モツゴ属
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モツゴ属 Pseudorasbora は、コイ目コイ科の1属である。モツゴなどが属する。
分類
コイ科に属するのは確かだが、コイ科の分類は安定していない。
近年は亜科を細かく分ける傾向にあり、モツゴ属はカマツカ亜科に含まれてきた。さらに細谷和海 (1989) は、形態的特長から、カマツカ亜科からモツゴ属などのヒガイ亜科を分割した。
種
5種がおり、東アジアに分布する。日本にはモツゴと Pseudorasbora pumila の2種が分布する。
- モツゴ Pseudorasbora parva ({{{Expansion depth limit exceeded}}} et {{{Expansion depth limit exceeded}}}, 1846)
- 日本、中国、台湾、朝鮮半島、アムールに棲息する。さらに適応性が高いため、移入種として世界各地に分布する。
- Pseudorasbora pumila Miyadi, 1930
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- シナイモツゴ Pseudorasbora pumila pumila Miyadi, 1930
- 全長8cmほど。モツゴよりもずんぐりした体つきをしていて、側線が体の前半部にしかないことで区別する。日本の固有種で、関東地方から東北地方に分布していたが、モツゴの移入や環境の変化によって関東地方では絶滅し、東北地方でも生息地が減少している。和名は宮城県松島町の品井沼(しないぬま)に由来するが、ここでもモツゴと置き換わって姿を消してしまった。絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)(2007年)。
- ウシモツゴ Pseudorasbora pumila subsp.
- Pseudorasbora pumila の未記載亜種。全長7cmほど。シナイモツゴよりやや小型で、体側に黒色縦条がないことで区別する。濃尾平野の一部だけに生息し、モツゴの移入や環境変化によって絶滅の危機にある。絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)(2007年)。