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ハプスブルク家

(ドイツ語: Haus Habsburg)

神聖ローマ帝国,オーストリア帝国の皇帝家。 16世紀以降はハンガリー王位,ベーメン (ボヘミア) 王位をも兼ね,1516~1700年にはスペイン王家をも占め,ヨーロッパ随一の由緒と威信を誇った。

1273年大空位時代ののちルドルフ1世が初めて神聖ローマ皇帝となり同家繁栄の基礎を築いた。のち一時神聖ローマ皇帝位から離れたが,1438年オーストリア公アルブレヒト5世が再び皇帝となってから,神聖ローマ (ドイツ) 皇帝の地位は事実上同家の世襲するところとなった。

同家の隆昌は 15世紀末のマクシミリアン1世のときに始り,その孫でスペイン王のカルル5世のもとで大帝国が築かれた。カルルの退位後,神聖ローマ皇帝家とスペイン王家の2家に分れ,後者はフェリペ2世時代にスペイン王国の全盛時代をもたらしたが,属領ネーデルラントの独立やフランス,イギリスの攻撃で次第に衰え,1700年ブルボン家に取って代られた。前者は三十年戦争,オーストリア継承戦争,ナポレオン戦争を経たあと,1804年ついに神聖ローマ皇帝の地位は廃止された。しかし以後もオーストリア皇帝として,また 67~1918年まではオーストリア=ハンガリー皇帝として君臨し,メッテルニヒ時代はヨーロッパの覇権を握ったが,第1次世界大戦の敗北により,王朝としては消滅した。