御用聞き

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御用聞き(ごようきき)とは、

  1. 訪問販売の呼び方の一種。
  2. 江戸時代の特権的な御用商人豪農の格式のひとつ。類似の御用達よりも格下とされた。
  3. 江戸時代の警察機構の末端を担った岡っ引の異称。

ここでは1について述べる。

一般には有店舗販売を行っている店が行い、商品や役務の受注を得るため、得意先を定期的に周り、受注を行う。所謂ルートセールス。

特に目立つ御用聞きは昭和期のテレビドラマなどで馴染みのある三河屋などで、得意先に定期的に巡回して商品の注文を受ける。江戸時代から昭和期にかけての時代をドラマ化したものに多く登場し、老舗などが行うさまが映し出されている。

現代では言葉自体が廃れたものの、運送業などが受注の多い顧客を定期的に回るなど業種が変わっても一般的に広く行われている行為でもある。また店頭に買い出しに行く事が困難な老人の増加に伴い、生活協同組合他の小売店による宅配(純粋な通信販売と異なり、納品時に次回以後分の発注を受け、定期巡回を行う事がある)という形で、復活しつつある。