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青土社(せいどしゃ)は、日本における出版社の一つ。神話・言語・哲学・文学・宗教・文明論・科学思想・芸術などの人文諸科学の専門書の出版社として名高い。清水康雄が1969年に創業し、現在まで続く雑誌『ユリイカ』を創刊した。
詩と芸術について扱った雑誌『ユリイカ』、思想と哲学を扱った雑誌『現代思想』は当該分野における一般向け雑誌として有名で、国内外を問わず著名な学者や研究者がこれらの雑誌に論文やエッセイ等を寄稿し、話題になることもしばしばある。
主な書籍・雑誌
書籍
- 岸田秀 『ものぐさ精神分析』 1977年
- 養老孟司 『唯脳論』 1989年 ISBN 978-4791750368
- 藤田博史 『精神病の構造ーーシニフィアンの精神病理学』 1990年 ISBN 978-4791750801
- 河合隼雄 『イメージの心理学』 1991年 ISBN 978-4791751556
- 多田富雄 『免疫の意味論』(大佛次郎賞受賞) 1993年 ISBN 978-4791752430
- 香山リカ『自転車旅行主義 - 真夜中の精神医学』 1994年 ISBN 978-4791752928
- 斎藤環『文脈病――ラカン/ベイトソン/マトゥラーナ』 1998年 ISBN 4791756592
- フリートリッヒ・S・クラウス、安田一郎訳『日本人の性生活』 2000年
- 多和田葉子『容疑者の夜行列車』(谷崎潤一郎賞・伊藤整文学賞受賞) 2005年
- 川上未映子 『先端で、さすわさされるわそらええわ』 2007年 ISBN 978-4791763894
全集
雑誌
- 『ユリイカ』(1969年 〜 ) - 詩と芸術を扱う。この雑誌に寄稿することが人文系研究者の憧れといわれてきた。ただし近年は漫画家・ミュージシャン・アニメーションなど、サブカル色が強いテーマが多くなっている。
- 『現代思想』(1973年 〜 ) - 双方とも臨時増刊号を、不定期で年数冊発刊している。
- 『imago』(1990年 〜 1996年) - 精神医学的な視点で、文学、サブカルチャーなどを扱った。藤田博史、香山リカ、村崎百郎、斎藤環などが執筆した。
関連項目
外部リンク
典拠レコード: