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発車メロディ

発車メロディ(はっしゃメロディ)

鉄道の駅や停留所などで、発車を知らせるために鳴らされる楽曲。駅メロと略される。一部の駅では、駅のある地域とゆかりのある楽曲が用いられることがあり、ご当地メロディとよばれることもある。なお、一般的な電鈴や電子音の予鈴などの合図音には発車ベルや発車ブザーという呼称が使われ、発車メロディとは区別されている。

 発車メロディが日本で最初に使用された時期はさだかではないが、1951年(昭和26)にJR豊後竹田(ぶんごたけた)駅(当時の国鉄豊肥(ほうひ)本線豊後竹田駅)で、発車メロディとして『荒城(こうじょう)の月』がレコードを使って放送されていたという記録が残っている。『荒城の月』の作曲家である滝廉太郎(たきれんたろう)が、幼少期を大分県竹田市で過ごしたというつながりがある。

 JR東日本では、1980年代から一部の駅で楽器を使って旋律を奏でた発車メロディが用いられるようになり、1990年代以降は首都圏の駅を中心に採用されるようになった。このころには映画撮影所のあった京浜東北線の蒲田(かまた)駅で、ご当地メロディとして『蒲田行進曲』が使われ、話題を集めたことがある。また、広告展開の一環として期間限定の発車メロディが使われることもある。

 利用者に駅や路線に愛着を抱いてもらうための試みとして、さまざまなご当地メロディを流す取組みが全国のJRや私鉄の各駅で増えており、地域にゆかりのある作曲家や名所、アニメーションなど、駅のある地域と関係のある楽曲を発車メロディとして採用する事例が増えている。JR西日本の大阪環状線では、大阪環状線改造プロジェクトとして、2014年(平成26)3月のダイヤ改正後、1年をかけて環状線全19駅で異なる発車メロディを導入した。大阪駅で『やっぱ好きやねん』(やしきたかじん)、森ノ宮駅『森のくまさん』(童謡)などが発車の予鈴がわりに流されている。2015年からは東京メトロが全9路線の駅で、所在する町のイメージに似つかわしい個別のメロディを採用する取組みを開始している。たとえば、東西線日本橋駅では『お江戸日本橋』(民謡)、銀座線銀座駅『銀座カンカン娘』(美空ひばり)、銀座線上野駅『さくら(独唱)』(森山直太朗)などが採用されている。



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