「ふじみ野駅」の版間の差分
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ふじみ野駅(ふじみのえき)は、埼玉県富士見市ふじみ野東一丁目にある、東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ 18。副駅名は「文京学院大学前」。
Contents
歴史
- 1951年(昭和26年)9月1日 - 運行本数の増加に対応するため、鶴瀬村大字勝瀬の現在地にききょう原信号所開設。
- 1954年(昭和29年)3月1日 - 鶴瀬 - 上福岡間複線化に伴い、ききょう原信号所廃止。
- 1993年(平成5年)11月15日 - 開業。
- 2008年(平成20年)
- 2011年(平成23年)3月5日 - 「TJライナー」の増発。日中の緩急接続が復活。
- 2017年(平成29年)4月5日 - 5月7日 - 同年4月8日・9日に富士見市制施行45周年記念事業でももいろクローバーZのコンサート「ももクロ春の一大事2017 in 富士見市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜」の開催を記念し、東口の駅名をももいろクローバー駅Zに変更[1]。初日には同市出身で当駅を最寄り駅としていたメンバー・有安杏果が一日駅長に就任[2]。
駅構造
出口は西口・東口の2か所である。ホームと改札コンコース階との間は、エレベーター・エスカレーター・階段により連絡している。
2010年12月上旬には案内サインをピクトグラムを用いたものに更新した。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 東上線 | 下り | 川越・坂戸・森林公園・小川町方面 |
3・4 | 上り | 朝霞台・和光市・池袋方面 Y 有楽町線 新木場・F 副都心線 渋谷・TY 東急東横線 横浜・15px みなとみらい線 元町・中華街方面 |
1・4番線は待避線で、上下線とも緩急接続が可能である。
列車運行
開業当初より、急行停車駅とされた。当駅開業前、志木駅 - 川越市駅間に待避可能な駅がなく、急行などの優等列車は先行する準急や普通に追いつくのを防ぐため、速度を落としたダイヤが組まれていた。このため、当駅を緩急接続可能な構造とし、あわせて優等列車停車駅としたものである。TJライナー運行開始時に停車駅となったが、同時に設定された快速急行は通過する。TJライナー以前に設定されていた特急は通過していた。
当駅では終日にわたって普通・準急と急行・快速の緩急接続が実施されている。夕方以降は「TJライナー」との緩急接続や快速急行の通過待ちも行われる。この場合、「TJライナー」の緩急接続・快速急行の通過待ちと急行の緩急接続を同時に行う準急があり、当駅で7 - 9分ほど停車する。
当駅から「TJライナー」に乗車する際、2016年3月26日以降は森林公園・小川町方面の場合だと着席整理券が不要であるのに対し、池袋方面へ乗車する場合は着席整理券310円が必要になる。
利用状況
2017年度の1日平均乗降人員は67,250人である[3]。東上線の駅では池袋駅、和光市駅、朝霞台駅、川越駅、志木駅、朝霞駅に次ぐ第7位であり、乗り換え駅ではない単独駅としては志木駅、朝霞駅に次ぐ第3位である。駅周辺の開発により、開業年から年々増加傾向にある。
開業以降の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[6] |
1日平均 乗車人員[7] |
出典 |
---|---|---|---|
1994年(平成 | 6年)26,794 | 12,290 | |
1995年(平成 | 7年)30,084 | 15,572 | |
1996年(平成 | 8年)35,663 | 18,658 | |
1997年(平成 | 9年)39,694 | 20,946 | |
1998年(平成10年) | 42,675 | 22,778 | |
1999年(平成11年) | 45,430 | 24,382 | [* 1] |
2000年(平成12年) | 48,115 | 25,738 | [* 2] |
2001年(平成13年) | 51,414 | 26,169 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 52,502 | 26,742 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 53,731 | 27,410 | [* 5] |
2004年(平成16年) | 54,312 | 27,698 | [* 6] |
2005年(平成17年) | 54,702 | 27,886 | [* 7] |
2006年(平成18年) | 56,631 | 28,847 | [* 8] |
2007年(平成19年) | 58,864 | 29,876 | [* 9] |
2008年(平成20年) | 60,177 | 30,421 | [* 10] |
2009年(平成21年) | 60,862 | 30,717 | [* 11] |
2010年(平成22年) | 61,542 | 31,035 | [* 12] |
2011年(平成23年) | 61,649 | 30,846 | [* 13] |
2012年(平成24年) | 63,292 | 31,674 | [* 14] |
2013年(平成25年) | 65,225 | 32,656 | [* 15] |
2014年(平成26年) | 64,904 | 32,509 | [* 16] |
2015年(平成27年) | 65,874 | 33,009 | [* 17] |
2016年(平成28年) | 66,149 | 33,162 | [* 18] |
2017年(平成29年) | 67,250 |
駅周辺
駅周辺地域では土地区画整理事業が実施された。
東口
- ふじみ野ナーレ - 2009年9月29日に開業したコンコース直結の駅ビル。東武ストア・TSUTAYAなどが入居する。
- 東入間警察署ふじみ野駅前交番 - ロータリー北側。
- シティヴェールふじみ野 - 東武不動産が中心となって開発したマンション。
- 市立ふじみ野交流センター
- 富士見勝瀬郵便局
- 上福岡駒林郵便局
- 勝瀬原記念公園
- 東入間医師会休日急患診療所
西口
- クルル・アートギャラリー・ふじみ野
- アイムプラザ - コンコース直結の駅ビル。
- アイムふじみ野 - 東武不動産が中心となって開発したマンション。
- パレットふじみ野
- フエンテ(東武ストア)
- 埼玉りそな銀行ふじみ野支店
- みずほ銀行ふじみ野支店
- 東武スポーツクラブ プレオンふじみ野
- ショッピングセンター ソヨカふじみ野 - 旧・アウトレットモール・リズム(日本初の大型アウトレットモール)。
- イオン 大井店
- 埼玉県警察東入間警察署
- 入間東部地区消防組合本部、(旧・大井町役場跡へ建設中)
- ふじみ野駅西口郵便局
- ふじみ野市産業文化センター
- セイコーモータースクール(旧名称・鶴瀬自動車教習所)
- 文京学院大学
バス
西口発着
- ふじ01:大井循環
- ふじ01:さくら住宅行き(深夜)
- ふじ02:上福岡駅東口行き
- ふじ03:イオン循環
- 鶴01:鶴瀬駅東口行き
- 深夜急行バス「ミッドナイトアロー川越」(降車専用):池袋駅西口発、神明町車庫行き
- 6A:上富・鶴瀬駅西口行き
- 6B:セントラル病院・鶴瀬駅西口行き
- 7:北永井・鶴瀬駅西口行き
- ふじみん号(ふじみ野市内循環ワゴン)
- Dコース
エアポートリムジン(空港連絡バス)
- 東武バスウエスト・東京空港交通
- 成田空港行き
- 東武バスウエスト・京浜急行バス
- 羽田空港線 - 国内線第2ターミナルビルを19時35分以降に出発する便が当駅終着となる。また、羽田空港国際線ターミナルビル開業に際して早朝時間帯に当駅始発便の運行も開始した。
東口発着
- ライフバス
- 2:富士見ニュータウン折返し
- ふじみ野駅線
- ふじみん号(ふじみ野市内循環ワゴン)
- Bコース
付記
- 東口・西口にそれぞれ駐輪場が設置されている。
- 当駅自体は富士見市にあるが、当駅周辺は富士見市とふじみ野市の市境が入り組んだ場所であり、駅の近辺には富士見市ふじみ野東・同市ふじみ野西・ふじみ野市ふじみ野という似た地名が入り組んで存在している。
駅名の由来
「ふじみ野」の名称は、駅の所在地である富士見市の市名に由来し[8]、富士見市・上福岡市・入間郡大井町・同郡三芳町の2市2町の合併が協議(後に取りやめ)された際の市名候補にもなった[9]。その後、上福岡市・大井町が合併する際、諸々の理由から市内に存在しない当駅の駅名である「ふじみ野」を新市名としたため、「富士見市にあるふじみ野駅、ふじみ野駅のないふじみ野市」という難解な関係が生じている(市名選定の経緯の詳細は「ふじみ野市」の項目を参照)[9]。
隣の駅
脚注
- ↑ “4月5日(水)より、東上線 ふじみ野駅東口の駅名が、「ももいろクローバーZ駅」になります!” (プレスリリース), 東武鉄道, (2017年3月27日) . 2017閲覧.
- ↑ “ももクロ有安杏果 一日駅長「大丈夫ですか?って感じです」”. スポーツニッポン. (2017年4月5日) . 2017閲覧.
- ↑ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- ↑ 統計ふじみ - 富士見市
- ↑ 統計ふじみ野 - ふじみ野市
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 埼玉県統計年鑑
- ↑ ふじみ野駅 東武鉄道 路線図・駅情報
- ↑ 9.0 9.1 博学こだわり倶楽部 『埼玉の謎学』 河出書房新社、2014-12-01、210-211。ISBN 978-4-309-49908-6。
出典
- 埼玉県統計年鑑
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ↑ 埼玉県統計年鑑(平成29年)