秋田焼山(あきたやけやま)
秋田県北東部,十和田八幡平国立公園の八幡平に属する火山。活火山で,常時観測火山。標高 1366m。鹿角市の南端,仙北市との境にある。有史以来小規模な噴火を繰り返しているが,詳細はわかっていない。延宝6(1678)年に中規模の水蒸気爆発を起こし,1949,1951,1997年にも噴火した。基底は新第三紀層で,外輪山の内側に鬼ヶ城が中央火口丘として噴出。火口は南北約 800m,東西約 600mの楕円形をなす。火口原湖の湯沼付近には硫黄が堆積し,かつては又一鉱山,宮川鉱山で硫黄を採掘していた。東麓に後生掛温泉,西麓に玉川温泉がある。