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コンビナート

コンビナートロシア語: комбинат, ラテン文字転写: kombinat[1]

技術的関連のある生産諸部門が近接立地して形成された企業の地域的結合体を意味する。元来は旧ソ連において,工業生産を合理化し,生産を向上させるために生み出された生産組織。流通経費の節約,大量生産,大市場の確保,副産物あるいは廃物の完全利用などで,生産コストの低下をはかる。旧ソ連のウラル・クズネツクのコンビナートが,初期のものでは最も有名である。日本では重化学工業部門に多く,石油コンビナート,鉄鋼コンビナートの素材産業が多い。これらは主として太平洋岸に集中したが,開発による自然海岸の崩壊,水質汚濁による魚類など海産品の減少,赤潮の誘発など生態系の攪乱および天然資源の壊滅,局地的な大気汚染の高濃度化など,環境破壊の問題が続発した。四日市大気汚染事件,異臭魚の発生など健康被害,財産上の被害で大型の事件はこうした工業地帯に集中している。こうしたことから公害対策基本法 (1967年制定) が 1970年に改正され,同法に基づき各種の法令により環境基準が定められ,また地方自治体や地域住民と企業との間で結ばれる公害防止協定など,さまざまな形で公害対策,環境保護がはかられてきている。

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  1. 日本語で「結合」の意。