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戦略防衛構想

戦略防衛構想(せんりゃくぼうえいこうそう、英語: Strategic Defense Initiative, SDI

戦略防衛構想あるいはスターウォーズともいう。 1983年アメリカのレーガン大統領が提案したもので,ソ連の弾道ミサイルがアメリカや同盟諸国の領土に到達する前に,地上基地あるいは宇宙配備の兵器システムで迎撃,破壊しようというもの。アメリカ国防省は (1) ソ連ミサイルの監視,探知,追跡,破壊の各技術,(2) レーザービーム兵器などの指向性エネルギー兵器,(3) レールガンなどの運動エネルギー兵器,(4) システムの構成,戦闘管理,(5) システムを攻撃から守る防衛技術,について研究開発を行なった。

SDIの迎撃方法は4段階の多層防衛方式をとり,抑止力の効果を高めることをねらった。しかし,技術的困難と冷戦の終了によって,91年1月 30日ブッシュ大統領は『一般教書』のなかで,SDIの規模を縮小し,ソ連のミサイル攻撃よりも,第三世界からのミサイル攻撃からアメリカや同盟国を守る限定的弾道ミサイル防御システム (GPALS) にその主眼を移すことを発表した。 93年1月に就任したクリントン大統領は国防費の大幅削減を推し進め,これを受けてアスピン国防長官は 93年5月 13日に SDIの正式廃棄を発表,今後は地上基地システムで戦術ミサイルを迎撃する弾道ミサイル防衛 BMDを推進することを明らかにした。アメリカはレーガン大統領の SDI計画発表から 10年間に約 300億ドルの開発費を費やした。



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