令塔として、府庁内に「青少年・地域安全室」を新設した<ref name=" 大阪府『府政3年間の取組み 平成23年2月』。">[http://www.pref.osaka.jp/attach/12234/00000000/3years.pdf 大阪府『府政3年間の取組み 平成23年2月』。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。翌年の[[2010年]](平成22年)に大阪府は、11年間続いていた街頭犯罪件数全国ワーストワンと、35年間続いていた[[ひったくり]]件数全国ワーストワンを返上<ref>[http://www.pref.osaka.jp/chiantaisaku/higaibousi/index.html 大阪府『街頭犯罪の被害防止に向けた取組み』。]</ref>。大阪府の犯罪[[認知件数]]は、知事就任前である[[2007年]](平成19年)の216,303件から、[[2010年]](平成22年)には164,096件へと24%減少し、同時期に全国の犯罪認知件数が17%減少したことを上回った<ref>[http://www.npa.go.jp/archive/toukei/keiki/h19/PDF/H19_02.pdf 警察庁『平成19年の犯罪 刑法犯 総括』。]</ref><ref>[http://www.npa.go.jp/archive/toukei/keiki/h22/pdf/H22_02.pdf 警察庁『平成22年の犯罪 刑法犯 総括』。]</ref>。
 
 
 
知事任期中に実施された主な治安対策は以下の通りである<ref name="大阪府『府政3年間の取組み 平成23年2月』。" />。
 
* [[防犯カメラ]]1700台(府内104駅の周辺に1250台・街頭犯罪多発地域に450台)の設置(府の全額補助)
 
* [[発光ダイオード|LED]][[防犯灯]]を街頭犯罪多発地域に1940台設置(府の50%補助)
 
* [[大阪府警]][[枚方警察署#交野警察署|交野警察署]]の新設、第2[[科学捜査研究所]]・証拠品管理センターの設置<ref name=" 平成23年度当初予算案">[http://www.pref.osaka.jp/attach/5163/00059949/1-2.pdf 大阪府『平成23年度当初予算案について(その2)』。]</ref>
 
* [[パトロールカー|パトカー]]や捜査用車両への車載カメラシステムの導入
 
* [[DNA型鑑定]]器材、捜査用撮影資器材など第一線警察活動の資器材強化
 
* 悪質重要事件捜査支援システムの整備
 
* 小学校の空き教室を利用して地域の防犯活動拠点とする「[[地域安全センター]]」を府内126校区に設置<ref>[http://www.pref.osaka.jp/chiantaisaku/bora/tiikianzensenta.html 大阪府『地域安全センターについて』。]</ref>
 
* 府内各土木事務所に[[日本の警察官|警察官]]を配置し、地域住民による自主防犯活動を支援
 
* 地域住民では実施困難な深夜の青色防犯パトロールを府内24市で[[委託]]事業により実施
 
* 巡回指導や声かけ活動などを実施する「少年補導センター」を府内17市町で設置推進<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koseishonen/syounenhodoucenter/index.html 大阪府『少年補導センターの設置促進』。]</ref>
 
 
 
[[2010年]](平成22年)9月の府議会において、[[暴力団]]の「下請けを含めた公共工事からの排除」という独自の規定が盛り込まれた<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111001/crm11100121350004-n1.htm 暴力団排除条例、全都道府県で「大きな推進力に」『産経新聞』2011年10月1日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>大阪府[[暴力団排除条例]]が可決・成立、2011年4月1日から施行された<ref>[http://www.pref.osaka.jp/chiantaisaku/bouhaijyourei/index.html 大阪府『大阪府暴力団排除条例の概要』。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 情報公開 ===
 
[[2008年]](平成20年)[[2月6日]]の知事就任会見で、「情報公開の徹底」を選挙公約に掲げたことを踏まえた「情報公開室」の設置を表明。「どんな情報を出すのか」という記者の問いに、「基本的には、あらゆる情報」と答えた<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20080206.html 大阪府 知事記者会見内容 2008年2月6日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
知事任期中に実施した「オープン府庁(究極の情報公開)」と呼ばれる取り組みは以下のとおりである。
 
 
 
{{Quotation|* 「予算編成過程の公表」…全国で初めて、各会計(一般会計、特別会計、企業会計)ごとに、予算編成過程における各段階(財政課長要求・査定、総務部長要求・査定、知事要求・査定)の内容を府のウェブサイトで公開<ref>[http://www.pref.osaka.jp/yosan/ 大阪府『予算編成過程公表サイト』。]</ref>
 
* 「公金支出情報の公表」…全国で初めて、約3000ある府の全事業について、公金を支出した翌日に府のウェブサイトで担当課名、支払日時、事業内容を公開<ref>[http://www.pref.osaka.jp/kokin/ 大阪府『公金支出情報の公表』。]</ref>
 
* 「施策プロセスの見える化」…府のウェブサイトに「府民チェックボード」と「オープン府庁ポータルサイト」を設置。所属ごとに業務・施策の「概要」や「発端」情報、上司との打ち合わせや会議などの進捗状況を時系列で掲載<ref>[http://www.pref.osaka.jp/process/ 大阪府『施策プロセスの見える化(府民チェックボード)』。]</ref>
 
* 「府民の声の見える化」…府の全部署に寄せられる府民の声を、各部署で「府民の声システム」へ登録。府民課が内容に応じて赤フラグ(申出者へ連絡するもの)・青フラグ(業務・施策反映を検討するもの)・フラグなし(トレンド分析に活用するもの)の仕分けを実施。各部署で検討を行い進捗状況をウェブで公表<ref>[http://www.pref.osaka.jp/fumin/fusei_iken/index.html 大阪府『府民の声の見える化』。 ]</ref>}}
 
 
 
2008年[[4月23日]]の会見で、「知事職という独裁者的な職を民主的にコントロールしてもらうために、情報公開が必要不可欠」との認識を示し、「透明度日本一の府政を目指す」と語った<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20080423.html 大阪府 知事記者会見内容 2008年4月23日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。[[2011年]](平成23年)[[9月1日]]、[[全国市民オンブズマン連絡会議]]が発表した「2010年度全国情報公開度ランキング」において大阪府は満点となる70点を獲得<ref>[http://www.ombudsman.jp/rank/2010rank-3.pdf 全国市民オンブズマン連絡会議『2010年度全国情報公開度調査 自治体情報公開度採点結果』。]</ref>、[[2007年]]のランキングでは都道府県で28位だった順位も1位タイへと上昇した<ref>[http://www.jkcc.gr.jp/rank/12/12_03.html 全国市民オンブズマン連絡会議『第12回情報公開度ランキング 都道府県 総合ランキング』。]</ref>。
 
 
 
2010年7月、[[大阪府庁|府庁]]に「大阪エンターテイメント都市構想推進検討会」を設置。「カジノを含めた[[統合型リゾート]](Integrated Resort=IR)」を府内に立地する為の検討を開始した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/toshimiryoku/entertainment/index.html 大阪府 カジノを含めた統合型リゾート(IR)の立地 2009年9月15日。]</ref>。
 
 
 
=== 同和政策 ===
 
*[[2008年]](平成20年)3月の府議会で、橋下は「私はいわゆる[[同和地区]]で育ったが、[[部落問題|同和問題]]は全く解決されていない。ただ、[[差別]]意識があるからといって、特別な優遇措置を与えていいのかは別問題。一から総点検していただく」、「この問題に真っ正面から取り組まないと人権問題、同和問題は解決しない。逃げてはいけない」と述べた<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080729/lcl0807292225001-n3.htm |accessdate=2008年9月 |title=橋下徹研究】(4)「同和問題 解決していない」 (3/3ページ) |newspaper=MSN産経ニュース |date:2008-7-29 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20080923174026/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080729/lcl0807292225001-n3.htm |archivedate=2008-09-23}}</ref>。
 
*[[部落解放同盟]]中央本部委員長の[[組坂繁之]]は橋下を「独裁的で、憲法改正を簡単に口にする。大阪市長としても、[[大阪人権博物館]](リバティおおさか)や[[部落解放・人権研究所]]への補助金を打ち切ると決定した。[[大阪国際平和センター]](ピースおおさか)に対してもそう。人権意識を磨き、差別や戦争をなくすための研究・啓発機関をつぶそうとは、とんでもないこと」と批判し、「部落の鬼っ子」と呼んでいる<ref>[http://biz-journal.jp/2012/12/post_1242.html Business Journal「週刊朝日」ハシシタ騒動はまだ終わっていない! 「橋下徹は部落の鬼っ子」 部落解放同盟委員長に聞く]</ref>。
 
 
 
=== 直轄負担金カット ===
 
国の直轄事業の地元負担分請求について「内訳を開示しない、ぼったくりバーみたいな請求書」と批判し、7億円の直轄負担金カットを表明した<ref>{{Cite journal|和書|title=橋下府知事、分権委員会で大いに吠える 明細なき直轄負担金を痛烈に批判、委員と問題意識を共有 |journal=日経BP |date=2009-03-31 |url=http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090331/142592/}}</ref>。
 
 
 
=== 公約撤回 ===
 
公約「原則として府債を発行しない方針」を当選後の[[2008年]](平成20年)2月に撤回。[[2008年]](平成20年度)の暫定予算案において、「発行しないと府民生活に影響が出る」との説明のもと、建設事業費として160億円の府債を発行する方針を発表。「ギリギリまで発行を抑えたが、後半にどんとついてくる」と発言しており、府債発行を増額させる可能性を示唆<ref>2008年2月11日 読売新聞</ref>。
 
 
 
学力別クラス編成導入について、選挙中に「塾でもやっていることが、なぜ公立の学校でもできないのか」として導入を呼びかけていたが、[[文部科学省]]の[[銭谷真美]]事務次官などの反発もあり、[[2008年]](平成20年)[[2月13日]]にこれを撤回。「基本となるクラスまで学力によって分けるのは反対」「苦手な子に手厚く教えることの大切さを改めて感じた」と感想を述べ、「習熟度別の指導は、(学力別ではない)基本の学級があったうえでのもの」と強調した。との見解を述べた。次年度以降も当面続けることを明らかにした<ref>2月13日11時35分 産経新聞</ref>。
 
 
 
選挙公約「駅前・駅中保育所を100カ所設置」を、[[2008年]](平成20年)10月1日の府議会本会議にて「子育て支援は市町村が主体となって取り組むべき」として正式撤回した<ref>[http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081002ddlk27010487000c.html 橋下知事:「保育所公約」を撤回 「子育て支援は市町村で」 /大阪]毎日新聞 2008年10月2日</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000282.html 橋下知事、従わないなら全部解体 大阪の教員に]共同通信 2008年10月2日</ref>。
 
 
 
== 大阪市長として ==
 
[[ファイル:橋下徹の応援演説.jpg |サムネイル|[[第23回参議院議員通常選挙]]で、応援演説を行う橋下([[京都市]][[四条通]])]]
 
* [[2014年]]2月7日、[[大阪都構想]]実現のため、出直し市長選挙実施にむけて大阪市長の辞職願を同市会議長に提出した<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140207-OYT1T00562.htm |accessdate=2014-02-13 |title=橋下市長、辞職願を提出…市議会野党は不同意か |newspaper=[[読売新聞]] |date=2014-02-07}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
{{節スタブ}}
 
* 教育バウチャー制度への意欲を示しており、2013年12月より大阪市全域で導入された<ref>[http://www.asahi.com/articles/OSK201311300011.html 塾代1万円クーポン、大阪市全域に 利用者広がるか 『朝日新聞』 2013年11月30日]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* 市長就任後の政策として、現在[[大阪市交通局]]が運営している[[大阪市営地下鉄|市営地下鉄・ニュートラム]]と[[大阪市営バス|市営バス]]の民営化計画を打ち出している。
 
 
 
=== 経費削減 ===
 
*2014年10月21日、市長の[[退職金]]を廃止することを表明した。約4000万円の[[大阪市]]の[[特別職]]の[[報酬]]などを廃止する。[[政令指定都市]]では初めてのこと。「実行することが自分の責任。退職手当は全国で廃止すべきだ」と意欲を示した<ref>{{Cite news |url=http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102101001425.html |accessdate=2015-01-08 |title=大阪市長の退職金廃止へ 政令市では初、次期任期から |agency=[[共同通信]] |date=2014-10-21}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* [[大阪府立大学]]について、「存在意義が十分理解されていない」として、廃止や[[大阪市立大学]]との統合を含めて検討する方針を示した。しかし、市議会は、現在兼任している大阪市立大学の理事長と学長を分離する条例案を、2013年11月、否決した<ref>{{Cite news |title=【西論】橋下維新の停滞…「民」「公」の意義を問い直すとき 大阪ダブル選2年 |newspaper=MSN産経west |date=2013-12-22 |author=堀川晶伸 |url=http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131222/waf13122212010006-n1.htm |accessdate=2014-02-23}}</ref>。
 
 
 
=== 職員 ===
 
{{See also|大阪市問題}}
 
[[大阪市役所]]でおこなわれている[[ヤミ専従]]への対策として、怠慢役人のリストラ基準を設けた(職員基本条例案)。府庁職員や市職労関係者は反発。「親兄弟や親戚に“独裁者の橋下市長になればお父ちゃんが失業する”」と触れ回っていると組織的選挙活動を誘発したという。但し、公務員の組織的選挙活動は、本来は許されない行為である<ref>[http://web.archive.org/web/20111107141248/http://www.news-postseven.com/archives/20111107_69093.html 橋下知事の「大阪都構想」高給取りの役人にとって面白くない] [[NEWSポストセブン]] 2011年11月18日</ref>。
 
 
=== 大阪市職員の生活保護 ===
 
2013年3月16日、「大阪市の職員164人の親族が、[[生活保護]]を受給していた」ことが判明した。これは、大阪府「[[東大阪市]]の職員30人の親族の生活保護受給」が発覚した後、大阪市で調査した結果、明らかになった<ref>日本経済新聞 2013年3月15日 [http://megalodon.jp/2013-0316-1139-29/www.nikkei.com/article/DGXNASHC1502C_V10C13A3AC8000/ 扶養義務者に公務員529人 大阪市の生活保護受給者]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
橋下はこれを受けて、大阪市職員に対し「職員には自分の家庭もあるだろうが、節約して親族をサポートしてもらう」と述べ、「生活保護を受給している親族に仕送り」する様に促した<ref>朝日新聞 2013年12月12日 [http://megalodon.jp/2013-1212-2322-31/www.asahi.com/articles/OSK201312120077.html 生活保護の親族に「仕送りを」 大阪市、職員に金額示す]</ref>。
 
 
 
=== 大阪都構想 ===
 
*2014年7月9日、大阪市を廃止し、五つの特別区の骨格を決めた。議員定数に変化は無いが、区議の報酬は大阪市議より3割減らす方針。区の名称や区役所の位置も確定した。大阪都へ移行する時期を2017年4月とすることも正式に決定した。但し、「中央区役所」は原案の浪速区役所から西成区役所に変更した。橋下は「(西成区の)あいりん地区を官庁街にするのは大賛成だ」と述べた<ref>[http://web.archive.org/web/20140710162825/http://www.asahi.com/articles/ASG7954R7G79PTIL024.html 区議報酬3割減へ 大阪都構想法定協、特別区骨格固まる] 朝日新聞2014年7月10日</ref>。
 
:五つの特別区のうち、大阪湾に面する西側の名称を「湾岸区」とする方針。原案では「西区」だったが、修正。区役所は、アジア太平洋トレードセンター(ATC)に置くことを検討している。「湾岸区」は、現在の西淀川、此花、港、大正各区と住之江区の一部が該当する。この地区には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)がある。此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」はIRの誘致候補地となる<ref>[http://web.archive.org/web/20140706124005/http://www.asahi.com/articles/ASG754HGXG75PTIL00H.html 大阪市西部は「湾岸区」案 維新、都構想で方針] 朝日新聞2014年7月6日</ref>。
 
:「湾岸区」は、交通インフラが乏しい。それを改善するため、水上バスを大阪湾内で運航する方針を立てた。また、「湾岸区」は、津波を想定した災害対策。「東区」は、ハイレベルな教育。それぞれに重点を置く政策を、実行することを明らかにした<ref>[http://web.archive.org/web/20150412062513/http://www.sankei.com/region/news/140802/rgn1408020002-n1.html 大阪維新が特別区街づくりプラン中間案] 産経2014年8月2日</ref>。
 
 
 
[[中野区]]の田中大輔[[区長]]は、大阪維新の会主催の説明会において、「東京都では都が担う児童相談所の設置権限や小中学校教職員の人事権を(5つの)特別区が持つこと」と評価し、橋下と握手を交わした。[[中央大学]][[教授]]の[[佐々木信夫 (行政学者)]]は「都区制度は先進諸国で非常に一般的な制度。」と主張した<ref>[http://web.archive.org/web/20150511181411/http://www.sankei.com/west/news/150507/wst1505070038-n1.html 東京区長や研究者らも“参戦” 激しさ増す情報発信合戦] 産経新聞2015年5月7日</ref>。
 
 
 
*[[2015年]][[5月17日]]、大阪都構想の是非を問う[[住民投票]]が行われた結果、否決され、廃案となった<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20150518k0000m040085000c.html 大阪都構想:否決…橋下氏「政界引退」市長任期後に]毎日新聞{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 議員経費ネット公開 ===
 
大阪府議会に、府政野党案を軸にした条例案を「大阪維新の会」、公明、自民、民主系の4会派が共同提出<ref>[http://www.sankei.com/west/news/150304/wst1503040027-n1.html 政務活動費「領収書」もネット公開決定 大阪府議会、全国2例目]産経新聞2015年3月4日</ref>、大阪市議会では公明、自民、民主系、共産の4会派が共同提案、共に全会一致で可決。
 
政務活動費の領収書などを市議会のホームページで公開することになった。政務活動費の使途の透明化が狙いで、議会全体で領収書までネット公開するのは政令市では初であり、これまでは共産党が独自に市議団のホームページで公開するのみだった<ref>[https://archive.is/N6Fzb 領収書をネットで公開=政務活動費、政令市初-大阪市議会] 時事通信2015年3月13日</ref><ref>[http://www.at-s.com/news/article/politics/national/37335.html 政活費の領収書をネット公開へ 大阪市議会、政令市で初]静岡新聞2015年3月12日</ref>。
 
 
 
=== 医療 ===
 
難病患者の高校生が、難病患者の学習環境改善に取り組んでいた。病床でも「勉強を続けたい」と熱望。橋下はこれに応じ、非常勤講師らを病院に派遣し1回2時間で週3回程度の学習環境を整備する方向で調整した。この新制度は、特別支援学校への転籍すること無く、元の高校に在籍したまま病院で授業を受けられるのが特徴<ref>産経新聞2012年2月15日 「病院で授業を」 闘病高校生のメール、橋下市長の心動かした</ref>。
 
 
 
「難病13疾患を患った患者」の医療費を助成する制度を、開始した。橋下は「市長選挙中に(難病患者の)お母さんに直接訴えられたのがきっかけ。新しい制度を作ったので、ぜひ申請してほしい」と話した。難病13疾患は、国の助成の対象となっていない<ref>{{Cite news |url=http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121020/20121020033.html |accessdate=2015年5月 |title=大阪市、医療費を助成 子どもの難病13疾患 |newspaper=大阪日日新聞 |date:2012-10-20|archiveurl=http://web.archive.org/web/20121022002306/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121020/20121020033.html |archivedate=2012-10-22}}</ref>。
 
 
 
オーストラリアと連携し、医療機器のさらなる性能向上の為に、医療研究を深めることを合意。[[大阪市立大学]]と[[メルボルン大学]]が医学生の交流を促進する合意書に調印した<ref>{{Cite news |url=http://www.sankei.com/west/news/150205/wst1502050052-n1.html |accessdate=2015年5月 |title=保育行政考える 橋下市長と運営会社が意見交換 |newspaper=大阪日日新聞 |date:2015-02-05|archiveurl=http://web.archive.org/web/20150514123546/http://www.sankei.com/west/news/150205/wst1502050052-n1.html |archivedate=2015-02-13}}</ref>。
 
 
 
=== 保育事業 ===
 
「保育行政について皆さんの力を借り、日本で一番の素晴らしい保育サービスが提供できる大阪市を目指したい」と認可保育所などを運営する会社の代表者に、呼び掛け、意見交換を行った<ref>{{Cite news |url=http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140904/20140904028.html |accessdate=2015年4月 |title=保育行政考える 橋下市長と運営会社が意見交換 |newspaper=産経新聞 |date:2014-09-07|archiveurl=http://web.archive.org/web/20140907155531/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140904/20140904028.html |archivedate=2014-09-23}}</ref>。
 
 
 
「正規と非正規で給料に差をつけるのはおかしい。職務の内容で差をつけるのが本来のあるべき姿だ」とし、「任期つき保育士などの給与」を「引き上げる仕組み」の導入する為、市議会へ法案を提出する考えを示した。大阪市立の保育所は、正職員の保育士は勤続年数などに応じて昇給するが、任期つきの保育士は、基本給のまま、勤務している。今後、正規職員の昇給の幅に合わせ、処遇の改善を検討する。任期付ケースワーカーの昇給も対象としている<ref>{{Cite news |url=http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141014/5313961.html |accessdate=2015年9月 |title=給与引き上げ仕組み導入めざす |newspaper=NHKニュース |date:2014-10-14|archiveurl=https://archive.is/I2Ow2#selection-1351.0-1351.14 |archivedate=2014-10-14}}</ref><ref>{{Cite news |url=http://www.sankei.com/west/news/141014/wst1410140027-n1.html |accessdate=2015年9月 |title=任期付き保育士らの昇給を 橋下市長「正規と非正規で差をつけるのはおかしい」 来年2月議会に条例改正案提出へ |newspaper=産経新聞 |date:2014-10-14|archiveurl=https://archive.is/I2Ow2#selection-1351.0-1351.14 |archivedate=2014-10-14}}</ref>。
 
 
 
;ICT戦略
 
知事選公約「駅前・駅中保育所を100カ所設置」を撤回したが<ref>[http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081002ddlk27010487000c.html 橋下知事:「保育所公約」を撤回 「子育て支援は市町村で」 /大阪]毎日新聞 2008年10月2日</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000282.html 橋下知事、従わないなら全部解体 大阪の教員に]共同通信 2008年10月2日</ref>、保育所の空き情報を[[スマートフォン]]で把握できる様にした。「子供を持つ親が、自分の住まいのまわりの保育所を、地図上でクリックすれば、その保育所の空き情報がわかる」という仕組み。待機児童解消に向けての取り組みを、ICT戦略の中で具体化した<ref>logmi 2015年7月9日 保育所の空き状況をスマホで公開–橋下徹大阪市長が待機児童解消に向けた施策に</ref>。
 
 
 
=== 教育 ===
 
;校務支援システム
 
校務支援システムを導入。教員の作業効率化を図り、子どもたちと向き合う時間をつくる。橋下は「産業はICTが入ることで劇的に変わってきた。教育の現場でもやらないといけない。先生もこれでかなり事務が効率化される」と語った<ref>大阪日日新聞2012年11月6日 [http://web.archive.org/web/20121106000747/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121102/20121102024.html 校務支援システム試験導入 来年3月から大阪市]</ref>。
 
;他人を思いやる教育
 
大阪市教育委員会と協議し、「授業中に、極めて激しい暴力などの問題行動を繰り返す生徒を、特別教室で指導する」方針を示した。特別教室には、心理学など専門的知識がある教職員らを配置し、社会や学校でのルールの大切さを教え、子どもに他者を思いやる態度を育てる<ref>朝日新聞 2014年6月14日 [http://web.archive.org/web/20140614191154/http://www.asahi.com/articles/ASG686JYMG68PTIL003.html?iref=comtop_6_01 問題児童らを隔離、「特別教室」で指導へ 大阪市教委案]</ref>。
 
;公募校長
 
市立の小中学校の校長公募制度を市長選の公約に掲げ、2013年4月より市教委が導入した<ref>[[読売新聞]] 2013年9月20日</ref>。歴代のトップが日教組の支持を得て当選して来たが、橋下徹は日教組の応援無しで当選している為、大胆な改革が可能なのだという<ref Name="san015011">産経新聞 2008年9月30日 [http://web.archive.org/web/20081004173150/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080930-00000511-san-pol 「日教組批判は取り消すわけにいかない」中山前国交相インタビュー(上)]</ref>。その結果、公募で採用された[[生野区]]の中学校長が教頭と口論の末に[[土下座]]をさせるトラブルが発覚<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140319/waf14031923380036-n1.htm 大阪市の公募校長を更迭へ 教頭が口論の末に土下座 「業務を停滞させた」と市教委] MSN産経west 2014年3月19日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。[[港区 (大阪市)|港区]]の小学校長が児童の保護者らへのセクハラをしたとし、更迭。[[西淀川区]]の小学校長が厳重注意を受けたりするなど採用者11人のうち6人が不祥事やトラブルを起こした。[[住之江区]]の小学校長が「スキルを生かせないなどとして就任からわずか約3か月で自主退職した<ref Name="san0024">[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130920/waf13092022490024-n1.htm 大阪市公募校長制度見直し急務 セクハラやパワハラ…「11分の6」の衝撃] MSN産経west2013年9月20日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。人材コンサルタントの[[常見陽平]]は「トラブルの原因を早く総括した上で、『効果』を強調するなら具体に示したほうがいい」と提言している<ref Name="san0024"/>。
 
 
 
* 公募校長が、市教委に助言を求めたことで、「教務主任や生徒指導主事等への推薦者を、教員同士の投票で選ぶ」という規定の存在が、あらためて注目された。この規定は、30年以上前から存在していたが、人事権は校長にあるため、問題視されていなかった。しかし、今後問題が生じるおそれもあるとして見直されることとなった<ref name="sankei20140412">産経新聞 2014年4月12日 [http://megalodon.jp/2014-0412-2035-38/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140412-00000105-san-soci 校長“責任放棄”30年 校内人事、教員互選を黙認 全校調査へ]</ref>。
 
:* 教育評論家の[[小林正 (政治家)|小林正]]は「人事権の掌握は組織の管理運営の最大の武器。教員による偏向教育などの問題が起きても、校長には止められなくなってしまう」と、警鐘を鳴らした。[[公立学校]]には、[[学校教育法]]37条に「校長は校務をつかさどり、所属職員を監督する」という法律がある。文科省も「校内人事は校長の権限で行われなければならない」としている<ref name="sankei20140412" />。
 
:* 市教委は、「規定は不適切。無視して校長が人事を決めればいい」、「教員の理解を得ながら進めた方がいい」とした為、公募校長は、選挙は行わず、全教員から意向を聞き、最終的に人事を決めた。法に無い規定には手をつけなかったが、教員や保護者が「独断的な学校運営」と苦情を出した為、市教委事務局は、一時、校長の更迭を検討する事態となった<ref name="sankei20140412" />。
 
:* 橋下は定例会見で、「何の責任もない教員が選挙で人事を決めるのは民主的でもなんでもなく、秩序を乱す。感覚が狂っている」と発言した。その結果、教育委員は「規定について全校の状況を調べる必要がある」とし、全市立学校約460校の調査に乗り出すことを決めた。市教委幹部は「複数の校長から選挙の存在を聞いた」と話している<ref name="sankei20140412" />。
 
*大阪市内の公立学校を調査した結果、101の学校が「学校教育法37条に反する決まり事」を設けていたことが判明した。大阪府内では、60%の府立学校が「学校教育法37条に反する決まり事」を設定していた事が明らかになった。2014年7月29日、「学校教育法37条に反する決まり事」を禁止する為、市立学校管理規則を改正した<ref>[https://archive.today/1z2U8 大阪市教委 校内人事を巡る選挙を禁止] NHKニュース2014年7月29日</ref>。
 
 
 
=== 治安対策 ===
 
[[大阪府警察]]を支援する形で、大阪市の[[治安]]を改善することを決めた。民間[[警備員]]に夜間パトロールをさせ、街頭[[犯罪]]を防ぐ<ref>[http://web.archive.org/web/20141001043824/http://www.sankei.com/west/news/140801/wst1408010016-n1.html 街頭犯罪2万6000件危ない→安全な大阪市へ 120人態勢民間パトがスタートはたして…] 産経2014年8月1日</ref>。
 
 
 
=== 給食 ===
 
「大阪市の中学生が全国平均(6.2%)の約2倍。11.5%も[[朝食]]を食べていない」ことが明らかになると、「朝ご飯を食べていない子供が多すぎる。昼ご飯では必ず、栄養を取らせないといけない」と発言をし、大阪市の全ての公立中学校に給食を導入した。2014年11月には、メニューの改善を行い、「子供が笑う大阪」という公約の実現に向けて取り組んだ。橋下は、給食の施策にあたって、味よりも「子供の健康や体作りに役立つメニュー」を重視し、「栄養のバランスやカロリー」にこだわった。体力も学力も、健全な食があって初めて生まれる<ref>[http://web.archive.org/web/20141107001729/http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070004-n1.html 橋下市長の信念、中学給食 迎合は食育にあらず、育むのは舌より心と体(1/3ページ)] 産経2014年11月7日</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20141125121631/http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070004-n2.html 橋下市長の信念、中学給食 迎合は食育にあらず、育むのは舌より心と体(2/3ページ)]産経2014年11月7日</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20141125121758/http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070004-n3.html 橋下市長の信念、中学給食 迎合は食育にあらず、育むのは舌より心と体(3/3ページ)]産経2014年11月7日</ref>。
 
 
 
=== 大阪市議会の対応 ===
 
これらを受けて、[[大阪市会|大阪市議会]]は、2014年度一般会計当初予算案から公募校長制などの経費を計7500万円を削除する修正案を可決した<ref>[http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140315-OYO1T00120.htm 公募校長経費など削除…大阪市予算案修正し可決] 読売新聞 2014年3月15日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 訴訟 ===
 
[[平松邦夫]]元[[大阪市長]]は、橋下が[[大阪都構想]]を説明する集会で「僕と平松さんが戦った大阪市長選挙。町内会に現金100万円、領収書抜きで配られています」と発言したことに対し、名誉を傷つけられたとして、橋下と[[地域政党]][[大阪維新の会]]に1千万円の[[損害賠償]]などを求めて[[訴訟]]を起こした。2016年3月15日、[[大阪地裁]]は「意見や論評の域を逸脱していない」として平松の訴えを棄却した<ref>{{Cite web |date= 2016-03-15|url= http://www.asahi.com/articles/ASJ3H4H83J3HPTIL012.html|title= 橋下氏発言巡る訴訟、平松元市長が敗訴 名誉毀損認めず|publisher= 朝日新聞デジタル|accessdate=2016-03-15}}</ref>。
 
 
 
== 取り組み ==
 
 
 
=== 情報発信 ===
 
[[大阪市長]]になってからは[[Twitter|ツイッター]]で、積極的な情報発信をしている。2011年2月1日に開始してから、2011年2月20日までにフォロワー数が8万人を超えた<ref>{{Cite news |title=【橋下府政ウオッチ】「つぶやきだからほっといて」知事ツイッター登録者8万人 |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110220/lcl11022012000001-n1.htm |date=2011-02-20 |newspaper=MSN産経ニュース |publisher=産業経済新聞社 |accessdate=2013-04-01 |archiveurl=http://wayback.archive.org/web/20110223105053/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110220/lcl11022012000001-n1.htm |archivedate=2011-02-23}}</ref>。2013年4月時点では、フォロワー数が約100万人と全国の政治家の中で最も多い<ref>{{Cite news |title=「橋下つぶやき」100万人フォロー…評価様々 |url=http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130401-OYO1T00230.htm |date=2013-04-01 |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |accessdate=2013-04-01}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。<br />
 
2017年6月、ツイッターのユーザー名(@ID)を従来の@t_ishinから@hashimoto_loに変更した。日本維新の会の政策顧問を2017年5月末で退任したのに伴い、政治的中立を徹底する狙いと見られている<ref>{{Cite news |title=橋下氏、ツイッター名から「ishin」削除 |url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170608-OYT1T50008.html |date=2017-06-08 |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |accessdate=2017-06-09}}</ref>。
 
 
 
=== 大阪府の財政問題 ===
 
* [[1997年]](平成9年)、府の[[事業税|法人2税]]収入の大幅減少を受け、大阪府基金条例・第3条の改正を府議会が可決<ref group="注釈">1997年2月定例府議会、第35号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。</ref> これにより特定目的基金から[[一般会計]]への借入が可能になった<ref name="asahi20091024">{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>「7基金から借入金、赤字6681億円補う 大阪」『朝日新聞・大阪版』 2009年10月22日。</ref><ref name="zyourei2011">[http://www.pref.osaka.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k2010360001.html 大阪府基金条例。]</ref>。
 
* 条例改正後は、赤字圧縮のための「やむを得ない措置」として、減債基金から一般会計への借入を行なっていたことが[[太田房江]]元府知事時代から公表されていたが<ref>大阪府が「赤字隠し」3年間で2600億円 『朝日新聞・大阪版』2007年12月30日。</ref>、橋下は知事就任後にこの借入をやめると宣言。橋下の指示で作られた府財政担当者の研究会は[[2008年]](平成20年)12月、借入は基金の設置目的に沿わないとして「今後一切おこなわないこと」と指摘していた<ref name="asahi20091024" />。
 
* 翌年に[[2009年]](平成21年)2月の府議会において、大阪府基金条例・第3条が再び改正され<ref group="注釈">2009年2月定例府議会、第82号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。</ref>、特定目的基金から一般会計への借入は原則としてできなくなった<ref name="zyourei2011" />。
 
* 同年10月、これまで判明していた減債基金からの借入のほかに、新たに6基金から1479億円の借入が明らかになり、府財政課は、減債基金と同様に「実質的には赤字」と説明した<ref name="asahi20091024" />。
 
* 同月初め、橋下が、府環境農林水産部所管で緑化推進が目的の「みどりの基金」([[2008年]]度で名目上の残高87億円)を使って大規模な緑の拠点づくりの計画を作るよう指示。しかし、みどりの基金は一般会計に83億円を貸し付けており、実際の残額は4億円。一般会計を所管する財政担当から「財政難のため、返済が困難」と報告があり、問題が発覚したという<ref name="asahi20091022">「負債隠し」橋下知事激怒 一般会計、6基金から借入で 『朝日新聞・大阪版』 2009年10月22日。</ref>。
 
* 同月28日付の府の作成した資料<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/263/00035803/kikin.pdf 大阪府庁財政研究会 『特定目的基金からの繰入運用の現状について』2009年10月28日。]</ref>によると、以前から公表されていた[[2002年]]から[[2008年]]にかけての減債基金から一般会計への借入5202億円とは別に、[[1998年]](平成10年)から[[2001年]](平成13年)にかけて6基金から1533億円の借入があり、うち1479億円が未返済。橋下の知事就任以降の借入はなく、過去の借入は一般財源で積み立てた範囲内で行っており、府民等からの[[寄付]]分を含んでいないとされている。
 
* この事態を受け、府の財政課長は「条例上は問題なかったが、名目と実質の違いを明らかにすべきだった。今後わかりやすい説明に努める」とコメント<ref name="asahi20091024" />。橋下は借入金について、「いつ返すのか決まっていない。これは借り入れじゃなくて使い込み」「基金から借り入れて、何とか数字を合わせている。真実の数字に基づいた会計制度にしないといけない」と指摘<ref name="asahi20091029" />。返済計画がなく[[不良債権]]化していると指摘し、会計システム改革に着手する考えを明らかにした<ref name="asahi20091022" />。
 
* [[2010年]](平成22年)2月3日の会見で橋下は、特定目的基金を減資し、今後は[[一般会計]]から特定目的基金への拠出をやめ、積み立ては財政調整基金に一本化、寄付の受け皿としての基金は残すという方針を明らかにした<ref>特定基金に新ルール 橋下知事が「負債隠し」批判 『朝日新聞・大阪版』2010年2月4日。</ref>。同月の府議会において、大阪府基金条例の改正が可決され<ref group="注釈">2010年2月定例府議会、第73号議案「大阪府基金条例一部改正の件」。</ref>、特定目的7基金の6588億円が一括減資処分された<ref name="zyourei2011" />。
 
 
 
==== 赤字隠し(1) ====
 
* [[1998年]](平成10年度)から[[1999年]](平成11年度)にかけて、府は財政赤字額を縮小するために、5つの公社に対してそれまで行なっていた長期貸付金を繰上償還させ、翌年度以降は貸付金を年度末に一旦全額返済させて歳入とし、さらに新年度に改めて貸し付ける「短期貸付金」方式に切り替えた<ref name="47news20100208">[http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020801000837.html 大阪府ずさん財政運営、次々露見 対応追われる橋下氏 『共同通信』2010年2月8日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref name="zaisei200812">[http://www.pref.osaka.jp/attach/5406/00019316/hokoku.pdf 大阪府庁財政研究会報告書。]</ref>。
 
* [[2006年]](平成18年)[[2月21日]]、[[2005年]](平成17年度)の包括外部監査結果報告書が提出され、こうした短期貸付金が「実態に反した不透明な処理」との指摘を受けた<ref name="zaisei200812" />。
 
* 同年10月20日の府議会住宅水道常任委員会において、当時の[[太田房江]][[都道府県知事|知事]]は、短期貸付金が「府民から見て不透明な部分はある」とした上で、長期貸付に切り替えるべきとの指摘に対して「中長期的な課題として受けとめる」と答弁した<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC18%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1288&N=15438&H=4313045&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000006_00000033 大阪府議会 定例会住宅水道常任委員会会議録 2006年10月20日。]</ref>。
 
 
 
* [[2008年]](平成20年)12月、橋下の指示で作られた府財政担当者の研究会は、こうした短期貸付金の解消について「多額の財政負担が生じる対応は中長期的な課題」としながら、「当面は(貸付額を)必要最小限に抑えるべき」との結論を出した<ref name="zaisei200812" />。
 
* [[2009年]](平成21年)[[3月2日]]、[[地方公共団体|自治体]]の短期貸付金の会計処理に絡む「赤字隠し」を巡り、同様の処理が[[北海道]]、[[埼玉県]]、[[福井県]]、[[三重県]]、[[滋賀県]]、[[京都府]]、[[兵庫県]]、[[岡山県]]、[[長崎県]]、[[札幌市]]、[[川崎市]]、[[新潟市]]、[[浜松市]]、[[名古屋市]]、[[京都市]]の9道府県と6[[政令指定都市|政令市]]で行なわれていたとの[[報道]]がなされた<ref>自治体 相次ぐ不適正会計 『日本経済新聞』2009年3月2日 朝刊25面。]</ref>。
 
*[[2009年]](平成21年)[[7月30日]]、2008年度の大阪府の[[普通会計]]の実質収支が11年ぶりに119億円の[[黒字]]になった事が明らかとなった<ref>{{cite news
 
|url = http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090730/lcl0907301945003-n1.htm
 
|title = 大阪府、11年ぶり黒字転換 実質収支は119億円
 
|publisher = MSN産経ニュース
 
|date = 2009-07-30
 
|accessdate = 2009-11-16
 
|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090802145118/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090730/lcl0907301945003-n1.htm
 
|archivedate=2009-08-02
 
}}</ref>。
 
 
 
==== 赤字隠し(2) ====
 
[[2010年]](平成22年)[[2月8日]]、大阪府が財政赤字を隠していたことが再度、発覚。5つの公社への貸付金を年度末の3月31日にいったん全額返済させて[[歳入]]とし、新年度の4月1日に改めて貸し付けていたことが、府の包括[[外部監査制度|外部監査]]で「不当な操作」と指摘された。この一時返済がなければ853億円の赤字であった<ref>貸付金一時返済で黒字に 大阪府、包括外部監査「不当な操作」 『産経新聞』2010年2月8日。]</ref>。
 
幾つかの自治体が基金からの借入金があったことが10月28日判明。赤字回避宣言は撤回した<ref name="asahi20091029">{{Cite news |url=http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000910290002 |accessdate=2009年10月 |title=橋下知事、「赤字回避宣言」を撤回 |newspaper=朝日新聞 |date=2009-10-29 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20091103022620/http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000910290002 |archivedate=2009-11-03}}</ref>。主な要因としては、人件費抑制などが挙げられる<ref>[http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009073000129 大阪府、11年ぶり黒字転換 08年度決算、百億プラス] 京都新聞 2009.7.30{{リンク切れ|date=2014年4月}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
2010年3月19日、橋下は、府議会住宅水道常任委員会で短期貸付金について「公の組織が資金繰りに困って、民間ではやらないような手法をとっている」「でたらめな財政手法」と述べた上で、長期貸付への切り替えを「中長期なんてのんきなことは言ってられない、できるなら本当はすぐにでもやるべき」としながらも、一般財源の手当が必要なことから「申し訳ないが、府民の皆さん、府を転覆させないためにちょっと延ばさせてください」と答弁した<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC20%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1407&N=18626&H=4706015&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000079_00000215 大阪府議会 定例会住宅水道常任委員会会議録 2009年3月19日。]</ref>。
 
2010年11月13日<ref>[http://www.pref.osaka.jp/zaisei/yosan/h22schedule.html 大阪府 平成22年度当初予算編成関係日程。]</ref>、大阪府住宅供給公社<ref>[http://www.pref.osaka.jp/yosan/cover/index.php?year=2010&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=19962262&seq=1 平成22年度当初予算 住宅供給公社融資費 『大阪府予算編成過程公表サイト』。]</ref>・大阪府土地開発公社<ref>[http://www.pref.osaka.jp/yosan/cover/index.php?year=2010&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=20100387&seq=1 平成22年度当初予算 大阪府土地開発公社代替地取得等資金借入に対する利子補給金 『大阪府予算編成過程公表サイト』。]</ref>・大阪府育英会<ref>[http://www.pref.osaka.jp/yosan/cover/index.php?year=2010&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=19962876&seq=1 平成22年度当初予算 大阪府育英会助成費 『大阪府予算編成過程公表サイト』。]</ref>の3公社について、府の短期貸付金から[[金融機関]]の長期貸付金への切り替えを行なう旨の予算要求書が作成された。
 
* [[2010年]](平成22年)2月8日、短期貸付金を「不当な操作」と指摘する[[2009年]]度包括外部監査報告書が提出された<ref>[http://www.pref.osaka.jp/kansa/gaibu/21gaibu-houkokusho.html 大阪府 平成21年度包括外部監査報告書。]</ref>。
 
 
 
翌9日、当時の[[原口一博]][[総務大臣]]は会見で、大阪府の短期貸付金を巡る[[報道]]について「違法とまでは言えない」としながらも、「本来は長期貸付け又は[[補助金]]という形で対応すべき。早急に見直すように助言をしている」と述べた。また、「これは大阪府だけ(の問題)ではない。[[公会計]]制度をそもそも見直そうと考えている」とし、住民から見た自治体財政の「[[透明性]]が確保されているのか、あるいは財政の持続可能性をどこまで判断されるのか。判断ができないようなやり方はまずい」とコメントした<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/25000.html 総務省 原口総務大臣閣議後記者会見の概要 2010年2月9日。]</ref>。
 
* その後の対応として府は、[[2010年]](平成22年度)より前出の3公社への短期貸付金を金融機関の長期貸付金への切り替え、他の2公社については2015年までに廃止とする措置を講じた<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/4098/00042525/221203kokuji16.DOC 包括外部監査結果に基づき講じた措置について 『大阪府監査委員告示』第16号。]</ref>。
 
 
 
大阪府の不適切な会計処理に関して、橋下は[[2010年]]2月16日の会見で、「[[公会計]]システムがでたらめである」とし、「明治以来続いてきた[[現金主義]]」や「[[出納整理期間]]とかわけのわからない期間」などを問題点として挙げ、抜本的な改善を総務大臣に訴えていくと語った<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20100216.html 大阪府 平成22年(2010年) 2月16日 知事記者会見内容。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。同年3月3日、[[内閣府]]の第2回[[地域主権戦略会議]]に出席した橋下は、地方自治制度改革に関する提案書を提出<ref>[http://www.cao.go.jp/chiiki-shuken/kaigi/kaigikaisai/kaigidai02/kaigi02gijishidai.html 第2回地域主権戦略会議 議事次第・配付資料 2010年3月3日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。その中で、「[[複式簿記]]・[[発生主義]]会計の導入」「[[出納整理期間]]の廃止」を提案している<ref>[http://www.cao.go.jp/chiiki-shuken/doc/2shiryou11.pdf 「地域主権時代の“新しい国のかたち”」 大阪府知事 橋下徹 2010年3月3日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
:大阪府は、[[2010年]](平成22年度)の決算において「特定目的基金からの借入」と「公社への短期貸付金」を見直した上で<ref>[http://www.pref.osaka.jp/zaisei/yosan/22yosan-tosyo-an.html 大阪府 平成22年度当初予算「財政運営の一層の適正化に向けた取組み」。]</ref>、[[普通会計]]の実質収支で274億円の黒字見込み<ref>[http://www.sankei-kansai.com/2011/08/06/20110806-056242.php 府債残高6兆円突破 大阪府22年度決算見込み 『産経新聞 関西版』2011年8月6日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。{{main|#政策 複式簿記}}
 
 
 
=== 治安対策 ===
 
[[2009年]](平成21年)12月17日に橋下自ら[[警察庁]]に赴き[[安藤隆春]][[警察庁長官]](当時)に警察官定員増を要望<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20091216.html 大阪府 知事記者会見内容 [[2009年]](平成21年)[[12月16日]]。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。[[2010年]](平成22年度)の当初予算で102人、[[2011年]](平成23年度)には86人と、[[警視庁]]に次ぐ規模の増員を計上した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/yosan/mamoru.html 大阪府『平成22年度当初予算について』。]</ref><ref name=" 平成23年度当初予算案" />。
 
 
 
[[2008年]](平成20年)3月24日、橋下は府議会の警察[[常任委員会]]に出席。大阪府の知事が警察常任委員会に出席するのは30年ぶりであった<ref>[http://janjan.voicejapan.org/government/0803/0803243490/1.php 30年ぶり出席の大阪府議会警察委で橋下知事が暴力団排除表明 『JanJan』2008年3月25日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。委員会で橋下は、[[暴力団]]について「暴力を背景とする脅しを武器に、国民や企業、近年では行政機関等から不当な利益を得ている集団であり、暴力団こそまさに府民の敵、社会の敵である」と述べた上で、「公共調達における暴力団の関与については、府民の貴重な[[税金]]が暴力団の資金源となる可能性もあり、非常に憂慮すべきこと」、[[公共事業]]の[[請負#下請負|下請け]]業者からの暴力団排除を「府警本部とも協議しながら進めていく」と語った<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC19%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1338&N=17053&H=4504844&W1=&W2=&W3=&W4=#4504853_0 大阪府議会 定例会警察常任委員会会議録 2008年3月24日。]</ref>。
 
 
 
橋下は、[[2010年]](平成22年)[[8月12日]]の[[記者会見]]で暴力団の資金源とも指摘される[[貧困ビジネス]]を規制する条例を検討していると表明した<ref>[http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011080401000899.html 「公金不正受給の5割は暴力団絡み 大阪府警、資金源の可能性」『共同通信』2011年8月4日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。橋下は府の担当部局から、貧困ビジネスは「民間対民間の取引なので(規制は)できない」と言われたため、「自分で(条例案の)[[草案|ドラフト]]を書いた」と明かし、「福祉担当者や[[弁護士]]がこの条例を元に、悪い業者と戦うことができる」と説明した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20100812.html 大阪府 知事記者会見内容 2010年8月12日』。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。その後、10月27日の府議会において、貧困ビジネスを規制する全国で初めての条例「[[大阪府被保護者等に対する住居・生活サービス等提供事業の規制に関する条例]]」が可決・成立<ref>[http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102701001061.html 「貧困ビジネス」を規制 大阪、全国初の条例成立『共同通信』2010年10月28日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、[[2011年]](平成23年)[[2月1日]]から施行された。
 
 
 
=== 青少年問題協議会 ===
 
2010年11月、大阪府青少年問題協議会は、一部のジュニアアイドル誌に18歳未満の子どもが水着や下着姿などで扇情的なポーズをとる写真が[[児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律|児童ポルノ禁止法]]の規制の対象外となっていることを問題視し、被写体の子供の視点に立った「子どもの性的虐待の記録」を定義する答申が府議会に提出された。府知事である橋下は、同協議会に対して諮問を行った<ref>「[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6478/00060744/toushinsho.pdf 青少年を取り巻く有害環境の整備について 答申]」大阪府青少年問題協議会、2010年11月26日。</ref><ref>{{Cite news |title=児童ポルノは性的虐待 規制強化を答申 |newspaper=[[大阪日日新聞]] |date=2010-11-27 |url=http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101127/20101127036.html |accessdate=2014-02-23 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20101128160425/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101127/20101127036.html |archivedate=2010-11-28}}</ref>。2011年に改正された青少年健全育成条例では、児童ポルノ禁止法では対象外である「水着、下着等を着用した状態で陰部又はでん部を強調した姿態をとらせる行為」の記録を含めた「子どもの性的虐待の記録」を、事業者及び保護が製造、販売をしないことと、何人も所持をしないことを罰則規定のない努力義務とし、大阪府はそのために必要な調査、指導及び助言をすることと規定した。
 
 
 
=== 教育 ===
 
* 知事就任後、[[2008年]](平成20年)[[9月5日]]の記者会見で、全国学力テストの成績が2年連続で低迷したことを受け、「府の現状について『教育非常事態宣言』を発する」と述べ<ref>大阪府「[http://www.pref.osaka.lg.jp/koho/kaiken/20080905.html 知事記者会見内容]」2008年9月5日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* [[2011年]]度から大阪府内の公立高校10校を「進学指導特色校」に指定し、これまで府立高校から約1000人だった難関国立大と難関私立大への合格者の6割増を目指すことを発表。また体育科を設置する高校と教育センター付属研究学校も同時に設置予定で、「学力に加え多様な進路希望に対応する」という主張に沿った内容となる予定<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/life/education/090619/edc0906191234002-n1.htm |accessdate=2009年6月 |title=府立10校を進学指導特色校に 大阪・橋下徹知事のエリート校構想 |newspaper=産経ニュース |date=2009-06-19 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090622074032/http://sankei.jp.msn.com/life/education/090619/edc0906191234002-n1.htm |archivedate=2009-06-22}}</ref>。
 
* 府立高校の[[入学試験|入試]]制度について、学業成績以外にスポーツなどでの評価を重視する、多様な入試制度プランを提唱している<ref>{{cite news |url=http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071230-OHT1T00073.htm |title=橋下氏公約「ドケチになる」…知事選マニフェスト発表 |newspaper=スポーツ報知 |publisher=報知新聞社 |date=2007-12-30 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20080119033308/http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071230-OHT1T00073.htm |archivedate=2008-01-19}}</ref>。
 
 
 
=== 統合型リゾート構想 ===
 
[[2009年]](平成21年)[[9月15日]]、[[夢洲]]・[[咲洲]]地区まちづくり推進協議会において橋下は、大阪市内ベイエリア[[再開発]]の一環として、「[[カジノ]]が1つのキーワード。結論は出なくても、始めからできないというのではなく、是非検討して欲しい」と提言<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/keikakuchosei/cmsfiles/contents/0000055/55632/gijiroku.pdf 第1回 夢洲・咲洲地区まちづくり推進協議会 議事録(概要) 2009年9月15日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。10月29日、[[関西]]の活性化には都市ごとの役割分担が必要との考えを示した上で、[[京都]]と[[奈良]]を「世界に誇れる観光の街」、[[神戸]]を「日本を代表するファッションの街」と評価。大阪について、「こんな猥雑な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持ってきてどんどんバクチ打ちを集めたらいい。[[風俗街]]や[[ラブホテル|ホテル街]]、全部引き受ける」「大阪は[[エンターテインメント]]の街でいいじゃないですか。都市で役割分担して、上がってきた税収を分ければいい」との考えを語った<ref>[「カジノも風俗街も大阪が引き受ける」 橋下知事 『読売新聞』 2009年10月29日。]</ref>。
 
 
 
翌[[2010年]](平成22年)[[1月22日]]から[[シンガポール]]を訪問してカジノを視察<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/ugoki/201001.html 大阪府 知事の動き 2010年1月。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、「こういう施設が大阪に欲しい」と話し、「民間に(カジノ)候補地を提示して、選んでもらうのが行政の役割」と述べた<ref>[橋下大阪府知事、カジノ実現に強い意欲 『東京新聞』 2010年1月23日。]</ref>。
 
 
 
2010年10月28日には、カジノや[[パチンコ]]の換金の合法化をめざす[[国際観光産業振興議員連盟]](カジノ議連)の議員らを招いた[[ギャンブリング&ゲーミング学会]]の大会に出席し、「[[賭博|ギャンブル]]を遠ざける故、坊ちゃんの国になった。小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ね、全国民を勝負師にするためにも、カジノ法案を通してください」と議員らにカジノ合法化を求めた<ref>[http://www.asahi.com/special/08002/OSK201010280155.html 橋下知事「小さい頃からギャンブルを。国民を勝負師に」 朝日新聞 2010年10月28日。]</ref>。
 
 
 
[[2011年]](平成23年)[[8月18日]]、検討会は基本[[概念|コンセプト]]素案をまとめ、「カジノ、ホテル、[[コンベンション・センター]]、[[ショッピングセンター|ショッピングモール]]、[[複合商業施設|アミューズメント施設]]、レストラン等を備えた統合型リゾート施設を、民間事業者の建設・運営主体によって構築する」との目標を提示した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/10583/00000000/siryo2.pdf 大阪における統合型リゾート(IR)立地に向けて 基本コンセプト素案 2011年8月18日。]</ref>。
 
 
 
=== 同和関連 ===
 
==== 答弁 ====
 
[[2008年]](平成20年)2月の大阪府議会で、[[堀田文一]]府議([[日本共産党]])から「私は、[[部落解放同盟]]は、暴力と利権をほしいままにし、部落差別解消にブレーキをかけた、そういう害のある団体だと感じております。(略)行政がそのような特定民間運動団体(部落解放同盟)を応援していいのか」との質問を受けた。
 
*これに橋下は「同和問題に対する取り組みについてでありますが、本府においては、平成十三年の府同対審答申に基づき、特別措置としての同和対策事業はすべて終了し、十四年度からは一般施策により同和問題の解決に向けて取り組んでおります。」「部落解放同盟が利権や暴力だということを言い切られることでありましたら、これは私の今までの法律家としての感覚からすれば、全く証拠も根拠も何もないことでありまして、それは私も確かにそういうつながりがあるところも知っております、そういう事件があったことも知っています。ただし、そういうことがなく、本当に同和問題の解決に取り組んできたということも知っております。一面的な側面をとらえることなく、きちんと、解放同盟の活動を真摯に見ていただきたく思います」と返答<ref name="hotta">[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?A=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&L=1&DU=0&R=K_H19_03100005_TXT_L00000124_00000564 大阪府議会会議録 定例会本会議 平成20年2月 定例会本会議 03月10日-05号]</ref>。
 
 
 
堀田は、大阪府における同和奨学金の受給者の全員が返還免除を受けていることを「同和」の特別扱いとして、府議会で問題にした<ref name="hotta"></ref>。
 
*これに対して、橋下は「免除規定の第三号の追加規定にありましては、議会の皆様方の議決を得たところでありまして、議会の皆様方のその議決の意思を尊重した上で行政は執行しております。また、その申請をした人間ほぼ全員がこの規定に当たるという判断で特別扱いをしているというふうにおっしゃいますが、この三号の規定に当たる以上は免除しなければならないというのが行政の立場です」、「この規定ができた経緯といいますか、社会の実態といいますか、歴史的経緯を御存じない、そのような御指摘」「まだ同和問題で苦しまれているそのような家庭で育って、大学や高校に行くのに経済的な理由で進学が困難であるというような子どもを救うことが先決であって、テレビ難民は二の次だと思います。」と反論している<ref name="hotta"></ref>。
 
 
 
==== 反応 ====
 
[[一ノ宮美成]]に拠れば、“橋下は「議会の議決に行政は拘束される。主張を通すなら多数派を取って私にぶつけてください」とも発言し、議事録から削除された、<ref>[[一ノ宮美成]]+グループ・K21「橋下「大阪維新」の嘘」p.172</ref>[[黒田まさ子]]府議(日本共産党)が2000年ならびに2005年の府調査のデータを挙げて「結婚差別も克服、解消されていっている」「同和行政は逆差別になっている」と発言したところ、橋下は「いまの質問は残念でなりません。そのような数字や机上の論にしばられることなく、現場の実態を見極めて、政治をやっていきたい」「同和問題が解決されたということは、まったくの事実誤認、認識不足だ」と応じた。これに対して部落解放同盟大阪府連委員長の[[北口末広]]は「平松市長も、橋下徹知事も、部落差別が存在していることを明確に認め、差別をなくすことが行政の責務と明言している。その信念をもって進めていただきたい」(2008年4月、部落解放同盟大阪府連定期大会での発言)と橋下を讃えている<ref>一ノ宮美成+グループ・K21「橋下「大阪維新」の嘘」p.172</ref>、橋下はまた、[[飛鳥会事件]]の小西邦彦やその弟子の丸尾勇([[恐喝罪|恐喝]]・[[強要罪|職務強要]]で[[逮捕]]され有罪判決を受けた部落解放同盟安中支部の元相談役)の名を挙げ、「解同にしても、飛鳥の小西さんや、八尾のMさん、ああいう人が行政に働きかけたから声が届いたというプラス面もあるが、一回ああなると払拭するのはたいへん」とも発言している”という<ref>一ノ宮美成+グループ・K21「橋下「大阪維新」の嘘」p.178-179</ref>。
 
*日本共産党と協力関係にある同和団体の[[全国地域人権運動総連合|民主主義と人権を守る府民連合]](民権連)は「橋下知事の方にこそ、『事実誤認・認識不足』があると言わざるをえません」と批判した<ref>[http://www.eonet.ne.jp/~sumiyoi/min47.htm 民主と人権 第47号]</ref>。
 
 
 
[[2008年]](平成20年)[[8月7日]]、部落解放同盟大阪府連の北口末広らとの政策懇談会を[[大阪府庁舎|大阪府庁]]内の会議室で開き、[[部落問題]]解決に向けた施策のあり方などについて意見交換した。橋下は「同和問題の解決へ、(残り任期)3年半、真正面から取り組みたい」と挨拶し、「いわゆる同和地区で育ってきた。[[都道府県]]の[[都道府県知事|知事]]のなかで同和問題について一番知り尽くしていると自負している。みなさんの協力をいただきながら、できる限り解決していきたい」と述べ、[[戸籍]]謄抄本などの不正取得防止へ本人通知の制度を考えたいとの意向も示した。「部落差別の根本は「血」への差別だが、それはなくなってきている」と述べ、「経済的困窮者が集まってきているところという外形的な差別に切り替わってきていると思う」と持論を展開した<ref>{{Cite news |url=http://www.bll.gr.jp/news2008/news20080915-3.html |title=「同和問題解決したい」と橋下知事が政策懇談会で |newspaper=解放新聞 |date=2008-09-15 |id=2008.09.15-2387 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090531083729/http://www.bll.gr.jp/news2008/news20080915-3.html |archivedate=2009-05-31}}</ref>。
 
 
 
==== 背景 ====
 
部落解放同盟大阪府連合会の機関紙「解放新聞大阪版」は、橋下徹が[[平松邦夫]]・前[[大阪市長]]、[[倉田薫]]・池田市長と同様に、[[部落解放同盟]]大阪府連合会が設立した組織「同和問題解決(部落解放)・人権政策確立要求大阪実行委員会」の役員(副委員長)に就任している、と報じている<ref>解放新聞大阪版 2009年11月16日 第1801号</ref><ref>[http://kie.nu/BWS 解放新聞大阪版(部落解放同盟大阪府連合会の機関紙)]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
== 人物 ==
 
; 家族
 
: 妻と七人の子供がいる<ref name="m.news-postseven20111205">[http://m.news-postseven.com/archives/20111205_73571.html 橋下徹氏大学時代に現妻と風呂トイレ無し6畳アパート同棲]、女性セブン2011年12月15日号</ref>。
 
 
 
=== 学生時代 ===
 
;小学校時代
 
小6で身長170センチ、体重65キロの体格だった橋下はかなり目立つ存在だった<ref name="sankeimsnwest2">[http://www.sankei.com/west/news/150919/wst1509190002-n2.html 【橋下徹研究・再録 第1部】口達者のハシゲ(1)転校生が選んだ道 「スネ夫」から「代弁者」に]([[産経WEST]]、2015.9.19 05:00更新、p2)</ref>。小学校では転校初日からいきなり同級生に殴られた<ref name="sankeimsnwest2" />。小中学校時代は、体の大きさから「おっさん」と呼ばれた<ref name="sankeimsnwest2" />。
 
 
 
学生時代について橋下本人は[[Twitter]](2011年10月29日)で「僕は学生時代真面目な学生でなかったことは認める。」「先生の中にも僕のことを嫌っていた人はいっぱいいただろう。」とコメントしている<ref name="t_ishin111029" />。
 
;中学校時代
 
中学2年生でラグビー部のキャプテンとなった橋下について当時の[[顧問#部活動・サークル活動・クラブ活動などにおける顧問|顧問]]は、「彼は1日の練習プランではなく、継続的なプランを立てた。なぜその練習が必要なのかを理屈で部員に説明していた。急速にチームが出来上がっていった」と話す。また、3年生時の[[学級担任|担任教諭]]は、「クラスがもめた時、互いの主張を取り入れて解決するのは必ず橋下だった。[[論理学|論理]]立ててものを述べる交渉術は当時から卓越しており、教師から見てもこちらが見透かされているような怖さがあった」と語る<ref>「橋下徹研究」 産経新聞大阪社会部編著 産経新聞出版 P17</ref>。[[ラグビー]]を始めた理由は「一番ワルそうな部に入ったほうが安全だと思ったから」という<ref name="sankeimsnwest2" />。
 
 
 
高校[[入学試験|受験]]シーズンを迎えた頃、橋下は放課後の教室で仲間達と勉強会を開いたが、実際には橋下がみんなに教える場になっていた。「勉強教えて」と言われれば、嫌な顔一つせずに応じていたという。仲間達と[[針路|進路]]の話題になると橋下は、「俺は将来、政治家になりたい」と語り、当時の仲間の一人は「僕らはどの高校に行くとか、目の前のことしか考えていなかったけど、あいつはいつも遠い先を見据えていた」と回想する<ref>「徹底検証 橋下主義(ハシモトイズム)」 読売新聞大阪本社社会部編著 梧桐書院 P228-229</ref>。
 
;高校時代
 
高校時代の同級生には[[自由民主党 (日本)|自民党]]前[[衆議院議員]]の[[川条志嘉]]、[[日本放送協会|NHK]][[アナウンサー]]の[[藤井彩子]]などがいる。高校時代に所属していたラグビー部の顧問は橋下について、「能力の高さは際立っていたが、まじめに練習する姿勢は感じられず遅刻も多かった。小さい頃からコツコツ努力するのが嫌いだったんでしょう」と語り、怠慢によりレギュラーを外されると、橋下は別人のように猛練習を開始したといい、「彼は追い込まれなければやらないタイプでは。逆に言えば本番では予想外の力を出せる人間でもあった」と話す<ref>「橋下徹研究」 産経新聞大阪社会部編著 産経新聞出版 P26</ref>。
 
:3年生時、全国大会に出場したラグビー部で橋下は、通常8人で組む[[スクラム (ラグビー)|スクラム]]を7人に減らし、余った1人が素早くボールを外に蹴り出すという[[戦術]]を考案。また、ガムシャラに走るだけの練習をやめ、試合をイメージしながら走る[[合理性|合理的]]な[[トレーニング]]を導入。後に橋下は当時を振り返り、「当たり前だと思ってることに疑問を持ったり、伝統を変えようとしたり、何で?と思った時に立ち止まって考えることで、パワーが生まれる」と語っている<ref>「徹底検証 橋下主義(ハシモトイズム)」 読売新聞大阪本社社会部編著 梧桐書院 P231-232</ref>。
 
;大学時代
 
「橋下は破れた[[ジャンパー (衣服)|革ジャン]]をタダ同然で仕入れて1着3万円とか5万円で売って大学を卒業したと言っていた<ref name="mainichi20120415" />。『破れたやつを売ったらまずいやろ』と言うと『どこが悪いんですか。気付かずに買うのはお人よしや』と」<ref name="mainichi20120415" />。妻は高校の同級生<ref name="m.news-postseven20111205" />。橋下は進学のために上京するのだが、妻も彼と離れたくないと神戸の大学に籍を残しながら上京、同棲生活をスタートさせた<ref name="m.news-postseven20111205" />。妻の両親は同棲には反対だったが、彼女は「[[勘当]]されても構わない」と[[駆け落ち]]同然で橋下と一緒に暮らし、支えていくことを選んだ<ref name="m.news-postseven20111205" />。橋下によれば「僕は育児に家事何もしないですよ。子供は単に[[玩具]]感覚の可愛さです。完全に[[金正日|キム・ジョンイル]]体制。将軍様ですもん。僕は子供をつくるまでが好きなのかもなあ(笑)」という<ref name="Shinchou、2012927p45">『週刊新潮』(2012年9月27日菊咲月増大号)45頁</ref>。
 
 
 
;新米弁護士時代
 
ボス弁の[[樺島正法]]は新米弁護士時代の橋下を「純粋な弁護活動よりカネに執着が強い印象だった」「弁護士会から紹介された依頼人から高い着手金を取り、副会長に電話で注意された際『何がいけないんですか』と食って掛かっていたのが印象的だった」と語っている<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/html/5bu-ishin/07-ishin5.html 第5部 国政への野望(7)] [[しんぶん赤旗]]連載『橋下「維新」逆流の正体』</ref>。橋下本人は[[twitter]](2011年10月29日)で「僕が最初に勤めた法律事務所のボス弁は僕のことを大嫌いである。弁護士の多くは僕のことを嫌いだし。人が人を評価するには色々ある。そういう人は事実を離れて話すだろう。公人という立場である以上、そこは気にしない。」とコメントしている。
 
 
 
=== 選挙について ===
 
政治家を志望する若者の質問に答え、現行の選挙制度の問題点を具体的に教えた上で、「頑張って下さい!」と励ました<ref>PRESIDENT Online2016年7月18日 [http://president.jp/articles/-/18522 橋下徹さんに質問です! なぜ選挙には必要以上にお金がかかるんですか?]</ref>。
 
=== やしきたかじんとの関係 ===
 
司会者・歌手の[[やしきたかじん]]について、政治家・橋下徹の生みの親であると述べている。大阪府知事選に出馬するかどうか悩んでいたとき、やしきから「仮に2期やっても46歳。38歳でやれるんだったらやった方がいい」と出馬を促されたと主張している<ref>[http://web.archive.org/web/20140108043430/http://www.asahi.com/articles/ASG183DZFG18PTIL008.html 橋下市長、たかじんさん悲報に涙 「優しい、強い人」]</ref><ref>【たかじんさん死去】橋下市長、政界進出の恩人との別れに涙</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20140108053042/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/01/08/kiji/K20140108007344480.html 橋下市長 涙で“恩人”たかじんさんしのぶ「大阪への気持ち強い人 残念」]</ref>。やしきの死去に際しては、「非常に残念。すごく優しい人で、強かった」、「いろいろあり過ぎて……」と語った<ref>{{Cite news |title=橋下氏の目には涙、辛坊さんは言葉詰まらす |url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140108-OYT1T00550.htm |date=2009-06-26 |newspaper=読売新聞 |publisher=読売新聞社 |accessdate=2014-01-08 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20140108144548/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140108-OYT1T00550.htm |archivedate=2014-01-08}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
たかじんサイドは、「番組に関してはオレに任せてと言っただけ。」と応援に関しては否定している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_12/g2007122201_all.html たかじん「番組は任せと言っただけ」橋下応援否定]</ref>。
 
 
 
=== 週刊誌問題 ===
 
{{See also|週刊朝日による橋下徹特集記事問題}}
 
;救われたこと
 
大阪市長選において、[[平松邦夫]]に勝利した後、殺害予告の脅迫状が複数、届いていた。しかも、本人だけでなく家族を殺すという内容のものまであった。“同和報道”が出たとき、橋下自身も知らなかった事がいっぱいあって、非常にショックを受けたという。しかし、橋下は、中学生の長男と長女には、きちんと報道について説明をした。すると子供たちは、「いろいろ書かれることは仕方ないんちゃう?」といって、逆に橋下を励ました。これに、橋下も「救われた」ともらしたという<ref>{{cite news |url= http://web.archive.org/web/20111203050630/http://www.news-postseven.com/archives/20111202_73356.html|title=出自報道の橋下徹氏 子供から「仕方ない」といわれ救われる |newspaper=NEWSポストセブン |date=2011-12-02}}</ref>
 
 
 
: 橋下は、取材記者の氏名や会社の[[電話番号]]まで自らのツイッターで公表、「親父がやくざ、けっこう毛だらけだ」と逆手にとった<ref name="autogenerated1" />。
 
 
 
公務でプロ野球の始球式を行った際などに子供を連れて行き、一緒に試合観戦をしたり、サインボールをもらったりすることがあった<ref>{{cite news |url=http://route5.org/?q=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100825-OYT1T01077.htm |title=橋下知事、我が子と遠藤選手を知事室で会わせる |newspaper=読売新聞 |publisher=読売新聞社 |date=2010-08-25 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100828045118/http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100825-OYT1T01077.htm |archivedate=2010-08-28}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。これに対し、龍谷大学の[[富野暉一郎]]・教授は「公私混同の家族サービスと見られても仕方ない。目くじらを立てるほどの問題ではないかもしれないが」と指摘した{{refnest|group="注釈"|元神奈川県逗子市長の富野暉一郎・龍谷大学教授「外国の賓客に妻同伴で対応するのはもてなしとしいう側面があるが、公務中に子供を著名人と会わせるのは、公私混同の家族サービスと見られても仕方ない。目くじらを立てるほどの問題ではないかもしれないが、公職にある者としての配慮に欠けた面があったと言わざるを得ない」<ref>読売新聞2010年8月26日「橋下知事 公私混同」</ref>。}}
 
 
 
=== 系譜 ===
 
; 家系
 
: 橋下の母によれば、「橋下一族は先祖代々[[同和地区]]に住んでいたわけではなく、徹の[[祖父]]の代にたまたま転入したに過ぎない」という<ref name="g2201012p35-36">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』2010年12月号 vol.6、森功「同和と橋下徹」35-36頁</ref>。橋下の母によれば、「橋下家は[[部落問題|同和部落]]出身ではない」ということになる<ref name="g2201012p36">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』2010年12月号 vol.6、森功「同和と橋下徹」36頁</ref>。
 
: 実父の出身地の寒村の橋下姓の[[老人|老婆]]は「昔は“橋下(ハシシタ)”という家が六十軒ぐらいあった。大概の者は名前を“橋本”に変えて出て行ったと聞いている。ここらの人はみな[[教育]]熱心で、一生懸命勉強して就職差別やいろんな[[差別]]と闘ってきた。」<ref>『[[週刊文春]]』(2011年11月3日号)27-28頁</ref>と述べている。
 
 
 
; 橋下姓
 
: 橋下の[[母]]は次のように語っている。「あの子が生まれた時点で、向こう(橋下家の人々)との因縁を断ち切るつもりで、ハシシタ姓をハシモトと変えたんです。向こうの親たち(橋下徹の祖父母)は、反対しました。けど、橋の下を歩むようなイメージの[[苗字]]はどうか。この子は、橋のたもとを注意深く生きていくように、と願って変えました。だから、ちっちゃいときから、あの子はハシモト。その意味は当人もよく知らないはずです。」<ref name="g2201012p32">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』2010年12月号 vol.6、森功「同和と橋下徹」32頁</ref>。
 
; 実父・叔父
 
: 橋下が実父について述べた[[インタビュー]]によると、「父親の思い出はひとつだけ。2、3歳のとき、食事中に箸を投げたら、[[背負い投げ]]されて[[暴行|ぼこぼこ]]にされたんです」という<ref name="MSN産経ニュース">{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080727/lcl0807272243001-n1.htm |accessdate=2008年8月 |title=【橋下徹研究】(2)ぽっかり空いた“父”の存在 |publisher=MSN産経ニュース |archiveurl=http://web.archive.org/web/20080805115918/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080727/lcl0807272243001-n1.htm |archivedate=2008-08-05}}</ref>。
 
: 橋下の母によれば「父親はあの子が小さいときに離れ、以来私も近寄らせませんでした。あの人と私たちは東京と大阪で離れていましたので、仕事も何をしていたのかよく知りません」という<ref name="g2201012p34">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』2010年12月号 vol.6、森功「同和と橋下徹」34頁</ref>。
 
 
 
: 実父は橋下の幼時期に家庭から離れ、[[八尾市]]の同和改良住宅に住み、橋下が小学校2年生の時に死去。[[自殺]]だったという。地元八尾の府議によれば「父親は、八尾の改良住宅に住んではったそうです。同和対策事業の一環として建設された住宅で、そこで亡くなったらしい。普通の死に方ではなく、[[ガス爆発]]だったと伝えられます<ref name="t_ishin111029" />。物心ついたころには実父は家にいなかったのでほとんど記憶はない<ref name="t_ishin111029" />。単なる事故か、あるいは仕事に行き詰って[[自殺]]したのではないか、などとも囁(ささや)かれていました」という<ref>([[g2 (雑誌)|g2]]第6号、2010年12月「同和と橋下徹」35ページ)</ref>。実父は現在、[[同和地区]]住民のために建設された八尾市の市営墓地に眠っている<ref name="g2201012p32" />。
 
 
 
: 橋下の実父と、その弟の両方を知っているという地元住民によると、「弟は○○(地区)で水道工事会社をやっていたが、今は[[倒産]]してない。この水道工事会社は、実は兄、つまり橋下知事の実父が段取りして設立した会社や。暴れん坊で、ある組織<ref group="注釈">「この組織に属していたある人物の“名前”を言えば、地元の年配者なら誰もが思い当たる。この“ある人物”は、組織に属しながら、[[部落解放同盟]]○○支部書記長や同大阪府連執行委員を務め、何度も[[逮捕]]されている」(『平成日本タブー大全2008』104頁)</ref>の[[三羽烏]]といわれたほどの男や。立場上、名前を出せなかったので弟に会社をやらせていたんや」という<ref name="『平成日本タブー大全2008』104頁">別冊宝島Real076『平成日本タブー大全2008』104頁</ref>。
 
: また橋下の[[叔父]](実父の弟)の水道工事会社は地元[[八尾市]]の指名業者でもあったが、[[部落解放同盟]]大阪府連が資金源獲得のために設立した直轄の建設業者組織「大阪府同和建設協会」の会員でもあった<ref name="『平成日本タブー大全2008』104頁" />。[[倒産]]時多額の[[借金]]を抱えていたため、「貸した金を踏み倒された。なのに謝るどころか、平気な顔をして外国車を乗り回している。なにが『ハシモト』や100人が100人『ハシシタ』と読むわ!」と、今なお怒りが収まらない住民もいる<ref name="『平成日本タブー大全2008』104頁" />。
 
: 橋下は父親が元暴力団だったという報道について「ほぼ事実」と認めた<ref>{{cite news|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111029-OHT1T00024.htm|title=橋下知事「ほぼ事実」…父親が元暴力団報道
 
|newspaper=スポーツ報知|date=2011-10-29|accessdate=2011-10-29}}{{リンク切れ|date=October 2012}}</ref>。
 
: 橋下の母は「暴力団だったなんて知りませんでした。私たちといっしょに暮らしているときは、そうではありませんでしたから。」と述べている<ref name="autogenerated1">『[[g2 (雑誌)|g2]]』2012 January vol9森功「橋下徹の選挙」309ページ</ref>。
 
 
 
: [[部落解放同盟]]大阪府連合会・赤井隆史書記長によれば「両週刊誌の記事は、橋下氏の父親が暴力団員であったことと、出自であり暮らしていた地区の問題を同列に扱っています。暴力団とその地区がイコールで結びつけられているのです。[[同和地区]]に対しての偏見のなかに、“[[暴力]]的である”“ガラが悪い”といったイメージがある。両週刊誌の記事はこうした[[差別]]、偏見を助長してしまいます」という<ref>『NEWSポストセブン、2011,11,18</ref>。
 
: 月刊『WILL』(2012年1月号)に、橋下と同じ父親がやくざで被差別部落出身者であることを公言している作家の[[宮崎学]]が、「橋下徹前大阪府知事の出自を暴く異常」と題して、一文を寄せた<ref name="kanrishoku">[http://kanrishoku.jp/facebook/column/038.html 橋下徹バッシング報道から再び部落差別を考える(7)]、小林健治{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。宮崎によれば「たしかに、不祥事があれば叩けばよい<ref name="kanrishoku" />。しかし、出自と不祥事は全く別の問題である<ref name="kanrishoku" />。それは、出自に関する問題は、相手に抗弁権が一切ないからである<ref name="kanrishoku" />。僕は解放同盟に対して、運動の原点を厳しく批判してきたが、解放同盟から文句を言われたことはほとんどない<ref name="kanrishoku" />。それは、相手に抗弁権のないことでは決して批判しなかったからでもある<ref name="kanrishoku" />。人間が生きていくうえで自分の力ではどうしようもない運命、出自まで叩く材料にするというのは、足をすくう非常にいやらしい批判であり、ジャーナリズムとして完全に間違っている<ref name="kanrishoku" />」と述べた。
 
 
 
=== 略系図 ===
 
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== 評価 ==
 
*2008年、文科大臣だった[[中山成彬]]は、日教組批判を展開する橋下に対して「命がけで戦っている」と評価した<ref Name="san015011"/>。しかしながら中山成彬が日本維新の会の国会議員だった2013年当時、慰安婦問題で揺れている橋下に対して「橋下徹を代表と思っていない」と桜チャンネルで名指しで批判。これに対して橋下徹も「代表と思っていないのであれば、維新から出ていってもらう」と応酬した。
 
*2014年の大阪市長出直し選挙の際、[[天王寺区]]長は、「“忠臣は二君に仕えず”という言葉もあるが、自分が区長でいられるなら、市長が誰でもいいと考えることはできなかった。橋下市長の市政改革方針に共鳴したからこそ、私は公募区長となった。」「こんな上司に巡り合えて幸運だった。」と語った<ref>[http://president.jp/articles/-/15191 橋下行政手腕「こんな上司に巡り合えて幸運だった」] PRESIDENT 2015年5月18日</ref>。
 
*維新支持層の約9割が、橋下の新党結成表明について、「評価する」と回答した<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/150914/plt1509140023-n1.html 2015.9.14 産経新聞]</ref>。
 
;批判
 
*[[左翼]]系の学者などに「'''ハシズム'''(橋下主義)」との呼称が使われている。[[山口二郎]]が主催したシンポジウムや著書で用いられている。シンポジウムでは、[[平松邦夫]]や[[香山リカ (精神科医)|香山リカ]]、[[薬師院仁志]]が橋下を批判した<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/politics/update/0917/OSK201109170144.html |accessdate=2011年9月 |title=反「ハシズム」集会に香山リカ氏ら 平松市長も出席 |newspaper=朝日新聞 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110917163524/http://www.asahi.com/politics/update/0917/OSK201109170144.html |archivedate=2011-09-17}}</ref>。[[高橋哲哉]]は「知事を[[天皇]]にした[[天皇制]]ともいえる府政を作ろうとしている」と批判している<ref>[http://www.labornetjp.org/news/2011/1316851243200vein2 大阪・橋下“ハシズム”府政の「日の丸・君が代」強制条例にNO! 大阪で全国集会に800名] レイバーネット</ref>。平松邦夫は「絶句した」と批判した<ref>
 
{{cite news |title= 橋下知事の「独裁必要」発言に「絶句した」 大阪市長が批判 |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110630/lcl11063020020006-n1.htm |newspaper= [[産経新聞]] |location= [[東京都]]|date= 2011-06-30 |accessdate= 2011-07-04|language=[[日本語]] |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110702021145/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110630/lcl11063020020006-n1.htm |archivedate=2011-07-02}}</ref><ref>{{cite news |title= 平松大阪市長、橋下府知事発言を激しく批判
 
|authorlink= |url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110630-OYT1T00889.htm|newspaper= 読売新聞|date= 2011-06-30 |accessdate= 2011-07-04|language=[[日本語]] |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110702041726/http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110630-OYT1T00889.htm |archivedate=2011-07-02}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
しかしこれらの批判者は元々憲法問題などさまざまな点で橋下とは異なる立場であり、橋下も「これらのハシズムとか言っている大学教授や有識者の話を聴いても、『なるほど』という意見は何一つない」と答えている<ref name="mainiti20111013">『[[毎日新聞]]』2011年10月13日掲載</ref>。
 
 
 
共同通信社は橋下が選挙で圧勝したことに関して、「問題は、彼に75万もの票を入れた有権者の方にある」などの報道をしている<ref>[http://www.47news.jp/47topics/himekuri/2011/12/post_20111220134351.html ▽英雄の条件]共同通信 2011年12月20日</ref>。
 
 
 
[[内田樹]]は「教育は生身の人間が相手の仕事です。子供たちは、さまざまな思想信条、信教、イデオロギーをもった周囲の大人たちの影響を受けています。」などと述べた<ref>[http://blog.tatsuru.com/2011/11/24_2042.php 平松さんの支援集会で話したこと(内田樹の研究室)]</ref>。[[陰山英男]]は、教員管理を強めれば教育が良くなるという発想は間違いだと反発した<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/national/update/0916/OSK201109160034.html |accessdate=2011年9月 |title=維新の教育条例案「可決なら辞める」 百ます陰山委員 |newspaper=朝日新聞 |archiveurl=http://archive.is/Mdk9 |archivedate=2012-07-19}}</ref>。
 
 
 
月刊誌『[[新潮45]]』(2011年11月号)では作家・精神科医である[[野田正彰]]が「これ以上私たちは、自己顕示欲型精神病質者の空虚な言動に振り回されてはならない。[[演技性人格障害]]と言ってもいい」と批判している。この記事に関して橋下は名誉を傷つけられたとして著者と新潮社に1100万円の賠償を求めた訴訟を起こすが、2016年4月の大阪高裁は「『うそを平気で言う。バレても恥じない』などの逸話は当時の橋下を知る教員への取材や資料に基づいて書かれ、新潮社側には内容を真実と信じる相当の理由があり、公益目的もあった」として、橋下の訴えを退け逆転敗訴とした<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ4P4VWRJ4PPTIL015.html 橋下氏、新潮社に逆転敗訴 大阪高裁]朝日新聞2016年4月22日</ref>。2017年2月、最高裁は橋下の上告を棄却し、敗訴が確定<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASK225SXNK22UTIL03B.html 橋下氏の敗訴が確定 「新潮45」めぐる損害賠償訴訟]朝日新聞 2017年2月2日</ref>。
 
 
 
=== その他 ===
 
* [[2007年]](平成19年)[[10月7日]]に、[[電子掲示板]][[ウェブサイト|サイト]]『[[2ちゃんねる]]』に「橋下弁護士の一家惨殺してやる」というタイトルの殺害予告[[スレッドフロート型掲示板|スレッド]]が投稿された。これに対し、橋下は法律の専門家として一般市民の言論に対してはできる限りアクションは起こしたくなかったが、内容や自分の立場や家族のことを考え、所属法律事務所、マネジメント会社、警察との協議により[[告訴・告発|刑事告訴]]を行ったことを自身の[[ブログ]]で明らかにした<ref>{{Cite web |url=http://hashimotol.exblog.jp/6630090 |accessdate=2007年10月 |title=2ちゃんねらーの方、大変残念ですが |publisher=橋下徹のLawyer’s EYE |archiveurl=http://web.archive.org/web/20071019181005/http://hashimotol.exblog.jp/6630090/ |archivedate=2007-10-19}}</ref>。
 
*補助金の削減に関し、[[桂文枝 (6代目)|六代 桂文枝]]「頑張れるだけ頑張るのが芸人の務めだが、守らなければ続かない芸もある」<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/html/5bu-ishin/06-ishin1.html 橋下「維新」逆流の正体/第1部 市民攻撃に立ち向かう(6)] [[しんぶん赤旗]]特集</ref>。季刊『上方芸能』は2012年6月号で「文楽を守れ!―132氏からの熱いメッセージ」と題した特集を組み、[[ドナルド・キーン]]や[[竹下景子]]がメッセージを寄せた<ref name="geino"> [http://www.kamigatageinou.gr.jp/books/bk184.html 第184号 特集・文楽を守れ!―132氏からの熱いメッセージ] 「上方芸能」</ref>。キーンは、文楽が「生を受け」た大阪での橋下の伝統軽視の姿勢を、「真にひどい話」と呆れ、日本における古典教育の希薄さを指摘しながら、「もし(文楽が)死に絶えるのなら、大阪の政治家の蛮行を世界は決して許さず、また忘れることもないでしょう」と批判した<ref name="geino" />。[[桂南光 (3代目)|桂南光]]は『咲くやこの花芸術祭2013』の記者会見で「よく知っている人だから嫌味を言わせてもらう」と前置きして「芸術をどう理解しているのか。日本維新の会も忙しいかもしれないが、政治より芸術の方が楽しい」とコメント<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/08/24/kiji/K20130824006476460.html 桂南光が橋下市長に嫌み「芸術をどう理解しているのか」] スポーツニッポン2013年8月24日</ref>。
 
*府の教育委員に[[陰山英男]]ら2人が就任したことについて「これで教員が従ってくれないなら、今ある体制を全部解体しないとおかしくなる」と述べた<ref>[http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000282.html 共同通信 2008年10月2日]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
== 思想 ==
 
* 著書の中で「ルールをかいくぐるアイディアを絞り出すことこそ、いまの日本にとって一番必要なんじゃないか!」<ref>「まっとう勝負」 P208</ref>「明確なルールのみが行動の基準であって、明確なルールによる規制がない限りは何をやっても構わない」<ref>「まっとう勝負」P210</ref>「ルールの隙を突いた者が賞賛されるような日本にならないと、これからの国際社会は乗り切れない」などと述べている<ref>「まっとう勝負」P211</ref>。
 
* 「競争の土俵に上がれる者」に対しては徹底的に競争を促している。障害者に限定すれば、企業への雇用促進を奨励している。生活保護に関しては、予算カットの方向が目標である。「[[障害者]]雇用日本一を目指したい」と述べて、障害者の法定雇用率1.8%に満たない企業に対して雇い入れ計画の提出を義務づける障害者雇用促進条例を全国で初めて制定<ref>[http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091107-OYO8T00366.htm 障害者雇用条例化…「未達成企業と取引しない」]{{リンク切れ|date=October 2012}} [[読売新聞]]2009年11月17日</ref>したり、障害者支援学校の増設やスクールバスの拡充をするなど、障害者支援政策に積極的に取り組んでいる<ref>[http://web.archive.org/web/20100316225839/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100313/lcl1003131201000-n1.htm 【橋下府政ウオッチ】ここまでしてくれるとは…競争主義者の意外な一面][[産経新聞]]2010年3月13日</ref>。
 
*演説した後、「どなたか子供とか孫とか誰か(堺市議選に)出すという方はいらっしゃいませんか」「ご負担をかけないように全面的に維新がサポートしますので」を発言した。すると、演説を聞いていた大阪市[[北区 (大阪市)|北区]]の介護福祉士が挙手。橋下は満面の笑みで、「あ、お兄さん本当(に立候補してくれるのか)?」と応じた<ref>橋下氏「堺市議選に出てもらえる人はいませんか」 候補者不足で街頭リクルート 演説聞いて男性が名乗り!? [[産経新聞]]2015年2月7日</ref>。
 
 
 
=== 鳥取県議 ===
 
[[2011年]](平成23年)[[5月24日]]に、「[[鳥取県]]は60万人くらいの[[人口]]で、議員が40数人いるんですかね。鳥取県議なんて6人でいいんですよ」と発言<ref>[http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052401000471.html 橋下氏「鳥取県議は6人でいい」 議員定数で発言] [[共同通信]]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。[[鳥取県知事]]・[[平井伸治]]は、「大阪の人が鳥取県の自治について議論するのは差し出がましい。大きなお世話だ」と不快感を示した。平井は「簡単に人口で割りきる議論は、デリケートな[[地方自治]]にはなじまない。そんな暇があるなら大阪府の自治についてしっかり議論してほしい」と批判した<ref>[http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052401000713.html 橋下発言「大きなお世話だ」 鳥取知事反発] [[共同通信]]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
*橋下は、[[関西広域連合]]の会合で、「国全体の国会議員の数や地方議員の数が多すぎるというのは僕の持論。都市部と地方部の議員の数のあるべき姿についてこれから勉強させてもらいたい」と自身の発言について謝罪。平井は「都市と地方の違いに考慮してもらえれば」などと述べた<ref>[http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/politics/453446.html 「僕の暴走」橋下知事が謝罪 鳥取県議数めぐる発言 : 全国のニュース : 政治] [[福井新聞]]2011年5月26日</ref>。
 
 
 
=== その他 ===
 
2012年、[[文楽]]などの財政補助を削減した際、[[赤川次郎]]から「動員数で言ったら[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]は[[AKB48]]にも劣るということじゃないか、そんな馬鹿な話があるか」と批判を受けた<ref>[http://n-morimoto.up.seesaa.net/image/67366ca3.jpg 「橋下氏、価値観押し付けるな」] [[朝日新聞]]2012年4月12日付け東京版「声」欄</ref>。文楽の入場者数が歴代3位を記録した際に、橋下は「文楽サイドの努力のたまもの」と評価。「(ファンらの)支援したいという意思を反映させる制度を作りたい」とし、ふるさと納税を活用した新しい制度の導入を表明した。市幹部は「市長は特定の文化・芸術に対して保護の目的で漫然と補助金を出し続けてきた文化行政のあり方を問題視していたが、当初から文楽自体は評価していた」と解説した<ref>[http://web.archive.org/web/20150510174742/http://www.sankei.com/west/news/150205/wst1502050020-n1.html 橋下市長、文楽協会を後押し 大阪街おこし「ファンの意思反映する制度作る」] 産経新聞2015年2月5日</ref>。
 
 
 
== 問題となった失言と言動 ==
 
*大阪府知事として[[株主]]である[[関西国際空港]]の活性化の要望をするために出向いた際、[[関西三空港]]のあり方について記者団に対し「[[大阪国際空港|伊丹空港(大阪国際空港)]]の廃止も含めて検討し、きちんと方向を出さないといけない」と述べた。一時は撤回したが、2009年に再び大阪国際空港の廃港を主張し、同空港の活性化を求める兵庫県の[[井戸敏三]]知事らと対立した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091104/trd0911042315013-n1.htm 伊丹廃港か、それとも…橋下、井戸の両知事がバトル]{{リンク切れ|date=October 2012}} 産経新聞 2009.11.4{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。{{seealso|大阪国際空港#橋下大阪府知事・大阪市長に関する動き}}
 
*2013年1月、大阪市立桜宮高校で体罰により生徒が自殺した事件において、教員の総入れ替えなどについて言及。遺族宅を弔問した後、「スポーツ指導での体罰は一切認めない」と批判。[[兵庫教育大学]]前学長の[[梶田叡一]]は、「解体的な出直しが必要な問題で、橋下市長の発想は間違っていない」と発言した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130120-OYT8T00384.htm 桜宮高問題巡る橋下市長の発言が過熱]読売新聞 2013年1月20日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。体育系2科の入試中止要請、「(市教委が2科の募集中止を拒否した場合、対抗措置として)予算執行権をきちんと行使する」、「春に顧問が残っているようなら、体育教師分の人件費を出さない」、教員総入れ替えの要請、体育科廃止や廃校の検討、「(反対なら)選挙で僕を落とす手段が与えられている」など続々と意見表明した<ref>[http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130118-OYO1T00303.htm 高2自殺 「募集中止」広がる困惑]読売新聞 2013年1月18日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00239052.html 大阪・桜宮高校、体育科の入試中止 橋下市長「素晴らしい決定」]fnn 2013年1月21日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。同11月、「桜宮高校は確実に再生している」と評価。生徒に「仲間の自殺は一生背負うべき十字架。天国に行った仲間のためにも誇れるような学校にしてほしい」と述べた<ref>[http://www.sankei.com/west/news/131110/wst1311100016-n1.html 橋下市長「仲間の自殺は一生背負うべき十字架」…“開かれた”桜宮高、地域も参加「運動会」]産経新聞 2013年11月10日</ref>。
 
* [[2008年]](平成20年)[[10月19日]]に、[[伊丹駐屯地]]で開かれた「中部方面隊創隊48周年記念行事」の祝辞の中で、「人の悪口ばっかり言っているような[[朝日新聞]]のような大人が増えると日本はダメになります」と発言した。後に、10月3日の朝日新聞における山口県光市の母子殺害事件を巡る橋下のタレント弁護士時代のテレビ発言を批判した社説に対する反論だと主張した<ref>[http://www.asahi.com/special/08002/OSK200810190104.html 「朝日は人の悪口ばかり」橋下知事、本紙社説を批判] 朝日新聞2008年10月19日</ref>。その翌日の同年10月20日には「朝日新聞がなくなった方が世のためになる。全く愚かな言論機関。すぐさま廃業した方がいい。権力の悪口を言っていればいいと思っているのではないか」と非難した<ref>{{Cite web |url=http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT5C2002H%2020102008&g=K1&d=20081020 |title=「朝日新聞無くなった方が世のため」橋下大阪府知事が批判|date=2008-10-20| publisher=日経ネット |accessdate=2008-11-12 }}{{リンク切れ|date=October 2012}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。これらの言動について[[産経新聞]]は「えーと、悪口ばかり言っている大人は・・・・・・なんでしたっけ。」<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081024/acd0810240818002-n1.htm |title=【戯言戯画】橋下徹知事 人の悪口ばかり言っているのは |author=篠原知存 |date=2008-10-24| publisher=MSN産経ニュース |accessdate=2008-11-12 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20081027235123/http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081024/acd0810240818002-n1.htm |archivedate=2008-10-27}}</ref>と論評した。
 
* [[週刊文春]][[2012年]](平成24年)[[7月26日]]号の『独占告白 橋下徹大阪市長はスチュワーデス姿の私を抱いた!』に関しては、「娘に制服を着ろと言えなくなった」と述べた<ref>{{Cite news| url =http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120719/lcl12071908280000-n1.htm |accessdate=2012年7月 |title=橋下市長“コスプレ不倫”認める「娘に制服を着ろと言えなくなった |publisher=msn産経ニュース |date=2012-07-19 |archiveurl=http://archive.is/ryxkq |archivedate=2013-01-03}}</ref>。
 
 
 
=== テレビで懲戒請求呼びかけ ===
 
{{seealso|光市母子殺害事件弁護団懲戒請求事件}}
 
{{最高裁判例
 
|事件名=損害賠償請求事件
 
|事件番号=平成21(受)1905
 
|裁判年月日=2011年(平成23年)7月15日
 
|判例集=民集 第65巻5号2362頁
 
|裁判要旨=弁護士であるテレビ番組の出演者において特定の刑事事件の弁護団の弁護活動が懲戒事由に当たるとして上記弁護団を構成する弁護士らについて懲戒請求をするよう呼び掛けた行為が、不法行為法上違法とはいえないとされた事例
 
|法廷名=第二小法廷
 
|裁判長=[[竹内行夫]]
 
|陪席裁判官=[[古田佑紀]]、[[須藤正彦]]、[[千葉勝美]]
 
|多数意見=全員一致
 
|意見=竹内行夫、須藤正彦、千葉勝美
 
|反対意見=なし
 
|参照法条=民法709条、弁護士法58条1項
 
|url=http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81507&hanreiKbn=02
 
}}
 
[[2007年]](平成19年)5月27日放送の[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]『たかじんのそこまで言って委員会』において、「あの弁護団に対してもし許せないと思うなら、一斉に[[懲戒請求]]をかけてもらいたい」、「何万何十万っていう形であの21人の弁護士の懲戒請求を立ててもらいたいんですよ」<ref name="hanrei" />と[[山口県]]の[[光市母子殺害事件]]の弁護団に懲戒請求を行うよう[[視聴者]]に呼びかけた<ref name="47news20091127">{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112701000302.html | title = 橋下知事と読売テレビ提訴 名誉棄損で光市事件弁護団 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2009-11-27 | accessdate = 2014-02-06 }}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。これにより[[テレビ]]やインターネットなどで、「懲戒請求書の記載の仕方」を見た人たちの懲戒請求書約7,558通(前年の2006年度中に全弁護士会に来た懲戒請求総数の6倍以上)が殺到することになった<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071127/trl0711271233005-n1.htm 東京弁護士会、光母子殺害の弁護士は懲戒せず]{{リンク切れ|date=October 2012}}([http://sankei.jp.msn.com/top.htm 産経ニュース] 2007年11月27日 12*33)</ref>。
 
 
 
これに反発した弁護団のうち4人が業務を妨害されたとして、2007年9月、橋下に1人当たり300万円の損害賠償を求めて[[広島地方裁判所|広島地裁]]に提訴した。橋下は「発言に違法性はない」、「懲戒請求は市民の自発的意思」、「自身のテレビでの発言と一般市民の懲戒請求の間には因果関係はない」などと反論した。
 
 
 
後に橋下自身は懲戒請求していなかったことが明らかになり、そのことを批判されたが、その理由について「時間と労力を費やすのを避けた」<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/82735/ 母子殺害めぐる懲戒請求発言 橋下弁護士「違法性ないと確信」争う]2007年9月6日 11:49([http://www.iza.ne.jp/ イザ!]){{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、「自分がべったり張り付いて懲戒請求はできなくはないが、私も家族がいるし、食わしていかねばならないので…」などと釈明した<ref>[http://www.j-cast.com/tv/2007/09/10011120.html 橋下弁護士と週刊朝日編集長が「懲戒請求」で激論] 2007年9月10日([http://www.j-cast.com/tv/ Jcastテレビウォッチ])</ref>。
 
 
 
この懲戒請求呼びかけについて、[[ジャーナリスト]]の[[江川紹子]]は「請求の内容によっては、懲戒請求をされた弁護士の側から訴えられる可能性もあるという負担やリスクを説明せず、ただ『誰でも簡単にできる』と気楽なノリでしゃべっている」、「「世間」を煽っている感じさえする」などと批判<ref>[http://www.egawashoko.com/c006/000235.html 刑事弁護を考える〜光市母子殺害事件をめぐって] 2007年9月9日([http://www.egawashoko.com/ 江川紹子ジャーナル])</ref>。
 
 
 
同年8月6日、橋下は弁護団が開いた緊急報告集会に出席していたが、その場では「[[安田好弘|安田]]弁護士が最高裁の弁論を欠席したこと、これは究極の弁護方針として、弁護戦術として、これはもうもっともだと思う」などと発言していたが、翌8月7日の自身のブログにおいては、自分たちだけが正義の実現者だと思い上っているとして、「この集会は[[カルト]]集団の[[自慰]](オナニー)集会だね。」と酷評した。また、「[[恥垢|チンカス]]弁護士」「[[おたく|オタク]]法律家」「法律オタクのお坊ちゃん弁護士」などと述べた<ref name="lawyerseye20070807">[http://hashimotol.exblog.jp/6239898/ 光市母子殺害事件弁護団緊急報告集会出席報告(1)](橋下徹のLawyer’s EYE)</ref>。
 
 
 
また、横浜弁護士会が懲戒請求者に対して[[住民票]]の提出を要求したことに対して、自身のブログで「横浜弁護士会のトンチキ野郎」「偽善に満ちた行為」と激しく非難<ref name="lawyerseye20071104">[http://hashimotol.exblog.jp/6704313/ 馬鹿な横浜弁護士会に代わってお詫びします]{{リンク切れ|date=2009年5月}} (橋下徹のLawyer’s EYE)</ref>。
 
 
 
懲戒請求自体は「正当な弁護活動の範囲」などとして各弁護士会で次々と却下されており、懲戒処分された弁護士は1人もいなかった<ref name="47news20091119">{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111901000281.html | title = 橋下知事に再び損害賠償提訴へ テレビ発言で光事件弁護団 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2009-11-19 | accessdate = 2014-02-06 }}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
同年12月17日、今度は反対に、市民約350人が「刑事弁護の正当性をおとしめたことは、弁護士の品位を失うべき非行だ」として、[[大阪弁護士会]]に橋下に対する懲戒処分を請求した<ref>市民ら350人、橋下弁護士の懲戒請求へ 光市事件(asahi.com 2007年12月16日08時01分閲覧)</ref>。橋下弁護士が懲戒請求をよびかけた弁護団の中に兄弁護士にあたる先輩がいた事から、橋下弁護士の最初の勤め先の親弁護士であった樺島弁護士も、この橋下弁護士に対する懲戒請求に名前を連ねている<ref>「徹底検証 橋下主義」P256</ref>。その後2009年4月14日、弁護士会綱紀委員会は懲戒相当である旨議決<ref>「大阪弁護士会:橋下知事は懲戒相当 母子殺害の発言で議決」毎日.jp 2009年4月14日</ref>。2010年9月17日、業務停止2ヶ月の処分が下った<ref group="注釈">もっとも橋下自身は、実質的な弁護士活動は2010年現在行なっていない。</ref>。また21日、処分内容が一部マスコミに漏れた点を問題視し、大阪弁護士会会長に対しても懲戒処分申し立てをした<ref>「橋下氏が懲戒請求へ 大阪弁護士会会長を」共同通信2010年9月21日</ref>。「弁護士会の[[品位 (人品)|品位]]の基準と僕の基準は違う」とまで発言している<ref>橋下知事「弁護士会の品位の基準、僕とは違う」 アサヒコム2010年9月17日</ref>。
 
 
 
広島弁護士会に請求申し立てされた7弁護士への懲戒請求は却下されたが、これを受け、弁護団の4人が橋下を相手に損害賠償請求を行った。一審の広島地裁は2008年10月2日名誉棄損を認め計800万円の賠償を命じた<ref>{{cite news |title=橋下知事に800万賠償命令 光事件弁護団への懲戒請求 |author= |newspaper=共同通信 |date=2008-10-02 |url=http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000111.html |accessdate=2012-02-23}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。二審の広島高裁は2009年7月2日、賠償責任は認めたが賠償額を360万円に減額する判決を下した<ref>{{cite news |title=橋下知事に二審も賠償命令 光事件で懲戒呼び掛け|agency=共同通信 |date=2009-07-02 |url=http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070201000403.html |accessdate=2012-02-23}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。終審の最高裁は2011年7月15日、二審を破棄し、賠償請求を棄却した<ref>{{cite news |title=懲戒呼び掛け、橋下氏が逆転勝訴 最高裁、賠償認めず|newspaper=共同通信|date=2011-07-15 |url=http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071501000576.html|accessdate=2012-02-23}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref name="hanrei">{{Cite 判例検索システム
 
| 事件名 = 損害賠償請求事件
 
| 裁判所 = 最高裁判所
 
| 法廷 = 第二小法廷
 
| 裁判形式 = 判決
 
| 裁判年 = 2011
 
| 裁判月 = 7
 
| 裁判日 = 15
 
| 事件番号 = 平成21(受)1905
 
| 全文URI = http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110715165447.pdf
 
| 検索結果詳細画面URI = http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81507&hanreiKbn=02
 
| 閲覧日時 = 2011-7-15
 
}}</ref>。これにより橋下の逆転勝訴が確定した。
 
 
 
また、2009年11月27日に弁護団21人のうち19人が、橋下と読売テレビに対して合計1億2,400万円の損害賠償を求めて訴訟をおこした<ref name="47news20091119" /><ref name="47news20091127" />が、広島地裁は2013年4月30日、請求を棄却した<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013043001001788.html | title = 光母子殺害弁護団の賠償請求棄却 橋下市長のテレビ発言 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2013-04-30 | accessdate = 2014-02-06 }}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。2014年2月28日に広島高裁は地裁判決を支持し、弁護士側の控訴を棄却した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140228-OYT1T00643.htm?from=main9 橋下氏懲戒呼びかけ、母子殺害弁護団の控訴棄却] 読売新聞 2014年2月28日閲覧{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
[[2015年]][[3月26日]]、最高裁は弁護団の上告を退け、弁護団側の敗訴が確定した<ref name="asahi2015030">{{cite news|title = 弁護団側の敗訴確定 橋下氏の「懲戒請求」発言訴訟 |url = http://www.asahi.com/articles/ASH3Z5Q89H3ZUTIL03W.html|publisher = [[朝日新聞]]|date = 2015-03-30| accessdate = 2015-04-02}}</ref>。
 
 
 
=== 竹山修身との論戦 ===
 
2015年9月28日の[[大阪戦略調整会議]](大阪会議)の第3回会合後、竹山修身と「場外論戦」を繰り広げた。竹山は大阪府、大阪市、堺市の東京事務所を統合することを提案したが、橋下は「(大阪会議で協議しなくても)堺市が(大阪府市で統合済みの東京事務所に)入ってくればいいだけの話」と主張。竹山は「政局に利用された感じで、不満が残る会議でした」と不機嫌な表情で語ったのに対し、橋下は「政局の利用なんて全くない。竹山氏は古くさい議会のやり方、役人のやり方に慣れ親しんでいる」と反発。報道陣そっちのけの応酬が続き、取材に参加していたフリーアナウンサーに声をかけられ幕切れとなった<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/10642976/ 2015年9月28日 産経新聞]</ref>。
 
 
 
=== 所得申告漏れ ===
 
[[2006年]](平成18年)[[5月23日]]、本業である弁護士業務の[[経費]]計上等にかかわる約2500万円の申告漏れを[[大阪国税局]]から指摘され、修正申告に応じたと[[産経新聞]]<ref>税法…詳しくなかった? 橋下弁護士申告漏れ(『産経新聞』2006年5月23日付朝刊)</ref>に報道された。
 
=== 「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」 ===
 
[[2011年]](平成23年)[[6月29日]]、パーティーで大阪府知事・大阪市長のダブル選挙に関して、「大阪は日本の副首都を目指す。そのために今、絶対にやらなければいけないのは、“大阪都”をつくることだ」「今の日本の政治で一番重要なのは[[独裁]]。独裁と言われるぐらいの力だ」と述べ、大阪都構想に反対する大阪市を抵抗勢力だとして「権力を全部引きはがして新しい権力機構をつくる。これが都構想の意義だ」と締めくくった<ref>
 
{{cite news |title= 橋下知事、市の「権限、力、お金をむしり取る」|author= |authorlink= |url= http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110630-OYT1T00014.htm |agency= [[読売新聞|YOMIURI ONLINE]]|newspaper= |publisher= [[読売新聞社]] |location= [[東京都]] |date= 2011-06-30 |accessdate= 2011-07-04|language=[[日本語]] |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110702213054/http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110630-OYT1T00014.htm? |archivedate=2011-07-02}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>{{cite news |title= 「ダブル選、トリプルスコアで」 橋下・大阪府知事が気勢|author= |authorlink= |url=http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110630-OYO1T00187.htm|agency= [[読売新聞|YOMIURI ONLINE]]|newspaper= |publisher= [[読売新聞社]]|location= [[東京都]]|date= 2011-06-30|page= |pages= |accessdate= 2011-07-04|language=[[日本語]]}}{{リンク切れ|date=October 2012}}</ref>。
 
 
 
橋下は自分自身は独裁者とは成り得ないと考えており、「今の統治機構において(中略)いわゆる独裁は無理」「選挙が公正に行われる限り、権力の独裁はあり得ない」「メディアの厳しいチェックも受けて、独裁なんてやりようがないですよ」と自身のツイッター上で発言している<ref>
 
{{cite news |title=“橋下市長vs読売・渡辺会長”どっちが独裁者?|url=http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120319/plt1203191118000-n1.htm |newspaper= 夕刊フジ |date= 2012-03-19 |accessdate= 2012-04-27 |language=[[日本語]] |archiveurl=http://web.archive.org/web/20120321182233/http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120319/plt1203191118000-n1.htm |archivedate=2012-03-21}}</ref>。独裁ではないかという指摘に対して「こんなキュートな独裁者いますか?」と言い返すことがある<ref>[http://datazoo.jp/tv/ビートたけしのTVタックル/549374 ビートたけしのTVタックル|2012/03/05(月)放送 | TVでた蔵]</ref>。
 
 
 
=== 週刊誌FLASHを提訴 ===
 
府知事選出馬前、雑誌「[[FLASH (写真週刊誌)|FLASH]]」に無断撮影されたことで[[光文社]]を[[肖像権]]侵害で訴えたが敗訴。[[控訴]]しない旨を明らかにし、判決が確定した<ref>[http://www.asahi.com/special/08002/OSK200807170022.html 「取材で精神的苦痛」橋下知事の訴え退ける 大阪地裁 『朝日新聞』 2008年7月17日]</ref>。また、7月25日、橋下の肖像画を無断使用したお菓子を[[池田市]]の第3セクターが販売しようとしたのに対し「法的措置も辞さない」とした。しかし翌日になって「盛り上がるなら使ってもらってもよいが、品質保証はできない」と述べ、肖像画使用を黙認。この騒動について、本人は池田市長との[[出来レース]]だったと述べている<ref>[http://www.asahi.com/special/08002/OSK200807250094.html 橋下知事、抗議の翌日一転「黙認」 似顔絵入り菓子で 『朝日新聞』 2008年7月25日]</ref>。
 
 
 
=== 慰安婦問題について ===
 
[[日本の慰安婦|慰安婦]]問題については、「慰安婦が軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられた証拠はない」として、[[日本軍]]による慰安婦の[[強制連行]]を否定する立場を取っている<ref name="47news20120925">{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012092501000403.html | title = 橋下市長、元慰安婦と面会の意向 「直接聞く」 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2012-09-25 | archiveurl = https://web.archive.org/web/20141026072906/http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012092501000403.html | archivedate = 2014-10-26 | accessdate = 2016-08-01 }}</ref>。
 
 
 
==== 主張 ====
 
{{seealso|#米軍問題}}
 
[[2013年]]5月15日に「(慰安婦を)容認はしていない。」とした上で「日韓基本条約に基づき、法的に解決済みと言っていることの方が元慰安婦を傷つけている」と[[安倍晋三]]首相の国会答弁を批判するとともに「欧米諸国が自由恋愛の名の下に、現地の女性を使っていたのも事実だ。日本だけを不当に侮辱している」「今、慰安婦制度が必要とは言っていない。メディアの報じ方で世界が誤解する」と述べた<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051501001369.html | title = 橋下氏 慰安婦容認してない 首相答弁を批判 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2013-05-15 | archiveurl = https://web.archive.org/web/20130716041753/http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051501001369.html | archivedate = 2013-07-16 | accessdate = 2016-08-01 }}</ref><ref name="sankei">産経新聞2013年5月16日付</ref>。
 
 
 
5月17日には、「僕は慰安婦を容認したことは一度もない。メディアは一だけ聞いて、そこだけとる。(誤解されたのであれば)日本人の読解力不足だ」と語り、拒否する意向を示した<ref>『[[毎日新聞]]』(2013年05月17日)「[https://web.archive.org/web/20130520174710/http://mainichi.jp/select/news/20130518k0000m010093000c.html 橋下氏、「大誤報やられた」とメディア批判]」</ref>。「歴史をひもといたら、いろんな戦争で、勝った側が負けた側を[[強姦|レイプ]]するだのなんだのっていうのは、山ほどある。そういうのを抑えていくためには、一定の慰安婦みたいな制度が必要だったのも厳然たる事実だ」「(慰安婦制度は)[[朝鮮戦争]]の時もあった。」「日本国が、韓国とかいろんなところの宣伝の効果があって、レイプ国家だと見られてしまっている。ここが一番問題。証拠が出てくれば認めなきゃいけないが、今のところ2007年の([[第1次安倍内閣]]の)[[閣議]]決定ではそういう証拠がないとなっている。」などと発言<ref>[ 慰安婦問題、風俗業をめぐる橋下氏の発言要旨] 朝日新聞 2013年5月13日</ref>した。
 
 
 
「慰安婦に対する法的責任がある」、「元慰安婦に対する配慮を」とした報道に対しては、「僕本人に何の確認も取っていないもの」、「誤報じゃないと言っているが、表明なんて思っていない。これは意図的なものと感じざるを得ない。ちょっと一線を越えていると思う。」、「応援してくれる人を引き離す様な話」と主張した<ref>東スポ2013年5月30日 [http://megalodon.jp/2013-0531-1611-30/www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/148257/ 橋下氏不満爆発の“誤報記事”]</ref>。
 
 
 
==== 慰安婦との面会について ====
 
[[2012年]](平成24年)[[9月24日]]、韓国から訪日した[[吉元玉]]ら元慰安婦が橋下に面会するため大阪市役所を訪れた<ref name="47news20120925" />が、橋下が登庁しない日だったため実現しなかった<ref name="jcast20120925">{{Cite news | url = http://www.j-cast.com/2012/09/25147624.html | title = 橋下大阪市長ウォッチ 元慰安婦に面会の意向「心情、苦労は承知している」 | work = J-CASTニュース | publisher = [[ジェイ・キャスト]] | date = 2012-09-25 | accessdate = 2014-10-26 }}</ref>。橋下は翌25日、慰安婦と面会する意向を示す<ref name="47news20120925" /><ref name="jcast20120925" />一方、24日に面会しなかったことを朝日新聞記者からツイッターで批判されたことに対しては、「今までの朝日記者で一番質が悪い」「記者ってそんなに偉いんですか。偉そう過ぎ」とツイートし返し、騒動になった<ref>[http://www.j-cast.com/2012/09/25147657.html?p=all 「ふざけんな。出て来い!」朝日女性記者に猛反撃] [[ジェイ・キャスト]] 2012年9月25日</ref>。
 
 
 
2013年5月13日、橋下は再訪日する元慰安婦に対して「オープンの場ならばお会いして、どういう経緯で慰安婦になったのか聞いてみたい」「僕に会うというのは政治的な主張をしたいということでしょうから、オープンにしないと市長としてお会いする意味はあまりない」と述べ真相に興味を示した<ref>[http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000005206.html 「命かけて戦う時に慰安婦制度は必要」橋下代表] テレビ朝日 2013年5月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130513-1126750.html 橋下氏従軍慰安婦めぐり論戦の必要性主張] [[日刊スポーツ]] 2013年5月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.youtube.com/watch?v=-m6NbFuZPO8#t=00m45s 橋下市長 記者会見 2013-5-13]osaka jp 2013年5月13日</ref>。
 
 
 
5月24日、元慰安婦側との面談が2度目の中止となった。「会うのが嫌になった」とこの時も元慰安婦側がキャンセルした形となった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130524-OYT1T00301.htm 元慰安婦、橋下氏と面談中止…「嫌になった」] [[読売新聞]]2013年5月24日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。元慰安婦側は「(橋下は)自らを救うため、ひざまずくパフォーマンスまでしようとした」「責任を取って政界から引退することを望む」などの主張をしているという<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130524-00000033-jij-kr 「パフォーマンスに付き合えぬ」=元慰安婦、橋下氏を批判] 時事通信 5月24日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
この際、橋下は要望があれば面会に応じるとし「(24日は)[[休日]]でお会いできなかった。慰安婦の方の意見にもしっかり耳を傾けないといけない」「証拠がなかったら事実を認めることはできない」と述べていたが、元慰安婦の側は「謝罪したいというならともかく、話を聞こうというだけなら面会する必要はない」<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20120925k0000e010180000c.html 橋下市長:元慰安婦と「お会いしたい」]</ref> と話した。
 
 
 
==== 橋下の発言への反応 ====
 
;著名人
 
* [[東浩紀]]は「橋下徹は、そりゃいろいろおかしいところもあるけれど、でも実行力や洞察力のある重要な政治家だと思うけどな。こういうふうに潰していいんですかね」「(自身は橋下徹支持派ではないが)橋下徹憎しでヒステリーみたいに罵詈雑言飛ばしているひとが多いので、ごく常識的な懐疑を述べているだけ」とツイッター上で発言して過度の橋下バッシングに疑問を唱えた。また、[[堀江貴文]]もこの意見に同意する趣旨のツイートをしている<ref>[http://www.j-cast.com/2013/05/17175344.html?p=all 橋下市長を擁護はできないが… 「バッシングは疑問」「彼を潰していいのか」の声も] J-CASTニュース((2013年5月17日)</ref>。
 
* [[吉永みち子]]は、「慰安婦制度を容認する前提には、人間性を否定する戦争の肯定がある」と指摘。[[和田春樹]]は「問題について既に判決は出ており、裁判は終わっている」と批判。[[小沢遼子]]は「従軍慰安婦は世界的な問題として捉えられており、品位を持って語ってほしい」と注文した<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013051400358 「権力者の発想」「公職去るべきだ」=橋下氏慰安婦発言に批判]時事通信 2013年5月14日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* 慰安婦問題研究で知られる[[吉見義明]]は2013年6月4日、2013年5月の発言は自身の研究を否定するものであるとして謝罪と撤回を求め、回答期限を7月5日とする公開質問状<ref>[http://www.ajwrc.org/doc/yoshimi-situmonjoh.pdf 橋下徹市長への公開質問状 中央大学 吉見義明] アジア女性資料センター</ref>を送ったが、期限を2週間以上過ぎた21日現在も回答は受け取っていない。このような態度は無責任で到底容認出来ないとして再度公開質問状を送る予定という<ref>[http://www.news-pj.net/request/pdf/2013/0717-yoshimi.pdf 吉見義明氏の公開質問状に対する橋下徹氏の無回答に関する声明]</ref>。
 
* [[浅草キッド]]の[[水道橋博士]]は、2013年6月15日放送(関西地区)の[[たかじんNOマネー]]において、橋下は自身の発言に対して支持が7割(番組視聴者のみを対象としたアンケート)を越えたことに関して「やはり有権者の方は冷静だなと。小銭稼ぎのコメンテーターとは違う」とコメントしたことに激怒し、「橋下さん、冒頭で小銭稼ぎのコメンテーターと言われたんで、ぼく今日で番組降ろさせていただきます」と唐突に番組降板を表明してスタジオを退場した<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/06/15/0006079050.shtml 水道橋博士 生放送中に番組降板]デイリースポーツ 2013年6月15日</ref><ref>[http://www.daily.co.jp/gossip/2013/06/16/0006080572.shtml 水道橋博士、橋下氏にブチ切れ番組降板] [[デイリースポーツ]] 2013年6月15日</ref>。
 
 
 
;政治家
 
* [[石原慎太郎]]は「軍と売春はつきものだ。それが歴史の原理だ。間違ったことは言っていない」と述べ、橋下を擁護した<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051400418 石原氏「軍と売春付き物」] [[時事通信]](2013年5月14日){{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
与野党双方から批判の声が上がった。<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051300912 維新・橋下氏が慰安婦是認発言=与野党から批判] 時事通信{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>
 
* [[野田聖子]]は「論外だ。男性の矜持はどこに行ったのか」と橋下の発言を批判した<ref>『[[産経新聞]]』(2013年5月14日)「[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130514/stt13051413170007-n1.htm 与党からも批判続出 野田聖子氏「論外!」]」</ref>。
 
* [[稲田朋美]]も「慰安婦制度は女性の[[人権]]に対する大変な侵害だ」と批判した<ref>『産経新聞』(2013年5月14日)「[http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130514/waf13051409440008-n1.htm 「慰安婦制度は大変な女性人権侵害」稲田行革相が批判と不快感]」{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。また、「慰安婦制度自体が悲しいことだが、戦時中は合法であったのもまた事実だ」と語り、同時に「今であろうと戦時中であろうと女性に対する重大な人権侵害であることに変わりはない」とも述べた<ref>『日本経済新聞』(2013年5月24日)[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS24012_U3A520C1EB1000/ 稲田行革相、慰安婦「戦時中は合法」]</ref>。
 
* [[片山さつき]]は「橋下市長、あなたの仕事は不十分な知識で機微にわたる困難な問題に口を突っ込み混乱を巻き起こすことではなく、自ら言い出した大阪の改革をやり遂げることじゃないの? おねーさんは怒っています! 早く謝罪し、今後この問題については、事前に奥様に聞いてからご発言なさいませ!」と怒りを露わにし、早急な謝罪を求めている<ref>[http://www.j-cast.com/2013/05/17175289.html 橋下・慰安婦発言に「おねーさんは怒っています!」 片山さつき氏にネットユーザーは……] [[J-CASTニュース]]((2013年5月17日)</ref>。
 
 
 
;日本国内のメディア
 
* マスコミ各社は、この発言を受けて、各都道府県の定例知事会見などで、各都道府県の知事に対して、慰安婦問題に関する見解を示すように求めている。
 
* [[日本放送協会|NHK]]は「従軍慰安婦問題は、日本の帝国主義が膨張するなかで広がった戦時の性的な暴力行為」だとする韓国側の反応を伝えた<ref>{{Cite news |title=「暴言だ」橋下氏発言に韓国で反発 |url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130514/k10014566751000.html |date=2013-05-14 |newspaper=NHKニュース |publisher=日本放送協会 |accessdate=2013-05-14 |archiveurl=http://megalodon.jp/2013-0514-2029-42/www3.nhk.or.jp/news/html/20130514/k10014566751000.html |archivedate=2013-05-14}}</ref>。また中国も同様に「慰安婦の強制は日本軍国主義が第2次大戦で犯した重大な罪である」と論評した<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051400676 橋下氏発言「驚きと憤慨」=「人類の良識」に挑戦-中国]時事通信 2013年5月14日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
[[毎日新聞]]は、橋下と記者団との一問一答を掲載した<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20130514k0000m040097000c.html 橋下氏慰安婦発言:記者団との一問一答(要旨)]毎日新聞 2013年5月14日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。{{要出典範囲|date=2016年8月1日 (月) 14:44 (UTC)|橋下は、「かなりフェアに発言要旨を出している」と述べている}}。
 
 
 
;アメリカ合衆国
 
* [[5月16日]]、[[朝日新聞]]の[[大島隆]]記者は、[[アメリカ合衆国国務省]]のジェン・サキ報道官の記者会見において、橋下の発言を紹介した後、[[アメリカ合衆国]]は慰安婦を「性奴隷」として定義しないのかと質問した。サキ報道官は「慰安婦の定義について、あなたは特定の事象を具体化しようとしている。米国は慰安婦は慰安婦であると過去から述べている(Again, I don’t know that I’m going to define it. You kind of laid out the specific details there, and we have described this issue in the past as comfort women)」と回答し<ref>米国国務省記者会見 2013年5月16日 [http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/05/209511.htm]</ref>、翌5月17日には「言語道断で不快だ」と橋下の発言を非難した<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051701001106.html | title = 橋下氏発言は「言語道断で不快」 米報道官が初批判 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2013-05-17 | archiveurl = https://web.archive.org/web/20130520164229/http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051701001106.html  | archivedate = 2013-05-20 | accessdate = 2016-08-01 }}</ref>。
 
* [[ワシントン・ポスト]]は、[[AP通信]]による「戦時中の'''性奴隷<ref>[http://hazama.iza.ne.jp/blog/entry/1894213/ 共同通信のダブルスタンダード【sex slaveと慰安婦】]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>'''は必要だったと大阪市長」(Osaka mayor says wartime '''sex slaves''' were needed to ‘maintain discipline’ in Japanese military)と見出しを付けた記事を掲載した<ref>『[[ワシントン・ポスト]]』(2013年5月14日)「[http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/osaka-mayor-says-wartime-sex-slaves-were-needed-to-maintain-discipline-in-japanese-military/2013/05/13/4151bac4-bc43-11e2-b537-ab47f0325f7c_story.html Osaka mayor says wartime sex slaves were needed to ‘maintain discipline’ in Japanese military]」{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>『[[産経新聞]]』(2013年5月14日)「[http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/amr13051414010010-n1.htm 【橋下氏の慰安婦容認】米有力紙も報道]」{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
;韓国
 
[[外交部 (大韓民国)|韓国外交省]]は「反人道的な犯罪を擁護している」と強く反発した<ref>[http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY201305130401.html 橋下市長の慰安婦発言「歴史認識の欠如」 韓国外交省]朝日新聞 2013年5月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* 金武貴(ムーギー・キム)<ref>[http://blog-imgs-14.fc2.com/o/u/t/outis/WindowsLiveWriter_0803b2b4fecd_C9E2_20051219224804.jpg 1999年9月 ここが変だよ日本人“日本と韓国の歴史関係”スペシャル]</ref>は、「(橋下の)地方分権、道州制、議員の大幅削減、企業・団体献金の禁止、原発廃止といった大改革」に国民が熱狂したにもかかわらず、石原氏というポイズンピルを受け入れて日本の恥のような位置づけになってしまったことは残念だと主張している<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/14200 消えゆく維新に延髄切り] 週刊東洋経済 2013年6月5日</ref>。
 
* 元慰安婦の金福童は14歳(1940年)の時に「軍服を作るために日本へ行く」と言われて日本軍に連行され、前線地で8年間、22歳になるまで慰安婦として従軍させられたとの主張をした上で「ここに本人がいるのに、どうして証拠がないと言うのか。私がここに生きている。それ以上の証拠がいったいどこにあるのか」と橋下を非難した。彼女の証言に基づくと、[[日本の降伏]]後に3年程度慰安婦を強いられたということになる<ref>[http://snn.getnews.jp/archives/88200 慰安婦とされる女性、既報の証言と自身の年齢のつじつまが合わず] [[ガジェット通信]]((2013年5月27日){{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。また、終戦間際に戦地の病院で看護に従事(2005年1月11日の[[朝鮮日報]]の記事によると1945年8月31日に軍属に採用<ref>[http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2005/01/11/20050111000084.html 元日本軍慰安婦・金福童さんの実名記録が発見]朝鮮日報 2005年1月11日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>)したとの体験談を語っている<ref>[http://megalodon.jp/2013-0519-1555-01/article.okinawatimes.co.jp/article/2013-05-19_49398 「謝罪すべきだ」元慰安婦、橋下氏を批判]沖縄タイムズ2013年5月19日</ref>。その約2ヶ月後、金福童は米国のグレンデール市の従軍慰安婦像除幕式にも足を運び、式典参加者に対して「日韓の未来はあなた方が協力して日本に圧力をかけ、公式謝罪を勝ち取れるかどうかに懸かっている」<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013073100200 ロス近郊に従軍慰安婦像=「日本に圧力を」-韓国系市民ら]時事通信 2013年7月31日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>と訴えた。
 
 
 
;市民団体
 
{{seealso|日本維新の会 (2012-2014)#慰安婦問題}}
 
* [[アジア女性資料センター]]、[[婦人民主クラブ]]、[[女たちの戦争と平和資料館]]、[[小田原紀雄|靖国・天皇制問題情報センター]]などが、参議院議員会館で抗議集会を開催した<ref>[http://wam-peace.org/20130515/ 女性の人権を尊重する政治を!―橋下発言に抗議する緊急院内集会] [[女たちの戦争と平和資料館]]</ref>。「日本軍慰安婦問題関西ネットワーク」も5月17日、大阪市役所前で緊急抗議集会を開催<ref>[http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ianfu_kansai_net/view/20130517 橋下市長抗議 人間の鎖大成功!] 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークブログ{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
* 「日本主婦連合会」<ref>大阪府に本部を置く団体。東京に本部を置き「しゅふれん」「主婦連」の略称で知られる[[主婦連合会]]は全く無関係。</ref>・「なでしこ維新の会」<ref group="注釈">“東日本大震災からの日本国再興の為には新しい「日本女子力」が必須になる”とし、“「[[やまとなでしこ]]」(古き良き日本女性)の結集を図ると共に女性の政治意識高揚、女性議員の支援育成”を目的に東瀬が主導して設立した政策提言団体</ref>会長の[[東瀬幸枝]]は、「戦時体験ある女性として、全面的に橋下徹氏の発言を支持する」と表明した。東瀬は「戦後進駐軍が今里新地に徘徊していた頃、私たち大阪の主婦は命がけで働いていた。しかし怠惰な各国人女性達は米兵と夜な夜な遊び狂い、せしめた物品を高額な金額で売りさばき遊興していた。」と述べ、「一部の異常な女性団体の発言やデモは不勉強極りない失礼な行動です。どうぞ、国民の皆様は、戦争体験者の実体験からくる真実を知って下さい」と訴えた。さらに、橋下の一連の発言は「国民を守る為の発言、戦争を防ぐ為の発言、不運に巻き込まれた女性の名誉の為の発言、現在も必要な軍隊の維持方法の為の現実的な提案発言、女性達が今後に不幸に巻き込まれる事の無いように〜との思いやり発言」であると主張した<ref>[http://nadeshikoishin.sub.jp/top/bn2013_05.html なでしこ維新の会 ハートのある政治家を応援する]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
=== 米軍問題 ===
 
 
 
米軍の軍属が犯罪を犯し、有罪判決を受けた。それに対して、日本の[[人権派]]が「米軍は出ていけ!」と主張する展開をみせた。これに対して、橋下は「1人のアメリカ人(軍属)が罪を犯したからといって、まじめなアメリカ兵までが非難されるのは違う。」と批判。「米軍を批判するなら、それは米兵・軍属のコントロールの仕方だ」と主張した<ref>PRESIDENT Online2016年6月13日 橋下徹「[http://president.jp/articles/-/18203 なぜ自称人権派は人権侵害をやりまくるのか?]」</ref>。
 
[[2013年]]5月13日の大阪市役所で記者団に向けた夕方の会見にて、[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]と政策協定を結んだ[[政党そうぞう]]関係者らとともに飛行場を視察した際に橋下が「沖縄で米兵の性犯罪が多発している」と指摘した上で「若い兵士の(性的)欲求にどのように対応しているのか。合法的な風俗での対応は考えていないのか」と司令官に尋ねた後に「もっと風俗業を活用してほしい」と進言したことを明らかにした<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130515/stt13051500250000-n1.htm 橋下発言、維新に動揺 やりとりの状況判明]産経新聞 2013年5月15日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
「戦時中の慰安婦制度、必要なのは誰だって分かる」と発言したことが問題視される中で、同日夕方の会見で「慰安婦制度じゃなくても風俗業は必要だと思う。米軍の司令官には法律の範囲内で認められている中で、性的なエネルギーを合法的に解消できる場所は日本にあるわけだから、もっと真正面からそういう所(風俗業)を活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーをきちんとコントロールできない。建前論じゃなくて、もっと活用してほしい』と米軍海兵隊司令官に進言したことを明らかにした<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/654027/ 沖縄米軍にもっと風俗活用を、橋下氏が司令官に発言]産経新聞 2013年5月13日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
上述の橋下の進言に対応した米海兵隊司令官は「凍り付いたように苦笑いして『米軍では禁止している』」と述べ、その話題をすぐに打ち切った<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20130514k0000m040097000c.html 橋下氏慰安婦発言:記者団との一問一答(要旨)]毎日新聞 2013年5月14日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
橋下は「日本国において法律で認められた風俗業を否定することは自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だ<ref>[http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305140009.html 橋下氏 風俗女性への差別だ ツイッターで反論]朝日新聞 2013年5月14日{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>」、「日本をはじめ完全なる職業選択の自由がある国で、法律上認められた風俗業を否定するのか」、「だいたい、アメリカはずるい。アメリカは一貫して、公娼制度を否定する。現在もそうだ」、「建前は禁止でも、軍人の性的欲求が0になるわけがない」などと反論した<ref>[http://www.j-cast.com/2013/05/14174959.html?p=2 橋下市長もう止まらない、慰安婦問題発言 「アメリカはずるい」「建前は止めた方が良い」]</ref>。
 
 
 
2013年5月16日、[[アメリカ合衆国国務省]]の[[ジェン・サキ|ジェニファー・サキ]]報道官は記者会見で、橋下の発言に対して、「橋下市長のコメントは非常識で、そして攻撃的であった」「その時代、性の目的のために取り引きされたこれらの女性たちに起きたことは酷いことであり、はっきりした人権侵害である」「われわれは被害者に心からの同情を表すとともに、日本がこの問題や過去の問題について近隣諸国と協力し、前に進むべく関係を育むことを望んでいる」と発言した<ref>ホワイトハウス 公式記者会見[http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/05/209511.htm#JAPAN]</ref>。
 
この記者会見は日本のマスコミによって『サキ報道官は橋下の従軍慰安婦に関する発言に対して「言語道断であり、不快だ」として厳しく批判した。アメリカ政府が今回の問題で公式に立場を明らかにしたのはこれが初めてであるが、その表現は異例ともいえるほど厳しいものであった』と報じられたが<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013051700068 橋下氏発言「言語道断で不快」=米政府が公然批判―歴史問題解決も促す] 時事通信(2013年5月17日){{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>、アメリカの司令官は「米軍では禁止されている」と言ったが、アメリカ軍は現在でも、「フリーの売春婦」を活用している。
 
 
 
2013年5月17日、橋下は「米国は日本占領期に日本人女性を活用した。(日本人を)特殊な人種と批判するが、それは違う」とツイッターで反論した<ref>[[産経新聞]]2013年5月17日付け</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20130608083001/http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1305/21/news010_3.html ケンカ上手”橋下市長の「慰安婦制度は必要」発言はわざとなのか?]</ref>。
 
 
 
2013年5月27日、[[外国特派員協会]]において、「もし、日本だけが非難される理由が、戦時中、国家の意思として女性を拉致した、国家の意思として女性を売買したということにあるのであれば、それは事実と異なります」と主張した。「一部[[アメリカ軍|米軍]]兵士の犯罪被害に苦しむ沖縄の問題を解決したい」との強い思いがあったと説明。「米軍のみならず米国民を侮辱することにもつながる不適切な表現だった」、「撤回するとともにおわび申し上げる」と謝罪した<ref>[http://www.cnn.co.jp/world/35032606.html 橋下氏「米国民に謝罪する」慰安婦問題巡る発言も釈明] CNN</ref>。
 
 
 
[[2016年]][[5月21日]]、[[沖縄うるま市強姦殺人事件]]を受けて<ref name="huffingtonpost20160522" />、「米兵や米軍軍属の[[凶悪犯罪|凶悪犯]]の比率は、[[日本人]]の比率と大差はない。問題は米軍が米兵や軍属にどのような[[教育]]をしているかだ。これが大問題。<ref name="huffingtonpost20160522" />」「建前ばかりの綺麗ごと。そこで風俗の活用でも検討したらどうだ、と言ってやった。まあこれは言い過ぎたとして発言撤回したけど、やっぱり撤回しない方がよかったかも。きれいごとばかり言わず本気で解決策を考えろ!<ref name="huffingtonpost20160522" />」「[[朝日]]・[[毎日]]、その一派は[[移民]]や[[難民]]に優しいきれいごとを言って、米軍軍属など外国人が犯罪を犯せば外国人は日本から出て行け!とのロジック。きれい事ばかり言う[[人権派]]の典型例。<ref name="huffingtonpost20160522" />」と改めて見解を表明する<ref name="huffingtonpost20160522">{{cite news
 
| url = http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/22/hashimoto-complains-about-us_n_10091580.html
 
| title = 橋下徹氏「アメリカ兵の風俗活用発言、撤回しない方がよかったかも」沖縄・女性遺棄事件で持論
 
| author = [[中野渉]]
 
| newspaper = [[ハフィントン・ポスト]]
 
| date = 2016-05-22
 
| accessdate = 2016-10-15
 
}}</ref>。
 
 
 
== エピソード ==
 
=== 芸能界関連 ===
 
[[マイケル・ジャクソン]]の死去の報について、「スリラーは何百回、何千回テープが擦り切れるまで聞いた。非常に残念」とコメントした<ref>{{Cite news |title=【橋下日記】(26日)「テープがすり切れるまでスリラー聴いた」 |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090626/lcl0906262300008-n1.htm |date=2009-06-26 |newspaper=MSN産経ニュース |publisher=産業経済新聞社 |accessdate=2013-05-17 |archiveurl=http://wayback.archive.org/web/20090701171107/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090626/lcl0906262300008-n1.htm |archivedate=2009-07-01}}</ref>。
 
 
 
邦楽では[[サザンオールスターズ]]のファンであり、妻との共通の趣味でもある。[[2013年]][[8月20日]]、夏休み休暇中に2013年のライブツアー「[[灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!]]」の神戸公演を鑑賞した際、共同通信に「観客総立ちでも橋下氏は座ったまま」と報道され、この事に対し橋下は「悪意丸出しだ。ひどすぎる」「こんな書き方をされたら桑田さんに失礼」「(桑田なりのジョークである事を前置きした上で<ref name = "southern" />)桑田さんだって歌の合間のトークで『年齢いったファンも多いし、暑いし、まったりといくから座って見といてね』と言ってくれた」と反論した<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/8011097/ 橋下徹 サザンライブ「座ったまま」報道にマジ切れの理由] - [[ライブドアニュース]] 2013年8月</ref><ref name="wa" />。なお、橋下が座っていた席は関係者の特別席で「200名ほどの人が座っていたけど、終始立っていたのは僕の左側の女性4名だけ」だったといい、立っていた女性の中には妻と後援会会長も含まれていたという<ref name = "southern">[https://www.j-cast.com/2013/08/20181847.html?p=all 橋下氏、共同通信を「悪意に満ちた報道」と批判 サザンライブで「ふてくされてない」]j-cast.ニュース</ref>。会場には[[安室奈美恵]]や[[金本知憲]]の姿もあり<ref>[https://datazoo.jp/tv/情報ライブ+ミヤネ屋/663533 情報ライブ ミヤネ屋 2013年8月21日放送]TVでた蔵</ref>、後に橋下は自身の隣の席にいた安室も座って鑑賞していた旨を証言している<ref>[https://abema.tv/video/episode/90-786_s1_p4 橋下徹の即リプ!] [[AbemaTV]]</ref>。また橋下は、当時発売された「[[ピースとハイライト]]」の新聞広告に前述の有田芳生をはじめとした橋下を批判する[[進歩的文化人]]が多数寄稿していたことについても言及し「サザンが好きということで一致しているなら、それはそれでいい」といった見解を残している<ref name="wa">[http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/08/20/2p_0006266633.shtml 橋下市長「座ってサザン」報道にキレた] - [[デイリースポーツ]] 2013年8月</ref>。
 
 
 
[[桑田佳祐]]本人も「[[桑田佳祐のやさしい夜遊び]]」2013年8月24日放送分にて「程度低いよ」「騒ぎ過ぎなのでは」とマスコミに苦言を呈し、橋下に感謝の言葉を述べた。なお、桑田は前年のソロライブ「[[桑田佳祐 LIVE TOUR & DOCUMENT FILM 「I LOVE YOU -now & forever-」完全盤|I LOVE YOU -now & forever-]]」の大阪公演で「[[青葉城恋唄]]」のメロディに乗せて「[[石原慎太郎|暴走老人]]と日本を変えるのもいいけど ハシモっちゃん 大阪を頼んまっせ」といったことを述べている<ref>『I LOVE YOU -now & forever- 完全本』ビクターエンタテインメント、2013年</ref>。
 
 
 
同じタイタン所属の[[爆笑問題]]と代表取締役社長の[[太田光代]]は、橋下の活動支援のために[[ふるさと納税]]を利用して2008年と2009年に1000万円を[[大阪府]]へ提供している<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090514/lcl0905141936007-n1.htm 爆笑問題が大阪府に1000万円寄付 御堂筋イルミネーションで] - [[産経新聞|MSN産経ニュース]] 2009.5.14</ref>。また、爆笑問題の[[太田光]]とメールで親交を持っているが、太田は公の場では橋下を揶揄する発言や異論などを述べている<ref> [https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/05/28/0008070659.shtml 橋下氏 爆問・太田のイジリに反応]デイリースポーツ</ref>。
 
 
 
=== 初選挙 ===
 
{{See also|2008年大阪府知事選挙}}
 
[[ファイル:Toru_Hashimoto,_March_17,_2008.JPG|thumb|大阪府知事就任初期の橋下]]
 
[[2007年]](平成19年)12月に[[2008年大阪府知事選挙]]への立候補が報道されたが<ref name="asahi20071205">『[[朝日新聞]]』2007年12月5日付朝刊</ref><ref name="mainiti20071205">『[[毎日新聞]]』2007年12月5日付朝刊</ref>、当初は「2万%あり得ない」と否定した。後の出馬会見で、実際には自民党の[[古賀誠]]・選挙対策委員長、[[堺屋太一]]らと東京で会い、立候補を了承していたこと、報道された場合は会談自体なかったことにすることで合意していたことを明らかにした。2007年12月11日、再び大阪府知事選挙への立候補の意思があると報じられ、[[マスメディア]]の報道が出馬と否定に割れたが、本人は12月11日午後に再度否定した。翌12日、大阪府庁で行われた記者会見において正式に出馬表明<ref>{{cite news| date = 2007-12-12| title =大阪府知事選:弁護士の橋下氏が出馬表明「大阪を元気に」| publisher = [[毎日新聞]] |accessdate=2007-12-12 }}</ref>。
 
 
 
また、以前から自民党大阪府議会議員から打診があり、12月3日に立候補の正式要請を受けたこと、[[島田紳助]]や[[やしきたかじん]]、[[辛坊治郎]]からの後押しが出馬を決意するきっかけとなったとしたが、たかじんはその後「(知事選出馬への)GOサインを出したかどうかは、微妙だと思う」と語った<ref>{{cite web
 
| date = 2007-12-12
 
| url =http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071212/lcl0712121217005-n1.htm
 
| title =「二転三転は手続き上のこと」 橋下弁護士出馬会見詳報(4)
 
| publisher = [[産経新聞]]
 
| accessdate =2007-12-12
 
| archiveurl = http://web.archive.org/web/20071214153708/http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071212/lcl0712121217005-n1.htm
 
| archivedate = 2012-07-14
 
}}</ref>。
 
 
 
なお、知事選への出馬により、出演しているテレビ・ラジオのレギュラー番組を全て降板することとなり、収録済みの『[[ムハハnoたかじん]]』は別番組に差し替えられることとなった<ref>{{cite news| date = 2007-12-12| title =大阪府知事選:橋下弁護士出馬表明…出演場面カットへ| publisher = [[毎日新聞]] |accessdate=2007-12-12 }}</ref>。
 
 
 
=== 支持勢力 ===
 
{{出典の明記|date=2014年4月}}
 
[[2008年]](平成20年)[[1月7日]]、[[自由民主党 (日本)|自民党]]、[[公明党]]共に党本部としての推薦・支持を見送ることを表明し、自民党は「府連推薦」、公明党は「府本部支持」とし、共に府連レベルでの支援を決定した。公明党大阪府議団は、「[[日本の核武装論|核武装論]]など、今までの発言に支持者から反発があった」と過去の言動から「推薦」を見送り「支持」に留め、公明党本部もこれを尊重することを表明した。公明党は同年1月16日新春年賀会に橋下を招き、支持母体である[[創価学会]]を初めとする支持者らに橋下への支援を要望した。
 
 
 
=== 選挙戦 ===
 
推薦・支持している自民党と公明党は表立った支援をせず、選挙対策本部は所属事務所[[タイタン (芸能プロダクション)|タイタン]]と高校時代のラグビー部OBを中心とし、政党色を薄めた選挙戦を展開。自民・公明の大阪選出国会議員、地方議員がいっさい応援演説をせず、著名人の応援は選挙戦終盤に来た[[参議院議員]]・[[丸山和也]]と宮崎県知事・[[東国原英夫]]程度であった。7人の子持ちであることを前面に押し出し、「子供が笑う」をキャッチフレーズに「4つのトライ」と17点の重点事業をマニフェストとして掲げた。
 
 
 
最終的には対立候補に80万票以上の大差を付けて当選。当選当時の都道府県知事の中で最も若い知事となった。いわゆる「[[タレント政治家|タレント知事]]」の誕生は大阪府では[[横山ノック]](2期を務め、途中で辞職)以来13年ぶり。弁護士出身の現職知事は[[愛知県]]知事[[神田真秋]]に次いで2人目である。公選の大阪府知事としては初の東京都出身である。38歳の公選知事は歴代3番目の若さである<ref group="注釈">最も若い公選知事は北海道の[[田中敏文]]の35歳。2番目は山口県の[[田中龍夫]]の36歳。</ref>。
 
 
 
当選直後から各種メディアに出演。1月29日には[[内閣総理大臣]]・[[福田康夫]]を表敬訪問。また、知事就任前に大阪府庁に登庁し事実上大阪府知事としての職務を始める。自民党大阪府議団の一室を借り、事実上の仮知事室として府職員と就任後の2008年当初予算の作成、政策協議を行う。
 
 
 
==== 府議会、組合との対決 ====
 
2008年4月11日、総額1100億円の予算削減を行う財政再建プロジェクトチーム案を発表。この案を元に議論を進めるとし、「[[賽は投げられた]]」と述べた。この案は、職員人件費の大幅削減、警察官の定数削減、私学助成金のカットや助成団体への補助金見直しを含む大胆な案で、賛否入り乱れた大きな反響があった。
 
 
 
[[大阪府庁|府庁]]改革については、告示前に「府庁解体」を行うとして「[[ちゃぶ台返し|ちゃぶ台をひっくり返す]]」「汗をかかない方は去って下さってかまいません」と発言するなど府庁職員に対して厳しい姿勢で臨んでいたが、その後、府庁職員の前で話す際には「皆さん(府庁職員)の盾、サンドバッグになります。一緒にスクラムを組んでください。」とも発言している<ref>『[[スポーツ報知]]』 2008年1月11日 </ref>。
 
 
 
=== 首長連合 ===
 
[[民主旋風]]が吹いた[[2009年]]の総選挙などでは、「増税をせずに、行政改革をする」と言った[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]に一票とツイート<ref name="megalodon1">{{Cite news| url =http://megalodon.jp/2012-0918-1802-00/pds2.exblog.jp/pds/1/201205/10/72/e0136072_349353.jpg}}</ref><ref name="megalodon1" />。[[横浜市]]の[[中田宏]]元[[市町村長|市長]]や[[松山市]]の[[中村時広]]前市長(現:[[愛媛県]]知事)らとともに「首長連合」を結成。「首長連合」が、2009年の衆院選で民主党への支持を表明したため、自民公明両党から「裏切りだ」と批判が上がった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090812-OYT1T00097.htm 自公府議ら「裏切りだ」…首長連合・民主支持で] 読売新聞 2009.8.12</ref>。
 
 
 
「3月の府議会で、自民党大阪府連が、WTCへの府庁移転を否決するという判断をされ、すべて一心同体ではないと示されたのは自民、公明の方が先」と反論された<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090905/stt0909052315013-n1.htm |accessdate=2009年9月 |title=「信用できない」と中山太郎氏 橋下知事は「是々非々」と応酬 |newspaper=産経新聞 |date=2009-09-05 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090908111215/http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090905/stt0909052315013-n1.htm |archivedate=2009-09-08}}</ref>。
 
 
 
=== 米軍基地 ===
 
{{See also|普天間基地移設問題#関西国際空港移転案}}
 
 
 
==== 概略(1) ====
 
: [[国会 (日本)|国会]]で、[[2009年]](平成21年)[[11月2日]]、[[沖縄県]]選出の[[国民新党]]・[[下地幹郎]][[政策部会|政調会長]]は、[[普天間基地移設問題|普天間飛行場移設問題]]について、「普天間を[[嘉手納飛行場|嘉手納基地]]に統合した上で、嘉手納の一部訓練を本土の[[空港]]に移設すべき」との考えを示した。[[下地幹郎]]は「[[関西国際空港|関西空港]]の[[関西国際空港#B滑走路供用開始後|B滑走路]]が全く稼働率ゼロだから」「あそこを活用して外来機の訓練をやると嘉手納の[[騒音]]は半分になる」と提起した<ref>[http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001817320091102002.htm 第173回国会衆議院予算委員会会議録 2009年11月2日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.j-cast.com/2009/11/20054479.html 普天間基地移設に「関空」活用?仰天プランが急浮上 『J-CASTニュース』 2009年11月20日。]</ref>。
 
 
 
:下地は「普天間基地の移設や本土で受け入れ可能な候補地については常に考えており、関空はいつも選択肢だった」と話し、関空移設案は数年来の腹案であったと明かした。その上で、「(関空は)地理的にも日本の中心にあるうえ、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]にも近い。米側にとって悪くない立地だ」との見解を語った<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12876420091210?sp=true 動き出すか普天間移設の関空利用、国民新政調会長が根回し 『ロイター通信』 2009年12月10日。]</ref>。
 
 
 
: 11月13日、橋下は、[[記者]]からコメントを求められた<ref name="kaiken20091202">[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20091202.html 大阪府 知事記者会見内容 2009年12月2日 。]</ref>。
 
: 11月17日、下地は、「(橋下の)コメントを私は非常に重く受けとめている」と述べた。これに対して[[北澤俊美]][[防衛大臣]]は、「橋下知事の申されることは極めて勇気のあることで、国民のみんなが一度考え直さなきゃいかぬことだ」とした上で、関空移設案について「せっかくの御提言でありますので、私もしっかり胸に秘めて、今後の対応に参考にさせていただきたい」と答弁した<ref name="kokkai20091117" />。
 
 
 
: 11月30日、橋下は関西移設案について「あくまで個人的な見解」と断った上で、「国から正式な話があれば(議論を)受け入れる方向で考えたい」と発言<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091130/trd0911301352011-n1.htm |accessdate=2009年11月 |title=橋下知事、関空を軍民共用化?「普天間の受け入れも検討…」 |newspaper=産経新聞 |date=2009-11-30 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20091203124607/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091130/trd0911301352011-n1.htm |archivedate=2009-12-03}}</ref>。
 
:12月2日、橋下は、下地と[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]の[[阿部知子]][[政策部会|政審会長]]、[[沖縄県議会]]議員4名らと意見交換を行なった<ref name="kaiken20091202" />。
 
 
 
: [[2009年]](平成21年)[[12月1日]]、[[岡田克也]][[外務大臣 (日本)|外務大臣]]は関西移設議論について、「(橋下の)そういった気持ちは非常に歓迎すべきこと」と表明<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0912.html#1-B 外務省 外務大臣会見記録(要旨) 2009年12月1日。]</ref>。3日には[[武正公一]][[外務副大臣]]が、「(関西移設の)一例を挙げると訓練移転」とした上で、「沖縄県外で色々な可能性を探ることは否定しない」と述べ、検討対象になりうると示唆した<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/fuku/f_0912.html#1-B 外務省 外務副大臣会見記録(要旨) 2009年12月3日。]</ref>。
 
 
 
[[国土交通省]]成長戦略会議の[[中条潮]]委員([[慶應義塾大学]][[教授]])が、6日に「[[防衛省]]が関空を借りて米軍基地として使うことは、関西空港会社の負債軽減と空港維持の為の選択肢の一つ。検討課題にすべき」と発言<ref>[http://www.mlit.go.jp/common/000058118.pdf 国土交通省 第4回成長戦略会議 2009年12月7日]</ref>。また、[[アメリカ空軍|米空軍]]嘉手納基地の{{仮リンク|ケネス・ウィルズバック|en|Kenneth_S._Wilsbach}}[[司令官]]は9日、関西移設について「提案があれば、我々も実現に向けた計画立案を開始するかもしれない」と言及<ref>[http://www.usfl.com/Daily/News/09/12/1209_028.asp 関空移転を検討も ウィルズバック嘉手納基地司令官 『U.S.FrontLine』 2009年12月09日。]{{リンク切れ|date=October 2012}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
:[[日本共産党|共産党]]の府議は、「普天間基地は、県内・国内のたらい回しではなく、即時撤去が(沖縄)県民大多数の声」と問題視した<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC21%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1513&N=20296&H=4917647&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000182_00000631 大阪府議会 定例会本会議会議録 2009年12月10日。]</ref>「普天間にいる[[海兵隊遠征隊|海兵遠征隊]]は、[[抑止力]]ではなく侵略力」<ref>[http://kaigiroku.gikai-web.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWdispNitteiunit.exe?A=dispNitteiunit&RA=frameNittei&USR=osaosaf&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%BD%90%AC22%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=1548&N=21383&H=5106431&W1=&W2=&W3=&W4=#L00000150_00000666 大阪府議会 定例会本会議会議録 2010年3月4日。]</ref>。
 
 
 
:[[沖縄県議会]]において、[[仲井眞弘多]][[都道府県知事|沖縄県知事]]は「[[防衛]]・[[外交]]は国の仕事で全国知事会は余り近寄らない雰囲気があったが、橋下発言は全国の知事が防衛・外交についても関心を持っていく糸口になる」との見解を示した<ref>[http://www2.pref.okinawa.jp/oki/Gikairep1.nsf/f2d4b51dfefc430f492567220015ee7a/6f9cdabf00fc3c57492576c40020c8e2?OpenDocument 沖縄県議会 定例会本会議議事録 2009年12月3日。]</ref>。
 
 
 
==== 概略(2) ====
 
: [[ジョン・ルース]][[駐日アメリカ合衆国大使]]は12月2日、「[[在日米軍再編|ロードマップ]]が唯一実現可能な選択だ」と述べ、現行案以外の可能性を否定<ref>[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153676-storytopic-3.html 普天間移設 駐日米大使「大統領は現行案最善」 早期決着へ楽観視 『琉球新報』 2009年12月3日。]</ref>。
 
:[[前原誠司]][[内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)|沖縄北方担当大臣]]は11日、関西移設案について「[[総理大臣官邸|首相官邸]]や[[国務大臣|閣僚]]から指示があれば検討するが、話は一切ない」として、検討の考えがないことを示唆<ref>[http://www.okinawatimes.co.jp/article/2009-12-11_580/ 関空検討指示「一切ない」 沖縄相 『沖縄タイムス』 2009年12月11日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
: [[2010年]](平成22年)5月27日、全国知事会において、[[鳩山由紀夫]][[内閣総理大臣]]は、沖縄米軍基地分散先への「立候補」を求めたが、各知事からは否定的な意見が相次いだ。唯一鳩山に理解を示した橋下は、「沖縄県などの犠牲の上に、大阪府民は安全をタダ乗りしている」とした上で、「ただ、自治体が動いても、米国からダメだと言われると動けない。2006年の米軍再編ロードマップを履行し、政府が第2段階の基地負担軽減という時に話を振ってもらえれば、できる限りのことはする」と述べた<ref>普天間移設:首相に知事冷ややか 負担分散理解は大阪のみ 『毎日新聞』 2010年5月27日。</ref><ref>[http://www.asahi.com/special/futenma/TKY201005270480.html 普天間問題全国知事会 首相と出席知事の主なやりとり 『朝日新聞』 2010年5月27日。]</ref>。
 
 
 
: 7月14日、橋下は、沖縄米軍基地負担問題について「(5月の全国知事会議以降に)何か進展があるかといったらない、国からも何か方針が出たわけではない」と述べた上で、「むしろ国の方針、意気込みが後退したようにも感じる」との認識を示した。<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20100714.html 大阪府 知事記者会見内容 2010年7月14日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
==== 概略(3) ====
 
: [[2010年]](平成22年)[[4月25日]]、前原誠司[[国土交通大臣]]は、「神戸は切り離し、関空と大阪(国際空港)の一体運用を考えている」と明言<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/3kukou/0002917324.shtml 「3空港一元管理せず」国交相、大阪廃港に言及 『神戸新聞』 2010年4月25日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
:11月22日、国交省は関空と大阪空港の統合・民間売却案を提示<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/3kukou/0003628733.shtml 関西空港救済、大阪と運営統合提案 国交省が意見交換 『神戸新聞』 2010年11月22日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。橋下は24日、「今までのやり方でやって立ち行かないなら、新しい方法で踏み出すほかない」として、統合・民間売却案に支持を表明した<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20101124.html 大阪府 知事記者会見内容 2010年11月24日 。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
:11月29日、[[2010年沖縄県知事選挙|沖縄県知事選]]で再選を果たした仲井眞は、「県外移設」を選挙[[マニフェスト|公約]]としていた普天間飛行場の移設先について、「本土の方が(沖縄より)空間が広いのでむしろ可能性がある。橋下知事が『関空はどうか』と言っているので一度見てきたい」と述べ、関空視察の意向を表明<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20101130-OYT1T00033.htm 沖縄知事「辺野古移設は無理」関空視察に意欲 『読売新聞』 2010年11月30日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
:11月30日、橋下は「政治状況は日々刻々と変わっている。残念ながら、関空は大阪空港との統合で、運営権を民間に売却する話がスタートしている。関空が基地負担軽減の受け皿になることは今の方向ではない」と発言。「経営統合が決まる前に政府から軍用の話を持ちかけられていれば検討もありえたが、今はありえない」とした上で、「(仲井眞には)できたら神戸空港を見ていただきたい。将来性が見えない海上空港は神戸だ。(視察する場合)僕もついていく」と述べた<ref>橋下知事 普天間受け入れ撤回 「関空から神戸視察を」 『産経新聞』 2010年11月30日。</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101130-OYT1T00512.htm 橋下知事「神戸空港を見て」…普天間問題 『読売新聞』 2010年11月30日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。橋下は翌日、前日の発言が「受け入れ撤回」と報じられたことについて、「撤回したつもりはない、関西で受け入れを考えなくてはいけないことは一貫して言っている」とした上で、「候補地は国が決めて、決められた場所について住民を説得するのが知事の仕事」「国が決めたことなら協議の場は拒否しない。それはずっと一貫している」と説明。さらに、「今は国の方針で伊丹と関空の経営統合」が進んでいるとして、「関空に軍用機を飛ばすというだけでは大阪府(民)に説得のしようがない。そうするのだったらこうするという全体のプランを(国が)出してくれたら、そこから話をする」と語った<ref>[http://www.pref.osaka.jp/koho/kaiken/20101201.html 大阪府 知事記者会見内容 2010年12月1日 。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。
 
 
 
==== 概略(4) ====
 
: [[2012年]](平成24年)[[2月23日]]、橋下は自らが代表を務める[[大阪維新の会]]の公約にあたる「[[日本維新の会 (2012-2014)#「維新八策」|維新八策]]」に、普天間飛行場の県外移設を含む方針を固め、「普天間基地問題で維新が何らかの見解を出すのであれば、(沖縄に)ご挨拶には伺う。沖縄県の担当者に会ってもらえればありがたい」と話した。また、仲井眞との面会については「会っていただければありがたいが、いちローカル政治集団が伺うのは失礼ではないか」と述べた<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120223/stt12022314150003-n1.htm 橋下氏、沖縄訪問を示唆 維新八策で「普天間問題」明記なら 『産経新聞』 2012年2月23日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20120223-OYT1T00672.htm 橋下市長「沖縄へあいさつに…」県外移設公約に 『読売新聞』 2012年2月23日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。これに対して28日、仲井眞知事は県議会において、「(橋下が)沖縄にお見えになるか、ないしはどこかでお目にかかれれば(話を)伺ってみたい」と答弁した<ref>[http://www2.pref.okinawa.jp/oki/Gikairep1.nsf/f2d4b51dfefc430f492567220015ee7a/656fd70d9b8d36f449257a1b0008d26b?OpenDocument 沖縄県議会 定例会本会議議事録 2012年2月28日。]</ref>。3月10日、大阪維新の会は[[維新政治塾]]のレジュメの中で、外交・防衛政策の課題として「日本全体で沖縄負担の軽減を図る更なるロードマップの作成に着手」することを明記。「2006年(米軍再編)ロードマップ・普天間問題」を議論の課題に挙げた<ref>[http://oneosaka.jp/news/120309%E7%B6%AD%E6%96%B0%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%A1%BE%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A1VER%EF%BC%92.pdf 大阪維新の会 維新政治塾・レジュメ VER1.01 2012年3月10日。]</ref>。
 
 
 
=== 神戸空港 ===
 
: [[2009年]](平成21年)[[12月1日]]、橋下は、[[大阪国際空港]]を廃港にし、関空・神戸「2つの[[海上空港]]」に「選択と集中」させるべきと提言<ref>[http://www.pref.osaka.jp/attach/8180/00038231/kankuitami.pdf 「わが国の国家戦略に対する提案と 大阪・関西における地域経営戦略プロジェクト」 大阪府知事 橋下徹 2009年11月18日。]{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref>。「関空に限らず、沖縄の基地負担軽減に資する空港は神戸空港」と述べ、関空・神戸ともに関西移設議論の対象であるとの見方を示した<ref>神戸市が橋下知事に抗議、普天間移設問題巡る発言で 『読売新聞』 2009年12月4日。</ref>。
 
 
 
*[[神戸市]]の[[矢田立郎]][[市町村長|市長]]は、「神戸空港は市民の利便に資するように造られており、(軍用機)移設は議論の余地もない」と反論。[[井戸敏三]][[兵庫県知事]]は、「[[兵庫県]]は基地関連施設が随分立地しており、これ以上協力できることがあるか。ただちに具体案を出すのは難しい」、「自分の思いつきで沖縄県を混乱させていいのか。日米関係をどうするか非常に深刻な議論がなされているところで問題提起としてはあまりにも無責任」と述べた。<ref>[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153682-storytopic-3.html 「具体案は難しい」橋下発言に兵庫知事ら否定的 『琉球新報』 2009年12月3日。]</ref>。
 
 
 
=== 在特会会長・桜井誠 ===
 
2014年10月20日、[[大阪市役所]]にて、[[在日特権を許さない市民の会]](在特会)会長[[桜井誠 (活動家)|桜井誠]]と面会し、会談を行ったが、開始直後から互いに相手を罵り合う状態の中で開始された<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102001001764.html | title = 互いに暴言、面談は10分足らず 橋下大阪市長と在特会 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2014-10-20 | accessdate = 2014-10-26 }}{{リンク切れ|date=2016年3月}}</ref><ref>[http://newsonjapan.com/html/newsdesk/article/109934.php Osaka mayor engages in shouting match with head of anti-Korean group -'''[[Kyodo]]''' -- Oct 21](written in English)</ref><ref>[http://www.bengo4.com/topics/2190/ 橋下大阪市長と在特会会長が「罵り合い」10分間の不毛なバトル(全文書き起こし)] - 弁護士ドットコムNEWS 2014年10月20日23時00分更新(2014年12月18日閲覧)</ref>。「(在特会側は)国政政党の代表に直接申し入れをし、僕が引き受けたことが重要。今後は僕の政治活動を攻撃すればいい」
 
在特会は、[[特別永住者]]制度を問題視。これに対し、「特別扱いすることはかえって差別を生む」と制度には問題があるとの認識を示し、他の外国人と同様に制度を一本化していく必要があるとの考えを示した<ref>{{Cite news |title= 「今後は僕を攻撃すればいい」と橋下市長 ヘイトスピーチ問題で面談の在特会に|url=http://www.sankei.com/west/news/141021/wst1410210025-n1.html |date=2014-10-21 |newspaper=MSN産経ニュース |publisher=産業経済新聞社 |accessdate=2013-05-17 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20141021094911/http://www.sankei.com/west/news/141021/wst1410210025-n1.htm|archivedate=2014-10-23}}{{リンク切れ|date=2016年3月}}{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
 
 
== 出演 ==
 
===政治家引退後の出演===
 
*[[橋下×羽鳥の番組]](2016年4月11日-2017年9月25日、[[テレビ朝日]])- MC
 
*[[橋下徹の即リプ!]](2017年10月26日-現在、[[AbemaTV]])- MC
 
*[[橋下徹のニッポン改造論]](2018年1月1日、3月30日、AbemaTV)- MC
 
 
 
=== 府知事就任後(報道・ワイドショー番組を除く)出演 ===
 
==== テレビ番組 ====
 
* [[ムハハnoたかじん]] ([[関西テレビ放送|関西テレビ]])
 
** 立候補前まではローテーションで月2回間隔で出演。当選・就任後は2ヶ月に一度のペースで、[[平松邦夫]]大阪市長(当時)と共にゲスト出演し、トップ会談が行なわれた<ref group="注釈">これがきっかけで公式の場でもトップ会談が組まれ、意見交換が行なわれていた。</ref>。
 
 
 
=== 府知事選立候補表明前までの出演 ===
 
==== テレビ番組 ====
 
* [[水野真紀の魔法のレストランR|水野真紀の魔法のレストラン]]([[MBSテレビ|毎日放送]])- レギュラー
 
* 六人の悩めるオッサン([[関西テレビ放送|関西テレビ]])
 
* [[ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!]]([[テレビ東京]])- レギュラー
 
* [[行列のできる法律相談所]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])- 元レギュラー(降板後、2回出演し、1回目は本村弁護士の2回目は大渕弁護士の席に座った。)
 
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]) - 月曜日レギュラー
 
* [[笑っていいとも!増刊号]]
 
* [[笑っていいとも!特大号]]
 
* [[スーパーモーニング]]([[テレビ朝日]]) - 月曜日レギュラー
 
* [[情報満載 ひるまで!すっぴん!]]([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]])- 火曜日レギュラー
 
* [[ムーブ!]]([[朝日放送テレビ|朝日放送]])- 木曜日レギュラー
 
* [[2時ワクッ!]](関西テレビ)- 隔週火曜日出演
 
* [[爆笑問題のバク天!]] ([[TBSテレビ|TBS]])- 隔週出演
 
* [[そこまで言って委員会NP|たかじんのそこまで言って委員会→そこまで言って委員会NP]](読売テレビ)- 元・準レギュラー。政治家引退後も不定期で出演することがある。
 
* [[スタ☆メン]](フジテレビ・関西テレビ)- 準レギュラー
 
* [[あさパラ!]](読売テレビ)- 準レギュラー
 
* [[なるトモ!]]火曜日(読売テレビ)- 準レギュラー
 
* [[サンデージャポン]](TBS)- 不定期
 
* [[太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。]](日本テレビ) - 不定期
 
* [[ワイドABCDE〜す]](朝日放送)
 
* [[大笑点]](日本テレビ)- 2006年に『行列のできる法律相談所』の出演者として出演。
 
* [[爆笑! こうなる宣言|爆笑!2006年こうなる宣言]](関西テレビ)
 
* [[24時間テレビ 「愛は地球を救う」]](日本テレビ)
 
* [[めちゃ×2イケてるッ!|めちゃ{{sup|2}}イケてるッ!]](フジテレビ)
 
 
 
その他多数
 
 
 
==== ラジオ番組 ====
 
* [[ズバリ快答!テレフォン身の上相談]]([[TBSラジオ]]など)
 
その他多数
 
 
 
==== CM ====
 
* [[大塚製薬]] - [[オロナミンCドリンク|オロナミンC]]
 
 
 
== 著書 ==
 
* 『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72』([[日本文芸社]] 2003年6月) ISBN 978-4537251500
 
* 『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』(上記のリメイク本)(日本文芸社 2005年11月) ISBN 978-4537253290
 
* 『まっとう勝負!』([[小学館]] 2006年11月8日) ISBN 978-4093797436
 
* 『どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)』([[河出書房新社]] 2007年7月) ISBN 978-4309616445
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注釈"}}
 
{{Reflist|group="注釈"}}
 
 
=== 出典 ===
 
=== 出典 ===
{{Reflist|3}}
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{{Reflist}}
 
 
== 参考文献 ==
 
* 別冊宝島Real076『平成日本タブー大全2008』
 
* 『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2010年12月号 vol.6、森功「同和と橋下徹」
 
* 『[[週刊新潮]]』(2011年11月3日号)
 
* 『[[週刊文春]]』(2011年11月3日号)
 
* 『政治家・橋下徹に成果なし。』([[牧野出版]] 2015年)
 
 
 
== 関連項目・人物 ==
 
{{関連項目過剰|date=2016年12月}}
 
{{columns-list|2|
 
* [[竹中平蔵]]
 
* [[堺屋太一]]
 
* [[大前研一]]
 
* [[やしきたかじん]]
 
* [[辛坊治郎]]
 
* [[宮崎哲弥]]
 
* [[三宅久之]]
 
* [[三宅眞]]
 
* [[石原慎太郎]]
 
* [[安倍晋三]]
 
* [[ビートたけし]]
 
* [[樺島正法]]
 
* [[和田智成]]
 
* [[松井一郎]]
 
* [[大阪商工会議所]]
 
* [[大阪府知事一覧]]
 
* [[大阪市長]]
 
* [[大阪維新の会]]
 
* [[大阪市特別顧問]]
 
* [[大阪弁護士会]]
 
* [[部落問題]]
 
* [[飛田新地]]
 
* [[タイタン (芸能プロダクション)|タイタン]]
 
* [[たかじんのそこまで言って委員会]]
 
* [[新自由主義]]
 
* [[行列のできる法律相談所]]
 
* [[光市母子殺害事件弁護団懲戒請求事件]]
 
* [[週刊朝日による橋下徹特集記事問題]]
 
}}
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Wikiquote|橋下徹}}
 
* [http://hashimoto-law-office.jp/ 弁護士法人 橋下綜合法律事務所]
 
* {{Twitter|hashimoto_lo}}
 
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2018/8/13/ (月) 00:42時点における版


橋下 徹(はしもととおる、1969年(昭和44年)6月29日 - )

北野高校時代ラグビー部に所属して全国高校ラグビー全国大会に出場,昭和63年には高校日本代表候補となる。平成9年大阪弁護士会に弁護士登録。10年橋下綜合法律事務所を設立。15年「行列のできる法律相談所」のレギュラーになるなど多くのTV番組に出演し人気となる。

大阪府知事選へ自民党府連推薦・公明党府本部支持で立候補,20年第52代大阪府知事に就任。23年大阪市長。24年日本維新の会を立ち上げ代表,のち石原慎太郎平沼赳夫の太陽の党と合流して代表代行となる。

26年大阪都構想をめぐって大阪市長を辞職し,市長選に再出馬して再選。同年石原慎太郎・平沼赳夫グループとは袂を分かち,結(ゆ)いの党と合併し,江田憲司とともに「維新の党」の共同代表となる。

27年「大阪都構想」の賛否を問う住民投票に破れ,大阪市長満期をもって政界を引退すると発表。

脚注

注釈

出典