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テーセウス

テーセウス古希: Θησεύς[1]

長母音を省略してテセウスとも表記される。

ギリシア神話の英雄。アテナイ(アテネ)王アイゲウスの子。ポセイドンの子とする説もあった。アイゲウスはデルフォイの神託を伺っての帰路、トロイゼン王ピッテウスの客となるが、ピッテウスに酒を飲まされて酔ったままその娘アイトラと寝かされた。やがてアイトラは懐妊する。アイゲウスは帰国するとき、もし男子が生まれたなら父の名を教えずに育て、成人したら、かねてより隠しておいた剣とサンダルを大岩から取り出させて父の名を教え、さらにそれを証拠にアテナイまでくるよう言い残した。青年になったテセウスは、剣とサンダルを取り出してアテナイに向かうが、安全な海路をとらずに危険の多い陸路を選び、途中旅人を苦しめる山賊や野盗をことごとく退治した。父の妻となっているメデイアの悪事を退けて初めて父子対面となった。テセウスは、その後ミノタウロス退治のため自ら貢ぎ物となる男女に混じってクレタ島へ赴き、彼に恋したアリアドネの助けにより大功をたてた。アテナイの王位についてからは、アッティカを統一して国家の基礎を固めたが、のちに王位から追放されると、スキロス島に亡命、この地の王に殺されたと伝えられる。

 彼の武勇を伝える物語はヘラクレスの伝説に酷似しており、焼き直しと考えられるところがある。つまりドーリス系の英雄ヘラクレスに対抗して、アテナイの国民的英雄としてテセウスの伝説が発達したらしく、さらに彼の伝承の背後には実在の人物が存在していたかもしれないが、その真相は明らかではない。




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