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産業用ロボット

さんぎょうようロボット、Industrial robot

ロボットの一種で,人間に代って作業現場で労働を行う機器。将来は頭脳労働をも行うことが期待されている。所得水準の向上,労働力の需給関係の逼迫などによって,異常な温度,湿度,騒音などの作業環境の悪い現場や危険な労働は敬遠され,こうした悪条件下の労働は人間に代って機械力に代替せざるをえなくなった。さらに単調な繰返し作業などの場合にも機械を使用したほうが効率が高い。こうした労働を行う機器が産業用ロボットで,省力 (労働力省略) 化を推進するうえで有効な手段となっている。制御情報の入力方法によって,次のように分類できる。 (1) マニュアルマニピュレータ型:人間が操作するもの。 (2) シーケンス型 (シーケンス制御 ) :あらかじめ設定された作業手順と条件および動作位置に従って,動作の各段階を逐次進めていくもの。 (3) プレーバック型:あらかじめ人間がマニピュレータを動かして教示することにより,作業手順,動作位置,その他の作業情報を記憶させ,必要に応じて読み出すことにより作業を行なうもの。 (4) 数値制御 (NC ) 型:作業手順,動作位置,その他の作業情報を,数値により指令して作業を行なうもの。いずれも技術の進歩,特に電子工業,機械工業の技術発展に負うところが大きく,その構造も単純な作業を行う単能型から複雑,多様な作業もできる汎用型へと開発が進んでいる。