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風刺

風刺(ふうし、諷刺[1]とも)

個人の愚行,政治の欠陥,社会の罪悪などに対する批判や攻撃を,機知に富んだ皮肉,あざけり,あてこすりなどの形で表現した詩文。風刺文学はまずローマで栄えたが,その代表的作家はホラチウス,ユウェナリスである (サトゥラ ) 。中世では動物譚など寓話形式の風刺物語がみられた。 18世紀は「風刺の世紀」と呼ばれ,イギリスでは詩人ポープがドライデンのあとをうけて古典的な風刺を完成させた。しかし風刺文学の本流は散文に移り,イギリスではスウィフト,フランスではボルテールが現れた。

19世紀以後は,たとえばバイロン,G.B.ショーらにたくましい風刺精神が認められるが,伝統的な風刺文学は分散する傾向にある。日本では特異な風刺詩として川柳や狂歌があり,広く大衆に愛好されたが,質量ともに本格的な風刺といえるものは少なかった。



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  1. 文心雕龍・書記』より「刺者達也 詩人諷刺」