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海の民

(うみのたみ、英語: Sea Peoples, Peoples of the Sea)

前 13世紀から前 12世紀の初めにかけて,エジプトのナイルデルタ地帯をはじめ,アナトリア,シリア,パレスチナなど東地中海の諸国家および都市を海陸両面から激しく攻撃して,広く混乱を引起した諸種族の総称。この時期の近東の記録がまったく欠如しているのはそのためだという。ヒッタイト帝国もこれによって国力が衰退したといわれ,エジプトはメルネプタハラムセス3世の時代に攻撃を受けている。銅器時代のギリシア人の一部,エトルリア人の祖先でアナトリアからの航海者や海賊,アナトリア西岸地方の部族,サルジニア島の部族,シチリア島のシクリ人などのほか,クレタ島出身とおぼしき聖書のペリシテ人もこの「海の民」の一分派といわれる。