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{{Otheruses||2002年から2010年までグループを統括していた持株会社|日本航空 (持株会社)|その他|日本航空 (曖昧さ回避)}}
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[[ファイル:Japan Airlines Logo (2011).svg|サムネイル|]]
{{Redirect|JAL}}
 
{{画像提供依頼|
 
# 国際線JAL SKY SUITE仕様の座席(4クラス何れでも、特にビジネスクラス・エコノミークラス)[http://www.jal.co.jp/newsky/ss7/]
 
# 国内線JAL SKY NEXT仕様の座席(3クラス何れでも)[http://www.jal.co.jp/skynext/]
 
|date=2015年11月|cat=航空}}
 
 
{{基礎情報 会社
 
{{基礎情報 会社
 
|社名= 日本航空株式会社
 
|社名= 日本航空株式会社
 
|英文社名= Japan Airlines Co., Ltd.
 
|英文社名= Japan Airlines Co., Ltd.
|ロゴ= [[File:Japan Airlines Wordmark (2011).svg|250px]]
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|ロゴ=  
|画像 = [[ファイル:Nomura Fudosan Tennozu Bldg.JPG|250px]]
 
|画像説明 = 本社が入居する野村不動産天王洲ビル
 
 
|種類= [[株式会社]]
 
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|市場情報= {{上場情報|東証1部|9201}}
 
|市場情報= {{上場情報|東証1部|9201}}
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|SWIFTコード=
 
|SWIFTコード=
 
|事業内容= 航空運送事業
 
|事業内容= 航空運送事業
|代表者= [[代表取締役]][[会長]] [[植木義晴]]<br />代表取締役[[社長]][[執行役員]] [[赤坂祐二]]<br />代表取締役[[副社長]]執行役員 [[藤田直志]]
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|代表者=  
|資本金= 1,813億52百万円<br />(2016年3月31日現在)<ref name="outline">[https://www.jal.com/ja/outline/corporate/company.html 会社概要 | JALについて | JAL企業サイト]</ref>
 
|発行済株式総数= 3億6270万4000株<br />(2016年3月31日現在)<ref name="stock">[https://www.jal.com/ja/investor/issue/stock_information/ 株式の概要・株主構成 | 投資家情報 | JAL企業サイト]</ref>
 
|売上高= 連結:1兆3,366億61百万円<br />単独:1兆923億12百万円<br />(2016年3月期)
 
|営業利益= 連結:2,091億92百万円<br />単独:1,646億7百万円<br />(2016年3月期)
 
|純利益= 連結:1,744億68百万円<br />単独:1,632億81百万円<br />(2016年3月期)
 
|純資産= 連結:8,705億57百万円<br />単独:8,364億90百万円<br />(2016年3月31日時点)
 
|総資産= 連結:1兆5,789億28百万円<br />単独:1兆5633億84百万円<br />(2016年3月31日時点)
 
|従業員数= 連結:31,986人<br />単独:11,224人<br />(2016年3月31日現在)<ref name="outline" />
 
 
|決算期= 3月31日
 
|決算期= 3月31日
|会計監査人 = [[有限責任あずさ監査法人]]
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|会計監査人 =
|主要株主=[[日本トラスティ・サービス信託銀行]](信託口) 5.80%<br />[[日本マスタートラスト信託銀行]](信託口) 4.42%<br />[[京セラ]] 2.10%<br />日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9) 1.50%<br />[[大和証券グループ本社]] 1.37%<br />MSCO CUSTOMER SECURITIES 1.25%<br />STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 1.23%<br />(2016年3月31日現在)<ref name="stock" />
+
|主要株主=
|主要子会社= [[日本トランスオーシャン航空]] 72.8%<br />[[ジェイエア]] 100.0%<br />[[琉球エアーコミューター]] 74.5%(間接)<br />[[北海道エアシステム]] 57.3%<br />[[日本エアコミューター]] 60.0%
 
 
|関係する人物=
 
|関係する人物=
 
|外部リンク= https://www.jal.co.jp
 
|外部リンク= https://www.jal.co.jp
|特記事項= 会社基礎情報、決算情報は [http://info.edinet-fsa.go.jp/ EDINET] から。
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|特記事項=  
 
}}
 
}}
 
{{航空会社情報ボックス
 
{{航空会社情報ボックス
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|ウェブ = https://www.jal.co.jp/
 
|ウェブ = https://www.jal.co.jp/
 
}}
 
}}
'''日本航空株式会社'''(にほんこうくう、{{lang-en|Japan Airlines Co., Ltd.}}、[[略称]]: '''JAL'''(ジャル))は、[[東京都]][[品川区]]に本社を置く[[日本]]の[[航空会社]]。
+
'''日本航空株式会社'''(にほんこうくう、{{lang-en|Japan Airlines Co., Ltd.}}、[[略称]]: '''JAL'''(ジャル))
イギリス・[[スカイトラックス]]による航空会社の[[格付け]]で、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている。コーポレートスローガンは「明日の空へ、日本の翼」<ref>[http://www.jal.co.jp/japan/ JAL明日の空へ、日本の翼]</ref>。
 
  
== 概要 ==
+
日本を代表する大手航空会社。
[[日本航空株式会社法]]が、[[1953年]]([[昭和]]28年)に施行されてから[[1987年]]に廃止されるまで日本の[[フラッグ・キャリア]]であった<ref>山田智彦『日本航空の選択』21頁</ref><ref>秋葉良宣『なぜ日航だけが』163頁</ref><ref>石飛仁、竹田遼『迷走』238頁</ref><ref>片山修『日航の運命』261頁</ref><ref>佐藤朝泰『第4の成長産業・航空三社』60頁</ref><ref>中田重光『日本航空のグループ戦略』24頁</ref><ref>小島郁夫『3年後の航空業界』45頁</ref><ref>渡辺国温『日本航空の挑戦』56頁</ref><ref>杉浦一機『JAL VS ANA』252頁</ref><ref>森功『腐った翼』9,17頁</ref><!-- 「ナショナル・フラッグ・キャリア」に関してはノートを参照してください。 -->。
 
  
国際線は[[東京国際空港]](羽田空港)や[[成田国際空港]]を拠点に、[[アジア]]や[[欧米]]、[[オセアニア]]に、国内線は東京国際空港を拠点に幹線からローカル線まで、幅広い路線網をもつ。世界的な[[航空連合]]である「[[ワンワールド]]」に加盟している<ref>[http://www.jal.co.jp/oneworld/fare.html 「JAL+oneworld > 運賃のご案内」] 日本航空</ref>。日本では[[全日本空輸]]と並ぶ主要な航空会社である。
+
1951年設立,1953年日本航空株式会社法に基づき[[特殊法人]]となり,1954年東京―サンフランシスコ線など国際定期便の運航を開始した。1967年には世界一周路線を開設,1975年日本と台湾を結ぶ航路を分離して日本アジア航空を設立した。1987年完全民営化され,民営化後は経営の多角化をはかり,JALエクスプレスなどの関連会社を設立して JALグループを形成した。2002年10月[[日本エアシステム]][[持株会社]]日本航空システムを設立,その傘下で日本航空,日本エアシステムともに事業会社となった。両社は 2004年4月に完全統合し,6月に日本航空システムから日本航空に名称を変更した。この統合を機に事業会社の日本航空は名称を日本航空インターナショナルに変更,JALグループ内で国際線事業の中核を担うこととなった。一方,その持株会社が日本航空を名のった。
  
JALグループ再編の一環として[[2004年]]に日本航空株式会社から「日本航空インターナショナル」に社名変更し、国際線と一部の国内線を担当する会社として発足したが、のちに国内線の多くを担当する[[日本エアシステム|日本航空ジャパン]]を吸収合併したことにより、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。2010年1月に[[会社更生法]]の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「[[日本航空 (持株会社)|株式会社日本航空]]」や金融事業会社「[[ジャルキャピタル]]」などを吸収合併した<ref>[http://www.nta.go.jp/tokyo/shiraberu/bunshokaito/joto-sanrin/03/02.htm 国税庁「更生計画に基づく合併及び合併対価株式の無償消却により消滅する更生会社の株式についての特定管理株式等が価値を失った場合の損失の金額の特例の適用について」]</ref>。グループを代表する中核事業会社として、一般には旧持株会社同様、'''日本航空'''、'''日航'''、'''JAL'''(ジャル)と通称される。[[識別信号#航空機局|識別信号]]は『Japan Air』を使用している。
+
2010年財務の悪化に伴い[[会社更生法]]の適用を申請,2010年12月,持株会社日本航空と日本航空インターナショナルなど 5社が合併し,2011年4月,社名を日本航空に変更。経営体制を一新して,企業再生支援機構の支援を受けながら路線縮小,人員削減などによって再建に努めた結果,2012年春になって利益計上も可能となった。2011年初時点の保有機は 120機以上。ほかに 35機の[[ボーイング787ドリームライナー]]を含む約 50機を発注。
 
+
   
== 沿革 ==
 
{{See also|日本航空の歴史}}
 
* 2002年10月2日 - [[日本エアシステム]](かつての東亜国内航空で、のちの日本航空ジャパン)と経営統合し、同社との[[株式移転]]により[[持株会社]]'''株式会社日本航空システム(2004年6月に[[日本航空 (持株会社)|株式会社日本航空]]へ商号変更)'''を設立、日本エアシステムとともにその完全子会社となる。
 
* 2004年4月1日 - 日本航空、日本エアシステムを、それぞれ'''日本航空インターナショナル'''、'''日本航空ジャパン'''と商号変更。同時に旧日本エアシステムの貨物事業が日本航空インターナショナルに全面移管される。
 
* 2005年10月25日 - JALグループとして国際的な[[航空連合]]である「[[ワンワールド]]」への加盟方針を決定した。
 
* 2006年4月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、ジャルセールスと合併。
 
* 2006年10月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、日本航空ジャパンを吸収合併。
 
* 2007年4月1日 - 日本航空インターナショナル、日本アジア航空、[[JALウェイズ]]、[[JALエクスプレス]]、[[ジェイエア]]、[[日本トランスオーシャン航空]]が「ワンワールド」に正式加盟・サービス開始。「[[ワンワールド]]」塗装の航空機を運航。
 
* 2008年4月1日 - [[日本アジア航空]]を吸収合併。これにより日本アジア航空が運航していた中華民国路線は日本航空インターナショナルに承継された。
 
* 2009年9月11日 - 経営再建の一環として、グループ会社の[[北海道エアシステム]]の経営からの撤退と株式の売却を発表。
 
* 2010年1月19日 - 親会社である株式会社日本航空および、株式会社日本航空の子会社である[[ジャルキャピタル]]と伴に、[[東京地方裁判所]]に[[会社更生法]]の適用を申請し倒産。西松遥社長以下取締役は即日辞任した<ref name="JAL20100119-3">{{Cite web|url=http://press.jal.co.jp/ja/uploads/MjAxMDAxMTmW8Ij1kGyOli5wZGY.pdf|title=経営体制について|date=2010-01-19|publisher=日本航空|accessdate=2010-01-20}}</ref>。新経営陣は、2月1日付けで就任し、新たな会社としてスタートする。
 
* 2010年2月1日 - [[日本エアコミューター]]代表取締役社長大西賢が代表取締役社長兼グループ[[最高執行責任者|COO]]に、[[京セラ]]株式会社代表取締役名誉会長[[稲盛和夫]]が代表取締役会長兼グループ[[最高経営責任者|CEO]]にそれぞれ就任同日付で大西・稲盛体制および新経営陣発足。引き続き[[企業再生支援機構]]が支援する。
 
* 2010年[[2月20日]] - [[東京証券取引所]]・[[大阪証券取引所]](現在は市場統合)・[[名古屋証券取引所]]において、日本航空の株式が[[上場廃止]]。
 
* 2010年5月17日 - [[環境省]]により、航空業界としては[[全日本空輸]]に続き[[エコファースト]]企業に認定される。環境省とは2020年度までに二酸化炭素排出量を2005年度比で23%削減すること、バイオ燃料の研究開発と実用化に協力すること、[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|ボーイング737-800]]などの省燃費・低騒音機材へ更新することなどが約束された<ref>{{Cite web|url=http://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/|title=環境省 エコ・ファースト制度|date=2010-05-17|publisher=エコ・ファースト推進協議会|accessdate=2013-08-14}}</ref>。
 
* 2010年6月25日 - 債権の一本化および債権カット交渉の円滑化を目的として、元子会社の[[ジャルキャピタル]]とともに親会社である日本航空に[[合併 (企業)|吸収]]・統合されることが発表された<ref>{{Cite web|url=http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100625/biz1006251703018-n1.htm |title=日航、主要3社統合へ 2兆円負債を一本化、債権カット交渉円滑に |date=2010-06-25|publisher=産経新聞|accessdate=2010-06-25}}</ref>。
 
* 2010年8月31日 - 更生計画案を東京地裁に提出<ref>{{Cite web|url=http://www.jal.co.jp/other/info2010_0831.html |title=更生計画案の提出等について |date=2010-08-31|publisher=日本航空|accessdate=2010-11-05}}</ref>。
 
* 2010年9月16日 - [[2018/2022年FIFAワールドカップ日本招致構想|2022年FIFAワールドカップ日本招致委員会]]とオフィシャル招致パートナー契約を締結し、渡航時の輸送協力や[[機内誌]]、機内映像での広報協力などを行う<ref>{{Cite web|url=http://www.dream-2022.jp/jp/news/article/10_09_16.html |title=2022年ワールドカップ日本招致 日本航空がオフィシャル招致パートナーに |date=2010-09-16|publisher=2022年FIFAワールドカップ™日本招致委員会|accessdate=2010-09-28}}</ref>。
 
* 2010年11月30日 - 東京地裁が更生計画案を認可。
 
* 2010年12月1日 - 以下の施策を実施。
 
** 日本航空インターナショナルを存続会社として、日本航空とジャルキャピタルを吸収合併(同年6月の報道時から変更)。
 
** 合併により旧日本航空株主に交付された日本航空インターナショナル株式を直ちに無償取得、無償取得分を含む全自己株式を消却し100%減資。
 
** 企業再生支援機構から資本金・資本準備金各1750億円(計3500億円)の出資を受け、同機構傘下に入る。
 
** 金融機関による5215億円の債権放棄(債権放棄割合87.5%)。
 
** JALウェイズおよびジャルリーブルを吸収合併。
 
* 2010年12月31日 - 整理解雇を実施。
 
* 2011年3月 - 北海道エアシステムの株式所有率を連結会計から除外される14.5%まで引き下げ、同社の経営から撤退。
 
* 2011年3月15日 - [[京セラ]](250万株)、[[大和証券グループ]](250万株)、[[東京海上日動火災保険]](75万株)、[[損害保険ジャパン日本興亜|損害保険ジャパン]](25万株)、[[ジェイティービー]](15万株)、[[阪急交通社]](10万株)、[[あいおいニッセイ同和損害保険]](5万株)、[[三井住友海上火災保険]](5万株)を引受人とする127億円(635万株、1株あたり2000円)の[[第三者割当増資]](未公開株割当)を行う<ref>[http://www.jal.com/ja/investor/library/annual/pdf/120803a.pdf 有価証券届出書] 日本航空株式会社、2012年8月3日</ref><ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-15/2012081501_01_1.html 日航未公開株250万株取得 稲盛名誉会長が創業の京セラ 上場で 約45億円の“利益”も] しんぶん赤旗、2012年8月15日</ref>。
 
* 2011年3月28日 - 会社更生終了。[[民間企業]]に復帰する。
 
* 2011年4月1日 - '''日本航空株式会社'''に商号変更。
 
* 2011年8月16日 - [[カンタス航空]]グループ、[[三菱商事]]との合同出資で[[ジェットスター・ジャパン]]を設立し、[[格安航空会社]]事業に参入することを発表。
 
* 2011年9月5日 - ジェットスター・ジャパン株式会社を設立。日本航空の持株比率は33.3%。
 
* 2012年8月10日 - 国土交通省によって「日本航空への企業再生への対応について」が策定され、2016年度まで企業再生が適切かつ確実に行われ、公的支援によって競争環境が歪められていないか、航空局による監視が行われるとした'''(8.10ペーパー)'''。[[羽田空港発着枠]]において、競合他社に比べて不利な発着枠配分を受ける<ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/common/000220654.pdf 日本航空への企業再生への対応について]}}</ref>。
 
* 2012年9月19日 - [[東京証券取引所]]に再上場。企業再生支援機構が保有する全株式は約6,500億円で売却された<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20120920-OYT8T00516.htm YOL 日航、時価総額6945億円]</ref>。
 
* 2013年10月7日 - 株式再上場後初の大規模な機材更新計画となる [[A350]]型機31機の導入を決定。初めて欧州[[エアバス]]社の大型機を次期主力国際線機材に選定。
 
* 2014年10月1日 - JALエクスプレスを吸収合併<ref>[http://www.traicy.com/archives/8305652.html JAL、JALエクスプレスを吸収合併 10月1日付けで] Traicy 2014年3月26日付</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/33392 JAL、10月1日付でジャルエクスプレスを吸収合併 JEXは解散] FlyTeam 2014年3月26日付</ref>。
 
* 2014年10月23日-北海道エアシステムを再子会社化。
 
* 2015年6月10日 - [[ボーイング787]]-9型機の初号機を受領した。国際線新仕様機「スカイスイート787」と同じシートを採用し、[[無線LAN]]による機内インターネット接続サービス「JAL Sky [[Wi-Fi]]」にも対応する。
 
* 2016年4月26日 - 国土交通省は、羽田空港国際線発着枠のうち配分済みの深夜早朝時間帯4便(うち、日本航空は2便)は全て昼間時間帯に移行することを決定した。これにより、日本航空は羽田からの国際線を昼間時間帯で2便増便できることとなった<ref>[http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000134.html 日米路線に係る羽田空港国際線発着枠の配分] 国土交通省、2016年4月26日</ref>。
 
* 2017年4月1日 - 39年ぶりに羽田発着のニューヨーク便が復活した<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170401-OYT1T50090.html JALの羽田―NY線、39年ぶりに復活] Yomiuri Online 2017年4月1日</ref>。国内線のハブ空港である羽田空港からの昼間時間帯での国際線就航は、出国・帰国時の同日乗り継ぎが可能となり利便性が高まる<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201701/004118.html JALグループ、2017年度 路線便数計画を決定] JAL プレスリリース 2017年1月19日</ref>。
 
* 2017年6月20日 - 国内線において機内Wi-Fi接続サービスを恒久的に無料とする旨、発表した。同社によれば、機内Wi-Fi接続サービスの無料サービスを期限限定なしで提供するのは、国内線では同社のみである<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201706/004314.html JAL国内線 「ずっとWi-Fi無料宣言!」] JAL プレスリリース 2017年6月20日</ref>。
 
* 2017年11月16日 - [[CRS (航空)|旅客サービスシステム]]を[[アマデウスITグループ|アマデウス社]]の「[[アマデウス (CRS)|アマデウス]]アルテア」に移行する<ref>{{Cite web |author=Tadayuki YOSHIKAWA |date=2017-11-16 |url=http://www.aviationwire.jp/archives/134250 |title=JAL、新旅客システム稼働 トラブルなくスタート |publisher=Aviation Wire |accessdate=2017-11-25}}</ref>。
 
 
 
== 歴代経営陣 ==
 
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
 
|-
 
|+ '''日本航空発足以来の、歴代経営陣'''
 
|-
 
!就任年月!!代表取締役社長(前職)!!代表取締役会長(前職)
 
|-
 
|[[1951年]]8月||rowspan=2|[[柳田誠二郎]]([[日本銀行]]副総裁)||[[藤山愛一郎]]([[日本商工会議所]])会頭
 
|-
 
|[[1953年]]10月||原邦造(旧[[三井財閥]]幹部)
 
|-
 
|[[1961年]]1月||rowspan=3|[[松尾静麿]](航空庁長官)||
 
|-
 
|[[1963年]]5月||[[植村甲午郎]]([[日本経済団体連合会]]副会長)
 
|-
 
|[[1969年]]5月||[[伍堂輝雄]](日本経済団体連合会専務理事)
 
|-
 
|[[1971年]]5月||rowspan=4|[[朝田静夫]]([[運輸省|運輸]][[事務次官|次官]])||[[松尾静麿]](代表取締役社長)
 
|-
 
|[[1973年]]5月||[[小林中]]([[アラビア石油]]代表取締役社長)
 
|-
 
|[[1977年]]6月||植村甲午郎(日本経済団体連合会名誉会長)
 
|-
 
|[[1979年]]6月||[[堀田庄三]]([[住友銀行]]代表取締役会長)
 
|-
 
|[[1981年]]6月||rowspan=2|[[高木養根]](代表取締役副社長)||
 
|-
 
|[[1983年]]6月||rowspan=2|[[花村仁八郎]](日本経済団体連合会副会長)
 
|-
 
|[[1985年]]12月||rowspan=3|[[山地進]]([[総務庁|総務]]次官)
 
|-
 
|[[1986年]]6月||[[伊藤淳二]]([[クラシエホールディングス|鐘紡]]代表取締役会長)
 
|-
 
|[[1988年]]6月||rowspan=2|渡辺文夫([[東京海上火災保険]]代表取締役会長)
 
|-
 
|[[1990年]]6月||rowspan=2|[[利光松男]](代表取締役副社長)
 
|-
 
|[[1991年]]6月||rowspan=2|[[山地進]](代表取締役副会長)
 
|-
 
|[[1995年]]6月||[[近藤晃]](代表取締役専務)
 
|-
 
|[[1998年]]6月||[[兼子勲]](代表取締役専務)||
 
|-
 
|[[2004年]]6月||新町敏行(代表取締役副社長)||[[兼子勲]](代表取締役社長)
 
|-
 
|[[2006年]]6月||rowspan=2|[[西松遥]](代表取締役専務)||[[新町敏行]](代表取締役社長)
 
|-
 
|[[2008年]]3月||
 
|-
 
|[[2010年]]2月||大西賢(日本エアコミューター代表取締役社長)||[[稲盛和夫]]([[京セラ]]代表取締役名誉会長)
 
|-
 
|[[2012年]]2月||[[植木義晴]](専務執行役員)||大西賢(代表取締役社長)
 
|}
 
* 2002年10月の日本航空、日本エアシステムの経営統合から2004年6月の商号変更までは、日本航空システムの経営陣。2010年12月の合併から2011年4月の商号変更までは日本航空インターナショナルの経営陣。
 
* 会長職は空白期間がある。
 
 
 
== 株主 ==
 
[[航空法]]は、日本国の航空運送事業者およびその持株会社等における、外国人等が占める議決権の割合を「3分の1以下」に制限している(同法第4条および第120条、[[外資規制]])。
 
 
 
日本航空は、地方不採算路線の廃止(破綻前後に50路線を運休、8地点から撤退)や企業再生時の大規模な人員整理(退職勧奨による自主退職、パイロット81名・客室乗務員84名の整理解雇、子会社の売却などによりグループ全体で1万5000人以上を削減)、賃金・諸手当・福利厚生の見直しなどにより、高収益体質へ転換していることに加え、欠損金の繰越控除制度により法人税が減免されており、当社の高い[[自己資本利益率]]・高配当利回りを評価した、世界の[[機関投資家]]が、日本航空の株式を買っているものと見られている<ref>[http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=4021 焦点となるJAL四〇〇〇億円の法人税未払い――自民党税調の議論が大詰め] 週刊金曜日ニュース、2013年12月24日</ref>。
 
 
 
航空法第120条の2に基づき、3分の1(33.33%)を超える外国人保有分については名義書換を拒否しており、外国人等が占める議決権の割合を「3分の1以下」に維持している。2013年6月に改訂された定款の規定により、名義変更を拒否した外国人株主にも配当は支払われている。
 
 
 
== ロゴマーク ==
 
=== 「鶴丸」 (1959–2002, 2011–現在) ===
 
{{Main2|「鶴丸」の詳細|日本航空の歴史}}
 
1959年に登場してから旧:日本航空(株)の[[尾翼]]マークとして長年用いられ、同社の[[シンボル]]としても知られたものの、2002年10月に<!--の([[事業持株会社]])[[日本航空システム]]発足と同時に-->事業子会社となった(株)日本航空が[[ロゴタイプ|ロゴマーク]]を「{{en|The Arc of the Sun}}」に切り替えたため、名目上廃止された。鶴丸が[[尾翼]]に描かれた1989年からの旧塗装機は、機材の塗装更新や売却等により2008年までに消滅している<ref>[http://news.mynavi.jp/articles/2012/09/19/jal2/ 好評と納得の「鶴丸」復活]</ref>。
 
 
 
しかし、2010年1月の経営破綻後、原点回帰の意を込めて、2011年4月1日に改めて採用されることになった。新たな鶴丸は初代に似ているが、翼の切れ込みを深くし、「JAL」の文字を太い斜体にしている<ref name="jal110119">[http://press.jal.co.jp/ja/release/201101/001727.html JALグループの新しいロゴマークの採用について] 2011年1月19日 JALプレスリリース</ref>。同時に、日本航空や[[ジャルパック]]・[[JALカード]]・[[JALマイレージバンク]]など、グループ会社の社名ロゴタイプも一新された。
 
 
 
新塗装初号機(ボーイング767-300ERの新造機JA654J)は、同年2月28日に羽田 - [[釧路空港|釧路]]間の[[チャーター便|チャーターフライト]]でお披露目され<ref>[http://www.jal.co.jp/domtour/tsurumaru/ 新・鶴丸 第1号機によるお披露目飛行]</ref>、同年3月2日より羽田 - 北京線で定期路線への就航を開始している。
 
 
 
=== 「The Arc of the Sun」 (太陽のアーク) (2002–2011) ===
 
[[ファイル:JAL logo.svg|thumb|right|200px|The Arc of the Sun。2018年現在も一部の機体で残っている。]]
 
日本航空と日本エアシステムの経営統合(日本航空システムの発足)時に「''The Arc of the Sun''(太陽のアーク)」と呼ばれるロゴマークと塗装が制定された。JALの「A」の上に、「ノ」の字状の[[立体]]形の円弧が描かれたデザインである。デザイン担当は[[アメリカ合衆国]]の大手[[デザイン]]会社[[ランドーアソシエイツ]]で、旧:日本航空の民営化後の1989年初から導入されたAとLの下にグレーと赤の長方形を形取った先代の[[ロゴマーク]]も同社の手によるものである。
 
 
 
新デザインは、2003年4月の新・JALマイレージバンクの発足とそれに伴うJALカードの券面が一新されたことや、JALパック・JALストーリーの再編に伴うロゴ変更で多くの目に触れるようになった。2004年4月以降は、日本航空インターナショナルと日本航空ジャパンの機体塗装や機内搭載品などを含めたすべてのビジュアルイメージが順次統一され、日本アジア航空などの系列運航会社も日本航空と同時期に社名ロゴタイプが変更となり、機体デザインを更新していった。独自ロゴの使用を継続していた[[琉球エアーコミューター]]も新機種導入を契機として2007年4月にJALグループのビジュアルイメージを採用した。
 
 
 
なお、「'''Dream Skyward'''」というスローガンもこのロゴと同時に制定され、CMの[[アイキャッチ]]やラジオの提供読みで使用されていた。このスローガンは2011年4月に鶴丸マークの採用によって消滅したが、[[機内誌]]である『[[SKYWARD]]』にその名を残している<ref>[http://www.jal.com/ja/jasnews/021118.htm 機内誌の新名称を"SKYWARD"に決定!]</ref>。
 
 
 
== 塗装 ==
 
<!--[[ファイル:Japan Air Lines B767-300.jpg|thumb|200px|垂直尾翼に鶴丸が復活した6代目塗装。(JA655J)]]-->
 
[[ファイル:Japan Airlines Boeing 787-846 Dreamliner Kustov.jpg|right|thumb|200px|垂直尾翼に鶴丸が復活した6代目塗装(ボーイング787-8)]]
 
{{See also|日本航空の歴史#歴代塗装}}
 
 
 
=== 6代目塗装「鶴丸」 (2011–現在) ===
 
* 2011年4月1日に採用された3代目「鶴丸」塗装。ホワイトボディに「''JAPAN AIRLINES''」の斜体字が表記され、尾翼には新しい「鶴丸」が入る<ref name="jal110119"/>。機種名表示は5代目塗装をそのまま踏襲する。
 
* 特別塗装機として、「大気観測プロジェクト CONTRAIL」<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201207/002194.html 日本航空「航空機による大気観測プロジェクト CONTRAIL」]</ref>、「[[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]「がんばれ!ニッポン!」」<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201205/002127.html 日本航空「オリンピック日本代表「がんばれ!ニッポン!」特別塗装機が国内線に就航」]</ref>、「[[スタジオジブリ]]「空を飛ぶ。」特別デカール機」<ref>[http://www.jal.co.jp/soraotobu/takeoff/ 日本航空「空を飛ぶ夢の乗り物 特別デカール機」]</ref>、「[[ピンクリボン]]JET」<ref>{{Cite press release|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201410/003108.html|title=乳がん知識啓発キャンペーン「ピンクリボン」特別塗装機の就航について|publisher=日本航空・ELGC|date=2014-10-10|accessdate=2015-02-20}}</ref>「[[ペンギン (Suicaキャラクター)|Suicaのペンギン]]ジェット」<ref>{{Cite press release|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201501/003197.html|title=JALグループ×JR東日本グループ特別塗装機「Suicaのペンギンジェット」が空を飛び、Suicaのペンギンをペイントした電車が山手線を走ります。〜JALカードSuicaありがとう10周年〜|publisher=日本航空・JALカード・東日本旅客鉄道・ビューカード|date=2015-01-15|accessdate=2015-02-20}}</ref> などがある。[[2015年]]には日本航空が、2013年に日本での開催が決定した[[2020年夏季オリンピック]]・[[東京パラリンピック (2020年)|パラリンピック]](2020年東京オリンピック)のオフィシャルパートナーに決定した事で、2020年東京オリンピック大会応援の為の特別塗装機が運航される事となった。第一弾として2015年6月27日より特別塗装機「JAL FLY to 2020 特別塗装機」を運航している。特別塗装と同時に日本オリンピック協会の[[オリンピックシンボル]]などが特別塗装の対象となった[[B777]]-300型機(JA751J)に描かれている。
 
 
 
=== 5代目塗装「太陽のアーク」 (2002–2011) ===
 
[[ファイル:Airbus A300-600R (Japan Airlines) JA011D 092.jpg|thumb|200px|5代目塗装機]]
 
* 2002年の日本航空と日本エアシステムとの経営統合を機に採用された「'''太陽のアーク'''」。先代と同じく[[ランドーアソシエイツ]]によるデザイン{{Sfn|枻出版|2006|p=16}}。社名表記は「JAPAN AIRLINES」。機種名表示は、薄いグレーで非常に見えにくい4代目とは違いはっきりと判読できる黒で表示される。ボーイング機とエアバス機は最後部ドア前の客室窓下に表示され(特別塗装機除く)、DC-10/MD-11は機体最後部ドアの後ろに(サイズが少し大きくなった。「[[マクドネル・ダグラス|McDONNELL DOUGLAS]]」の表示あり)、MD-81/87/90はエンジン前の客室窓下に表示されている(「McDONNELL DOUGLAS」の表示はなし)。従来日本航空では「BOEING747-400」の「-400」のような派生型の表示をせずに「BOEING 747」のように機種名単独で表示してきたが、[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|ボーイング737-800]]は唯一派生型を含む表示をしている。
 
* 複数種類の塗装が施されていた旧日本エアシステムの機材は、塗装が変更されるまでの間は暫定的に日本航空の「JAL」ロゴの[[シール|ステッカー]]が貼られて運航された。2006年4月に[[エアバスA300]]-B2/B4型機が退役し、同年夏に売却先のアメリカへ移送されたと同時に旧日本エアシステムの塗装はその歴史を閉じた。
 
* 特別塗装機として、「[[たまごっち]]」や「[[ワンワールド]]」加盟記念、[[FIFAワールドカップ]]日本代表チーム「Samurai Blue」<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/200601/000058.html 日本航空「サッカー日本代表をサポートするJAL」]</ref>、「先得ジェット」、「[[成田国際空港]]開港30周年記念」<ref>[http://www.npf-airport.jp/news/airportnews/news_0806/news/news_data080601.htm 成田空港開港30周年記念イベント]</ref>、「[[コブクロ|JAL×コブクロ・ジェット]]」、「[[ドラえもんジェット]]<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201001/001425.html 日本航空「映画ドラえもん30周年を記念」]</ref>」などがある。
 
 
 
== 保有機材 ==
 
{{Main2|「運航機材」の詳細|日本航空の運航機材}}
 
 
 
{| class="toccolours" border="1" cellpadding="3" style="border-collapse:collapse; text-align:center;  margin: 1em auto;"
 
|+ '''日本航空保有機材(2017年現在)'''
 
|- style="background:#e62020; color:white;"
 
! rowspan="2" style="width:240px;" | '''機材'''
 
! rowspan="2" style="width:60px;" | '''機材数'''
 
! rowspan="2" | '''確定発注'''
 
! rowspan="2" | '''オプション'''
 
! colspan="6" | '''コンフィグ'''
 
! rowspan="2" | '''備考'''
 
|- style="background:#e62020; color:white;"
 
! style="width:20px;" | <abbr title="First Class">'''F'''</abbr>
 
! style="width:20px;" | <abbr title="Business Class/Class J">'''J'''</abbr>
 
! style="width:20px;" | <abbr title="Premium Economy Class">'''W'''</abbr>
 
! style="width:20px;" | <abbr title="Economy Class">'''Y'''</abbr>
 
! style="width:40px;" | '''合計'''
 
! style="width:60px;" | '''JALコード'''
 
|-
 
| '''[[エアバスA350]]-900'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''18<ref name="A350PA">{{cite web|url=http://www.airbus.com/newsevents/news-events-single/detail/airbus-and-japan-airlines-sign-their-first-ever-order/|title=News & Events single - Airbus, a leading aircraft manufacturer|publisher=|accessdate=24 April 2015}}</ref>'''
 
|rowspan="2"| '''25'''
 
|colspan="6"| '''TBA'''
 
|'''JA01XJ~JA30XJ'''
 
|-
 
| '''[[エアバスA350]]-1000'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''13<ref name="A350PA" />'''
 
|colspan="6"| '''TBA'''
 
|'''JA01WJ~JA30WJ'''
 
|-
 
|rowspan="2"| '''[[ボーイング737]]-800'''
 
|rowspan="2"| '''50'''
 
|rowspan="2"| '''15'''
 
|rowspan="2"| '''10'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''20'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''145'''
 
| '''165'''
 
| '''V32/V35'''
 
| '''"SKY NEXT"'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''12'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''132'''
 
| '''144'''
 
| '''V40'''
 
| '''"スカイラックス"'''
 
|-
 
| '''[[ボーイング767]]-300'''
 
| '''6'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''42'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''219'''
 
| '''261'''
 
| '''A26'''
 
| '''"SKY NEXT"'''
 
|-
 
|rowspan="5"| '''[[ボーイング767]]-300ER'''
 
|rowspan="5"| '''30'''
 
|rowspan="5"| '''&mdash;'''
 
|rowspan="5"| '''&mdash;'''
 
| '''5'''
 
| '''42'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''205'''
 
| '''252'''
 
| '''A25'''
 
|rowspan="2"| '''"SKY NEXT"'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''42'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''219'''
 
| '''261'''
 
| '''A27'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''30'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''207'''
 
| '''237'''
 
| '''A41'''
 
| '''"スカイラックス"'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''30'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''197'''
 
| '''227'''
 
| '''A43'''
 
| '''"SKYRECLINER"'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''24'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''175'''
 
| '''199'''
 
| '''A44'''
 
| '''"Sky Suite 767"「SS6」'''
 
|-
 
| '''[[ボーイング777]]-200'''
 
| '''12'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''14'''
 
| '''82'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''279'''
 
| '''375'''
 
| '''W15/W16'''
 
| '''"SKY NEXT"'''
 
|-
 
|rowspan="2"| '''[[ボーイング777]]-200ER'''
 
|rowspan="2"| '''11'''
 
|rowspan="2"| '''&mdash;'''
 
|rowspan="2"| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''56'''
 
| '''40'''
 
| '''149'''
 
| '''245'''
 
| '''W51'''
 
| '''"SHELL FLAT SEAT"'''
 
'''JA709J'''
 
|-
 
| '''&mdash;'''
 
| '''42'''
 
| '''40'''
 
| '''154'''
 
| '''236'''
 
| '''W61/W62'''
 
| '''"Sky Suite 777"「SS2」'''
 
|-
 
| '''[[ボーイング777]]-300'''
 
| '''4'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''78'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''422'''
 
| '''500'''
 
| '''W24'''
 
| '''"SKY NEXT"'''
 
|-
 
| '''[[ボーイング777]]-300ER'''
 
| '''13'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''8'''
 
| '''49'''
 
| '''40'''
 
| '''147'''
 
| '''244'''
 
| '''W84'''
 
| '''"Sky Suite 777"「SS7」'''
 
|-
 
| rowspan="3" |'''[[ボーイング787]]-8'''
 
|'''ー'''
 
|'''4'''
 
|
 
| colspan="6" |'''TBA'''
 
|'''国内線用'''
 
|-
 
|'''15'''
 
| rowspan="2" |'''ー'''
 
| rowspan="2" |'''20'''
 
|'''ー'''
 
|'''30'''
 
|'''ー'''
 
|'''176'''
 
|'''206'''
 
|'''E03'''
 
|'''"SELL FLAT NEO"'''
 
'''JA821J~JA835J'''
 
|-
 
|'''10'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''38'''
 
| '''35'''
 
| '''88'''
 
| '''161'''
 
| '''E11'''
 
| '''"Sky Suite 787"「SS8」'''
 
'''JA836J~JA845J'''
 
|-
 
| rowspan="2" | '''[[ボーイング787]]-9'''
 
| rowspan="2" | '''9'''
 
| rowspan="2" | '''16<ref>{{cite web |title=JAL orders 20 B787-9 Dreamliner aircraft |url=http://www.businesstraveller.com/asia-pacific/news/jal-orders-20-b787-9-dreamliner-aircraft/ |publisher=Business Traveller |date=12 April 2013 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130412214922/http://www.businesstraveller.com/asia-pacific/news/jal-orders-20-b787-9-dreamliner-aircraft |archivedate=2013年4月12日 |accessdate=8 January 2014 |deadlinkdate=2017年10月 }}</ref>'''
 
|
 
| '''&mdash;'''
 
| '''44'''
 
| '''35'''
 
| '''116'''
 
| '''195'''
 
| '''E71'''
 
| '''"Sky Suite 787"「SS9」'''
 
|-
 
|
 
| '''&mdash;'''
 
| '''52'''
 
| '''35'''
 
| '''116'''
 
| '''203'''
 
| '''E91'''
 
| '''"Sky Suite 787"「SS9Ⅱ」'''
 
|-
 
| '''{{nowrap|[[MRJ]]}}90'''
 
| '''&mdash;'''
 
| '''30<ref name="MRJ90order">{{cite press release |author=<!--Staff writer(s); no by-line.--> |date=28 January 2015 |title=JAL Signs Definitive Agreement for Purchase of 32 MRJ Aircraft ~Deliveries Scheduled to Commence in 2021~ |url=http://press.jal.co.jp/en/release/201501/003219.html |type=Press release |location=Tokyo |publisher=Japan Airlines |access-date=23 November 2015 }}</ref>'''
 
| '''&mdash;'''
 
|colspan="6"|<abbr title="To Be Announced">'''TBA'''</abbr>
 
| '''2021年受領[[ジェイエア]]運航予定<ref name="MRJ90order" />'''
 
|-
 
! '''合計'''
 
! '''170'''
 
! '''92'''
 
! '''60'''
 
!colspan="6"|
 
|
 
|-
 
|}
 
 
 
2006年度から[[ボーイング737]]「[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|ネクストジェネレーション]]」を50機導入しており、国際線にも随時投入しているほか、[[2012年]]からは燃費効率の優れた最新鋭の[[ボーイング787]]の導入・運航を開始している。[[2014年]]には次期主力大型機として欧州[[エアバス]]製最新鋭機[[A350]]を発注した。2014年の機材更新計画発表を世界のメディアが当時の日航の選択を賞賛した。ゴーイングコンサーンとしての信念を押し通して導入を決めた欧州[[エアバス]]社製大型旅客機を、パートナーとして選んだ事でこの先25年間は同社のフラッグシップ機として世界の空を飛ぶ事になる。
 
[[A350]]は、カタール航空やフィンランド航空は既に定期路線に就航している。ちなみにJALが大型機を発注した時期と前後してもう一つの日本航空界の柱である[[全日本空輸]]([[ANA]])は、同じく[[エアバス]]社製総二階建旅客機[[A380]]と[[ボーイング]]社製[[ボーイング777X|B777-9X]](次世代型777)を次期主力機材として選定した。JALとANAの両社は共に、初の国産ジェット旅客機[[MRJ]]を確定発注しており、[[日の丸]]ジェット機は[[2020年代]]から日本航空での本格的な運行が始まる。<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201203/002065.html 日本航空「JAL 787-8初号機受領と機内仕様について」]</ref>。
 
 
 
日本航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号([[ボーイング#カスタマーコード|カスタマーコード]])は'''46'''で<ref name="747-65">[[#B747-1986|『ボーイング747ジャンボ』 p.65]]</ref>、航空機の型式名は767-3'''46''', 777-3'''46'''ER, 737-8'''46''', 787-8'''46'''などとなる。統合前の[[日本エアシステム]]が発注した機体のカスタマーコードは'''89'''であり、日本航空が保有する一部のボーイング777型機の型式名は777-2'''89'''となっている。
 
 
 
[[エアバス]]社の航空機は、統合前の旧・日本エアシステムが発注した[[エアバスA300]]のみであったが、2013年10月7日、[[ボーイング777]]の退役に伴う後継機として、同社として初めてとなる[[エアバスA350 XWB]]型機を確定31機、オプション25機を発注し、2019年から順次導入予定となる<ref name="jal131007">[http://press.jal.co.jp/ja/release/201310/002669.html JAL、エアバス社A350型機の導入を決定]</ref>。同機は日本の航空会社としても初発注となった。
 
 
 
[[2017年]][[12月5日]]、JALはアメリカで[[超音速輸送機]]開発を行う「{{仮リンク|ブーム・テクノロジー|en|Boom Technology}}社」と資本業務提携で合意し、将来の優先発注権を20機確保したと発表した<ref>{{Cite press release |title=JALとBOOM TECHNOLOGY.INC,資本業務提携で合意 |publisher=[[日本航空]] |date=2017-12-05 |url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201712/004521.html |accessdate=2017-12-07}}</ref>。
 
 
 
=== 国際線機材 ===
 
[[ファイル:Japan Airlines Boeing 787-846 Dreamliner Kustov.jpg|right|thumb|200px|ボーイング787-8型機]]
 
国際線機材では、中長距離路線には[[ボーイング777|ボーイング777-200ER/-300ER]]や、従来型に比べ機内の各設備を更新した[[ボーイング767|ボーイング767-300ER]]を、アジアなど近距離向けに[[ボーイング737#737NG -600/-700/-800/-900(第3世代)|ボーイング737-800]]を導入している。最新鋭の[[ボーイング787|ボーイング787-8]]は2012年から導入を開始しており、成田 - [[ボストン]]線や成田 - [[サンディエゴ]]線、成田 - [[ヘルシンキ]]線、成田 - [[モスクワ]]線など、これまでの大型機では採算の厳しい中規模都市への運航を実現させている<ref>[http://www.jal.com/ja/investor/library/information/pdf/h25_1q.pdf 日本航空「大型機では採算の厳しい中規模都市国際線」]</ref>。
 
 
 
ただし、ボーイング787に関してはJALが選定しているGEnx-1Bエンジンについて、2013年7月31日に[[ロシア]]の航空貨物会社で運航中に着氷が発生、同系列エンジンのGEnx-2B67エンジンが4基中2基停止し、このうち3基で高圧コンプレッサーに破損が発見され、ロシア連邦航空局 (Rosaviatsia) は8月に安全勧告を発出していて、ボーイング社はこれをうけて787でGEnx-1Bエンジンを採用している航空会社に[[飛行規程]]を改定し、高度30,000フィート以上の雲中を飛行する際、飛行経路上に[[積乱雲]]など活発な雲域がある場合、その周囲約90キロメートル以内の飛行を禁止する通知を出していて、これを受けてJALは「安定的な運航を提供する」として、2013年11月25日出発便から、機材変更を実施していて、季節毎に気象状況などで、機材変更を行っていた<ref>[http://flyteam.jp/news/article/29258 JAL、787のGEnxエンジン搭載機の飛行規定改訂 一部路線の機材変更]</ref>。現在はこの問題を解決したので、機材の適正化を進めている。
 
 
 
=== 国内線機材 ===
 
国内線機材では、中規模以上の路線には[[ボーイング777|ボーイング777-200/-300]]型機、[[ボーイング767|ボーイング767-300]]型機を、小規模路線には[[ボーイング737-800]]型機を運航している<ref>なお、旧JALが乗り入れていなかった空港には、トーイングカーなどの地上機材が対応していないためボーイング747と777は乗り入れできない。2003年4月に旧JALの乗り入れが中止された空港も、両機種用の地上機材が撤収されたため同様である</ref><ref>[https://www.facebook.com/jal.japan JAL公式facebookページ]</ref>。
 
 
 
2009年2月からは、既存路線の機材小型化・運航コストの効率化を目的に系列会社の[[ジェイエア]]が運航する小型機[[エンブラエル170]]を導入した<ref>[http://airportnews.jp/headline/188/ 日本の空にブラジル製リージョナルジェット]</ref>。2014年8月28日に同型機を追加発注すると同時にストレッチ型の[[エンブラエル190]]も新規発注し、2015年から導入し、さらに同日[[三菱航空機]]の[[MRJ]]シリーズを2021年からの導入計画で発注している。
 
 
 
2017年9月に787-8を退役する767-300型機や777型機の国内線代替機材として追加発注。2019年以降受領し、エンジン騒音の影響が大きい大阪伊丹空港発着便を中心に運用予定<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201709/004425.html 国内線仕様のボーイング787-8型機を導入します]</ref>。
 
 
 
=== 発注機材 ===
 
当初は[[ダグラス]]のDC系を採用していたが、1965年の[[ボーイング727]]導入以降は[[ボーイング]]の7x7系を主力としている。近年では[[エアバス]]のA3xx系も導入している。国産機は[[YS-11]]を日本初の国際線に投入し、2021年に[[ジェイエア]]用として[[MRJ]]の導入を予定している。
 
 
 
[[超音速輸送機]]については、かつて[[コンコルド]]の導入を計画し仮発注まで進んだもののキャンセルした。2017年には超音速旅客機を研究を行うブーム・テクノロジーと資本提携し、20機の優先発注権を確保する予定があると発表している<ref>[http://www.sankei.com/photo/story/news/171205/sty1712050016-n1.html 超音速旅客機導入へ提携 日航、優先発注権を確保 - 読んで見フォト - 産経フォト]</ref>。
 
 
 
ボーイング787を2008年度より国内線に随時導入する予定であったが、ボーイング社の開発遅延により2011年第一四半期以降に遅れることとなった。その後方針の変更により、ボーイング787は当面国内線には導入せず、国際線機材の間合い運用も一切行わないこととしていた<ref>{{Cite journal |和書 |author= |title= |year=2012 |publisher=イカロス出版 |journal=エアライン |issue=2012年7月号 |page=15}}</ref>が2017年9月に787-8を4機、退役する767-300型機や777型機の国内線代替機材として追加発注。2019年以降受領し、エンジン騒音の影響が大きい大阪伊丹空港発着便を中心に運用予定<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201709/004425.html 国内線仕様のボーイング787-8型機を導入します]</ref>。2019年からはボーイング777の退役に伴う後継機として、エアバスA350 XWBを順次導入<ref name="jal131007"/>、国内線機材から代替予定。
 
 
 
=== 訓練専用機材 ===
 
自主運航開始後には早くも訓練専用機材を導入し{{Sfn|日本航空広報部|2002}}、その後初のジェット訓練専用機材である[[ダッソー ファルコン 20|ダッソー・ファルコン20]]を導入するなど<ref>[http://www.jal.com/ja/history/history/age_51-60.html 「JAL's History」1971-1980] 日本航空</ref> 機材ラインナップの拡充を行った。訓練は[[グアム国際空港]]<ref>[http://www.coconuts-shin.com/guam/topics/news_id-1977.html 日本航空がグアム空港でパイロット養成訓練を実施中] - ココ夏ッ通信・2014年5月9日</ref> などで行われている。以前は[[下地島空港]]や[[仙台空港]]、アメリカの[[ナパ (カリフォルニア州)|ナパ]]で行われていた<ref>[https://tabi.jal.co.jp/tabicolumn/2013/01/post-418.html JAL - 旅コラム(OnTrip JAL)]</ref>。
 
 
 
初等訓練は[[ビーチクラフト ボナンザ|ビーチクラフト・ボナンザ]]、中等訓練は[[ビーチクラフト バロン|ビーチクラフト・バロン]]、多発タービンの資格取得は[[ビーチクラフト キングエア|ビーチクラフト・キングエア]]で行い、[[フライトシミュレーター]]や有償運航での実機訓練で型式別の認定を受け正式なパイロットとなる。
 
<!--=== 発注中でまだ初号機が納入されていない航空機 ===
 
* [[ボーイング787#派生型|ボーイング787-9]] 20機発注中 …国際線用機材。2012年2月15日に発表された中期経営計画では、当初の計画を変更し787-8に加え、新たに長胴型である787-9を20機発注し、そのうちの10機については787-8からのモデル発注変更、10機については新規に発注し2015年度以降に国際線中長距離路線を中心に導入する予定。787の確定発注数は787-8:25機、787-9:20機の合計45機(その他オプションとして20機)。ボーイング787の導入により、経年の古いボーイング767-300、ボーイング777-200の退役を進める計画である<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201202/002031.html JAL、787-8の長胴型 ボーイング社787-9を発注] - 日本航空プレスリリース 2012年2月15日</ref><ref name="press120216"/>。
 
* [[エアバスA350 XWB]] 31機発注中 …国際線用機材。2013年10月7日、エアバスA350-900を18機、エアバスA350-1000を13機新規発注。2019年度以降に国際線中長距離路線を中心に導入する予定(その他オプションとして25機)。エアバスA350の導入により、導入時点で引渡しから25年前後となる経年の古いボーイング777-200、ボーイング777-300の退役を進める計画である<ref name="jal131007"/>-->
 
 
 
=== 退役機材 ===
 
[[ファイル:JAL b747-400d ja8084.jpg|right|thumb|200px|ボーイング747-400D型機]]
 
世界の航空会社として最大機数を発注した[[ボーイング747]]シリーズは、1970年代から現在に至るまで日本航空を代表する機材であると共に、大量輸送を実現する高度経済成長の[[シンボル]]とまで言われた<ref>[http://www.j-cast.com/2011/03/01089367.html?p=all J-CAST「高度経済成長のシンボル JALジャンボ機が退役」]</ref>。しかし、ボーイング747クラシックシリーズは[[航空機関士]]が必要であり、また原油価格の高騰も相成って運航効率が次第に悪化し、[[ボーイング747-300]]が2009年7月に、[[ボーイング747-400]]は2011年3月1日にラストフライトを行って退役し、保有するボーイング747ならびに四発機は完全に姿を消した。また、経年化が進んだボーイング767-200についても2010年3月に退役した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110301/biz11030113220034-n1.htm 日航ジャンボ、41年の歴史に幕 ラストフライト便が成田到着]</ref>。17年間運航した[[マクドネル・ダグラス MD-90|マクドネル・ダグラスMD-90]]は[[2013年]][[3月30日]]に退役した。
 
 
 
== 国際線 ==
 
[[ファイル:Narita Airpoert Terminal 2 Check-in Area.JPG|thumb|成田国際空港第2ターミナル]]
 
多数の[[ワイドボディ]]航空機を保有する日本航空(JAL)は、1990年代以降本格的に国際線業務に参入した[[全日本空輸]](ANA)と共に日本発着による営業運航を行っており、毎日[[欧米]]諸国を初めとした国際都市と日本を結ぶ長距離国際線を多く運航している。2015年現在でも日本企業の海外出張など国際的経済活動を支える主要航空会社であり、[[2014年]]には現行の国際線主力機材[[B777]]シリーズに替わる次期主力機材として、日本航空としては史上初となる[[エアバス]]社の大型旅客機[[A350]]型機を確定31機、オプション25機発注しており、高い航続距離と快適性を併せ持つこの新機材は、[[2019年]]から順次導入予定である。
 
 
 
現在では[[東京国際空港|羽田空港]]の再国際化に伴い、大幅に国際線就航都市を増やしたANAと日本国民のニーズに協力して応える体制が確立され、かつて20世紀に双発機に課されていた渡洋飛行規制[[ETOPS]]が大幅緩和された事もあり、連続飛行による[[航続距離]]が大幅に向上した中型機材[[B787]]([[ドリームライナー]])の保有機数増加も大きな要素として働き、[[2015年]]末時点でのJAL及びANA両社を合計した日本発着による直行国際便就航地は、西側としての国策的な関係もあり、国際線の運航が[[日本エアシステム]](JAS)合併以前の日本航空による事実上の寡占状態であった[[冷戦時代]]よりも大幅に増えている。2013年頃から日本にも本格的に進出した国外[[格安航空会社]]による[[東アジア]]及び[[東南アジア]]各地への独自路線開設が相次ぎ、[[首都圏 (日本)|首都圏]]を経由せず海外に渡航する事が容易となり、一般国民による個人旅行としての海外旅行は、バブル経済期以前と比べさらに気軽に楽しめるようになった。日本航空の自社運航便としても、[[東京]]/[[東京国際空港|羽田空港]]発着[[英国]]/[[ロンドン]]・[[ヒースロー空港]]線が高搭乗率を維持しており、[[2015年]]11月からは、[[2001年]]以来の約14年ぶりの復活となる[[成田国際空港]]発着[[テキサス州]]・[[ダラス・フォートワース国際空港|ダラスフォートワース]]線を開設した。[[北米大陸]]路線については大型機材で運航する[[アメリカ合衆国]]/[[ニューヨーク]]・[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]や[[マサチューセッツ州]]・[[ボストン]]への直行便に次ぐ主力路線として、最新鋭機材[[B787]]-8型機の新仕様機材である「JAL SKY SUITE 787」で運航するアメリカ合衆国南部への主力路線として運航している。同空港からの国際線運航便数は、13路線・1日20便(2015冬ダイヤから中国路線増便のため)となっており、首都圏発着以外の自社国際便では[[大阪府]][[泉佐野市]]の[[関西国際空港]]発着便や[[愛知県]][[常滑市]]の[[中部国際空港]]発着便などの[[三大都市圏]]発着国際線も高い定時出発率を維持しており、さらに地方空港からの各方面に向けた国際[[チャーター便]]も頻繁に運航している。
 
 
 
世界的な[[航空連合]]のひとつである「[[ワンワールド]]」に加盟しており、[[コードシェア便]]によるネットワーク拡充、共通運賃の導入、マイル加算の多様化など利便性を高めている。[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]や[[アメリカン航空]]、[[キャセイパシフィック航空]]、[[カンタス航空]]、[[イベリア航空]]、[[フィンエアー]]などのワンワールド各社や、[[エミレーツ航空]]、[[大韓航空]]などのワンワールド以外の航空会社とのコードシェアによる他社運航便を含めると、[[2015年]]4月現在、世界51か国・地域の305空港へ運航している(太平洋路線での[[グアム]]は米国領、[[パペーテ]]は[[フランス領ポリネシア]]として[[フランス]]扱いとして算定)<ref>日本航空 [http://www.jal.com/ja/outline/corporate/route.html 「路線・航空機数」]</ref>。
 
 
 
=== 就航都市(貨物便を除く) ===
 
==== 現在の路線 ====
 
自社運航便のみ(2018年3月26日現在)。
 
 
 
「空港名略称」:成田(東京)=[[成田国際空港]]、羽田(東京)=[[東京国際空港]]、中部(名古屋)=[[中部国際空港]]、関西(大阪)=[[関西国際空港]](国内4空港から自社運航便国際線有り)
 
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'''{{KOR}}'''
 
* 羽田 - [[金浦国際空港|ソウル(金浦)]]
 
* 成田 - [[金海国際空港|釜山]]
 
'''{{TWN}}'''([[中華民国]])
 
* [[成田国際空港|成田]]/[[関西国際空港|関西]]/[[中部国際空港|中部]] - [[台湾桃園国際空港|台北(桃園)]]
 
* [[東京国際空港|羽田]] - [[台北松山空港|台北(松山)]]
 
* 成田 - [[高雄国際空港|高雄]]
 
'''{{CHN}}'''([[中華人民共和国]])
 
* 成田/羽田 - [[北京首都国際空港|北京(首都)]]
 
* 成田/羽田/関西/中部 - [[上海浦東国際空港|上海(浦東)]]
 
* 羽田 - [[上海虹橋国際空港|上海(虹橋)]]
 
* 羽田 - [[広州白雲国際空港|広州]]
 
* 成田 - [[大連周水子国際空港|大連]]
 
* 中部 - [[天津浜海国際空港|天津]]
 
'''{{HKG}}'''
 
* 成田/羽田 - [[香港国際空港|香港]]
 
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'''{{PHL}}'''
 
* 成田 - [[ニノイ・アキノ国際空港|マニラ]]
 
'''{{VIE}}'''
 
* 成田 - [[ノイバイ国際空港|ハノイ]]
 
* 成田/羽田 - [[タンソンニャット国際空港|ホーチミンシティ]]
 
'''{{THA}}'''
 
* 成田/羽田/関西/中部 - [[スワンナプーム国際空港|バンコク(スワンナプーム)]]
 
'''{{MAL}}'''
 
* 成田 - [[クアラルンプール国際空港|クアラルンプール]]
 
'''{{SIN}}'''
 
* 成田/羽田 - [[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]]
 
'''{{IDN}}'''
 
* 成田 - [[スカルノ・ハッタ国際空港|ジャカルタ]]
 
'''{{IND}}'''
 
* 成田 - [[インディラ・ガンディー国際空港|デリー]]
 
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'''{{GUM}}'''
 
* 成田 - [[グアム国際空港|グアム]]
 
'''{{AUS}}'''
 
* 成田 - [[シドニー国際空港|シドニー]]
 
* 成田 - [[メルボルン国際空港 (オーストラリア)|メルボルン]]
 
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'''{{FRA}}'''
 
* 羽田 - [[パリ=シャルル・ド・ゴール空港|パリ(CDG)]]
 
'''{{GBR}}'''
 
* 羽田 - [[ロンドン・ヒースロー空港|ロンドン(ヒースロー)]]
 
'''{{DEU}}'''
 
* 成田 - [[フランクフルト空港|フランクフルト]]
 
'''{{RUS}}'''
 
* 成田 - [[ドモジェドヴォ空港|モスクワ(ドモジェドヴォ)]]
 
'''{{FIN}}'''
 
* 成田 - [[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港|ヘルシンキ]]
 
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'''{{USA}}'''
 
* 成田/羽田 - [[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク(JFK)]]
 
* 羽田 - [[サンフランシスコ国際空港|サンフランシスコ]]
 
* 成田/関西 - [[ロサンゼルス国際空港|ロサンゼルス]]
 
* 成田 - [[シカゴ・オヘア国際空港|シカゴ(オヘア)]]
 
* 成田 - [[ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港|ボストン]]
 
* 成田 - [[サンディエゴ国際空港|サンディエゴ]]
 
* 成田 - [[ダラス・フォートワース国際空港|ダラス]]
 
* 成田/関西/中部 - [[ダニエル・K・イノウエ国際空港|ホノルル]]
 
* 成田 - [[コナ国際空港|コナ]]
 
'''{{CAN}}'''
 
* 成田 - [[バンクーバー国際空港|バンクーバー]]
 
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{{-}}
 
[[アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港|マドリード]]や[[ベルリン・テーゲル空港|ベルリン]]、[[デュッセルドルフ空港|デュッセルドルフ]]などワンワールド加盟航空会社が拠点とする都市<ref>http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2RSCY1A74E901.html</ref>、[[ヤンゴン国際空港|ヤンゴン]]や[[中華人民共和国|中国]]の地方都市など経済成長の著しい都市<ref>http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042001001317.html</ref> への新規路線開設や、[[ングラ・ライ国際空港|デンパサール]]や[[グアルーリョス国際空港|サンパウロ]]、[[ミラノ]]など[[経営再建]]時期に撤退した路線を念頭として、[[2013年]]頃からの本格化した外国人訪日ブームが追い風となり、JALの業績は急速に回復した。長く続いた次期長距離機材([[A350]])の選定完了と黒字体質回復に伴い、以前の自社運航路線の復活や新路線開設が検討中である。そして[[2015年]]11月に、[[日航]]グループ全体の経営再建成功に伴う「再開路線第一弾」として、[[東京]][[成田国際空港]]から[[アメリカ合衆国]][[テキサス州]][[ダラス・フォートワース国際空港]]への長距離路線が定期就航を再開した<ref>[http://www.traicy.com/archives/8314511.html JAL、サンパウロ線をボーイング787型機で復活検討! 共同通信インタビューで] Traicy 2014年4月2日付</ref>。
 
 
 
==== 過去の定期就航地 ====
 
1970年代中頃までは航空機の航続距離が短かったこともあり、給油のために最終目的地までに数か所経由することが多く、協定により有償乗客の乗降が不可能な空港に純粋な給油目的で寄航することも多かった。また、とくに南回りヨーロッパ線は、シベリア経由北回りヨーロッパ線の就航便数が限られていたことや、[[フラッグ・キャリア]]が中東の産油国に乗入れることによる関係構築という国策もあり、南アジアや中東の都市に多数寄港していた。
 
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* {{KOR}} : [[仁川国際空港|ソウル(仁川)]]
 
* {{CHN}}:[[西安咸陽国際空港|西安]]、[[杭州蕭山国際空港|杭州]]、[[青島流亭国際空港|青島]]、[[廈門高崎国際空港|廈門]]など
 
* {{IND}}:[[ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港|コルカタ]]、[[チャトラパティ・シヴァージー国際空港|ムンバイ]]
 
* {{PAK}}:[[ジンナー国際空港|カラチ]]
 
* {{IRN}}:[[メヘラーバード国際空港|テヘラン]]
 
* {{IRQ}}:[[バグダード国際空港|バグダッド]]
 
* {{IDN}}:[[ングラ・ライ国際空港|デンパサール]]
 
* {{UAE}}:[[アブダビ国際空港|アブダビ]]
 
* {{SAU}}:[[キング・ハーリド国際空港|リヤド]]、[[キング・アブドゥルアズィーズ国際空港|ジェッダ]]
 
* {{flagicon|Bahrain}} [[バーレーン]]:[[バーレーン国際空港|バーレーン]]
 
* {{KUW}}:[[クウェート国際空港|クウェート]]
 
* {{LEB}}:[[ラフィク・ハリリ国際空港|ベイルート]]
 
* {{GRE}}:[[アテネ国際空港|アテネ]]
 
* {{HOL}}:[[アムステルダム・スキポール空港|アムステルダム]]
 
* {{ITA}}:[[ミラノ・マルペンサ空港|ミラノ]]、[[フィウミチーノ空港|ローマ]]
 
* {{NOR}}:[[ボードー]](給油のみ)
 
* {{DEN}}:[[コペンハーゲン空港|コペンハーゲン]]
 
* {{GER}}:[[ベルリン・シェーネフェルト空港|ベルリン]]、[[ミュンヘン空港|ミュンヘン]]、[[ハンブルク空港|ハンブルク]]、[[デュッセルドルフ空港|デュッセルドルフ]]
 
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* {{flagicon|Switzerland}} [[スイス]]:[[チューリッヒ空港|チューリッヒ]]、[[ジュネーヴ空港|ジュネーヴ]]
 
* {{ESP}}:[[アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港|マドリード]]、[[バルセロナ=エル・プラット空港|バルセロナ]]
 
* {{FRA}}:[[マルセイユ・プロヴァンス空港|マルセイユ]]、[[パリ=オルリー空港|パリ(オルリー)]]
 
* {{flagicon|Soviet Union}} [[ソビエト連邦]]:[[ハバロフスク空港|ハバロフスク]]
 
* {{USA}}:[[ウェーク島|ウェーキ]](燃料の補給のみ)、[[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港|アンカレッジ]]、[[シアトル・タコマ国際空港|シアトル]]、[[マッカラン国際空港|ラスベガス]]、[[ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港|ニューオーリンズ]]、[[ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港|アトランタ]]、[[マイアミ国際空港|マイアミ]](給油のみ)、[[ワシントン・ダレス国際空港|ワシントンD.C.]]、[[メンフィス国際空港|メンフィス]]、[[ニューアーク・リバティー国際空港|ニューアーク]]、[[ラガーディア空港|ラガーディア]]、[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港|デトロイト]]、[[ミネアポリス・セントポール国際空港|ミネアポリス]]、[[インディアナポリス国際空港|インディアナ]] など
 
* {{CAN}}:[[トロント・ピアソン国際空港|トロント]]など
 
* {{PUR}}:[[ルイス・ムニョス・マリン国際空港|サンファン]](給油のみ)
 
* {{VEN}}:[[シモン・ボリバル国際空港|カラカス]](給油のみ)
 
* {{BRA}}:[[アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港|リオ・デ・ジャネイロ]]、[[サンパウロ]]([[グアルーリョス国際空港|グアルーリョス]]、[[コンゴーニャス空港|コンゴニャス]])
 
* {{MEX}}:[[メキシコ・シティ国際空港|メキシコシティ]]
 
* {{EGY}}:[[カイロ国際空港|カイロ]]
 
* {{DZA}}:[[ウアリ・ブーメディアン空港|アルジェ]]([[1977年]][[10月3日]]に発生した[[ダッカ日航機ハイジャック事件]]で全員日本へ帰国した路線)
 
* {{MNP}}:[[サイパン国際空港|サイパン]]
 
* {{FIJ}}:[[ナンディ国際空港|ナンディ]]
 
* {{AUS}}:[[パース空港|パース]]、[[ブリスベン空港|ブリスベン]]
 
* {{NZL}}:[[オークランド国際空港 (ニュージーランド)|オークランド]]、[[クライストチャーチ国際空港|クライストチャーチ]]
 
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{{-}}
 
{{Sfn|日本航空広報部|2002}}
 
<ref>「日本航空時刻表」1965年8月、1969年8月、1970年4月、1972年2月、1973年8月、1975年12月、1978年7月、1981年12月、1987年5月、1990年4月、1995年1月、1996年4月、1996年8月、1998年5月、2001年12月</ref>
 
 
 
==== 不定期便 ====
 
[[成田国際空港|東京/成田]]、[[関西国際空港|大阪/関西]]、[[中部国際空港|名古屋/中部]]、[[新千歳空港|札幌/新千歳]]、[[福岡空港|福岡]]、[[北九州空港|北九州]]など日本国内各地の空港から[[モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港|モントリオール]]、[[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港|アンカレッジ]]、[[ロマン・トメトゥチェル国際空港|コロール]]、[[ングラ・ライ国際空港|デンパザール]]、[[ザグレブ国際空港|ザグレブ]]、[[リスト・フェレンツ国際空港|ブダペスト]]、[[トロント・ピアソン国際空港|トロント]]、[[チンギスハーン国際空港|ウランバートル]]、[[フェアバンクス国際空港|フェアバンクス]]、[[マジュロ国際空港|マジュロ]]などへ不定期便またはチャーター便、プログラムチャーター便として就航している<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/200702/000230.html 「JAL&JTB、2007年夏、欧州へのチャーター便を大幅増便!」] 日本航空プレスリリース 2007年2月23日</ref><ref>[http://www.jal.com/ja/press/0000840/img/JGN06117.pdf JAL、チャータービジネスを大幅に拡大!] 日本航空プレスリリース 2007年1月26日</ref>。
 
 
 
=== 運賃体系 ===
 
1994年4月から実施された新しい日本発国際航空運賃制度にもとづき、[[エコノミークラス]]を対象とした正規国際線割引運賃「JAL悟空」を、[[運輸省]](当時)に認可申請し、同月1日から実施した。その後事前購入割引による複数の割引運賃を導入したほか、正規国際線割引運賃をビジネスクラスにも拡大した<ref>[http://www.jal.co.jp/b_saver/ エグゼクティブクラス割引運賃]</ref>。
 
 
 
=== 機内サービス ===
 
国際線機内サービスの特徴として、かつては[[和服]]でおしぼりやうちわを手渡すサービス{{Sfn|枻出版|2006|p=150}}や、[[和食]]機内食の提供を行い好評を得たほか、[[和室]]風の空港ラウンジや、ダグラスDC-8やボーイング747などの最新鋭機の導入{{Sfn|日本航空広報部|2002}}、機内ラウンジ{{Sfn|枻出版|2006|p=151}}や[[寝台]]席{{Sfn|枻出版|2006|p=153}}などの豪華な機内仕様、清潔さを保った機内などに代表される日本的なサービスや新サービスの積極的導入を行い、高い評価を得た。1980年9月には日本の航空会社として初のビジネスクラスの導入を行った。
 
 
 
2000年代後半以降、ファーストクラスやビジネスクラスにおいては、市場では入手困難な[[日本酒]]や[[焼酎]]、[[炊飯器]]による炊き立てご飯、[[法被]]やナイトガウンを提供するなど日本的なサービスを再び強化している。これらのサービスは、ファーストクラスやビジネスクラスの主な顧客層である日本人ビジネスマンのみならず、日本国外の旅行専門誌<ref name="conde_nast">"International Routes"「Top 25 Airlines, The Hot List 2008」 Conde Nast Traveler, Condé Nast Publications</ref> や富裕層向け雑誌<ref>「Jetsetter」Departures, June 2008</ref>、日本を訪れる外国人ビジネスマンにも好評を得ている<ref name="conde_nast"/>。
 
 
 
2008年6月10日、ファーストクラスやエグゼクティブクラス(現在のビジネスクラス)、エコノミークラスへ快適性を増した新型シートと機内エンターテイメントの導入を発表した<ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080611/1014990/ JAL、交際線ファーストクラスに新シート・新機内サービス導入] 日経トレンディネット 2008年6月11日</ref><!-- 出典不適 <ref>WING DAILY 2008年6月11日「JAL、国際線新シート導入でプレミアム戦略を加速」[http://www.jwing.com/w-daily/bn2008/0611.htm]</ref> -->。新しいデザインの「シェルフラットシート」が[[グッドデザイン賞]]を受賞した<ref>[https://news.mynavi.jp/news/2008/10/22/041/ 「広々とした空間を確保するJALスカイシェルシートがグッドデザイン賞に」] マイコミジャーナル 2008年10月22日</ref>。
 
 
 
[[ファイル:Japan.airlines.b777-300.ja733j.arp.jpg|thumb|200px|ボーイング777-300ER型機]]
 
 
 
2012年9月13日には、'''Welcome! New Skyプロジェクト'''を発表し、国際線ボーイング777-300ER型機の全クラスの座席と機内食を一新することを明らかにした<ref name="newsky">[http://www.jal.co.jp/newsky/ JAL国際線新商品・サービスを導入]</ref>。ビジネスクラスへのフルフラット座席導入をはじめとして、「1クラス上の最高品質」を全クラスのテーマとして掲げており、2013年1月の成田-[[ロンドン]]線からサービスを開始した。2013年5月30日にはボーイング767-300ER型機の全クラスの座席を一新することを発表し<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201305/002526.html JAL、国際線ビジネスクラス座席のフラット化を推進]</ref>、2013年12月から成田 - [[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]線に就航した。
 
また、B787型機にもスカイスイート導入が発表され、中長距離国際線のフルフラット化を進めている。
 
 
 
経営破綻以降機内サービスも強化しており、JAL SKY Wi-Fiと呼ばれる'''機内インターネットサービス'''<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/sky_wifi/ 日本航空「JAL 有料の機内Wi-Fi接続サービス導入」]</ref> など装備を充実させたボーイング777-300ER、767のスカイスイート機材を導入をしている。
 
 
 
機材更新も進めており、2012年からは燃費効率の良い最新鋭のボーイング787を、[[ボストン]]、[[サンディエゴ]]、[[ダラス]]、[[バンコク]]、[[モスクワ]]、[[ヘルシンキ]]などに就航させている<ref>[http://www.jal.co.jp/787/ 日本航空「ボーイング787」]</ref>。
 
 
 
これらのサービスが高い評価を受けて、1980年にはエアー・トランスポート・ワールド (ATW) 誌上でエアライン・オブザ・イヤーに日本の航空会社として初めて選ばれた。2002年にも日本の航空会社として2度目の選出を受けている<ref>[http://www.atwonline.com/events/awards_describe.html#AIRLINE ATW AWARD WINNERS FROM 1974 TO PRESENT]</ref>。2008年10月に発表された旅行専門誌「[[コンデナスト・トラベラー]](アメリカ版)」によるサービス格付け「Top 25 Airlines」の国際線部門においては、日本を含む[[北東アジア]]の航空会社としては最上位の5位にランクされた<ref name="conde_nast"/> ほか、2010年3月にオーストラリアで発表された国際線の満足度調査でも2位にランクされた<ref>[http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-14605220100331 ロイター 2010年3月31日]</ref>。
 
 
 
=== 国際線機内クラス ===
 
2015年現在はファーストクラスとビジネスクラス、2007年12月にビジネス旅客の多い長距離路線を中心に導入されたプレミアムエコノミー<ref name="jal071010">[http://press.jal.co.jp/ja/release/200710/000621.html 日本航空「国際線「JALプレミアムエコノミー」サービスを導入」]</ref> とエコノミークラスの4クラスがある。多くの地方発着路線や短・中距離路線、ハワイやグアム線などのリゾート路線、一部の長距離路線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制になっている。クラスごとにイメージカラーが設定されており、ファーストクラスは赤、ビジネスクラスは紺、エコノミークラスは緑となっている。このイメージカラーは空港カウンターや搭乗券、荷物タグなどにあしらわれている。
 
 
 
現行の運航機材の多くは2008年6月10日に発表された座席<ref name="jal080610">[http://press.jal.co.jp/ja/release/200806/000950.html 「JAL、国際線ファーストクラス、エグゼクティブクラスに新シート誕生」] 日本航空プレスリリース 2008年6月10日</ref> をベースとしている。2012年9月13日には、2013年1月から導入する全クラスの最新の座席と機内食を発表している<ref name="newsky"/>。
 
 
 
==== シートスペック ====
 
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
 
|+ ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミー「シートスペック」
 
! 機能/タイプ !! JAL Suite !! JAL Skysleeper SOLO !! Shell flat seat neo !! Shell flat seat !! Skyrecliner !! スカイラックスシート !! ミレニアムエディション !! スカイシェルシート
 
|-
 
! シートピッチ
 
| 211&nbsp;cm || 200&nbsp;cm || 153&nbsp;cm || 157&nbsp;cm || 129.5&nbsp;cm || 119–127&nbsp;cm || 112–127&nbsp;cm || 97&nbsp;cm
 
|-
 
! リクライニング角度
 
| 180° || 180° || 171°(ライフラット) || 170°(ライフラット) || 132° || 152° || 139°|| -
 
|-
 
! ヘッドレスト
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○
 
|-
 
! フット・レッグレスト
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○
 
|-
 
! ランバーサポート
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ×
 
|-
 
! シェル
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || × || × || × || ○
 
|-
 
! 電動アシスト
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || × || × || × || ×
 
|-
 
! ハイポジションテーブル
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || × || × || × || ×
 
|-
 
! バーテーション
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || × || × || ×
 
|-
 
! PC電源(コンセント)
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || × || △(738のみ) || ○
 
|-
 
! AVOD
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○
 
|-
 
! 肘掛下収納
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || × || × || × || ×
 
|-
 
! LAN接続
 
| × || × || × || × || × || × || × || ×
 
|-
 
! USB・RCA端子
 
| × || × || △(787-8のみ) || × || ○ || × || × || ×
 
|-
 
! 読書灯
 
| ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○ || ○
 
|-
 
! 装備機種
 
| 777-300ER || -|| 787-8 || 777 || 767-300ER || 767 || 777/767/738 || 777
 
|}
 
 
 
* 機種略称は、787…787-8、787-9、777…777-300 (ER) /-200 (ER)、767…767-300 (ER)、738…[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|737-800]]
 
* サービスの詳細は以下を詳細されたい。
 
 
 
==== エコノミークラス ====
 
[[ファイル:JAL Economy class (B777-200ER).JPG|thumb|200px|エコノミークラス (B777-200ER)]]
 
全てのクラスの中で最も安価な価格で提供されており、「エコノミーセイバー」や「JAL悟空」と呼ばれる正規割引運賃のほか、旅行代理店経由での団体割引運賃も提供されている。
 
 
 
全てのボーイング777、ボーイング767-300ERと同[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|737-800]]型機にはシートテレビを備えたシートが設置され、MAGICと呼ばれるオンデマンド型のエンターテインメント設備が導入されている。2008年8月以降にボーイング777-300ERなどの長距離用機材に導入された新シートでは、個人用モニターを9インチに拡大(新造機の767-300ERと777-300ER(ロンドン線)、787-8は10.6インチ)し、[[ハンモック]]式のヘッドレストを導入する<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/economy/ 日本航空「国際線エコノミークラス」]</ref>。シートピッチに変わりは無いが、快適性を犠牲にせずにクッションを薄くしたり、リクライニングと同時に座面自体をスライドさせるスライド式を導入することによって、結果的にシート足元の空間を広くすることに成功した。また、一部のB777-200ER、300ER、B767-300ER、787-8型機には電源設備(Aプラグ型[[配線用差込接続器|コンセント]])が付いている。国際線では座席間隔を広げた便を増やしており、[[スカイトラックス]]が発表する2017年の「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」で1位を獲得、2度目の表彰となった<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201706/004315.html JAL のエコノミークラスシートが2度目の世界一の評価をいただきました] 日本航空 プレスリリース 2017年6月21日</ref>。
 
 
 
機内食は、日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」や「[[スープストックトーキョー]]」とのコラボレーションメニュー、スナックコーナーの設定(欧米長距離線のみ)を行うほか、[[梅酒]]や[[日本酒]]、赤白[[ワイン]]チョイスなど幅広いメニューを揃えたアルコール類の提供を行っている。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスは [http://www.jal.co.jp/inflight/inter/economy/ JALホームページ] から確認できる。
 
 
 
==== プレミアムエコノミークラス ====
 
[[ファイル:JAL Premium Economy class SKY SHELL SEAT.JPG|thumb|200px|中・長距離路線で使用されている「シェルスカイシート」(B777-200ER)]]
 
「プレミアムエコノミークラス」は2007年12月から主に欧米の長距離路線向けに導入された<ref name="jal071010"/>。2015年現在は、デリー線やジャカルタ線などのアジア路線や、シドニー線にも導入されている。
 
 
 
「[[プレミアムエコノミークラス]]」専用のコンパートメントに、97センチのシートピッチを持ち、同クラスとしては世界初の座席の背もたれを完全に倒しても後席のスペースが犠牲にならないシェル型シート「シェルスカイシート」を導入した<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/premium_y/ 日本航空「国際線プレミアムエコノミークラス」]</ref>。同シートにはオーディオ・ビデオ・オンデマンド対応の個人テレビやPC電源、A4サイズのノート型PCに対応した大型サイズのテーブルなどが用意されている。
 
 
 
機内食の内容はエコノミークラスと同様であるものの、パイパー・エイドシック社のシャンパンや、「[[ディーン・アンド・デルーカ]]」の[[アイスクリーム]]や、[[JALですかい]]シリーズ「[[うどんですかい]]」が提供されるほか、専用のブランケットやスリッパ、アイマスク、歯磨きセットなども提供される。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスは [http://www.jal.co.jp/inflight/inter/premium_y/ JALホームページ] から確認できる。
 
 
 
==== ビジネスクラス ====
 
[[ファイル:JAL SHELL FLAT SEAT.JPG|thumb|200px|主にハワイ、近距離国際線で使用される「SHELL FLAT SEAT」(国際線運用時)]]
 
 
 
===== 歴史 =====
 
1974年10月に、長距離路線を中心に運航されていたボーイング747のエコノミークラスの一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとする「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」を導入した。この「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」は、あくまで一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとするもので、シートはエコノミークラスと同じものを使用していた{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。その後、より広いシートや内容の充実したサービスを要求する声が高まったことを受けて、1980年9月1日に日本の航空会社としては初めての[[ビジネスクラス]]として「エグゼクティブクラス」の導入を行った。当時は日本航空のみが国際線定期便に就航していた時代である。その後も数回に渡ってシートやサービス内容の更新を行っている<ref name="jal080610"/><ref>[http://www.nikkeibp.co.jp/archives/195/195075.html 「JAL、国際線のビジネスクラスにフラットシート導入」] 日経BP 2002年7月8日</ref>。2013年1月に777-300ERの新座席に合わせ、JALエグゼクティブクラスからJALビジネスクラスに改名した。
 
 
 
なお、1980年代中盤にはファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、シートピッチを広げ、幅の広い専用シートを採用した中間クラス「スーパーエグゼクティブJクラス」が設定されていた<ref>「月刊エアライン」1983年11月号 イカロス出版社</ref>。が、その後のエグゼクティブクラスのサービス内容の向上などを受けて短期間で廃止された。
 
 
 
===== サービス =====
 
[[ファイル:Narita-sakura-lounge.jpg|thumb|200px|成田国際空港の「SAKURA LOUNGE」]]
 
[[ファイル:JAL Executive Class kaiseki meal.jpg|thumb|200px|短距離国際線の和食前菜]]
 
選択肢の多い機内食や、スリッパ、アイマスクなどの[[アメニティ]]の配布をはじめとする機内サービスの充実、個人テレビやPC電源などが装備されたシートピッチの広いシートの提供、エグゼクティブクラス専用チェックインカウンターや[[空港ラウンジ]]の使用、マイレージサービスの加算マイル数の割増(125%)、機内への優先搭乗案内や手荷物の優先引き渡しなど、幅広いサービスが提供される<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/executive/ 日本航空「国際線エグゼクティブクラス」]</ref>。
 
 
 
日本発の主要長距離路線の機内食は、[[日本料理]]は「京都料理芽生会」が、[[フランス料理]]は「[[オーギュスト・エスコフィエ|日本エスコフィエ協会]]」が監修したメニューが提供されるほか、炊き立てのご飯(一部欧米線)やオリジナルのカップ麺[[JALですかい]]シリーズ「[[うどんですかい]]」などが提供される。一部路線の2回目の機内食には、和風、洋風10種類ほど取り揃えたメニューの中から、好きなものを好きな時に食べられるサービスが提供される。
 
 
 
===== シート =====
 
東京 - [[ロサンゼルス]]線や[[ロンドン]]線などの欧米線、[[ジャカルタ]]線や[[シドニー]]線などのアジア、オセアニア路線では、クラス最大級23インチの個人用モニターを持つフルフラットシート「JAL SKY SUITE」が装備されている。さらに、2015年の夏ダイヤからはフルフラットシートの「JAL SKY SUITE II」を装備した767-300ERをホノルル線や近距離の羽田-上海、広州線にも就航させるなど、サービスがかなり向上している。また、[[シンガポール]]線や[[バンコク]]線などの中距離アジア線に就航するボーイング777-200ERにも、最大157cmのシートピッチを持つライフラットシートに、10.4インチの個人用モニターやPC電源などが装備された「JAL SHELL FLAT SEAT」が導入されている。また、最新のシートを搭載したB777-246er(SS2)に更新されつつある。
 
中国線などの短中距離国際線に就航する一部のボーイング767-300ER、[[ボーイング737 ネクストジェネレーション|737-800]]型機には、シートピッチが小さくリクライニング角度が浅い「スカイラックスシート」が装備されている。2010年10月から、新造機の767-300ERに10.6インチの個人用モニターやPC電源、USB端子などが装備された新座席「JAL SKYRECLINER」が、羽田発の韓国、台湾線に投入されている。詳しい座席仕様や機内食等のサービスの詳細は、[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/business/ JALホームページ] で確認ができる。
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:JAL Executive Class Seasons.jpg|JAL SHELL FLAT SEAT
 
ファイル:JAL SHELL FLAT SEAT 2.JPG|国際線運用時のSHELL FLAT SEAT(背面)
 
</gallery>
 
 
 
==== ファーストクラス ====
 
[[ファイル:JAL International flight F-class seat "SUITE"1.JPG|thumb|200px|ファーストクラス「JALスイート」(777-300ER)]]
 
最上級クラスとして、東京 - [[パリ]]線やロンドン線、[[ニューヨーク]]線や[[ロサンゼルス]]線をはじめとする主要欧米路線では、ビジネス客や富裕層向けにファーストクラスが設定されている。1990年代以降のビジネスクラスのサービスの充実などを受けて、以前よりは設定されている路線が減っている。詳しいサービスや機内食に関しては、[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/first/ JALホームページ] で確認ができる。
 
 
 
===== サービス =====
 
ファーストクラス向けの訓練を受けた客室乗務員のみがサービスを担当する。機内食は、日本料理が「京都料理芽生会」、フランス料理は「日本エスコフィエ協会」が監修したメニューが提供され、内容は他のクラスに比べグレードアップした内容となり、機内食の事前予約も受け付けているほか、10種類以上のアラカルトメニューも用意されている。アルコール類も、[[芋焼酎]]「[[森伊蔵]]」や日本酒「磯自慢」や「飛露喜」、「シャンパーニュ・テタンジェ」や「ポル・ロジェ」、「[[ヴーヴ・クリコ]]」「シャンパーニュ サロン」などの最高級銘柄が提供される。
 
 
 
ポーチに入った[[資生堂]]特製の男性、女性別の専用アメニティセットや羽根布団が用意されるほか、オーディオも[[ボーズ (企業)|ボーズ]]製のノイズキャンセリング[[ヘッドフォン|ヘッドホン]]「クワイアットコンフォート2」が採用されている。
 
 
 
主要空港では、ファーストクラス専用チェックインカウンターや専用[[空港ラウンジ]]の提供がされるほか、ヨーロッパ線とアメリカ大陸線(ハワイ線と他社運航のコードシェア便は対象外)の対象料金での利用者は、成田国際空港から[[東京都区部]]への[[ヘリコプター]]([[森ビルシティエアサービス]]の[[ユーロコプター EC 135]])による無料移動サービスも提供されていた<ref>[https://www.jal.co.jp/okaeri/heli/ JALヘリコプターサービス]</ref><ref>ヘリポートのある[[アークヒルズ]]から23区内への移動はハイヤーとなる</ref>。
 
 
 
===== シート =====
 
2008年8月から、東京 - ニューヨーク線に19インチの個人モニターやPC電源などが装備された半個室型シート「JAL SUITE」が導入された。なお、2008年9月から東京 - [[サンフランシスコ]]線にも導入されたほか、2009年度以降もロサンゼルス線やシカゴ線、ジャカルタ線にも導入された。同シートには、テンピュールとのコラボレーションによる専用マットレスと枕が提供される。
 
 
 
ヨーロッパ線は、1980年代に導入されていた寝台サービス「スカイスリーパー」のイメージを取り入れた「JAL SKYSLEEPER SOLO」が導入されていた<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/first/f_seat/index1.html 日本航空「JAL SKYSLEEPER SOLO」]</ref>。イギリス人デザイナーのロス・ラブグローブがデザインし、[[イタリア]]の[[ポルトローナ・フラウ]]製の皮革を採用したフルフラットやマッサージ機能、靴入れや小物入れ、オンデマンド対応の個人テレビやPC電源などが利用できる。
 
2013年1月から、東京-ロンドン線にも23インチの個人モニターなどを備えた「NEW JAL SUITE」が導入された<ref name="newsky"/>。
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:JAL International flight F-class seat "SUITE"2.JPG|JALスイート
 
ファイル:JAL・ファーストクラス座席.JPG|スカイスリーパー・ソロ
 
</gallery>
 
 
 
=== 地上サービス ===
 
==== 無料バスサービス ====
 
エコノミークラスの正規割引運賃(一部運賃を除く)以上のクラスおよびマイレージ特典を利用し搭乗した場合、下記のバスサービスが無償で利用できる。
 
 
 
* 北京首都国際空港 - [[天津市]]内各所
 
* フランクフルト空港 - [[デュッセルドルフ]]市内(ホテル日航デュッセルドルフ)
 
 
 
==== JALファミリーサービス ====
 
日本人ビジネスマンおよびその家族の日本国外への赴任や帰任時、赴任中の家族訪問時の出発地ならびに到着地の空港における各種支援サービスや機内サービスの提供を行っている。
 
 
 
なお、成田空港、関西空港に設置されていたJALファミリーサービス専用ラウンジは2014年1月31日をもって閉鎖された。<ref name="jalfamilyservice"/>
 
 
 
== 国内線 ==
 
{{複数の問題
 
| section =1
 
| 出典の明記 = 2015年11月
 
| 独自研究 = 2015年11月
 
}}
 
=== 路線網 ===
 
[[ファイル:JAL BOEING777-200 JA772J.jpg|thumb|200px|ボーイング777-200型機]]
 
設立当初より国内線の運航は東京発着便を中心とした幹線を中心に行っていたが、[[1972年]]に日本航空と[[全日本空輸]]、[[日本エアシステム|東亜国内航空]](のちの日本エアシステム)の大手3社に対して[[運輸省]]より事業路線割り当て(いわゆる[[45/47体制]])が行われ、日本航空は国内幹線の運航が割り当てられることになった。しかし、[[1985年]]にこの事業路線割り当てが廃止された後は、準幹線や地方発着のローカル線にも路線網を拡大した。
 
 
 
2002年の日本エアシステムとの統合で、国内線の多くを日本航空ジャパン(旧:日本エアシステム)に譲渡するとともに日本エアシステムの国際線を引き継いだが、2006年10月1日に同社と合併したため、最終的に旧両社の国内線を一手に引き継いで運航することになった。その後の路線の統廃合を経て2009年現在は国内線61拠点164路線を運航している。なお、一部の便は子会社の[[日本トランスオーシャン航空]]、[[ジェイエア]]、[[北海道エアシステム]]の乗務員と機材で運航されている。
 
 
 
[[2004年]][[12月1日]]の羽田空港第2旅客ターミナル開業に伴い、同年[[12月21日]]から第1旅客ターミナル(西旅客ターミナル)の南北両ウイングから搭乗できるようになった。これにより[[中国地方|中国]]、[[四国]]、[[九州]]、[[沖縄県|沖縄]]地方への便の搭乗は南ウイング、[[北海道]]、[[東北地方|東北]]、[[北陸地方|北陸]]、[[東海地方|東海]]、[[近畿地方]]への便の搭乗は北ウイングと方面別に分かれた。
 
 
 
=== 運賃体系 ===
 
新規参入航空会社が格安運賃で対抗してきているにも関わらず、日本航空と全日本空輸、日本エアシステムの大手3社は「片方が動けばもう一方が追随」の結果、日本の航空業界を支配する両社の運賃に大差はなく、その差額が数百円程度に収まっていた上、なぜか運賃改定が両社とも数日以内に行われていたことから「事実上の[[カルテル]]」だと揶揄されることも多かった。
 
 
 
しかし一時期、国内線における全日本空輸との差別化は運賃にもおよび「片方が動けばもう一方が追随」というそれまでとは異なる状況になっていた{{いつ|date=2012年11月}}。顕著な例としては、全日本空輸がバースデー割引を廃止して28日前までの予約で実質同運賃並みの運賃設定となる「旅割」を展開するのに対し、日本航空はバースデー割引を維持したまま、前述の「旅割」と同系の28日前までの予約で大幅割引の「先得割引」を新設するなど、運賃面でこれまで{{誰範囲2|date=2012年11月|個人客向け運賃に弱かったと評されていた}}日本航空が全日本空輸より優位に立つなど、様々な戦略の変化が見られていた。
 
 
 
しかし、その後の価格競争の激化によって、2014年現在では大きな差はなくなっている。
 
 
 
なお、2008年4月にはJALカード会員限定で「ビジネスきっぷ」を発売した。マイルが100%積算され、最大で41%の割引となる。搭乗当日まで購入できることが特徴である。なお、繁忙期では往復運賃(ただし、往復運賃対象期間外は普通運賃)と同額になっており、文字通り当日購入するビジネス顧客をターゲットとした運賃である。なお、予約と同時にクラスJやファーストクラスの予約もできる。
 
 
 
=== 国内線機内クラス ===
 
普通席とクラスJ、ファーストクラスの3クラス制を取っているが、路線や機材によっては普通席とクラスJの2クラスとなっている<ref>日本航空の便名が付与されている日本エアコミューターやジェイエア、日本トランスオーシャン航空運航便の一部はモノクラスで運航している</ref>。
 
[[2014年]][[5月28日]]からは羽田-福岡線に'''Welcome! New Skyプロジェクト'''の一環として、機内インテリアを刷新し、国内航空会社としては初めて国内線に機内インターネットサービスを利用できる新機材「JAL SKY NEXT」をボーイング777-200に導入。JAL SKY NEXTはボーイング777-300など77機に導入された。<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201401/002795.html 2014年5月から新仕様機材「JAL SKY NEXT」を順次導入]</ref>(機内インターネットサービスは2014年7月導入)。
 
 
 
==== 普通席 ====
 
===== 機内サービス =====
 
[[ファイル:Japan Airlines domestic flight economy class (B767-300).JPG|thumb|200px|普通席 (B767-300)]]
 
国際線の[[エコノミークラス]]に相当する席で、全ての機材、路線に提供している。
 
 
 
ソフトドリンクや[[コーヒー]]、[[紅茶]]、[[緑茶]]、[[スープ]]などの飲料やキャンディを無償で提供する。また、毛布や[[機内誌]]、[[機内販売]]も提供している。また、ニュースや「[[ミシュラン]]・グリーンガイド・ジャパンの旅」などのビデオをスクリーンや個人用テレビで放映するほか、機内オーディオ用のイヤホンも無償で提供する<ref>日本航空の便名が付与されている日本エアコミューターやジェイエア、日本トランスオーシャン航空運航便の一部、飛行時間が30分程度の短距離路線では提供されない</ref>。
 
 
 
===== シート =====
 
ドイツの[[レカロ]]製のシートを中心に、機種や導入時期により数種類のシートが提供されている。なお、元日本エアシステムのボーイング777-200には個人用テレビが装備されていて時刻表でも「7J2」の表示で区別されていたが、順次ファーストクラス設定機材に改修され、その際にシートも交換されて他のボーイング777-200と同じく個人用テレビの無い内装になった。
 
 
 
==== クラスJ ====
 
[[ファイル:Japan Airlines domestic flight class J sheet.JPG|thumb|200px|クラスJシート (B767-300)]]
 
[[File:日本航空 JAL SKY NEXT クラスJシート B767-300ER.jpg|thumb|B767-300 JAL SKY NEXT仕様 クラスJシート]]
 
日本エアシステムとの経営統合後、「[[スーパーシート]]」「[[レインボーシート]](日本エアシステム)」を元に、日本航空としては初めての国内線への[[ミドルクラス]]の導入として、通常運賃にプラス一律1,000円で利用できる「[[スーパーシート|クラスJ]]」を設置した。現在は、ジェイエアが運航する[[エンブラエル170]]、日本エアコミューターと琉球エアーコミューター、北海道エアシステムの3社が運航するプロペラ機を除く全ての機材に設定している。2016年5月にはジェイエアのエンブラエル190にもクラスJが設置された。これによりリージョナルジェットで初めてクラスJが設定されることになった<ref>[http://www.jal.co.jp/dom/fare/jair/ 新仕様機エンブラエル190導入!]</ref>。
 
 
 
追加料金が1,000円という廉価にも関わらずより広いシートと高いサービスで空の旅を楽しむことができること、空席がある場合は当日空港でアップグレードできること等が利用客に受け入れられ、高い座席使用率を維持していることから<ref>{{Cite web |url=http://allabout.co.jp/travel/airticket/closeup/CU20070522A/index2.htm |title=JAL国内線夏限定「夏休み みんなdeマイル」 |work=航空券関連情報 |publisher=Allabout |date=2007-05-23 |accessdate=2012-11-18}}</ref><ref>{{cite news |title=日航、国内線VIP席 07年度にも導入ビジネス客獲得図る |author= |newspaper=西日本新聞 |date=2007-01-05 |url=http://qkeizai.nishinippon.co.jp/news/item/2286/catid/1?ao=time+desc&ap=16 |accessdate= }}{{リンク切れ|date=2012年11月}}</ref>、2010年8月、設定座席数を増やす事を発表した<ref>{{cite news |title=日航、平らになる座席を導入 国際線ビジネスクラス |author= |newspaper=四国新聞 |date= 2010-08-26|url=http://www.shikoku-np.co.jp/national/economy/20100826000392 |accessdate=2012-11-18}}</ref>。
 
 
 
なお、[[1980年代]]中盤には、国際線のファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、「クラスJ」と似た名称の上級中間クラス「スーパーエグゼクティブ・'''Jクラス'''」が設定されていた。
 
 
 
座席や詳しいサービスについては、[http://www.jal.co.jp/inflight/dom/j/ JALホームページ] を参照。
 
 
 
===== 機内サービス =====
 
普通席と同様の無償でのソフトドリンクや茶類、スープの提供に加えて、厚手の毛布の提供などを行っている。
 
 
 
===== シート =====
 
[[グッドデザイン賞]]を受賞した、平均47cmと普通席に比べて幅の広い座面とひじ掛け、フットレストと引き出し型テーブルを持つ、平均97cmの広いピッチを持つシートを用意している。なお、国際線機材により運航される場合は、エグゼクティブクラスのシートが提供されるほか、シート切り替えが終わっていない機材については、旧レインボーシートおよびスーパーシートをそのまま流用していたが、全てJAL SKY NEXT仕様に更新されている。
 
 
 
==== ファーストクラス ====
 
[[ファイル:Inflight meal in JAL Domestic First Class.jpg|thumb|200px|ファーストクラス機内食]]
 
[[ファイル:JALHNDFclasscounter.jpg|thumb|200px|羽田空港のファーストクラス専用チェックインカウンター]]
 
[[ファイル:JAL First Class domestic seats.jpg|thumb|200px|国内線ファーストクラスシート]]
 
ビジネスマンや裕福な個人旅客などの、利用頻度が多く比較的単価が高い路線を利用する客層を獲得するため、国内線における[[最上級クラス]]として[[2007年]][[12月1日]]から導入した。
 
 
 
当初は羽田-伊丹線に就航している[[ボーイング777|ボーイング777-200]]に導入。その後段階的に計15機に各14席の設置を進め、[[2008年]][[4月1日]]には羽田-福岡線に、同年6月1日には羽田-新千歳線に、2012年8月1日には羽田-那覇線へ導入した。料金は通常の運賃に8,000円の追加となり、空席がある場合は、当日空港カウンターで追加料金を払うことでアップグレードが可能である。現在は、さらに国際線から転用されたてきた[[ボーイング767|ボーイング767-300ER]]にも2-1-2配列の5席を設定する。
 
 
 
なお、全ての「ファーストクラス」導入機材に「クラスJ」も併設されているものの、「ファーストクラス」はその質の高いサービスが高い評価を受けて、「クラスJ」同様に導入以降高い搭乗率を獲得している<ref>{{cite news |title=JAL、福岡-羽田間にファーストクラスを導入、ラウンジも改装 |author= |newspaper=博多経済新聞 |date=2008-04-01 |url=http://hakata.keizai.biz/headline/25/ |accessdate= }}</ref>。
 
 
 
詳しいサービスについては [http://www.jal.co.jp/inflight/dom/f/ JALホームページ] を参照。
 
 
 
===== 機内サービス =====
 
機内食や[[デザート]]は、国内の高級[[レストラン]]や[[料亭]]と提携したものを、朝食、昼食、夕食時のそれぞれの時間帯ごとのメニューから、好みの物を選択できる。夕食時には、「[[ミシュランガイド]]東京2008年版」で星を獲得した「分とく山」、「[[なだ万]]」、「アロマフレスカ」、「ラリアンス」、「エプバンタイユ」の5つの料亭やレストランとの提携メニューを提供する。また、全てのメニューは10日ごとに変更する。
 
 
 
飲み物は、{{要出典範囲|date=2012年11月|[[シャンパン]]「テタンジュ」や[[日本酒]]「純米大吟醸 獺祭」、「幻の焼酎」などとも称され入手が難しいと言われる}}<!-- 個人サイト。出典不適 <ref>プレミアム焼酎.com [http://www.premium-shochu.com/]</ref> -->焼酎「森伊蔵」などをグラスや陶器で無償提供するほか、各種ビールやソフトドリンク、茶類も無償で提供される。また、全国紙やスポーツ紙、機内における上着の預かりサービスも提供する。
 
 
 
===== 地上サービス =====
 
出発時には専用チェックインカウンターや「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」(羽田空港・新千歳空港・伊丹空港)、「サクララウンジ」(それ以外の空港)を用意するほか、専用のセキュリティーゲートの利用や優先搭乗、手荷物の無償上限の40キロへの引き上げや到着時の手荷物の優先手渡しサービス、区間マイルの50%割増加算を提供する。
 
 
 
===== シート =====
 
機内最前部に、日本の航空会社の国内線専用シートとしては最大の占有スペースを持つ、前後ピッチ130cm、座面幅53cm、ひじ掛け幅33cm、最大42度のリクライニング角の、レッグレストとフットレストが装備された本皮シートを設置する。また、この専用シートは大型パーティションを持つほか、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンや専用のスリッパ、ブランケット、クッションも提供する。
 
 
 
=== 定期便就航空港 ===
 
[[ファイル:Chubu Centrair International Airport - Check-in Counter - 01.JPG|right|thumb|200px|中部国際空港のチェックインカウンター]]
 
日本航空グループ(コードシェア及び季節運航便含む)の就航地
 
 
 
2016年10月30日現在
 
{{col-begin}}{{col-break}}
 
* [[東京国際空港]]
 
* [[成田国際空港]]
 
* [[大阪国際空港]]
 
* [[関西国際空港]]
 
* [[中部国際空港]]
 
* [[新千歳空港]]
 
* [[札幌飛行場|丘珠空港]]
 
* [[女満別空港]]
 
* [[旭川空港]]
 
* [[釧路空港|たんちょう釧路空港]]
 
* [[帯広空港|とかち帯広空港]]
 
* [[函館空港]]
 
* [[利尻空港]]
 
* [[奥尻空港]]
 
* [[青森空港]]
 
* [[三沢飛行場|三沢空港]]
 
* [[秋田空港]]
 
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* [[花巻空港|いわて花巻空港]]
 
* [[山形空港|おいしい山形空港]]
 
* [[仙台空港]]
 
* [[新潟空港]]
 
* [[松本空港|信州まつもと空港]]
 
* [[小松飛行場|小松空港]]
 
* [[静岡空港|富士山静岡空港]]
 
* [[名古屋飛行場|名古屋空港]]
 
* [[南紀白浜空港]]
 
* [[但馬空港]]
 
* [[岡山空港]]
 
* [[広島空港]]
 
* [[山口宇部空港]]
 
* [[出雲空港|出雲縁結び空港]]
 
* [[隠岐空港]]
 
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* [[徳島飛行場|徳島阿波おどり空港]]
 
* [[高松空港]]
 
* [[高知空港|高知龍馬空港]]
 
* [[松山空港]]
 
* [[福岡空港]]
 
* [[北九州空港]]
 
* [[大分空港]]
 
* [[長崎空港]]
 
* [[熊本空港|阿蘇くまもと空港]]
 
* [[天草空港]]
 
* [[宮崎空港|宮崎ブーゲンビリア空港]]
 
* [[鹿児島空港]]
 
* [[種子島空港]]
 
* [[屋久島空港]]
 
* [[喜界空港]]
 
* [[奄美空港]]
 
* [[徳之島空港]]
 
* [[沖永良部空港]]
 
* [[与論空港]]
 
* [[那覇空港]]
 
* [[宮古空港]]
 
* [[南ぬ島石垣空港]]
 
* [[久米島空港]]
 
* [[与那国空港]]
 
* [[多良間空港]]
 
* [[北大東空港]]
 
* [[南大東空港]]
 
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{{-}}
 
 
 
==== 過去の定期便就航空港 ====
 
* [[富山空港]] : 2006年3月まで
 
* [[福島空港]] : 2009年1月まで
 
* [[神戸空港]] : 2010年5月まで
 
 
 
== サービス ==
 
=== 機内サービス ===
 
==== 客室乗務員 ====
 
国内線には日本採用の客室乗務員しか乗務しないものの、多くの国際線の路線においては日本採用の客室乗務員のほかに、[[香港]]採用、[[上海市|上海]]採用、[[シンガポール]]採用、[[バンコク]]採用(旧JALウェイズから転籍)、[[台北市|台北]]採用(旧[[日本アジア航空]]から転籍)、[[ヨーロッパ]]採用([[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]と[[ロンドン]])の客室乗務員が在籍し、各採用地を拠点に乗務している。また、サービス等は行わない機内[[通訳]]として、[[ソウル特別市|ソウル]]採用のスタッフも韓国線の一部に乗務している。これらの客室乗務員は[[日本語]]や[[英語]]の訓練も受けており、現地語以外にも日本語や英語で基本的な会話が可能である。日本ならではの丁寧できめ細かいサービスは国際的に高い評価を受けている。
 
 
 
過去には一部の国際線において、女性客室乗務員による[[着物]]着用のサービスが行われていた<ref>[http://www.jal.co.jp/jumbo/spirit/vol03_1.html 日本航空「日本文化の架け橋として」]</ref>。特注のツーピース着物であったものの、機内で着用の手間がかかる上に緊急時の対応に支障が出ることなどにより[[1980年代]]後半に廃止された。
 
 
 
==== 機内食 ====
 
[[ファイル:Jal meal c2.jpg|thumb|200px|エグゼクティブクラス機内食(一例)]]
 
[[ファイル:JAL In-Flight Magazines.jpg|thumb|200px|国内線クラスJの飲み物と[[機内誌]]「[[SKYWARD]]」]]
 
2011年から「'''JALの新しい機内食'''」と題し、日本の厳選された食材をふんだんに取り入れた[[機内食]]メニューを展開するほか、[[スープストックトーキョー]]、たいめいけん、[[モスバーガー]]、[[吉野家]]、[[日清食品]]といった日本企業との[[コラボレーション]]企画を行うなど、[[Made in Japan|日本品質]]のサービスに力を入れている<ref>[http://www.jal.co.jp/japan/service/meal/ 日本航空「JALの新しい機内食」]</ref>。
 
 
 
一部区間を除く国際線と国内線[[ファーストクラス]]で提供されており、メニューは路線や機内クラスによって異なる。国際線では通常の機内食のほかに、[[糖尿病]]食や低[[カロリー]]食、低たんぱく食等の特別食や、[[ヒンドゥー教]]や[[イスラム教]]、[[ユダヤ教]]徒や[[ベジタリアン]]などのための機内食、12歳以下の[[子供]]用や[[幼児]]用の機内食も用意されている。これらの特別機内食を希望する場合は事前の予約が必要である<ref name="jalinter">[http://www.jal.co.jp/inter/ 日本航空国際線]</ref>。
 
<!-- 機内食製造を行う系列会社として、[[成田エアポートレストハウス]]などのホテル経営も行うティエフケーや、ティエフケーと[[ロイヤルホールディングス]]の共同出資会社であるジャルロイヤルケータリングなどがある。-->
 
 
 
なお、最新の機内食については、ホームページで随時更新されている。
 
[https://www.jal.co.jp/inter/service/business/meal/ 日本航空公式ホームページ ビジネスクラス機内食紹介]
 
 
 
==== 飲み物 ====
 
国内線全クラスで、ジュースやコーラ、温かいお茶と冷たいお茶、[[コーヒー]]やコンソメスープ、ミネラルウォーターなどの複数の飲み物が無償で提供されている。
 
 
 
国際線の飲み物サービスは、全てのクラスで国内線と同じくソフトドリンクやお茶、コーヒーなどのノンアルコール飲料の無償提供に加え、ワインやビール、ウイスキーなどのアルコール類も無償で提供している<ref name="jalinter"/>。
 
 
 
==== 個人用テレビ ====
 
<!-- 現状を確認できた場合に更新すること -->2015年現在、国際線の全機材の全クラスで個人用[[液晶]][[テレビ]]が設置されており、[[ビデオ・オン・デマンド|オンデマンド]]形式による[[ビデオ]]・オーディオおよびビデオゲームプログラム、映画(jal mooove!)を提供している。また国内線では日本エアシステムから引き継いだ7機の[[ボーイング777-200]]型機に個人用液晶テレビが設置されていたが、順次日本航空仕様の座席に改装されて、2013年までに消滅した<ref>[http://www.jal.co.jp/inflight/inter/jen/ 日本航空「JEN」]</ref>。
 
 
 
==== 機内誌 ====
 
{{main|SKYWARD}}
 
[[機内誌]]として『[[SKYWARD]](スカイワード)』があり、[[日本語]]記事のみの国内線版と、日本語・[[英語]]記事併記(一部案内については[[朝鮮語|韓国語]]、[[北京語]]、[[広東語]]表記もある)の国際線版が用意されている。同誌は一部の書店でも販売されているほか、定期購読も可能である<ref name="skyward">[http://www.jal.co.jp/inflight/skyward/ 「スカイワード」]</ref>。
 
 
 
国際線の場合、あわせて[[ファーストクラス]]と[[JALグローバルクラブ]]会員向け配布用の『AGORA(アゴラ)』も搭載されるほか、ファーストクラスとビジネスクラス乗客に無料配布される地図とレストランリスト、観光やエンターテインメイント情報が掲載された主な就航都市のガイドブック『JAL GUIDE』、一部路線ではJALホテルズの情報誌である『ファウンテンズ』も搭載されている。これらの[[機内誌]]は無料で持ち帰りが可能である<ref name="skyward"/>。
 
 
 
==== 雑誌・新聞 ====
 
国際線の場合、全てのクラスに『[[週刊文春]]』や『[[週刊新潮]]』などの[[週刊誌]]のほか、『[[婦人画報]]』や『[[an・an]]』、『[[BRUTUS]]』や『MEN'S EX』などの[[ファッション雑誌]]、『[[週刊東洋経済]]』などの[[経済]]誌、『SEVEN SEAS』などのクラスマガジンなど数十種類の雑誌、子供向けの[[絵本]]や子供向けの[[漫画]][[単行本]]も搭載されている。また、『[[タイム (雑誌)|TIME]]』や『[[ニューズウィーク|Newsweek]]』、『[[ザ・ニューヨーカー|The New Yorker]]』や『[[ヴォーグ (雑誌)|VOGUE]]』などの英語誌、出発地の地元有力誌も搭載されている(路線によって掲載されている雑誌は異なる)。新聞は、ファーストクラスとビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスには国主要紙のほか、[[ウォール・ストリート・ジャーナル|The Wall Street Journal]]や[[フィナンシャル・タイムズ|Financial Times]]などの国際経済紙、出発地の地元言語の有力紙や出発国の日本語紙などが搭載されている<ref name="press0911">[http://www.jal.co.jp/other/info2009_1113_02.html 国内線「クラスJ」・「普通席」、国際線「エコノミークラス」での新聞サービスの終了について] - 日本航空</ref>。
 
 
 
国内線の場合、普通席と「クラスJ」には[[機内誌]]以外の雑誌、新聞の搭載はないが、子供向けの絵本や子供向けの漫画単行本は用意されている。ファーストクラスには[[日本経済新聞]]、[[読売新聞]]、[[朝日新聞]]、[[毎日新聞]]、[[産経新聞]]と、[[ジャパンタイムズ|The Japan Times]]などの[[専門誌#英字新聞|英字紙]]、[[スポーツニッポン]]や[[日刊スポーツ]]などのスポーツ紙、[[中日新聞]]や[[西日本新聞]]など出発地の有力地方紙も搭載されている<ref name="press0911"/>。
 
 
 
==== 定時到着率世界第1位 ====
 
アメリカの調査会社「Conducive Technology」社が発表する定時到着率において、世界第1位の認定を受けている。
 
 
 
2012年1月から12月までの実績では、国内線・国際線の定時到着率が90.35%となり世界の大手航空会社29社の中で第1位の認定(Major International Airlines部門)を受けたほか、合計3部門で世界第1位に認定された<ref>[http://www.jal.co.jp/japan/hinshitsu/teijisei/ 定時到着率 3部門で第一位]</ref>。2011年1月から12月までの実績では、コードシェア運航を含むキャリア別ネットワーク部門において世界第1位に認定された<ref>[http://www.jal.co.jp/info/flightstats2011.html おかげさまでJALのネットワークが「定時到着率」世界第1位に認定されました。]</ref>。2009年1月から12月までの実績では、世界の主要航空会社46社の定時到着率調査において、日本航空が90.95%で世界第1位となった<ref>[http://www.news24.jp/articles/2010/04/15/10157419.html 「定時到着率、トップは日本航空〜米調査会社」] 日テレ24 2010年4月15日</ref><ref>[http://news.www.infoseek.co.jp/search/story/20100414jcn51844/%25C1%25E1%25B0%25F0%25C5%25C4/ 「JAL、2009年の定時到着率が米Conducive Technology社により世界の大手航空会社中、第1位に認定」] 楽天インフォシーク 2010年4月14日</ref>。
 
 
 
==== プライオリティ・ゲスト対応 ====
 
[[障害者]]やけが人、病人などのために、用途や体格差に合わせて用意された空港用[[車椅子]]や機内用車椅子。車椅子対応の機内[[便所|トイレ]]や[[点字]]案内、簡易[[筆談]]ボードやJALスマイルサポートカウンター([[成田国際空港]]第2ターミナル国際線のみ)、ストレッチャーや医療用酸素ボンベなどが用意されている。なお、一部のサービスは事前予約が必要である<ref name="jalpri">[http://www.jal.co.jp/jalpri/ 日本航空国際線プライオリティ・ゲストサポート]</ref>。
 
 
 
==== 子供向け玩具 ====
 
幼児から小学生程度の年齢の子供を対象とした子供向け玩具が年齢や性別に合わせて複数種類用意されており、対象年齢の希望者には無償で提供されている。
 
 
 
==== JAL DOCTOR登録制度 ====
 
[[公益社団法人]][[日本医師会]]と連携し、機内で具合の悪くなった乗客の応急処置に協力する[[医師]]の事前登録制度である。医師が[[JALマイレージバンク]]会員で、JAL公式ウェブサイトでの事前登録が必要であるが、医師がどこに座っているかを客室乗務員が事前に把握することで、急病の患者に早く対応できるようになる。同様の制度は、日本の航空会社では日本航空が初めてである<ref name=jal-doctor>{{cite web|url=http://www.aviationwire.jp/archives/81431|title=JALと日本医師会、機内急病人の応急処置 医師登録制度スタート|accessdate=2016-02-05}}</ref>。
 
 
 
==== 医薬品・医療用具 ====
 
国内線、国際線のすべての機材(ジェイエアや琉球エアーコミューターを除く)には、[[風邪薬]]や胃腸薬、[[絆創膏]]などのほか、機内で急病になった乗客に対し、機内に乗り合わせた医療関係者が処置を行えるように、[[点滴]]セットと[[生理食塩水]]や[[ブドウ糖]]液、[[聴診器]]や[[血圧計]]、日本語と英語の2か国語対応の[[自動体外式除細動器]]が搭載されている。また、国際線用機材には胃管チューブやネラトン[[カテーテル]]、[[血糖]]測定器なども搭載されている<ref name="jalpri"/>。
 
 
 
==== 機内Wi-Fi接続サービス ====
 
国内線において、[[Gogo Inflight Internet|Gogo]]提供の機内Wi-Fi接続サービスは期限限定なしで無料提供されている<ref>[http://www.jal.co.jp/dom/wifi_free/index.html JAL国内線 ずっとWi-Fi無料宣言] 日本航空</ref>。
 
 
 
=== 地上サービス ===
 
[[ファイル:JGCBT.JPG|thumb|200px|JALグローバルクラブ会員が国内線利用時の手荷物優先返却用途に付されるタグ]]
 
 
 
==== チェックイン ====
 
通常の有人チェックインカウンターのほか、自動チェックイン・発券機が用意されている。また、多くの空港において搭乗クラスや[[航空券]]の[[運賃]]カテゴリー、JALカードCLUB-A会員、JALグローバルクラブ、JMB FLY ONサービスステイタス、[[ワンワールド]]エリートステイタスによって、使用できる優先チェックインカウンターが用意されている<ref>[http://www.jal.co.jp/jalmile/flyon/status.html 日本航空「FLY ON プログラムサービスステイタス一覧」]</ref>。
 
 
 
[[航空券]]の座席予約システム([[CRS (航空)|CRS]])は[[AXESS]]を利用していたが、[[2017年]][[11月]]から[[アマデウス (CRS)|アマデウスアルテア]]を使用している<ref>{{Cite news|title=JAL、新旅客システム稼働 トラブルなくスタート|url=http://www.aviationwire.jp/archives/134250|accessdate=2018-07-11|language=ja-JP|work=Aviation Wire}}</ref>。
 
 
 
==== 空港ラウンジ ====
 
{{main|JALラウンジ}}
 
多くの空港において、[[飲料]]や[[軽食]]、[[新聞]]、[[雑誌]]のほか、ビジネスセンターや[[シャワールーム]]、[[マッサージ]]サービスなどを無償で提供する[[空港ラウンジ]]を用意している。特に国際線が多く発着する[[成田国際空港]]第2ターミナルのラウンジは、'''日本最大の広さを誇るラウンジ'''である<ref>[http://www.jal.co.jp/narita-t2/lounge/ 日本航空「JAL成田ターミナル2」]</ref>。
 
 
 
対象となる乗客は、[[ファーストクラス]]、[[ビジネスクラス|エグゼクティブクラス]]搭乗者と、[[プレミアム・エコノミー|プレミアムエコノミークラス]]対象運賃利用者、[[エコノミークラス]]対象運賃利用者であるが<ref>[http://www.jal.co.jp/inter/lounge/member/class.html 日本航空「ラウンジ - 搭乗クラス別ご利用基準]</ref>、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、ならびに[[JALグローバルクラブ]]の各会員は、航空券の搭乗クラスに関わらずラウンジを利用できる。これらのステイタスを持たない(またはステイタスを持った同伴者のいない)乗客でも、[[東京国際空港|羽田空港]]のサクララウンジに限り有償での利用が可能である(1人3,000円。要事前予約<ref>[https://www.jal.co.jp/dom/lounge/japan/hnd/sakura.html 羽田空港国内線ラウンジ]</ref>)。
 
 
 
なお、成田空港、関西空港に設置されていたJALファミリーサービス専用ラウンジは2014年1月31日をもって閉鎖された。<ref name="jalfamilyservice">[https://www.jal.co.jp/info/inter/131028.html 成田空港、関西空港におけるJALファミリーサービス専用ラウンジの閉鎖について]</ref>
 
 
 
'''国際線ラウンジ'''
 
* JALファーストクラスラウンジ
 
* サクララウンジ
 
* サクララウンジannex
 
* サクララウンジウィング
 
* サクララウンジスカイビュー
 
* サクララウンジwith American
 
* [[ワンワールド]]加盟航空会社ラウンジ  など
 
 
 
'''国内線ラウンジ'''
 
* ダイヤモンド・プレミアラウンジ(羽田空港第1ターミナル、伊丹空港、新千歳空港、福岡空港に設置)
 
* サクララウンジ
 
* [[JALラウンジ]]
 
 
 
==== 搭乗手続き ====
 
搭乗にサポートが必要な乗客、[[妊娠]]中ならびに[[乳幼児]]連れの乗客を最優先に、続いてファーストクラス、ビジネスクラス、上級会員、すべての乗客と、予め定められた順番に沿って搭乗が行われる<ref>[https://www.jal.co.jp/dom/service/yuusen/ 日本航空「搭乗のご案内」]</ref>。経営再建中のために2010年2月より、一部の国内線と国際線で、客室乗務員がゲートの受け付け業務を兼務しており、これにより年間約2億4000万円のコスト削減効果が見込まれている<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101218-OYT1T00897.htm JAL客室乗務員、ゲート受け付けもやります : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]</ref>。
 
 
 
==== マイレージ ====
 
{{main|JALマイレージバンク}}
 
[[ファイル:JMB-New card.JPG|thumb|マイレージカードの例(JMB WAONカード、発行は日本航空)]]
 
「[[JALマイレージバンク]] (JMB)」は日本の航空会社として最も早く始まった[[マイレージサービス]]であり、その会員数は約2,500万人([[2012年]]10月現在)と国内最大<ref>[http://www.jal.co.jp/jmb/25million/ 日本航空「JALマイレージバンク会員 2,500万人感謝キャンペーン」]</ref> であるほか、ポイント会員組織としても最大の会員数とされる<ref>「セオリー」P.28 2010年 Vol.2 講談社刊</ref>。会費は無料であり、JALグループならびに[[ワンワールド]]加盟航空各社への搭乗や[[買物]]利用でマイルが加算され、無料航空券やクーポンなどに交換ができる<ref>[http://www.jal.co.jp/jmb/index01.html 日本航空「JALマイレージバンク」]</ref>。
 
 
 
他社との連携も行っており、[[イオングループ]]と提携の[[電子マネー]]「[[WAON]]」、[[ビックカメラ]]と提携のビックカメラショッピングマイル<ref>[http://www.jal.co.jp/jmb/biccamera/ 日本航空「ビックカメラのお買い物で、マイルがたまるようになりました」]</ref> などがある。
 
 
 
==== JALカード ====
 
{{Main|JALカード}}
 
JALカードは、JMBカードに[[クレジットカード|クレジット]]機能が付いた[[クレジットカード]]である。[[DCカード]]、[[マスターカード]]、[[ビザ|VISA]]、[[ジェーシービー|JCB]]、[[アメリカン・エキスプレス]]、[[ダイナースクラブ]]などから選べ、カード会社に付帯する保険や会員誌のサービスを受けられる<ref>[http://www.jal.co.jp/jalcard/index01.html 日本航空「JALカードとは」]</ref> ほか、機内販売や空港免税店で10%の会員割引などが受けられる<ref>[http://www.jal.co.jp/jalcard/index05.html 日本航空「割引・サービス」]</ref>。
 
 
 
==== ホテル ====
 
{{main|オークラ ニッコー ホテルマネジメント}}
 
日本航空グループの国際線を利用した場合、ニッコー・ホテルズ・インターナショナルをはじめとする国内外の180軒以上の[[ホテル]]に特別料金で宿泊できるほか、日本航空グループの便に搭乗していなくてもウェブサイトを通じて格安な料金で宿泊できる。
 
 
 
==== JAL IC/QuiCサービス ====
 
国内線搭乗に際して、事前にJAL公式サイト上で「Webチェックイン」を済ませることで、チェックインカウンターやチェックイン機に立ち寄らずに、出発ゲート内の非接触ICに対応した[[自動改札機]]を利用して搭乗できる「JALタッチ&ゴー」サービスがある<ref>[http://www.jal.co.jp/dom/service/touchandgo/ 日本航空「空港・チェックイン」]</ref>。
 
 
 
[[スカイメイト]]などの一部運賃を除き、[[パッケージツアー]]なども含めほとんどの運賃種別で利用可能となっている。
 
{{Main|JAL ICサービス}}
 
<!-- 詳細ページ参照のため割愛:「ICチェックインサービス」と、JAL IC上に特典[[クーポン]]機能を備え、[[電子マネー]]感覚でショッピングが行えたり、[[クラスJ]]の利用が可能な「IC利用クーポン」サービスを内包した『'''JAL ICサービス'''』を開始した。[[おサイフケータイ|IC対応携帯電話]]においても事前に携帯版[[公式サイト]]で提供している「JAL ICアプリ」のダウンロードと設定によりICサービスが利用可能である。2008年には紙チケットに[[QRコード]]を印刷し、改札機に設けられた小型スキャナに読み取らせる形態でタッチ&ゴーが可能となり、ICチェックインサービスと総称して「QuiC」とした。 -->
 
 
 
== 貨物・郵便 ==
 
[[ファイル:Unloading_JAL_747.jpg|right|thumb|200px|JALカーゴのコンテナ]]
 
'''JALカーゴ''' ('''JALCARGO''') は日本航空グループの貨物運送サービスの[[ブランド]]である。機体に「JALCARGO」とマーキングされた貨物機による運送のほか、旅客便に搭載されるものも含まれる。なお、日本航空インターナショナルは貨物を対象とした航空連合[[WOW (航空連合)|WOW]]の会員であった。1990年代中期から2000年頃までは「'''JAL SUPER LOGISTICS'''」のブランド名を使用していたが、その後JALカーゴに戻している{{Sfn|日本航空広報部|2002|loc=年表資料編}}。
 
 
 
2005年度には<ref>http://www.jal.com/ja/ir/finance/factbook/2006_03.xls</ref>、国内線は貨物338,443有償[[輸送量の単位|トンキロ]]、郵便85,519有償トンキロ。国際線は貨物4,541,293有償トンキロ、郵便161,690トンキロの実績を持つ。なお、2009年3月から、国内第2位の[[日本貨物航空]]と太平洋路線で共同運航を行うほか、関西国際空港における日本貨物航空の積み下ろしの取り扱いを委託することになった。
 
 
 
2010年10月末には経営再建に伴う機材整理のため、貨物専用機による運航が終了した。これに伴いWOWも脱退した。
 
 
 
=== 主な過去の就航地(旅客便が就航していない就航地) ===
 
* [[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港|アンカレッジ]]
 
* [[ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港|アトランタ]]
 
* [[ヨーテボリ#交通|ヨーテボリ]]
 
 
 
=== 過去の貨物専用機使用機材 ===
 
* [[ボーイング747-400|ボーイング747-400F]]
 
* [[ボーイング747-400|ボーイング747-400BCF]]
 
* [[ボーイング767|ボーイング767-300F]]
 
* [[ボーイング747|ボーイング747-200F]]
 
* [[ダグラス DC-8|ダグラスDC-8-62AF]]
 
* [[ダグラス DC-8|ダグラスDC-8F-55]]
 
 
 
== JALグループ航空事業者 ==
 
[[ファイル:JAL Group Organization.svg|thumb|right|320px|JALグループの航空事業者(クリックで拡大)。[[ジェットスター・ジャパン]]は、日本航空と豪[[カンタス航空]]の共同出資による関連会社である<ref>{{cite web|url=http://www.jal.com/ja/outline/group/|title=JALグループ情報|publisher=日本航空|accessdate=2016-05-19}}</ref>。]]
 
JALグループは国際[[航空連合|航空連合(アライアンス)]]「[[ワンワールド]]」に加盟している。ただし、※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟していない。
 
* '''日本航空'''(JAL)
 
* [[ジェイエア]] (J-AIR)
 
* [[北海道エアシステム]] (HAC)※
 
* [[日本トランスオーシャン航空]](JTA)
 
* [[日本エアコミューター]] (JAC) ※
 
* [[琉球エアーコミューター]] (RAC) ※
 
 
 
:J-AIRは運送共同引受により、全便JAL便として運航されている。かつて[[JALエクスプレス]]も共同引受により、JAL便名にて運航していたが、2014年10月1日に同社は日本航空と合併した。またHACはJALの経営破綻に伴い2011年3月から2014年10月まで北海道が筆頭株主となり、JALグループでなかった時期があったため、同社については2016年10月29日までは運送共同引受でなくJALグループ外の提携航空会社との間で用いられているコードシェア便扱いになっていた<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/bw_uploads/MjAxMzA0MzBflmuKQ5O5g0eDQYNWg1iDZYOAgsaT+pZ7jXGL84LMg1KBW4Nog1aDRoNBgWmNkZPgkPyLpJOviV6NcYFqgvCKSo5uLnBkZg.pdf 北海道エアシステムと日本航空のコードシェア(国内線共同運航)を開始]</ref><ref>[http://www.info.hac-air.co.jp/important_news/1141/ 北海道エアシステム(HAC) はJALグループの一員となりました。]</ref>。2016年10月30日からは北海道エアシステムも運送共同引受の対象に追加され、全便がJAL便名での運航に切り替わった<ref>{{Citation|title=JALグループ中期経営計画ローリングプラン2016|publisher=日本航空|url=http://press.jal.co.jp/ja/bw_uploads/k1mVdI6Rl7+HQV9KQUyDT4OLgVuDdpKGivqMb4ljjHaJ5oONgVuDioOTg0+DdoOJg5MyMDE2LnBkZg.pdf}}</ref>。
 
 
 
== 外部提携航空会社 ==
 
=== 国内線 ===
 
* [[フジドリームエアラインズ]](FDA)
 
* [[ジェットスター・ジャパン]](JJP)(JAL便名としての利用は同社国際線との乗継利用の場合に限られる)
 
* [[天草エアライン]](AMX)
 
 
 
=== 国際線 ===
 
※ ◎は、[[ワンワールド]]加盟、△は、[[スカイチーム]]加盟、☆は、[[スターアライアンス]]加盟会社。()は加盟予定。
 
* アジア
 
** [[キャセイパシフィック航空]]◎
 
** [[マレーシア航空]]◎
 
**[[スリランカ航空]]◎
 
** [[バンコク・エアウェイズ]]
 
** [[中国東方航空]]△
 
** [[中国南方航空]]△
 
** [[大韓航空]]△
 
** [[チャイナエアライン]]△
 
** [[ベトジェットエア]]
 
** [[ビスタラ]](2018年度より業務提携開始予定)<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201709/004413.html JALとVISTARA、コードシェア、マイレージなどで提携]</ref>
 
* 中近東
 
** [[カタール航空]]◎
 
** [[エミレーツ航空]]
 
* ヨーロッパ
 
** [[ブリティッシュ・エアウェイズ]]◎
 
** [[イベリア航空]]◎
 
** [[フィンエアー]]◎
 
** [[S7航空]]◎
 
** [[エールフランス]]△
 
** [[アエロフロート]]△(2018年度より業務提携開始予定)<ref>[http://www.aviationwire.jp/archives/135048 JALとアエロフロート、包括的業務提携に合意 18年度以降にコードシェア]Aviation Wire 2017年11月27日</ref>
 
* 南北アメリカ
 
** [[アメリカン航空]]◎
 
** [[LATAM チリ]]◎
 
** LATAM ブラジル◎
 
** [[ウエストジェット航空]]
 
** [[ジェットブルー航空]]
 
** [[アラスカ航空]]
 
** [[ハワイアン航空]]
 
**[[アエロメヒコ航空]]△(2018年度より業務提携開始予定)<ref>[http://www.aviationwire.jp/archives/131558 JALとアエロメヒコ航空、コードシェア開始へ 18年度中]Aviation Wire 2017年10月11日</ref>
 
* オセアニア
 
** [[カンタス航空]]◎
 
** [[エア タヒチ ヌイ]]
 
** [[ジェットスター航空]]
 
 
 
=== 貨物便 ===
 
◎はWOW加盟、△は[[スカイチーム・カーゴ]]加盟。
 
* [[ルフトハンザ・カーゴ]]
 
* [[SASカーゴ・グループ]]◎
 
* エールフランス(エールフランス・カーゴ)△
 
* ブリティッシュ・エアウェイズ
 
* シンガポール航空カーゴ◎
 
* 中国貨運航空(中国東方航空の貨物部門)
 
 
 
== 特別機と政府専用機 ==
 
{{複数の問題
 
| section =1
 
| 出典の明記 = 2015年11月
 
| 独自研究 = 2015年11月
 
}}
 
=== 特別機 ===
 
[[ファイル:Noboru Takeshita full.jpg|thumb|200px|[[1989年]]の[[竹下登]]内閣総理大臣の訪米時に特別機として使用されたマクドネル・ダグラスDC-10]]
 
1950年代より、[[皇族]]や[[内閣総理大臣]]・[[大臣 (日本)|閣僚]]の海外公式訪問の際には、日本航空の特別機が使用されていた。1990年代以降は[[日本国政府専用機]]の導入や経費削減のため、以前に比べると頻度が減少しているが、政府専用機を[[天皇]]が使用している際や閣僚級の海外公式訪問には、日本航空の特別機を使用することがある。このため、特別機専用機材が常に複数機割り振られてあり、必要になった際には、これらの機材が政府によりチャーターされ、特別機として運航されている。
 
 
 
また、ハイジャックや邦人救出、日本の団体スポーツ選手団の定期便が就航していない就航地への輸送などに際しては、過去の運航実績などから特別機やチャーター機を運航することも多い。[[1990年]]、[[湾岸戦争]]のきっかけとなった[[イラク]]軍の[[クウェート侵攻]]の際、[[クウェート]]に在留していた邦人を救出したり、湾岸戦争中、イラクで働いていて[[エジプト]]に避難していた[[ベトナム人]]を輸送したりしたのは、日本政府がチャーターした日本航空の特別機だった。[[2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火による交通麻痺|2010年アイスランドの火山噴火]]では、日本から[[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク]]経由でイタリア[[フィウミチーノ空港|ローマ]]へ救援便を回航し、日本人救出第一便として日本へ運航するなど日本航空の体制でしかできない運航もしている<ref>[http://www.jal.co.jp/other/info2010_0430.html 日本航空 2001年4月28日 定例記者会見]</ref>。
 
 
 
[[1985年]]([[昭和]]60年)の[[イラン・イラク戦争]]の際には、乗務員の安全が確保されていないとして、[[日本国政府]]の要請による、[[イラン]]在留邦人の救出を目的としたチャーター便の運航を拒絶しているとマスコミが伝えているが、実際は当時、日本航空が戦争発生1980年の時点で定期便乗り入れを休止していて、現地駐在員がおらず現地当局との調整に時間が無く、紛争当事国による安全保障が取れる状況で無く、3月17日に[[サッダーム・フセイン]]大統領が「イラン戦争区域宣言」を出して各国航空会社に対してイラン上空を航行禁止区域と設定したうえ、現地時間19日20時(日本時間20日午前2時:時差6時間)以降、イラン上空を航行するすべての航空機はイラク空軍の攻撃対象となる発表を受け、駐イラン大使から救援機の要請があり、[[外務省]]は日本航空へチャーター便の要請したのが日本時間で18日となり<ref>[http://ertugrul.or.jp/?page_id=1010 第9話 『なぜ、日本は救援機を出さなかったか?その真実を知る』]</ref>、また現地時間で18日にはイラク軍の「19日夜から空も戦争区域とする」との警告があり、定期便であるテヘラン発欧州便が軒並み欠航する事態もあり、外務省首脳は18日夕「チャーター機を出すとしても、テヘランまで乗り入れるのは難しい」と述べていて、これを受け日本航空は18日夜までに「帰る便の安全が保障されない」として、乗り入れは断念する方針を固めた。その後、現地18日夕方になって駐イラン大使はトルコ大使から「明日(19日)、[[トルコ航空]]機が2機来る。空席があるから日本人の搭乗希望者数を教えてほしい」と申し出があって、在イラン邦人出国希望者約250人中215人がトルコ航空機によって出国し、その他欧州乗り継ぎで出国した人もいて全てトルコ航空で救出されたという話はマスコミが恣意的に伝えていることである<ref>[http://tabidigi.at.webry.info/201102/article_3.html <イラン・イラク戦争>テヘラン残留邦人脱出の真相を考える]</ref>。
 
 
 
=== 政府専用機 ===
 
{{main|日本国政府専用機}}
 
1992年にボーイング747-400型機2機が政府専用機として導入されて以降は、{{要出典範囲|date=2014年8月|同型機の国際線運航経験や整備技術力、}}当時の日本の航空会社として最大級の国際線ネットワークであったことが認められ、整備作業や機内改装などを受託しているほか、政府専用機のうちの1機が整備などで使用できない場合は、日本航空の機材を予備機として提供している。
 
 
 
これに併せて、[[航空自衛隊]][[千歳基地]]所属の[[特別航空輸送隊]]第701飛行隊の空中輸送員による政府専用機の客室内での各種サービスの訓練の一部も委託されており、羽田空港内の客室乗務員訓練センターにおいて空中輸送員に対する訓練も行われている。また、政府専用機の機内食は、かつて日本航空の関連会社であった[[ティエフケー]]が担当しており、他国の専用機の機内食も受注・納品している。
 
 
 
2019年以降に政府専用機としてボーイング777-300ERを導入し、機体整備等の委託先に全日本空輸を選定したことで、日本航空による機体整備は打ち切られることとなる。
 
 
 
== オフィシャル・エアライン ==
 
[[フラッグ・キャリア]]である上に、長年の間日本の航空会社では独占的な国際線運航会社であったことから、[[近代オリンピック|オリンピック]]や[[国際博覧会]]、[[FIFAワールドカップ]]など、日本の歴史の節目となるような数々のイベントのオフィシャル・エアラインとなっている。
 
 
 
* [[日本万国博覧会]](1970年開催)
 
* [[沖縄国際海洋博覧会]](1975年開催)
 
* [[国際科学技術博覧会|筑波科学万博]](1985年開催)
 
* [[国際花と緑の博覧会]](1990年開催)
 
* [[1998年長野オリンピック|長野オリンピック]](1998年開催)
 
* [[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]](2020年開催)<ref name="flyto2020">{{cite web|url=http://www.jal.co.jp/flyto2020/|title=FLY to 2020|publisher=日本航空|accessdate=2015-10-30}}</ref>
 
 
 
またこれ以外にも、[[1964年東京オリンピック|1964年に開催された東京オリンピック]]の[[オリンピック聖火|聖火]]を[[ギリシャ]]から日本国内まで運送した{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。また、ダグラスDC-8やコンベア880など、ほぼ全ての運航機材にオリンピックのロゴを入れた。
 
 
 
1999年以降、2015年現在に至るまで[[サッカー日本代表]]チームの「オフィシャルサポーティングカンパニー」としてサッカー日本代表チームを支援している<ref>{{cite web|url=http://www.jal.co.jp/soccer/|title=JALはサッカー日本代表のサポーティングカンパニーです。|publisher=日本航空|accessdate=2015-10-30}}</ref>。2002年と2006年のFIFAワールドカップで特別塗装機材を運航したほか、2010年の南アフリカ大会の際にはキャンプ地までの特別機の運航も行った<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/200703/000264.html 日本航空プレスリリース]</ref>。
 
 
 
== 事故・事件関連 ==
 
 
 
* [[航空事故]]
 
** [[日航機事故]](全件記載)
 
*** [[もく星号墜落事故]] ([[1952年]]4月9日発生)
 
*** [[日本航空雲仙号不時着事故]] ([[1957年]]9月30日発生)
 
*** [[日本航空羽田空港墜落事故]] ([[1966年]]8月26日発生)
 
*** [[日本航空サンフランシスコ湾着水事故]] ([[1968年]]11月22日発生)
 
*** [[日本航空ニューデリー墜落事故]] ([[1972年]]6月14日発生)
 
*** [[日本航空シェレメーチエヴォ墜落事故]] ([[1972年]]11月29日発生)
 
*** [[日本航空クアラルンプール墜落事故]] ([[1977年]]9月27日発生)
 
*** [[日本航空350便墜落事故]] ([[1982年]]2月9日発生)
 
*** [[日本航空123便墜落事故]] ([[1985年]]8月12日発生、単独機の事故として世界最多の犠牲者数を出した。)
 
****[[墜落の夏 -日航123便事故全記録-]]
 
****[[沈まぬ太陽]]
 
****[[日本航空安全啓発センター]]
 
** [[マッハの恐怖]]
 
* [[ハイジャック]]
 
** [[日本航空ハイジャック事件]]
 
* [[日航ジャンボ機UFO遭遇事件]]
 
 
 
== 広告・宣伝活動 ==
 
設立後しばらくの間は外国における広告宣伝活動と、国内線の広告が主であった。現在は夏季およびお盆休暇には、他の日本航空グループ企業と合同で、これらの繁忙期を狙った沖縄キャンペーン{{Sfn|枻出版|2006|page=56}}や[[北海道]]キャンペーンなどの大々的なキャンペーンが行われる。
 
 
 
=== ディズニーとの関係 ===
 
==== 東京ディズニーリゾートオフィシャルエアライン ====
 
[[1983年]]から、[[東京ディズニーランド]] (TDL) と[[東京ディズニーシー]] (TDS) の参加企業で「[[スポンサー|オフィシャルエアライン]]」である。([[2004年]]10月に[[日本エアシステム]]との経営統合時には、[[日本航空ジャパン]]に名義が一時移ったが、再編により再びオフィシャルエアラインとなった)。
 
 
 
東京ディズニーリゾートの参加企業として、東京ディズニーランドの「[[ミッキーのフィルハーマジック]]」と、東京ディズニーシーの「[[ブロードウェイ・ミュージックシアター]]」の2つの施設を提供している。また2017年春にはパレードの『[[ディズニー・イースター|うさたま大脱走!]]』の協賛となった。
 
 
 
==== 「JALドリームエクスプレス」 ====
 
[[ファイル:JAL Dream Express21-Tokyo Disney Sea (international).jpg|right|thumb|200px|JALドリームエクスプレス『Tokyo DisneySEA号』]]
 
1990年代から2000年代にかけては、機体全面にディズニーキャラクターが描かれた特別塗装機である「[[JALドリームエクスプレス]]」を運航していたほか、同機のミニチュア[[模型]]も販売されていた。2013年には東京ディズニーランド開業30周年を記念した特別塗装機「JALハピネスエクスプレス」が運行されている。
 
 
 
なお、「JALドリームエクスプレス」の導入当初には、客室乗務員が[[ミッキーマウス]]の耳をつけて乗務したほか、その後もキャラクターが描かれた[[エプロン]]を着用していた。また、「JALドリームエクスプレス」のバリエーションである「Tokyo DisneySEA号」は、「東京ディズニーシー」の日本国外での告知効果を狙って、国際線での運航も行われていた。
 
{{main|JALドリームエクスプレス}}
 
 
 
==== 広告などにおける展開 ====
 
また、日本航空(ジャルツアーズ)の[[パッケージツアー]]「JALSTAGE」で設定されている「JALで行く東京ディズニーリゾート」では、[[東京国際空港|羽田空港]]とパーク間の無料送迎バスをはじめ、ショー鑑賞券やディズニーキャラクターが使われている景品などの特典が用意されている。
 
 
 
日本航空がディズニーのキャラクターを使用した広告は原則的に日本国内での使用に限られる。機内サービスとして子供向けに配布されている景品でも、ディズニーキャラクターが使われたものが用意されている。
 
 
 
=== ユニバーサル・スタジオとの関係 ===
 
==== ユニバーサル・スタジオ・ジャパン オフィシャルエアライン ====
 
2015年5月11日より[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]の「オフィシャルエアライン」として『[[バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド]]』のスポンサーに<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201505/003352.html JAL×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、コーポレート・マーケティング・パートナーシップ契約調印] - 日本航空 2015年5月11日(2016年8月9日閲覧)</ref> なった。同アトラクション閉鎖後の2016年6月1日からは『アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D』のスポンサーになっている(2017年4月20日まで)。2017年4月21日からは、新しく登場したミニオン・エリアの『[[ミニオン・ハチャメチャ・ライド]]』のスポンサーになった<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201701/004111.html ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新アトラクション「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」にJALが協賛します] - 日本航空、ユー・エス・ジェイ 2017年1月17日(2017年2月27日閲覧)</ref>。JALパック商品利用者及びJALマイレージバンク上級会員「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」向けラウンジ『JALラウンジ』がアトラクション建物内に用意されている。
 
 
 
==== 「JALミニオンジェット」 ====
 
2017年7月27日より、大量に発生するミニオンたちの様子が描かれた特別塗装機「JAL ミニオンジェット」を国内線に就航させている<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201706/004330.html 特別塗装機「JALミニオンジェット」が国内線に就航] JAL公式サイト プレスリリース 2017年06月28日</ref>。さらに2017年12月26日からは、機内でにミニオンのヘッドレストカバー、紙コップ、ぬいぐるみを提供している<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201712/004557.html 特別塗装機「JAL ミニオンジェット」機内をさらに演出] JAL公式サイト プレスリリース 2017年12月26日</ref>。
 
 
 
=== スポーツ事業へのスポンサー活動 ===
 
* [[国際バスケットボール連盟|国際バスケットボール連盟(FIBA)]] 2015年8月から2016年までグローバルパートナー。
 
* [[サッカー日本代表]] - 1999年8月より各種・各年代別代表の「[[サッカー日本代表#スポンサー|サポーティングカンパニー]]」となっている<ref>{{Cite press release|title=JAL、サッカー日本代表チームの「サポーティングカンパニー」に!〜|publisher=日本航空|date=2007-03-26|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/200703/000264.html|accessdate=2016-07-07}}</ref><ref>{{Cite press release|title=日本代表チーム スポンサー決定について|publisher=日本サッカー協会|date=2015-04-01|url=http://www.jfa.jp/news/00005881/|accessdate=2016-07-07}}</ref>。また、2015年3月には[[キリンチャレンジカップ|JALチャレンジカップ]]も開催された<ref>{{Cite press release|title=日本航空株式会社の特別協賛が決定、大会名称が「JALチャレンジカップ2015」に SAMURAI BLUE(日本代表) 対 ウズベキスタン代表【3/31(火)@東京】|publisher=日本サッカー協会|date=2015-01-23|url=http://www.jfa.jp/news/00004700/|accessdate=2016-07-07}}</ref>。
 
* [[広島東洋カープ]]
 
* [[北海道日本ハムファイターズ]] 2014年シーズンから。
 
* [[福岡ソフトバンクホークス]]
 
*: 2009年シーズンより積極的なキャンペーンを展開している。同業他社にはない選手肖像の利用によるPRを行い、公式ホームページには常にリンクバナーが配置。選手移動も日本航空を利用している。このうちソフトバンクは2010年6月から1か月間、スペシャルマーキングを施した「JALホークスジェット」を(ソフトバンク側が費用を負担する形で)登場させている。
 
* [[四国アイランドリーグplus]](2011年を最後にスポンサーより撤退)
 
* [[北海道コンサドーレ札幌]]
 
*: 札幌営業所内での独自予算で行われており、後述の清水へのスポンサードとは別に北海道内でのキャンペーンなどにも使われている。
 
* [[清水エスパルス]]
 
*: 清水エスパルスでの胸ロゴは、日本でのユニフォーム広告の先駆けであった。当時日本航空社員の伊沢が欧州サッカークラブの胸スポンサーを見て、市民球団で特定の企業イメージが無かったエスパルスのユニフォーム胸部分に日本航空のロゴを入れるよう働きかけたのがはじまりであり、その後他クラブも導入するようになった。
 
*: なお、2010年1月19日の経営破綻によりエスパルスへのスポンサーは打ち切ったが、エスパルス創設以来継続して支援を行っていた日本航空に敬意を表し、2010年以降も無償で袖部にロゴが提供されている。
 
* [[愛媛FC]]
 
*:松山都市圏の交通ICカード[[ICい〜カード]]にJMB機能と愛媛FCのファンクラブ機能をつけたカードも発行されている
 
* [[徳島ヴォルティス]]
 
*:[[徳島空港]]発着便においてのキャンペーンでチケット・グッズなどの提携されている。
 
* [[ホノルルマラソン]]
 
*: 冠スポンサーとしての参加のみならず、社員の自主参加による[[ボランティア]]活動や、多数の日本人参加者を運ぶチャーター便の運航を行うなど、多岐に渡る運営協力を行っている。
 
 
 
=== テレビ番組 ===
 
現在放送中の番組
 
* [[空旅をあなたへ-PREMIUM SKY-]]([[フジテレビジョン|フジテレビ]]・[[ミニ番組]]、2012年10月から)
 
* [[Nippon Pride 〜日本代表の掟〜]]([[日本テレビ]]・ミニ番組、2013年4月から)
 
以前放送の番組
 
* [[名作の風景]]([[TBSテレビ]]・ミニ番組、1994年10月から2005年3月まで)
 
* [[ニッポン創造 TEAM FOR JAPAN]](日本テレビ・ミニ番組、2013年3月まで)
 
 
 
=== ラジオ番組 ===
 
* [[JET STREAM]]([[エフエム東京|TOKYO FM]]、[[ジャパンエフエムネットワーク|JFN]]系列)
 
* [[鈴木敏夫のジブリ汗まみれ]](TOKYO FM、JFN系列)
 
 
 
== HSST ==
 
[[ファイル:HSST-03 in okazaki minami park.jpg|thumb|200px|HSST]]
 
1970年代前半に、1970年代後半に開港する予定であった成田国際空港へのアクセスの切り札として、日本航空と[[名古屋鉄道]]が中心となって[[HSST]]([[磁気浮上式鉄道]])の開発が進められた{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。その後1985年に行われた[[国際科学技術博覧会]](つくば科学万博)にも出展され、実際に一般客も搭乗することができた。
 
 
 
その後も開発が進められていたものの、1978年の新東京国際空港(現・成田国際空港)完成時に[[京成電鉄]]の「[[スカイライナー]]」による[[東成田駅|空港乗り入れ]](空港敷地内ではあるが、ターミナルビルへの乗り入れではなかった)が実現したことや、次いで[[1987年]]に当時の[[石原慎太郎]][[運輸大臣]]の命令を受け、[[1991年]]に[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[成田線|成田線空港支線]]の開業と特急「[[成田エクスプレス]]」および[[横須賀線|横須賀]]・[[総武快速線]]直通快速「エアポート成田」の運行開始、あわせて「スカイライナー」および[[京成本線]]特急の[[成田空港駅|空港ターミナル乗り入れ]]が実現し、都内からの空港までのアクセスが飛躍的に向上したこと。さらに日本航空の完全民営化を受けて、本業に直接関連していない上に、採算が取れるか判らない事業に投資することを取りやめたことなどから、開発計画からの撤退を表明し[[2000年]]に正式に撤退した{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。
 
 
 
その後、HSSTの開発は名古屋鉄道グループ会社の中部エイチ・エス・エス・ティ開発に受け継がれ、2005年には[[愛知高速交通東部丘陵線]](愛称:リニモ)として開業するに至っている。
 
 
 
== 受賞・表彰歴 ==
 
[[ファイル:JAL Executive class seats.jpg|thumb|2003年度グッドデザイン賞受賞作品「JAL SHELL FLAT SEAT」]]
 
* [[グッドデザイン賞]]
 
** 2002年 - 国際線ファーストクラスシート「JAL NEW SKYSLEEPER SOLO」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/28206|title=航空機内ファーストクラス シート JALファーストクラスシート『JAL NEW SKYSLEEPER SOLO』 ARS-576|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2003年 - 国際線エグゼクティブクラスシート「JAL SHELL FLAT SEAT」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/29260|title=JALエグゼクティブクラス シーズンズ“シェルフラットシート” D/ 1057-1|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、JALグループ専用発券コーナー<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/29243|title=JALグループ専用発券コーナー JJ-TCM|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2004年 - 国内線クラスJシート<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/30520|title=JAL クラス J シート ARS-832・ 833|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2007年 - 地図閲覧ウェブコンテンツ「JAL MAP 2.0」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/33878|title=JAL MAP 2.0 マップコミュニティを核としたボーダレスウェッブ|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2008年 - 国際線プレミアムエコノミークラスシート「JALスカイシェルシート」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/34616|title=航空機用座席 JALスカイシェルシート|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2009年 - 国際線エグゼクティブクラスシート「JAL SHELL FLAT NEO」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/35666|title=航空機座席 JAL国際線エグゼクティブクラス JAL SHELL FLAT NEO|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、国際線機内食「JALの空弁」(グアム線エコノミークラス向け)<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/35973|title=機内食 JALの空弁|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2011年 - 国際線エグゼクティブクラスシート「JAL SKYRECLINER」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/37867|title=航空機座席 JAL国際線エグゼクティブクラス JAL スカイリクライナー|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、国際線機内食(パリ線プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス向け)<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/38107|title=機内食 JAL国際線パリ線プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスミール|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、竹製車椅子<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/37238|title=車椅子 竹製車椅子|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2013年 - 国際線エコノミークラスシート「JAL SKY WIDER」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/40027|title=JAL エコノミークラス JAL スカイワイダー|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、[[ボーイング777-300ER]]「JAL SKY SUITE 777」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/40058|title=JAL ボーイング777-300ER JAL スカイスイート 777|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2014年 - 国内線機内サービス「JAL SKY NEXT」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/41474|title=日本航空国内線 JAL SKY NEXT|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、国内線普通席(JAL SKY NEXT)<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/41473|title=日本航空国内線 JAL SKY NEXT 普通席|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>、国際線ラウンジ「サクララウンジ」(東京国際空港内)<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/41653|title=日本航空 空港ラウンジ サクララウンジ|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-08-23}}</ref>
 
** 2015年 - 国際線エコノミークラスシート「JAL SKY WIDER II」<ref>{{cite web|url=http://www.g-mark.org/award/describe/42628|title=航空機座席 SKY WIDER Ⅱ|publisher=公益財団法人日本デザイン振興会|accessdate=2015-11-15}}</ref>
 
* [[スカイトラックス#ワールド・エアライン・アワード|ワールド・エアライン・アワード]]([[スカイトラックス]])
 
** 2013年 - ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート賞<ref>{{cite web|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201306/002545.html|title=JALスカイスイート、SKYTRAXワールド・エアライン・アワードで「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」賞を受賞|publisher=日本航空|date=2013-06-18|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2015年 - ベスト・エコノミークラス・エアラインシート賞<ref>{{cite web|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201506/003401.html|title=JAL のエコノミークラスシートが初めて世界一の評価をいただきました|publisher=日本航空|date=2015-06-16|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
* オンタイム・パフォーマンス・アワード(フライトスタッツ、定時到着率の世界ランキング)
 
** 2009年 - 90.95%・主要航空会社部門 第1位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2009-on-time-performance-awards/|title=2009 On-Time Performance Awards|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2010年 - 89.90%・主要航空会社部門 第1位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2010-on-time-performance-awards-airlines/|title=2010 On-Time Performance Awards|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2011年 - 90.14%・主要航空会社部門 第2位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2011-on-time-performance-awards-airlines/|title=2011 On-Time Performance Awards|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2012年 - 90.35%・主要航空会社部門 第1位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2012-on-time-performance-service-awards-winners/|title=2012 OPS Awards Winners|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2013年 - 88.94%・主要航空会社部門 第1位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2013-ops-awards-winners/|title=2013 OPS Awards Winners|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2014年 - 87.78%・主要航空会社部門 第4位、アジア・パシフィック同部門 第1位<ref>{{cite web|url=http://www.flightstats.com/company/media/on-time-performance-awards/2014-on-time-performance-service-awards/|title=2014 OPS Awards Winners|publisher=FlightStats Inc.|accessdate=2015-08-24}}</ref><ref>{{cite web|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201501/003215.html|title=JALが定時到着率アジア・パシフィック主要航空会社部門で第1位を獲得|publisher=日本航空|date=2015-01-27|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2015年 - 89.44%・主要航空会社部門 第1位、アジア・パシフィック同部門 第1位
 
** 2016年 - 87.80%・主要航空会社部門 第3位、アジア・パシフィック同部門 第1位
 
** 2017年 - 85.60%・主要航空会社部門 第2位、アジア・パシフィック同部門 第1位
 
* その他
 
** [[スカイトラックス#航空会社レーティング|スカイトラックス・エアライン・レーティング]]、4つ星<ref>{{cite web|url=http://www.airlinequality.com/ratings/4-star-airline-ratings/|title=4-Star Airlines|publisher=SKYTRAX|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
** 2011年 - CAPA(アジア太平洋航空センター)、エアライン・オブ・ザ・イヤー<ref>{{cite web|url=http://press.jal.co.jp/ja/release/201110/001922.html|title=JAL、CAPA主催の2011年 エアライン オブ ザ イヤーを受賞|publisher=日本航空|date=2011-10-21|accessdate=2015-08-24}}</ref>
 
 
 
== 社員 ==
 
===パイロット養成===
 
自社のパイロットを養成するため定期的にパイロット候補生を採用している<ref>[http://www.job-jal.com/recruitment/03.html 自社養成パイロット|募集要項|JAL採用情報|日本航空株式会社]</ref>。
 
 
 
日本の航空会社でパイロットの養成を初等訓練から行っているのは、日本航空の他に[[全日本空輸]]などがある。
 
 
 
=== クラブ活動 ===
 
社員による[[ハンドベル]]チーム「ベルスター」があり、様々なイベントで演奏を行っている。
 
 
 
かつては[[バスケットボール]]チームの「[[JALラビッツ]]」があった。
 
 
 
===歴代制服===
 
*初代:1951年〜 - [[門田稔]]<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE2702P_X20C14A5000000/?df=2 CA制服、ミニスカの変遷にみる日本経済  :日本経済新聞]</ref>
 
*2代:1954年〜 - [[伊東茂平]]
 
*3代:1960年〜 - 伊東茂平
 
*4代:1967年〜 - [[森英恵]]
 
*5代:1970年〜 - 森英恵
 
*6代:1977年〜 - 森英恵
 
*7代:1988年〜 - [[本井重信]] (7,830点の中からグランプリを獲得した一般からの応募)
 
*8代:1996年〜 - [[稲葉賀恵]]
 
*9代:2004年〜 - 稲葉賀恵(契約解除に伴う制服設計図流出問題で日本航空を[[控訴]])<ref>[http://nonnsutoppu.wikitoha.com/topics/nyu-su/toraburumonndai/jalyuumeidezaina-sosyou.html JALvs有名デザイナーCAの制服で訴訟に発展した原因|NONSTOP!ノンストップ!過去の放送内容]</ref>
 
*10代:2013年〜 - [[丸山啓太]]
 
 
 
== エピソード ==
 
 
 
* 広報部が航空機や業界に関する用語辞典を発行しており、一部を『'''航空実用事典'''』としてネット上に公開している<ref>[http://www.jal.com/ja/jiten/index.html 航空実用辞典]</ref>。
 
* 1962年に北回りヨーロッパ線を開設した際に、万が一[[北極圏]]で不時着した際に[[クマ|熊]]に襲われた時のことを考え、機内に[[拳銃]]が搭載されており、パイロットが実際に射撃の訓練を受けた<ref>「DC-8 FOREVER—退役記念!JAL DC-8の本」日本航空パイロット編 1987年</ref>。
 
* [[ビートルズ]]が[[1966年]]に来日し日本航空機のタラップを降りてくる時に、4人のメンバー全員が「日本航空」のロゴの入った[[法被]]を着用していた。これは広報室が企画したもので、これを承けた客室乗務員があらかじめ乗務しており、羽田空港に着陸直後、メンバーに「日本の伝統衣装を着用するとファンが喜ぶ」といって着用させたものだった{{Sfn|枻出版|2006|page=107}}。この際にこの法被の存在があまりに有名になったこともあり、現在も国際線のファーストクラスでは、この時のものとほぼ同じデザインの法被が乗客に提供されている。
 
* [[1969年]]に日本国内航空から日本航空機製造YS-11型機1機をウエットリースし、福岡-[[釜山広域市|釜山]]線に投入し約1年間運航した。なおこの際にリースされたJA8717機は、その後日本国内航空へ戻された後もしばらくの間日本航空塗装で使用され、その後1971年に行われた日本国内航空と[[東亜航空]]との経営統合による東亜国内航空への移籍を経て、系列会社の日本エアコミューターに移籍され、さらにその後日本航空と親会社の[[日本エアシステム]]との経営統合を受けて、再び日本航空のロゴをつけて[[2006年]][[9月30日]]の同型機の退役日まで飛ぶこととなる。
 
* 1972年11月に発生した[[日本航空シェレメーチエヴォ墜落事故|シェレメーチエヴォ墜落事故]]で亡くなった乗客の遺族の提案により、「この事故の悲劇を忘れないで安全運航を行ってほしい」との願いから、[[緑十字]]をかたどった「安全[[バッジ]]」がこの事故以降、全ての日本航空の社員の制服に着けられることになった{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。しかしこのバッジは、2002年に行われた日本航空による日本エアシステムに対する経営統合と、その後、合併に伴う制服改変の前後に廃止され、社員の身分証明章の一角に、その記号が記されることとなった。日本航空[[モスクワ]]支店では、毎年事故日である[[11月28日]]になると社員が慰霊碑に向かい犠牲者の慰霊を行っている。
 
* [[1973年]]に発生した、[[ドバイ日航機ハイジャック事件]]で爆破された[[ボーイング747]]型機の焼け残った尾翼の一部部品は、その後売却されて[[KLMオランダ航空]]の同型機に装着された。しかしその後、同機は[[1977年]]に[[スペイン]]領[[カナリア諸島]]の[[テネリフェ島]]にある[[テネリフェ・ノルテ空港|ロス・ロデオス空港]]の滑走路上で、2機のボーイング747型機同士が衝突した「[[テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故]]」に遭うこととなった。
 
* 1978年8月に、太平洋路線に就航するボーイング747型機の2階客室ラウンジ部分を改修して、[[寝台]]を5 - 7席設置した「スカイスリーパーサービス」を開始した{{Sfn|枻出版|2006|page=153}}。寝台のサイズは長さ185.4センチ、幅68.5センチであり、機内に寝台を設置したのはジェット機として初の試みであった{{Sfn|日本航空広報部|2002}}。
 
* かつて「目標利益142億円」を達成するために、全部署に漬物石(※142と“いしに”の語呂合わせ)を配布したことがある。
 
* 1980年代にかけての日本航空の社訓は「お客様への感謝、仲間への共感、時代への挑戦」であったが、[[親方日の丸]]の社風から、社内では『仲間への感謝、時代への共感、お客様への挑戦』と酷評されていた。
 
* 1980年代には、映画評論家の[[淀川長治]]が機内上映映画の選択のアドバイスを行っていた<ref>「淀川長治自伝(下)」P.154 淀川長治著 中公文庫</ref>。
 
* [[1983年]]から[[1984年]]にかけて放映された[[テレビドラマ]]『[[スチュワーデス物語]]』の放送当時、ドラマの中でスチュワーデス訓練生が実際に着用していたものと同じ[[Tシャツ]]や[[帽子]]が、[[機内誌]]『WINDS』(現『[[SKYWARD]]』)内の通販コーナーで「スチュワーデス物語公式グッズ」として個数限定で販売されていた<ref>「Winds」 1984年3月号</ref>。
 
* [[日清食品]]と共同でオリジナルの[[カップ麺]]、[[JALですかい]]シリーズ「[[うどんですかい]] (Udon de Sky)」を開発し、1992年6月1日より長距離路線のエグゼクティブクラスで提供を開始した。[[気圧]]が低い機内で調理、提供されることから、普通のカップ麺より低い沸点でも麺が戻るように工夫が凝らされている。
 
* [[篠山紀信]]や[[立木義浩]]、[[桐島ローランド]]等の著名[[写真家]]が撮影を担当し、実際に乗務している日本航空グループの[[客室乗務員]]が登場する「キャビンアテンダント[[カレンダー]]」を毎年作成していた。なお、このカレンダーへ登場する女性客室乗務員の多くが自薦(他薦も可能)で、客室乗務員という職種のみ、特に女性客室乗務員のみが登場することに対する批判も多い(1998年9月には男性客室乗務員が登場したことがあるが、過去これ1回のみである)。なお、経費削減施策の一環および販売数低下を受けて、2009年版をもって発行中止された<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/217691/ 「イザ」2009年2月1日]</ref> が、2013年に客室乗務員の制服がリニューアルされたことを記念して2014年版が発行(卓上判のみ)され、5年振りに復活した<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/131003/prl1310031638074-n1.htm Sankei Biz2013年10月3日]</ref>。
 
* 同社が作成するカレンダーでは、他にも1954年に国際線創設を記念して創刊し、[[国宝]]や[[重要文化財]]等の日本の古美術を紹介する「アートカレンダー」、1967年に世界一周路線の就航を記念して創刊し、世界の風景と女性を掲載する「{{lang|en|A WORLD OF BEAUTY CALENDAR}}」も毎年発行している。「世界名作文学カレンダー」は2009年版をもって発行中止となった。
 
* なお、その後国際線と国内線の機内販売のカタログにも同じく実際に乗務する女性客室乗務員(と男性客室乗務員)が毎号数名ずつ登場していたが、こちらは全て他薦であった。
 
* 日本航空社内や、[[1985年]]に発生した[[日本航空123便墜落事故]]を小説のベースにした、[[山崎豊子]]の小説『[[沈まぬ太陽]]』を掲載した『[[週刊新潮]]』への連載・[[沈まぬ太陽#映画|映画化]]に、日本航空は不快感を示し、『沈まぬ太陽』連載中は、日本航空機内での『週刊新潮』の取り扱いを止めていた<ref>三嶋伸一 「製作費20億円「沈まぬ太陽」で日航と角川映画が水面下で大バトル」 『[[週刊朝日]]』 2009年5月8日号、[[朝日新聞出版]]、124頁。</ref>。
 
* 2007年[[11月26日]]、同年8月29日カナダ・バンクス島沖上空で、観測史上最小の海氷面積を記録した北極海を、機長の[[小林宏之 (パイロット)|小林宏之]](現・航空評論家)が写真撮影していたことが明らかになった。急速に進行した海氷の「大崩壊」を鮮明にとらえており、航空機からの同種の写真は極めて珍しいといわれる。この写真は、海氷の現実を世界に向け発信したもので、世界にも衝撃を与えた<ref>「読売ONLINE 2007年11月26日」http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071126i305.htm</ref><ref>「読売ONLINE 2007年11月26日(ニュースランキング2007)」http://www.yomiuri.co.jp/feature/2007ranking/20071126i305.htm{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
* 2014年2月20日に閉鎖された非常救難訓練センターは当初、アメリカ進駐軍が建てた格納庫で1979年3月に改修し、以降JALの歴代の運航機材に対応したボーイング747型機(クラシック型)などの実物大模型(モックアップ)や、広さ20メートル×20メートルのプールなどを備えて、大規模な訓練施設で開所当時、プールは社員が福利厚生施設として使用していたりした。また、同施設には日本初のジェット旅客機「DC-8」1号機の機首部分が同訓練センター内に保存されていた。同センターは2014年2月18日に[[東京消防庁]]と[[富士山]]の噴火を想定し、航空機が[[東京湾]]に緊急着水を想定した初めての合同救難訓練を実施した。
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* 「4196人のスチュワーデス―スチュワーデスの本'85」深田祐介 1985年 日本航空
 
* 「SKYWARD」JALブランドコミュニケーション 2006年12月号
 
* 「DC-10/MD-11&L-1011」イカロス出版 2000年 ISBN 4871492753
 
* 「[[マッハの恐怖]]」(文庫) 柳田邦男 新潮社 1986年 ISBN 4101249059
 
* 「死角 巨大事故の現場」[[柳田邦男]] [[新潮社]] 1988年 ISBN 4101249083
 
* {{Cite book|和書|editor=枻出版| title=JALデザインコレクション |date=2006 |publisher=枻出版社 |isbn=4777904881 |series=エイムック, 1152 |ref=harv}}
 
* {{Cite book|和書|author=日本航空広報部 |title=JALグループ50年の航跡 |date=2002 |publisher=日本航空 |ncid=BA58807286 |ref=harv}}
 
* {{Cite journal|和書|title=あらかると 747|author=|journal=エアライン臨時増刊 ボーイング747ジャンボ|year=1986|month=9|pages=59-68|publisher=イカロス出版|ref =B747-1986}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
=== サービス関連 ===
 
* [[リゾッチャ]]
 
* [[JALグローバルクラブ]]
 
* [[JALマイレージバンク]]
 
* [[JALカード]]
 
* [[シャトル便]]
 
* [[GLAY JUMBO]]
 
* [[エグゼクティブ・エクスプレス]]
 
 
 
=== 受賞 ===
 
*[[スカイトラックス#ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート]]
 
 
 
=== 関連企業 ===
 
* [[ギャラクシーエアラインズ]](同社が10.0%出資していた貨物航空会社・清算済み)
 
* [[日本ユニバーサル航空]](かつて存在したJALグループ貨物航空会社)
 
* [[DFSギャラリア・沖縄|沖縄DFS]]([[DFSグループ]]との合弁会社)
 
* [[大阪空港交通]]
 
* [[JALインフォテック]] (JIT)
 
* [[JALUX]](<!--双日に一部売却したが、-->現在でも2位の株主。旧・日航商事)
 
* [[オークラ ニッコー ホテルマネジメント]]
 
* [[ティエフケー]]([[機内食]]を納入している。かつての子会社)
 
 
 
=== 著名な出身者 ===
 
* [[重太みゆき|重田みゆき]](インプレッショントレーナー。ホンマでっか!?TV 印象評論家 大学教授)
 
* [[深田祐介]]([[作家]])
 
* [[安部譲二]](作家)
 
* [[木原稔]]([[衆議院議員]])
 
* [[益岡康夫]]([[青山学院大学]][[講師 (教育)|講師]])
 
* [[内田和成]]([[経営コンサルタント]]、[[早稲田大学]][[大学院]][[教授]])
 
* [[高橋治則]]([[イ・アイ・イ・インターナショナル]]社長)
 
* [[仲谷かおり]]([[ヌードモデル]])
 
* [[島田律子]]([[タレント]])
 
* [[秀島一生]]([[航空]][[評論家]])
 
* [[矢代直美]](現役社員、[[バスケットボール]]選手。[[アテネオリンピック (2004年)|アテネオリンピック]]代表)
 
* [[若田光一]]([[宇宙飛行士]])
 
* [[渡辺蘭]]([[気象予報士]])
 
* [[久恒啓一]]([[多摩大学]][[経営情報学部]]長)
 
 
 
=== タイアップ番組 ===
 
==== バラエティ番組 ====
 
* [[アップダウンクイズ]]([[1963年]]-[[1985年]]、[[MBSテレビ|毎日放送]])<ref>放送開始から[[1975年]][[3月30日]]放送分までは[[All-nippon News Network|NET(現・テレビ朝日)系列]]で放送されていたが、MBS-[[ABCテレビ|ABC]]間の[[ネットチェンジ]]に伴い、1975年[[4月6日]]放送分から最終回までは[[Japan News Network|TBS系列]]で放送された。</ref>
 
 
 
==== テレビドラマ ====
 
* [[アテンションプリーズ]]([[1970年]]版は[[TBSテレビ|TBS]]、[[2006年]]版(リメイク版)は[[フジテレビジョン|フジテレビ]]が制作)<ref>2006年にフジテレビでリメイクするのに伴い、TBSが制作した1970年版が[[フジテレビTWO|フジテレビ721(現・フジテレビTWO)]]で2006年版本放送開始直前に再放送された。</ref>
 
* [[白い滑走路]]([[1974年]]、TBS)
 
* [[赤い疑惑]](1975年-[[1976年]]、TBS)
 
* [[赤い衝撃]](1976年-[[1977年]]、TBS)
 
* [[スチュワーデス物語]]([[1983年]]-[[1984年]]、TBS)
 
* [[トップスチュワーデス物語]]([[1990年]]、TBS)
 
* [[スチュワーデスの恋人]]([[1994年]]、TBS)
 
* [[スチュワーデス刑事]]([[1997年]]-2006年、フジテレビ)
 
* [[あぽやん|あぽやん〜走る国際空港]]([[2013年]]、TBS)
 
 
 
==== 映画 ====
 
* [[フライング☆ラビッツ]]([[2008年]]、[[東映]])
 
 
 
=== その他 ===
 
* [[JET STREAM]] - 日本航空提供の[[ラジオ番組]]。
 
* [[日本ユニセフ協会]]([[西松遥]]前社長自身も評議員を務めた [http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_off.html]。日本ユニセフ協会[[東郷良尚]]副会長、[[早水研|早見研]](専務理事)はJAL出身で [http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/shien/fund_raising/pdfs/fund_raising.pdf] 現在も社をあげた協力態勢をとっている。[http://www.jal.com/ja/society/unicef.html])
 
* [[日本航空の労働組合]]
 
* [[ブロードウェイ・ミュージックシアター]]([[東京ディズニーシー]]にある、日本航空が提供している[[劇場]])
 
* [[交通博物館]]
 
* [[千葉商科大学]]サービス創造学部の公式サポーター企業
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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* [https://www.jal.co.jp JALサービスサイト(航空券予約ほか)]
 
* [https://www.jal.co.jp JALサービスサイト(航空券予約ほか)]
** {{Facebook|jal.japan|JAPAN AIRLINES (JAL)}}{{ja icon}}※日本国内向け公式アカウント
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* [https://www.jal.com/ja/ JAL企業サイト]
** {{Facebook|japanairlines.asia|JAPAN AIRLINES ASIA}}{{en icon}} ※アジア地域向けグローバル公式アカウント
+
 
** {{Twitter|JAL_Official_jp|JAPAN AIRLINES【JAL】}}
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** {{Instagram|japanairlines_jal|JAL}}(公式アカウント)
 
* [https://www.jal.com/ JAPAN AIRLINES Worldwide Sites]※各国・地域毎に開設されているJALサイトに接続可
 
** [https://www.jal.com/ja/ JAL企業サイト]
 
* [http://ja.oneworld.com/member-airlines/japan-airlines-jal/ 日本航空〜oneworld] - 航空連合「[[ワンワールド]]」日本語版Webサイト内掲載の航空会社別案内ページより
 
  
{{TOPIX 100}}
 
{{ワンワールド}}
 
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{{JOCオフィシャルスポンサー(2015-2020)}}
 
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[[Category:日本航空|*]]
 
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[[Category:東証一部上場企業]]
 
[[Category:2012年上場の企業]]
 
[[Category:仮想移動体通信事業者]]
 
[[Category:再上場した企業]]
 
[[Category:経営再建した企業]]
 
[[Category:2010年の日本]]
 
[[Category:かつて存在した特殊会社]]
 

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日本航空株式会社(にほんこうくう、英語: Japan Airlines Co., Ltd.略称: JAL(ジャル))

日本を代表する大手航空会社。

1951年設立,1953年日本航空株式会社法に基づき特殊法人となり,1954年東京―サンフランシスコ線など国際定期便の運航を開始した。1967年には世界一周路線を開設,1975年日本と台湾を結ぶ航路を分離して日本アジア航空を設立した。1987年完全民営化され,民営化後は経営の多角化をはかり,JALエクスプレスなどの関連会社を設立して JALグループを形成した。2002年10月日本エアシステム持株会社日本航空システムを設立,その傘下で日本航空,日本エアシステムともに事業会社となった。両社は 2004年4月に完全統合し,6月に日本航空システムから日本航空に名称を変更した。この統合を機に事業会社の日本航空は名称を日本航空インターナショナルに変更,JALグループ内で国際線事業の中核を担うこととなった。一方,その持株会社が日本航空を名のった。

2010年財務の悪化に伴い会社更生法の適用を申請,2010年12月,持株会社日本航空と日本航空インターナショナルなど 5社が合併し,2011年4月,社名を日本航空に変更。経営体制を一新して,企業再生支援機構の支援を受けながら路線縮小,人員削減などによって再建に努めた結果,2012年春になって利益計上も可能となった。2011年初時点の保有機は 120機以上。ほかに 35機のボーイング787ドリームライナーを含む約 50機を発注。


脚注

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