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フィックスターズ

フィックスターズ(Fixstars Corporation)は、東京都品川区に所在するコンピュータ関連企業。フィックススターズではない。

CellGPUアーキテクチャをコアとしたマルチコアソリューションを製造・開発・販売している企業として知られている。

概要

Cellの登場からその可能性を見出してソフト、ハード両面からCellソリューションを提供していた。 Cellを使った従来のシステムの高速化やCellプログラム技術の普及活動などの実績がある。また、Cellを搭載したPCI Expressボード「GigaAccel 180」を販売していた。 Yellow Dog Linux事業も行っていてCellを含むPowerアーキテクチャ用Linuxも提供している。 2008年12月~2009年1月にかけてCellプログラミングコンテストを開催[1]Tesla製品の販売なども行っている[2]
現在はx86、GPU、ARM、POWERなど様々なマルチコアプロセッサ向けのソフトウェア最適化サービスや開発プラットフォームの提供を行っている。 また、D-Wave Systemsと協業し、量子アニーリングマシンの専用アクセラレータとしての活用を推進している[3]

事業内容

マルチコアプロセッサを利用した、様々な開発およびコンサルティングを行う。

  • ソフトウェア最適化サービス
  • 高性能プロセッサ搭載ハードウェア販売
  • 量子アニーリングマシン導入支援サービス

製品

M³プラットフォーム
マルチコア、マルチノード、マルチアーキテクチャ環境向けソフトウェア開発プラットフォーム
GigaAccel 180
Cell搭載PCI Expressアクセラレータボード
PowerLinux - 7R2 Yellow Dog Appliance
IBM POWER7プロセッサー搭載サーバ
Eiger EG-2S
Cell搭載組み込み用ボード
Yellow Dog Linux
Power系、Cell対応Linux
Yellow Dog Linux for CUDA
NVIDIA GPUをアクセラレータとするx86システム用GPUコンピューティング対応Linux

取締役

代表取締役社長/CEO 三木 聡
取締役 蜂須賀 利幸
取締役管理本部長 堀 美奈子
社外取締役 小林 永芳
社外取締役 石井 真
社外監査役 泉谷 勇造
社外監査役 二階堂 洋治
社外監査役 志方 洋一

2016年11月現在

マルチコアソフトウェア開発実績

  • リアルタイム音響測定ソフトウェア「RT-IR01」[4]
  • OpenCVライブラリのCell/B.E.向け高速化モジュール「CVCell」[5]
  • 米Broadcast InternationalとCell/B.E.向けH.264フルHDリアルタイムエンコードソフトウェアを開発[6]
  • メモリーテックとH.264リアルタイムエンコーディングが可能なデジタルコンテンツ管理システム「KaleiDA-Turbo™」を開発[7]
  • H.264リアルタイムソフトウェアエンコーダの新製品を発売[8]
  • PS3を活用した高速・高画質H.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売[9]
  • Windows版、Blu-ray 3D対応H.264ソフトウェアエンコーダAccelcoder Xを発売[10]
  • M³プラットフォームを利用したグローバル・イルミネーションレンダラ「lucille」[11]

マルチコアシステム導入実績

  • みずほ証券のデリバティブシステムを高速化[12]
  • 三菱総合研究所の動産担保融資における在庫データのモニタリング[13]
  • 米国空軍研究所にて2016台のプレイステーション3を使った高速クラスターシステム(コンドルクラスターと呼称)を構築。1700台のPS3、Linuxと管理ツール納入[14]

沿革

  • 2002年8月 - 神奈川県横浜市に、有限会社フィックスターズを資本金500万円をもって設立。
  • 2003年8月 - 資本金を2800万に増資し、株式会社フィックスターズへ組織変更。本社を東京都渋谷区鉢山町に移転。
  • 2004年7月 - マルチコア技術開発部を設立。Cell/B.E.プログラムに取り組む。
  • 2005年5月 - 本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。
  • 2005年9月 - ソニーコンピュータサイエンス研究所から田村 陽介を取締役CTOとして迎え入れる。資本金を3000万に増資。
  • 2006年10月 - 本社を東京都港区港南(品川)に移転。岡本 伸一を社外取締役として迎え入れる。
  • 2006年12月 - 資本金を1億4,150万円に増資。
  • 2007年8月 - 資本金を1億7,145万円に増資。
  • 2008年5月 - 資本金を1億9,680万円に増資。
  • 2008年8月 - 品川開発センターを開設。
  • 2008年11月11日 - 米Terra Soft SolutionsからYellow Dog Linuxを含む全事業を買収。買収した事業、従業員およびコロラド州の支社はフィックスターズが新たに設立した米国子会社Fixstars Solutions Inc.が引き継ぎ。
  • 2008年12月 - 資本金を2億1,055万円に増資。
  • 2009年12月 - Terra Soft Solutionsから引き継いだコロラドオフィスを閉鎖していたことを発表。
  • 2010年3月 - 本社を東京都品川区大崎に移転。
  • 2014年4月23日 - 東京証券取引所マザーズ上場。
  • 2016年11月22日 - 東京証券取引所第一部に市場変更。
  • 2017年6月26日 - 量子コンピュータを手掛けるD-Wave社との協業を開始。
  • 2018年1月15日 - 自動運転分野での事業拡大を意図し、株式会社ネクスティエレクトロニクスと合弁会社Fixstars Autonomous Technologiesを設立

脚注

  1. Hack the Cell 2009
  2. フィックスターズ、NVIDIA CUDAによるGPUソフトウェアサービスの提供を開始
  3. フィックスターズ、量子コンピュータを手掛けるD-Wave Systems, Inc.との協業を開始
  4. フィックスターズ、リアルタイム音響測定ソフトウェア「RT-IR01」を発売プレスリリース 2007年8月20日
  5. フィックスターズ、OpenCVライブラリのCell/B.E.向け高速化モジュール「CVCell」を開発プレスリリース 2007年11月28日
  6. フィックスターズと米Broadcast International、Cell/B.E.向けフルHDエンコードソフトウェアを開発プレスリリース 2008年9月12日
  7. メモリーテック、H.264リアルタイムエンコーディングが可能なデジタルコンテンツ管理システム「KaleiDA-Turbo™」を発表プレスリリース 2008年11月14日
  8. フィックスターズ、H.264リアルタイムソフトウェアエンコーダの新製品を発売プレスリリース 2009年2月24日
  9. PS3を活用した高速・高画質H.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売プレスリリース 2009年6月1日
  10. フィックスターズ、プロ向けBlu-ray 3D対応ビデオエンコーダAccelcoder Xを発売プレスリリース 2011年10月20日
  11. lucille - Global Illumination Renderer lucilleウェブサイト
  12. フィックスターズ、みずほ証券のデリバティブシステムをCell/B.E.で高速化に成功プレスリリース 2008年5月27日
  13. 三菱総合研究所、動産担保融資における在庫データのモニタリングにCell/B.E.を活用プレスリリース 2008年12月8日
  14. 米国空軍研究所、PS3を用いた世界最高レベルの高速クラスターシステムを構築プレスリリース 2010年11月18日

関連サイトリンク