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{{otheruses|[[サザンオールスターズ]]の[[シングル]]|その他の用法|ツナミ}}
 
{{Pathnav|frame=1|サザンオールスターズ|サザンオールスターズのディスコグラフィ}}
 
{{Infobox Single <!-- プロジェクト:楽曲 をご覧ください -->
 
| Name            = TSUNAMI
 
| Artist          = [[サザンオールスターズ]]
 
| Album          = [[バラッド3 〜the album of LOVE〜]]
 
| B-side          = 通りゃんせ
 
| Released        = [[2000年]][[1月26日]]<br />{{JPN}}
 
| Format          = 8cm[[コンパクトディスク|CD]]('00)<br/>12インチ[[レコード]]('00)<br/>12cmCD('05) <br/>[[デジタル・ダウンロード]]
 
| Recorded        = [[1999年]][[9月]] - [[12月]]<br/>猫に小判STUDIO<br/>VICTOR STUDIO
 
| Genre          = [[ロック (音楽)|ロック]]
 
| Length          = 9分37秒
 
| Label          = [[タイシタレーベル]]
 
| Writer          = [[桑田佳祐]] (#1,#2)
 
| Producer        = サザンオールスターズ
 
| Certification  = * 2ミリオン([[日本レコード協会]])<ref>[http://www.riaj.or.jp/f/data/cert/gd.html#01 日本レコード協会 認定作品] 2000年12月度認定作品の閲覧。  2015年11月4日閲覧</ref>
 
* プラチナ([[着うたフル]]、日本レコード協会)<ref name="Japan">[https://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w110520.html  レコード協会調べ 4月度有料音楽配信認定] 日本レコード協会 2015年9月20日閲覧</ref>
 
| Chart position  = * 週間1位(2週連続・3週連続・通算5週、[[オリコンチャート|オリコン]])
 
* 週間18位(2005年盤・オリコン)
 
* 2000年2・3月度月間1位(オリコン)
 
* 2000年4月度月間3位(オリコン)
 
* 2000年度上半期1位(オリコン)
 
* 2000年度年間1位(オリコン)
 
* 2000年度年間1位(オリコンカラオケチャート)
 
* オリコン歴代シングルランキング4位<ref name="dmenu">[http://music-book.jp/music/news/news/128652 SMAP「世界に一つだけの花」がついにサザン越え!オリコン歴代シングル売上3位に浮上] music.jp 2017年2月20日閲覧</ref>
 
| Last single    = [[イエローマン 〜星の王子様〜]]<br />([[1999年]])
 
| This single    = '''TSUNAMI'''<br />(2000年)
 
| Next single    = [[HOTEL PACIFIC]]<br />(2000年)
 
| Misc            = {{Extra track listing
 
| Album      = バラッド3 〜the album of LOVE〜
 
| Type      = greatest
 
| prev_track = 湘南SEPTEMBER
 
| prev_no    = 8
 
| this_track = '''TSUNAMI'''
 
| track_no  = 9
 
| next_track = 夏の日のドラマ
 
| next_no    = 10
 
}}
 
|EAN= {{EAN|4988002396054}}(8cmCD盤)<br/>{{EAN|4988002484348}}(12cmCD盤)<br/>{{EAN|4988002396061}}(アナログ盤)
 
}}
 
  
「'''TSUNAMI'''」(ツナミ)は、[[サザンオールスターズ]]の44枚目の[[シングル]]。[[2000年]][[1月26日]]発売。発売元は[[タイシタレーベル]]。
+
「'''TSUNAMI'''」(ツナミ)
  
[[2005年]][[6月25日]]には12cmCDで再発売されている。
+
日本のポピュラー音楽。歌は日本のバンド、サザンオールスターズ。2000年発売。作詞・作曲:桑田佳祐。TBS系列のバラエティ番組「ウンナンのホントコ!」内のコーナー「未来日記」のテーマソングに起用され、若者を中心にヒット。第42回日本レコード大賞大賞受賞。第14回日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー受賞。2000年オリコン年間チャート第1位、同年オリコン年間カラオケチャート第1位。
  
== 解説 ==
+
{{テンプレート:20180815sk}}
前作「[[イエローマン 〜星の王子様〜]]」から約10ヶ月ぶりとなるシングルであり、サザンオールスターズのシングルにとっては初の通常盤と初回限定盤が発売された作品である。2000年[[1月1日]]に自身のウェブサイトでお正月限定企画として、当時新曲であった表題曲「TSUNAMI」の試聴を実施した<ref name="sas2000">[https://southernallstars.jp/mob/news/diarKiji.php?site=SASJP&ima=1753&cd=BIOGRAPHY&so=k&labl=keyword&ct=2000&tp=2000 サザンオールスターズ バイオグラフィー 2000年] SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE 2018年7月9日閲覧</ref>。
 
 
 
本作のCDの初回盤は紙製スリーブケース付きでパッケージのみ12cm(マキシシングル)サイズとなっている。この初回盤は商品入荷日(本作発売の前の日)の[[1月25日]]から店頭から消え、発売日には既に売切れという前代未聞の現象が起こった<ref name="sas2000"/>。また、前作「イエローマン 〜星の王子様〜」の売り上げが思わしくなかったことから生産枚数がかなり少量のみ生産されたため、現在でも初回盤には稀少価値が高い。[[2005年]](平成17年)の12cm化再発時には初回盤のスリーブケース及び通常盤のジャケットが採用されている。また、同時発売のアナログ盤は赤い星型の変形レコードとなっており、星型の鋭角部分より内側に音楽データがプレスされている。
 
 
 
2000年[[12月31日]]には「TSUNAMI」が[[第42回日本レコード大賞]]を受賞し、ライブリハーサルの途中に[[横浜アリーナ]]から[[TBSテレビ|TBS]]のスタジオへ行った<ref name="sas2000"/>。受賞した際に[[桑田佳祐]]は「やっと[[美空ひばり|ひばりさん]]の背中が見えました」と語った<ref name="excite">[http://a.excite.co.jp/News/90s/20160422/E1461124960456.html  大ヒット曲『TSUNAMI』を桑田佳祐が書くきっかけとなった出来事] exciteニュース 2016年4月22日閲覧。</ref>。
 
 
 
読み方の同じ[[津浪駅|津浪(つなみ)駅]]がある[[可部線]]の廃止反対運動の一環で、「サザンオールスターズを呼んで地元を活性化させよう」というものがあったが実現せず、駅は[[2003年]](平成15年)[[12月1日]]に廃止された。
 
 
 
=== 東日本大震災を受けての動き ===
 
[[2011年]](平成23年)[[3月11日]]に発生した[[東日本大震災]]([[東北地方太平洋沖地震]])で、甚大な津波被害が発生したことで世情や被災者の感情に最大限配慮する必要があったため、一時期テレビ・ラジオ等による放送を当面自粛せざるをえない状況となっていた<ref>なお、[[2004年]](平成16年)[[12月26日]]に発生した[[スマトラ島沖地震 (2004年)|スマトラ島沖地震]]で津波による被害が発生した直後の一時期「TSUNAMI」の放送を自粛する放送局もあった。</ref><ref>[http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110408-758356.html アンパンマンや三百六十五歩にリクエスト] - [[日刊スポーツ]] 2011年4月8日</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110411/enn1104111604016-n1.htm ラジオ局、放送できない?珍島物語、TSUNAMI、兄弟船…] [[ZAKZAK]] 2011.04.11</ref>。
 
 
 
これについて、[[コラムニスト]]で、サザンのファンでもある[[勝谷誠彦]]は「タイトルはTSUNAMIだが曲自体に罪はない」と前置きをし、震災から半年となる[[ニッポン放送]]『[[勝谷誠彦のこれがニュースだ!]]』2011年9月12日放送分のオープニングで敢えてOAに踏み切った。なお、公式サイトによると番組に寄せられた意見のうち99%が「よくかけてくれた」「改めていい曲であることがわかった」といった肯定的な意見だったという<ref>[http://www.1242.com/program/katsu/selection/ 勝谷誠彦のこれがニュースだ!]ニッポン放送</ref>。
 
 
 
ジャーナリストの[[上杉隆]]は、[[エフエム東京|TOKYO FM]]『[[TIME LINE]]』[[2012年]]1月4日放送分において本作品を取り上げ、「どうしても伝えたい思い」として、「歌詞をじっくり聴きなおし、かけるべきだ」として「日本社会において、本作に触れることがいけないようなムードになっていた」と前置きし、「歌詞を見ると、これこそ3.11被災について最も必要な曲ではないか?」と考え、「犠牲になった、苦しんでいる方へのメッセージ、命を落とした人々からの2012年を迎えた私たちに対する、『忘れないでくれ』というメッセージがこもっているのではないか?」と彼なりの解釈を加え敢えてOAに踏み切った<ref>TOKYO FM 1月4日『[[TIME LINE]]』</ref>。
 
 
 
リスナー投稿において上杉の件を知らされた桑田は震災から1年が経過した[[2012年]][[3月10日]]放送のラジオ番組『[[桑田佳祐のやさしい夜遊び]]』の中で、上杉に深い感謝の意を伝えると共に「空気を読んだわけではないが、被災された方や遺族の中にはファンもいたからこの曲を歌うモチベーションにはつながらなかった」「いつか(東日本大震災の)悲しみの記憶が薄れてこの曲を歌ってくれという声があれば、復興の象徴として歌える日がきたらいいと思っている」と述べている<ref>[http://www.asahi.com/culture/update/0311/TKY201203110002.html 桑田佳祐さん「TSUNAMI、歌える日がきたら」] - 朝日新聞デジタル・2012年3月11日</ref>。
 
 
 
こういった経緯もありライブでの演奏は2008年の『[[真夏の大感謝祭 LIVE|真夏の大感謝祭]]』が現在のところ最後になり、2013年にサザンオールスターズが活動を再開してからも、桑田自身が戒めとしてライブで演奏する事を避けている状態にある<ref name = "pr" />。
 
 
 
東日本大震災を機に開設され、[[2016年]][[3月29日]]に閉局した[[宮城県]][[女川町]]の臨時災害放送局[[おながわさいがいエフエム|女川さいがいFM]]で放送されている番組「大人のたまり場」2016年3月25日放送分で1年前の2015年に「TSUNAMI」をリクエストする内容のリスナーからのメールが存在し、「この曲は震災とは関係なく、人を愛する感情を表現した名曲。FMの皆さんがかけてもよいと思ったら流してほしい」と書かれていたことをパーソナリティーが述べ、「このリクエストがずっと気にかかっていました。必要なのは時間ではなく、一歩を踏み出すタイミング。このリクエストに応えずに最終回にするわけにはいかなかった。みんなで歌います」という意向で出演者とリスナーで歌唱された<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160329/ddl/k04/040/031000c 放送自粛のヒット曲「TSUNAMI」、被災者に届けた きょう閉局の女川さいがいFM /宮城] [[毎日新聞]] </ref>。また、2016年3月29日には女川町長の須田善明が生出演し、閉局を迎えるにあたっての思いを語り、最後の1曲として、「震災後、自粛を余儀なくされてきたが、待ち望んだ1曲。女川さいがいFM閉局のタイミングだからこそかけられる1曲」「名曲がある。その曲に罪があるわけじゃない。歌い継がれ、語り継ぐことに意味があり、人々の心に届く」と前置きし「TSUNAMI」のOAに踏み切った<ref>[http://219-122-3-3.b1rev.nikkansports.com/general/news/1623596.html 女川さいがいFM閉局でサザンの「TSUNAMI」] [[日刊スポーツ]] </ref>。なお、それに対する抗議や非難の手紙・メールは一切なく、むしろ歓迎する内容のものが多かったという<ref name = "TSUNAMI">[http://www.47news.jp/47topics/e/275322.php 最後の曲はTSUNAMI 5年ぶりに流れたメロディー 被災地・女川のFM局] 47NEWS </ref>。
 
 
 
2018年のアルバム『[[海のOh, Yeah!!]]』にはディレクターの提案により1曲目として収録され、桑田もこの曲順で聴き「これはいいんじゃないか」と納得したという<ref name = "pr" />。
 
 
 
この事を同年7月21日の『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で触れた際には「しばらくこの曲はしまっておこうと思っていたんです」「ライブで歌わないということも、何かのメッセージになるんじゃないかと、実は思っていたんですけどね」「サザンとしては、スタッフも含めて、東北のことを忘れないし、まだ震災は終わっていませんから」といった旨を述べたうえで、震災後初めて桑田の曲紹介により「TSUNAMI」がオンエアされた<ref name = "pr"> [http://realsound.jp/2018/07/post-224103.html 桑田佳祐、サザン新曲「北鎌倉の思い出」を初オンエア アルバム『海のOh, Yeah!!』収録、「TSUNAMI」への思いも語る]リアルサウンド2018年7月22日</ref>。
 
 
 
== チャート成績 ==
 
=== 記録 ===
 
* オリコン2000年度シングルチャート1位。
 
* オリコン歴代シングルランキング4位、[[J-POP]]の[[シングル]]及び[[コンパクトディスク|CD]]シングルとしては歴代2位<ref name="dmenu"/>。
 
* [[オリコンチャート|オリコン]][[カラオケ]]チャートで「TSUNAMI」が14週連続1位。
 
* 『[[HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP]]』のパーフェクトランキングで「TSUNAMI」が12週連続1位、10年間の通算チャート1位。
 
* [[2005年]](平成17年)に[[日本放送協会|NHK]]が実施した「[[スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜]]」で「TSUNAMI」が白組16位。
 
* 『[[THE夜もヒッパレ]]最終回スペシャル』で、放送開始の[[1994年]](平成6年)[[4月]]から放送終了の[[2002年]](平成14年)[[9月]]までの総合ランキング1位。
 
* 『[[COUNT DOWN TV]]』の放送15周年記念企画として集計された「15年間歴代シングルランキング」で第1位。
 
* オリコン集計における8cmCDシングル最後の200万枚越え作品(2017年現在)。
 
* [[日本音楽著作権協会]](JASRAC)の著作権使用料分配額(国内作品)ランキングでは、[[2000年]]度の年間1位<ref>[http://www.jasrac.or.jp/profile/prize/2001_country.html 2001年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)]、日本音楽著作権協会、2001年。</ref>、[[2001年]]度の年間4位<ref>[http://www.jasrac.or.jp/profile/prize/2002_country.html 2002年 国内作品分配額ベスト10(金・銀・銅賞関連)]、日本音楽著作権協会、2002年。</ref>を獲得した。
 
 
 
=== 売上 ===
 
2000年[[2月7日]]付のオリコン週間ランキングで初週65.4万枚を売り上げて、1位を獲得した<ref name="sas2000"/>。発売2週目で100万枚を突破し「[[愛の言霊 〜Spiritual Message〜]]」以来の通算5作目の[[ミリオンセラー|ミリオン]]となり、発売7週目で200万枚を突破して<ref>[[ミュージックステーション]] 2013年6月7日放送 VTR企画「200万枚達成スピードNo.1は?」より</ref>、累計293.6万枚(2015年12月現在・オリコン調べ)を売り上げた<ref>[http://www.musicvoice.jp/news/20151209034410/ <参考>アーティスト別シングル総売上歴代トップ5] ミュージックヴォイス 2015年12月9日配信・2016年2月15日閲覧</ref>。これまでの最高記録だった「[[エロティカ・セブン|エロティカ・セブン EROTICA SEVEN]]」の174.3万枚(オリコン調べ)を大きく上回って自身のシングルでは最大売上(オリコン・出荷枚数いずれも)となった<ref name="sasoricon"/>。
 
 
 
なお、[[プラネット (企業)|プラネットチャート]]調べでは、2000年12月時点で累計321.7万枚を売り上げている<ref>[http://web.archive.org/web/20010410134938/http://www.zakzak.co.jp/geino/n-2000_12/g2000120708.html 必見!忘年会おすすめカラオケTOP10]、ZAKZAK、2000年12月7日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。
 
 
 
[[2005年]][[6月25日]]には12cmCDで[[リマスタリング]]を行い再発されており、この時デビューから本作までの全シングルが12cmCD化されたが、その中で最新作である本作はオリジナル盤発売から5年で、オリジナル盤の売り上げ自体はオリコン歴代シングルチャート4位という記録であるが2万枚売り上げを伸ばし、従来CDシングルとしてのオリコン歴代1位の売上であった「[[だんご3兄弟]]」をオリジナル盤との合算により上回り、オリコン集計ではCDシングル売上歴代1位となったが<ref>[http://www.hmv.co.jp/news/article/506240037/ サザン、オリコン100位以内に44曲!! ] HMV 2018年7月3日閲覧</ref><ref name="sasoricon">[http://www.oricon.co.jp/news/54526/full/  サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録] オリコン 2015年1月22日閲覧。</ref><ref>[http://megalodon.jp/2016-0821-0034-18/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00000003-dal-ent 「世界に一つだけの花」CD化以降初めて300万枚へ] Yahoo!ニュース(デイリースポーツ) 2016年8月20日閲覧。</ref>、2016年に[[SMAP]]の「[[世界に一つだけの花]]」に売上を抜かれて2位となった<ref name="dmenu"/>。
 
 
 
オリコンによる本作の登場回数は57回であり、自身のシングルとしては「[[ピースとハイライト]]」と並んで最多である<ref>[http://www.oricon.co.jp/prof/72619/products/293706/1/ TSUNAMI] オリコンスタイル 2015年7月12日閲覧</ref>。また、TOP10獲得週間数は14週で、「[[いとしのエリー]]」(16週)に次いで2番目に長い<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/32098/full/  サザン、百恵超え! シングルのTOP10獲得週数記録を更新!] オリコンスタイル 2015年10月20日閲覧</ref>。
 
 
 
== 受賞 ==
 
* 第14回[[日本ゴールドディスク大賞]]
 
** ソング・オブ・ザ・イヤー<ref>[http://www.golddisc.jp/award/14/index.html 第14回日本ゴールドディスク大賞] 2015年12月6日閲覧</ref>
 
* [[第42回日本レコード大賞]]
 
** 受賞<ref>[http://www.jacompa.or.jp/reco42.html 第42回日本レコード大賞] 日本作曲家協会 2018年3月23日閲覧</ref>
 
* [[JASRAC賞]](2000年度)
 
** 金賞・カラオケ分配額最高位<ref>[http://www.jasrac.or.jp/profile/prize/2001.html  2001年JASRAC賞 「TSUNAMI」が金賞を受賞] 2001年JASRAC賞 2015年12月5日閲覧</ref>
 
 
 
== 収録曲 ==
 
# '''TSUNAMI'''<br />(作詞・作曲:[[桑田佳祐]] / 編曲:サザンオールスターズ / 弦編曲:[[島健]])
 
#: [[TBSテレビ|TBS]]系『[[ウンナンのホントコ!]]』の番組企画『[[未来日記 (ウンナンのホントコ!)#未来日記III 「3人のクリスマス」|未来日記III]]』テーマソング。[[第73回選抜高等学校野球大会]]の[[選抜高等学校野球大会入場行進曲|入場行進曲]]<ref group="注">2001年に使用</ref>。TBS系[[日曜劇場]]『[[元カレ]]』挿入歌<ref group="注">2003年に使用</ref>。[[Au (携帯電話)|au]]『[[LISMO|LISTEN MOBILE SERVICE]]』キャンペーンソング<ref group="注">2008年に使用</ref>。
 
#:タイアップである『未来日記Ⅲ 』のテーマ曲として書き下ろし使用されたが、本作品はCDの名義上ノンタイアップであり、CDジャケットなどにも『未来日記』の文字は書かれていない。なお、最初の放映時には曲のタイトルが決まっていなかった。
 
#:アルバム『[[バラッド3 〜the album of LOVE〜]]』の[[コマーシャルソング|CMソング]]にも使用されている<ref>[[ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)]]のブックレット「バラッド3 〜the album of LOVE」テレビCMより。2016年2月7日閲覧</ref>。
 
#:サザンのシングル曲としては珍しくイントロの無い楽曲<ref>シングルA面では本作と「[[勝手にシンドバッド]]」「[[涙のアベニュー]]」「[[東京VICTORY]]」のみ</ref>。
 
#:1999年9月に[[LIQUIDROOM]](現:[[新宿FACE]])で行ったファンクラブ限定の[[シークレットライブ'99 SAS 事件簿 in 歌舞伎町|シークレットライブ]]で、「[[1998 スーパーライブ in 渚園]]」をもって封印していた往年のヒット曲を演奏し、観客を喜ばせた事をきっかけに製作された。ただし、上述のビクターの判断と同様に桑田自身も当初は前作以上に大ヒットすることは一切想定していなかった<ref name = "rood" />。
 
#:タイトルの「TSUNAMI」や歌詞にある『津波のような侘しさ』というフレーズは失恋の切なさを押し寄せる波に例えたものであり、実際の[[津波]]とは一切関係がない<ref name = "TSUNAMI" />。このフレーズについて桑田は、サーフィンをテーマにしたビデオ作品『TSUNAMI CALLING』から影響を受けた事と、実際の津波が被害をもたらすものであることを理解していることを前提として述べたうえで、あえて「BIG WAVE」ではなく「TSUNAMI」と表記されている事で、逆にとんでもない情緒感を感じたことがきっかけで後者の歌詞のフレーズがなんとなく思い浮かんだという制作当時のエピソードを語っている<ref>「[[ぴあ]]」2000年1月24日発売号のインタビューより。</ref>。なお、タイトルは当時のディレクターが仮のアイディアとして提案したものをそのまま使用したことも述べている<ref>[[スペースシャワーTV]] 8月6日『V.I.P.-桑田佳祐-』内のインタビューによる。2012年。</ref>。また、桑田は[[ザ・ビーチ・ボーイズ]]の「[[駄目な僕]]」のタイトルから歌詞のイメージを膨らませていた事が語られている<ref>[http://web.archive.org/web/20071223050244/http://www.jvcmusic.co.jp/sas/diary/oct99_4.html SASダイヤリー] サザンオールスターズラボラトリー 1999年10月([[Internet Archive]])</ref>。<br />アレンジ面に関しても売れ線を狙ったものではなく、[[ビートルズ]]の『[[アビイ・ロード]]』を意識したものと語っている<ref name = "rood">「[[SWITCH]] 2001/3 MARCH 2001 VOL.19 NO.2」 P82より。</ref>。<br />[[ミュージック・ビデオ|PV]]もこれまでのようなコミカルで手の込んだ作風ではなく、少年と少女の淡い恋心を描いたストーリーで、メンバーは2人を見守る[[音楽]]の[[天使]]達の設定である。
 
#:[[さまぁ〜ず]]の[[三村マサカズ]]は、[[ヒロミ]]との因縁があった直後にこの曲をカラオケで歌い号泣したと述べている<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2015/03/04/220/ 三村マサカズ、ヒロミNGの真相を告白「号泣した」「全部あの人を超える」],マイナビ,2015年3月4日</ref>。{{main|三村マサカズ}}
 
#:桑田が次男の卒業式が終わったばかりの教室でギター1本で唄ったことがあり、このことは保護者はほとんど知らず学校中が騒然となった(これは妻の[[原由子]]が当時[[PTA]]役員だったから実現したとも言われている)。なお、この画像が保護者の撮影により写真誌「[[フライデー (雑誌)|FRIDAY]]」にも掲載された。
 
#:[[1月]]に発売された楽曲だが、[[テレビ朝日]]系『[[ミュージックステーション]]』の企画「夏うたリクエストランキング」「同バラードリクエストランキング」で1位に入ったこともある。このことに関して桑田本人は、ある程度の違和感があることを述べている<ref>TOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」2010年7月24日放送分より</ref>。また、音楽情報誌『CD&DLでーた』が発表した「失恋した時に聴きたい“失恋ソング”ランキング」で8位にランクインした<ref>[http://s.famitsu.com/news/201510/20091104.html 傷ついた心に響く“失恋ソング”ランキング2015を音楽情報誌『CD&DLでーた』が発表 1位は30代女性の高い支持を集めたあの名曲に] ファミ通.com 2015年10月20日配信・2016年2月15日閲覧</ref>。
 
#:[[2015年]][[9月23日]]に放送された「[[ミュージックステーションウルトラFES]]」内で放送されたVTR企画『世界に誇るニッポンの歌 BEST100』で5位を記録した<ref>[http://music-book.jp/music/news/news/93641  1位はSMAP「世界に一つだけの花」、MステSP“世界に誇るニッポンの歌”] ミュージックジェイピー 2015年9月20日閲覧</ref>。
 
#:[[2008年]]に[[オリコン]]が2000人に調査した「サザンオールスターズのシングル曲の中で一番好きな曲」で総合1位を獲得した<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/54776/full/ サザンの人気ナンバーランキング、全世代で「TSUNAMI」が1位] オリコン 2008年5月22日配信、2016年3月20日閲覧</ref>。
 
#:[[調]]は[[ニ長調]]<ref>{{Cite web |url=http://music.j-total.net/data/011sa/004_Southern_All_Stars/006.html |title=TSUNAMI(サザンオールスターズ) / コード譜 / ギター - J-Total Music! |publisher=Jトータルミュージック |accessdate=2016-08-28}}</ref>。
 
#'''通りゃんせ'''<br />(作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:サザンオールスターズ)
 
#:ハードロック調の楽曲。歌詞には一・二・三の鳥居、七里、化粧坂(けわいざか)など[[鎌倉市|鎌倉]]・[[若宮大路]]の名所が数多く登場する。タイトルは[[童歌|わらべ歌]]である「[[通りゃんせ]]」から取ったもの。現時点でシングル盤にのみ収録。テレビ番組での披露は『[[POP JAM]]』([[日本放送協会|NHK]])のみである。
 
 
 
== 参加ミュージシャン ==
 
* [[桑田佳祐]]:[[ボーカル|Vocal]], [[ギター|Guitar]]
 
* [[大森隆志]]:[[リードギター|Guitar]]
 
* [[関口和之]]:[[ベース (弦楽器)|Bass]]
 
* [[松田弘]]:[[ドラムセット|Drums]]
 
* [[原由子]]:[[キーボード (楽器)|Keyboards]], Vocal
 
* [[野沢秀行]]:[[打楽器|Percussion]]
 
 
 
* TSUNAMI
 
** 角谷仁宣:[[ミュージックシーケンサー|Computer Programming]]
 
** [[金原千恵子|金原千恵子ストリングス]]:[[ストリングス|Strings]]
 
** 藤田乙比古:[[ホルン|Horn]]
 
** 大見川満:Horn
 
* 通りゃんせ
 
** 角谷仁宣:Computer Programming
 
** [[小倉博和]]:[[リュート|Bandurria]]
 
 
 
== 収録アルバム ==
 
* [[バラッド3 〜the album of LOVE〜]] (#1)
 
* [[海のOh, Yeah!!]] (#1)
 
 
 
== ミュージック・ビデオ収録作品 ==
 
*[[ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)]] (#1)
 
 
 
== カバー ==
 
;TSUNAMI
 
* [[2001年]](平成13年)、[[ビッグ・マウンテン]]は「TSUNAMI 〜A WAVE OF LOVE」という曲名で[[英語]]でカバーした(アルバム『Cool Breeze』に収録)。
 
* [[2002年]](平成14年)、[[AJI]]がミニアルバム『As Juvenile Innocence』でカバー。
 
* [[2003年]](平成15年)、[[有里知花]]がアルバム『Treasure The World』でカバー。サザンの[[松田弘]]が音楽を担当した映画『[[マナに抱かれて]]』の主題歌で、サウンドトラックにも収録<ref>{{Cite web|url=http://victorentertainmentshop.com/product/?item_cd=VICL-61138|title=マナに抱かれて オリジナル・サウンドトラック|VICTOR ENTERTAINMENT ONLINE SHOP|accessdate=2018-03-27}}</ref>。
 
* [[ウィリアム・ソー|蘇永康]](ウィリアム・ソー)が「她愛了我好久」という曲名で[[北京語]]でカバーした(アルバム「蘇情時間」に収録)。また[[広東語]]で「其實我很擔心」という曲名でカバーした。
 
* [[大韓民国|韓国]]ではV.Oneが「そうみたいだよ({{Lang|ko|그런가봐요}})」という曲を発売したが、「TSUNAMI」に酷似していることが指摘されると正式に「TSUNAMI」のカバーであると発表した。当初は覆面歌手だったためこのような経緯になった。
 
* [[2006年]](平成18年)、サザンメンバーとも交流のある[[Skoop On Somebody]]のボーカル・[[武田雅治]]が[[2000年代]]以降の楽曲を選定し、[[カバー]]したアルバム『[[恋歌〜THE LATEST J-LOVE BALLAD HITS COLLECTION〜]]』の1曲として採用している。アレンジは南国風に改められている。
 
* [[アメリカ合衆国|米国]]の[[バンド (音楽)|ロックバンド]][[アリスター|ALLiSTER]]が2006年[[11月29日]]に日本限定で発売したアルバム『[[Guilty Pleasures]]』の4曲目には日本語のままカバーした「TSUNAMI」が収録されている。
 
* [[2008年]](平成20年)、[[中西保志]]がアルバム『STANDARDS3』でカバーした。
 
* [[2009年]](平成21年)、阿部恭子がミニアルバム『やさしいうた』でカバーした。
 
* [[2009年]](平成21年)[[8月30日]]に行われた、声優ユニット[[スフィア (声優ユニット)|スフィア]]のイベント「Shake X Sphere 〜夏の夜の夢〜」内にて、同ユニットの一員である[[寿美菜子]]がカバーした。
 
* [[五木ひろし]]もカバーしており、企画CD『エンカのチカラ』の収録で大きな話題となった。
 
* [[2014年]](平成26年)[[松崎しげる]]がアルバム『black on black』でカバー。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[未来日記 (ウンナンのホントコ!)]]
 
* [[ウンナンのホントコ!]]
 
* [[イミテイション・ゴールド〜金爆の名曲二番搾り〜#収録曲|TSUNAMIのジョニー]]
 
** [[ゴールデンボンバー (バンド)|ゴールデンボンバー]]の楽曲。タイトルは本曲と桑田のソロシングル「[[波乗りジョニー]]」を合わせたものになっている<ref>[http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/20121230-00022890/ 祝紅白! ゴールデンボンバーの楽しみ方] Yahoo!ニュース 2016年8月20日閲覧。</ref>。
 
* [[2000年の音楽]]
 
* [[オリコンチャート#オリコンシングルの売上枚数ベスト20]]
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group=注}}
 
=== 出典 ===
 
<references />
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [https://southernallstars.jp/mob/titl/titlShw.php?site=SASJP&ima=2933&cd=VICL-36044&search_cate=S TSUNAMI] - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
 
 
 
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TSUNAMI」(ツナミ)

日本のポピュラー音楽。歌は日本のバンド、サザンオールスターズ。2000年発売。作詞・作曲:桑田佳祐。TBS系列のバラエティ番組「ウンナンのホントコ!」内のコーナー「未来日記」のテーマソングに起用され、若者を中心にヒット。第42回日本レコード大賞大賞受賞。第14回日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー受賞。2000年オリコン年間チャート第1位、同年オリコン年間カラオケチャート第1位。



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