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'''IruCa'''(イルカ)は、[[高松琴平電気鉄道]](ことでん)が運用する非接触方式[[ICカード]]を利用した[[乗車カード|ストアードフェアシステムカード]]で、同社の登録商標(日本第4775548号)である。名称は、同社のマスコットキャラクター「[[イルカ]]のことちゃん」と「ICカード」(iruka+IC)から由来する。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
[[ファイル:iccard.gif|thumb|200px|「タッチ&ゴー」の動き]]
 
== 概要 ==
 
[[2005年]][[2月2日]]から四国の鉄道・バスでは初の非接触式ICカードシステムとしてサービスを開始した。キャッチフレーズは「電車もバスもスィ~ッとピッ!」。[[2011年]][[8月]]の時点で約21万枚を発行している<ref>[http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000151108310004 2駅にICカード改札]asahi.com 2011年8月31日</ref>。ことでん沿線や高松市街の一部店舗では電子マネーとしても使用できる(詳しくは下述)。
 
 
 
導入により、ことでんの乗車券は軟券から磁気券を飛ばして一気にICカード乗車券へ進化したことになる。
 
 
 
ソニーが開発した非接触方式ICカード[[FeliCa]]の鉄道サイバネ規格([[日本鉄道技術協会|日本鉄道サイバネティクス協議会]]策定)準拠カードを採用している。カードの裏面に記載の番号の始めの文字は'''K'''oto'''D'''enから'''KD'''である。システムの構築は[[東芝]]が行った。カード(IruCa乗車券)の図案はタイル目模様とカード上部に『IruCa』の文字を、そしてことでん及びIruCaイメージキャラクター「イルカのことちゃん」をカード右下部に配している。
 
 
 
== 利用可能エリア ==
 
交通機関では以下の路線・航路とレンタサイクルで利用できる。
 
=== 鉄道線 ===
 
*[[高松琴平電気鉄道|ことでん]]全線
 
 
 
=== バス路線 ===
 
*[[ことでんバス]]
 
**[[綾歌郡]][[綾川町]]からの受託運行路線である綾川町営バスを除く
 
*MACHI-BUS(まちバス、高松丸亀町商店街からの受託運行)
 
*[[小豆島オリーブバス]]
 
**「オリーブIruCa」の名称で営業所および車内で発売する<ref>{{PDFlink|[http://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2010/20101201press/shodoshima_olive_iruca_press.pdf 小豆島オリーブバスにIruCaを導入] 高松琴平電気鉄道 2010年12月1日}}</ref>。
 
*[[大川バス]](高松引田線、五名福栄線、高松空港シャトル便)
 
**大川バスではフリーIruCaに限定して販売する。また2012年4月から「Sma IruCa-Do(スマイルカード)」の名称でオリジナルデザインのカードを限定発売する<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20120317000117 大川バスも「イルカ」/利用回数で最大4割引] - 四国新聞2012年3月17日</ref>。
 
 
 
なお、導入時からの利用可能事業者のひとつであった[[徳島西部交通]]の[[高松駅前バスターミナル|高松駅]]~塩江~[[穴吹駅]]線全区間(高松駅~塩江間はことでんバスとの共同運行)は2012年4月1日をもって休止となった<ref>これにより、IruCaが[[徳島県]]で利用できる路線、および徳島県内でIC乗車券を利用できる鉄道・バス路線がなくなった。なお、厳密には大川バス五名福栄線の終点、境目バス停が香川・徳島県境付近に存在するが、隣接のバス停が香川県側のため、利用するには必ず香川県へまたぐ必要がある。</ref>。
 
 
 
=== 航路 ===
 
*[[内海フェリー]] [[草壁港]]~[[高松港]]
 
*[[小豆島国際フェリー]] [[池田港 (香川県)|池田港]]~[[高松港]]
 
*[[四国フェリー]] [[土庄港]]~[[高松港]]
 
 
 
=== レンタサイクル ===
 
*高松市営レンタサイクル
 
**「サイクルIruCa」の名称で市営レンタサイクル施設で発売する<ref>[http://takamatsu-parking.com/bicycleparking/iruca_use/ IruCa(イルカ)の利用について] - 高松市立駐車場等管理企業体</ref>。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[2002年]][[2月25日]] - JR四国と私鉄3社で使用できる共通のICカードを2014年を目処に導入することで合意。
 
* [[2004年]][[11月1日]] - IruCaの概要を発表<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20041101000094 ICカード「IruCa」の概要発表-琴電] 四国新聞2004年11月1日</ref>。
 
* 2004年[[11月30日]] - IruCaのモニター試験開始。
 
* [[2005年]][[2月2日]] - ことでん全線とことでんバス、徳島西部交通高松駅~塩江~穴吹駅線に導入。
 
* [[2006年]][[11月1日]] - [[電子マネー]]の実証実験を[[高松天満屋]]と高松市内中心部の4商店街で開始。
 
* [[2007年]]春 - 電子マネーのサービスを開始。
 
* 2007年[[12月13日]] - [[綜合警備保障]]の出入管理システムでIruCaを出入管理カードとして使用できるようになる。<ref>[http://www.alsok.co.jp/company/news/news_release_details.htm?alpc_news.news_detail%5Bid%5D=342 IruCaを利用したALSOK出入管理サービスを開始] 2007.12.13 ALSOK(綜合警備保障)ニュースリリース</ref>
 
* [[2008年]][[2月1日]] - IruCaポイントサービス開始。
 
* 2008年[[3月]] - [[栗林公園]]・[[高松城 (讃岐国)|玉藻公園]]や[[高松市美術館]]、高松市レンタサイクルなど、高松市内の公共施設に導入。
 
* [[2009年]][[2月1日]] - MACHI-BUS(まちバス)に導入。
 
* 2009年[[4月]] - [[香川大学]]が学生証をIruCa一体型にする。
 
**これに先行して2008年10月に教職員のIDカードをIruCaに切り替えている。ICカード乗車券と学生証の一体化は国立大学では初めてとなる。<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/article.aspx?id=20080427000056 来年度から学生証IC化、IruCa活用へ-香川大] 四国新聞2008年4月27日。</ref>
 
* [[2010年]][[1月5日]] - [[高松市]]の職員証を順次IruCa一体型のものにすると発表。
 
* 2010年[[8月18日]] - [[イオンプロダクトファイナンス|東芝ファイナンス]]と業務提携し、同社が加盟店開拓にあたり<ref>{{PDFlink|[http://www.toshiba-finance.co.jp/profile/information/pdf/PR20100818.pdf ことでんとの提携により東芝ファイナンスがIruCa加盟店募集を開始]}} 東芝ファイナンス2010年8月18日付ニュースリリース</ref>、決済端末のリースも手がける。なお、現在は[[IBJL東芝リース]]に移管されている。
 
<!--2006年9月末までに[[無線LAN]]によるインフラ整備を行った。事業費は2億円。-->
 
* [[2011年]][[1月11日]] - 小豆島オリーブバスに導入。
 
* 2011年[[4月1日]] - 高松市営レンタサイクルの支払にIruCaを導入<ref>{{PDFlink|[https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/18197_L37_rentasaikuru.pdf 高松市レンタサイクル新システムの概要] - 高松市役所}}</ref>。導入に際して、「サイクルIruCa」(フリーIruCaのバリエーションの一つ)が販売された<ref>[http://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2011/2011renta/ サイクルIruCa販売について] - ことでんグループウェブサイト</ref>。
 
* 2011年[[10月1日]] - 小豆島と高松を結ぶ3航路に導入<ref>[http://www.kotoden.co.jp/publichtm/iruca/iruca_shodoshima_route/ 小豆島~高松航路にてIruCaがご利用いただけるようになりました。] - 高松琴平電気鉄道2011年10月1日</ref>。
 
* [[2012年]][[1月24日]] - [[百十四銀行]]が、同行と高松琴平電気鉄道との業務提携により、[[キャッシュカード]]・[[クレジットカード]]・[[カードローン]]・IruCa機能を一体化したカード「114SalutCa」(ひゃくじゅうしサリュカ)の取り扱いを開始<ref>[http://www.114bank.co.jp/newsrel/2011_02/salutca.html 銀行本体発行クレジットカード 「114SalutCa(サリュカ)」の取扱開始について] - 百十四銀行 お知らせ・トピックス(2012年1月24日)</ref>。
 
* 2012年[[3月20日]] - 大川バスに導入。
 
* 2012年[[4月1日]] - 路線休止により徳島西部交通が導入事業者から外れる。
 
* [[2014年]][[10月1日]] - 満70歳以上高松市民限定の「ゴールドIruCa」(電車・バス運賃半額)がリリースされる。
 
* [[2015年]][[3月3日]] - 発売10周年を記念した特別デザイン(3種類)のカード999枚が[[瓦町駅]]で限定販売され<ref>[http://www.shioku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20150130000180 IruCa10周年記念カード/3月3日に3種類販売] - 四国新聞2015年1月30日</ref>、8分で完売した<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20150304000169 10周年記念IruCa/999枚8分で売り切れ]  - 四国新聞2015年3月4日</ref>。
 
* [[2016年]][[4月15日]] - 観光客向けの「高松観光IruCa」(券面は高松市内の観光地の写真で、6カ国語のバージョンがある)の販売を開始<ref name="tkd160415">[http://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2016/2016kankoIruCa/index.html 高松観光IruCa販売開始のお知らせ] - 高松琴平電気鉄道</ref>。
 
* [[2018年]][[3月3日]] - 琴電電車区間において、[[Suica]]・[[ICOCA]]等10種類の交通系ICカード乗車券が「片乗り入れ」(乗車およびチャージのみ、運賃の割引なし)で利用可能となる。
 
 
 
== カード券種 ==
 
* IruCa定期券(従来の定期券がICカードになったもの。チャージすることもできる。)
 
* IruCa乗車券(下記の8種類がある。キッズとグリーン、ゴールド以外には回数割引がある(高松観光は不明)。)
 
** フリーIruCa({{Color|#69C|'''青色'''}}で、無記名式の持参人有効のプリペイドカード。「オリーブIruCa」・「Sma IruCa-Do」・「サイクルIruCa」・「高松観光IruCa」も機能はフリーIruCaに準ずる。ただし、高松観光IruCaには高松市内5箇所に設置されたデジタルサイネージ機器にタッチするとカードの言語に応じた案内が表示される特別機能がある<ref name="tkd160415"/>)
 
** スクールIruCa({{Color|#F93|'''オレンジ色'''}}で、[[学校教育法]]に定められた中学・高校・大学・専門学校生が購入できる。学校の所在地は香川県内でなくてもよい)
 
** シニアIruCa({{Color|#96F|'''紫色'''}}で、カード発行時に満65歳以上だった人が利用できる。)
 
** キッズIruCa({{Color|#F69|'''ピンク色'''}}で、小学生が利用できる。回数割引はない。)
 
** グリーンIruCa({{Color|#396|'''緑色'''}}で、身体障害者が利用できる。常に半額で、回数割引はない。)
 
** ゴールドIruCa(2014年10月創設。{{Color|#C93|'''黄土色'''}}で、満70歳以上の高松市民限定。常に半額で、回数割引はない。創設直後には予想を上回る購入者のため、一時発売を見合わせ<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20141007000088 ゴールドIruCa発行一時見合わせ/希望者殺到] - 四国新聞2014年10月7日</ref>、約2ヶ月後に再開された<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20141201000411 70歳以上対象の「イルカ」/8日から発行再開] - 四国新聞2014年12月1日</ref>)
 
** 114SalutCa(IruCa付)(百十四銀行が発行するキャッシュカード・クレジットカード・カードローン・IruCa機能一体型カードで、記名式フリーIruCaと同じ取扱となる、詳細については[[IruCa#114SalutCa|後述]]を参照)
 
 
 
この他、正規の旅客用ではないが、IruCa職務乗車証(従事者カード)が存在する。デザインはタイル目に黒と茶色で通称は"黒イルカ"。ことでん、ことでんバスの社員に支給される。
 
 
 
== サービス・割引案内 ==
 
=== 回数割引 ===
 
{| class="wikitable"
 
| colspan="2" | 利用回数(月間)
 
| 10回以下 || 11~30回 || 31~40回 || 41~50回 || 51回以上
 
|-
 
| rowspan="2" | フリーIruCa<br/>IruCa定期券(区間外)
 
| style="background-color:#cccccc" | 電車
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 5%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 10%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 20%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 25%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 30%
 
|-
 
| バス
 
| style="text-align:center" | 10%
 
| style="text-align:center" | 15%
 
| style="text-align:center" | 20%
 
| style="text-align:center" | 30%
 
| style="text-align:center" | 40%
 
|-
 
| rowspan="2" | スクールIruCa
 
| style="background-color:#cccccc" | 電車
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 5%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 15%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 25%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 30%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 35%
 
|-
 
| バス
 
| style="text-align:center" | 15%
 
| style="text-align:center" | 25%
 
| style="text-align:center" | 30%
 
| style="text-align:center" | 40%
 
| style="text-align:center" | 50%
 
|-
 
| rowspan="2" | シニアIruCa
 
| style="background-color:#cccccc" | 電車
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 5%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 20%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 30%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 35%
 
| style="background-color:#cccccc;text-align:center" | 40%
 
|-
 
| バス
 
| style="text-align:center" | 15%
 
| style="text-align:center" | 30%
 
| style="text-align:center" | 35%
 
| style="text-align:center" | 45%
 
| style="text-align:center" | 55%
 
|-
 
| rowspan="2" | キッズIruCa
 
| style="background-color:#cccccc" | 電車
 
| colspan="5" style="text-align:center" rowspan="2" | 0%(小児運賃)
 
|-
 
| バス
 
|-
 
| rowspan="2" | グリーンIruCa<br />ゴールドIruCa
 
| style="background-color:#cccccc" | 電車
 
| colspan="5" style="text-align:center" rowspan="2" | 50%(大人運賃)
 
|-
 
| バス
 
|}
 
この表での「バス」とは、ことでんバス・大川バス<ref>休止までの徳島西部交通も含む</ref>のIruCa対応路線のことを指す。なお、小豆島オリーブバスでは利用毎に一律13%の割引を実施する。
 
 
 
=== 鉄道・バス乗り継ぎ割引 ===
 
フリーIruCa・スクールIruCa・シニアIruCaの3つに有効。いずれもことでん各路線とことでんバスまたは大川バスを相互に同日中に乗り継いだ場合、電車又はバスの運賃から100円割引される。
 
 
 
=== 再発行サービス ===
 
盗難や紛失等の場合、IruCa取扱窓口にて使用停止手配を行い、再発行する。その際に[[デポジット]]500円と再発行手数料100円が必要となる。
 
 
 
== IruCaの利用 ==
 
=== IruCaの購入 ===
 
下記の駅・バス案内所にあるIruCa取り扱い窓口で購入する。IruCa定期は定期券代金、それ以外の場合は利用金額分として1500円を支払うとともに、[[デポジット]]として500円を預ける。
 
* 琴平線:[[高松築港駅]]・[[片原町駅]]・[[瓦町駅]]・[[栗林公園駅]]・[[太田駅 (香川県)|太田駅]]・[[仏生山駅]]・[[一宮駅]]・[[滝宮駅]]・[[琴電琴平駅]]
 
* 長尾線:[[高田駅 (香川県)|高田駅]]・[[長尾駅 (香川県)|長尾駅]]
 
* 志度線:[[瓦町駅]]・[[今橋駅]]・[[八栗駅]]・[[琴電志度駅]]
 
* バス:[[瓦町バス案内所]]
 
しかし、無記名Irucaの場合[[三条駅 (香川県)|三条駅]]で購入することもできる。
 
上記の他、フリーIruCaに限りバス車内で発売しており、バス運転士に申し出ると購入できる。
 
 
 
フリーIruCaは身分証明書等が無くても購入できるが、スクールIruCaは[[生徒手帳]]や[[学生証]]、キッズIruCaとシニアIruCaは保険証などの年齢が証明できる公的な証明書、ゴールドIruCaは年齢に加えて住所・氏名も確認できる公的な証明書、グリーンIruCaは[[身体障害者手帳]]・[[療育手帳]]・[[被爆者健康手帳|被爆者手帳]]のいずれかの提示が必要である。
 
 
 
小豆島オリーブバスでは[[土庄港]]の同社窓口およびバス車内で、大川バスでは本社窓口および車内で発売する。
 
 
 
=== IruCa定期券の購入 ===
 
下記の駅にあるIruCa定期券取り扱い窓口で購入する。
 
* 琴平線:[[高松築港駅]]・[[片原町駅]]・[[瓦町駅]]・[[栗林公園駅]]・[[太田駅 (香川県)|太田駅]]・[[仏生山駅]]・[[一宮駅]]・[[琴電琴平駅]]
 
* 長尾線:[[高田駅 (香川県)|高田駅]]
 
* 志度線:[[八栗駅]]
 
※バスは従来の紙製定期券を使用する。
 
 
 
なお、IruCa定期券の発売に伴い、定期券発売駅が大幅に削減されたため、非定期券発売駅から最寄の定期券発売駅までことでん電車を利用する場合は無料で乗車できる。詳しくは駅係員か車掌に問い合わせられたい。
 
 
 
=== IruCaの更新 ===
 
フリーIruCa・高松観光IruCaとIruCa定期券以外の所持に当たって資格が必要なIruCaは、カードの使用に当たって有効期限があり、所持する本人が資格を有するかを確認する目的で「IruCaの更新」という作業が1年ないしは半年に一回必要である。カードの種類ごとに指定された時期に上記のIruCa取り扱い窓口へ、購入時に提示した物と同等の身分証明書と更新するIruCaを提示し、更新する旨を伝えると窓口の端末でカード内の情報を書き換え有効期限が延長される。なお、IruCa定期券や他社の類似サービス(My Suica、こどもICOCAなど)と違いカードに有効期限などは印字されない。各カードの更新日は次の通りである。
 
* スクールIruCa・キッズIruCa:毎年[[3月31日]]
 
* シニアIruCa:所持人の誕生日
 
* グリーンIruCa・ゴールドIruCa:購入日・前回の更新日から6ヶ月後の日
 
なお、更新の手続きは更新日の2週間前から受け付ける。
 
次回更新日はカードを使用する度に改札機や運賃箱のディスプレイに表示され、更新日の2週間前になると更新を促すメッセージが表示される。更新手続きを行わないまま更新日を過ぎるとカードが無効となり使用できなくなる。一旦無効になったカードは上記の更新期間以外でも窓口に持参すれば更新の上再度使用できる。
 
 
 
== 電子マネー ==
 
=== 実証実験 ===
 
[[ファイル:IruCa対応自販機.jpg|thumb|240px|right|IruCa対応の[[自動販売機]]]]
 
[[File:IruCa_coin_locker.jpg|thumb|240px|right|IruCa対応[[コインロッカー]]([[瓦町駅]])]]
 
* [[2006年]][[11月1日]]より[[電子マネー]]の実証実験を開始した。[[高松中央商店街]]の参加商店のほか、[[高松築港駅]]・[[片原町駅]]・[[瓦町駅]]・[[三条駅 (香川県)|三条駅]]には、IruCa対応の飲料[[自動販売機]]も導入された。実証実験開始に伴って、記念ICカードとしては3回目となる電子マネー実証実験記念IruCa(使用者登録可能)も発売された。2007年春から正式なサービスを開始している。
 
 
 
=== サービス内容 ===
 
* 主に高松中央商店街の店舗、ことでんの駅のコインロッカー、ことでんの駅や街中の自動販売機、一部コンビニ、一部有料駐車場で使用でき、高松市営駐輪場や市立美術館などの公共施設、事業所向けの出入管理システムにも導入されている。
 
* 街中にあるIruCa対応店舗での商品購入の場合、レジで店員にIruCaでの支払いを申告すると、店員がIruCa支払いのボタンを押し、買う側がリーダーにIruCaをタッチすることによって、タッチ音が鳴動する。
 
* 駅構内に設置されてある自動販売機は一部を除いてIruCa対応自動販売機になっており、他の電子マネー同様、'''購入する商品のボタンを先に押してから'''IruCaをタッチする。
 
** 2007年[[1月31日]]まで、IruCaで購入すると10円の値引きが自動的に行われる試みも実施されていた。
 
* [[2007年]]春のサービス開始時点では、IruCaで支払い可能な自動販売機やコインパーキングなどが登場しただけで、[[コンビニエンスストア]]や[[飲食店]]などの店舗にはまだまだあまり浸透しておらず、上で述べた高松中央商店街以外には全くと言っていいほど対応店舗が無いのが実情だったが、[[2011年]]現在、琴電の路線から少し離れたコンビニ([[セブン-イレブン]]の一部店舗)<ref>サンクスのエリアフランチャイザーだったサンクスアンドアソシエイツ東四国(現[[アイル・パートナーズ]])は本部との契約が切れる2013年1月12日午前7時をもって営業終了。その後、セブン-イレブンに転換した店舗では転換後しばらくして取り扱いを再開したが、本部との訴訟における和解条件により本部との直接契約でサンクスとして営業を継続していた店舗(具体的には高松古馬場店・高松塩上町店。いずれも2016年中に閉店)でのIruCa利用はできなくなった。</ref>や、書店([[宮脇書店]])、[[屋島ドライブウェイ]]の通行料金など、郊外でも使用できる店舗が少しずつではあるが増加している。地元住民の間では「グループ企業の[[タクシー]]会社"[[ことでんサービス|ことでんタクシー]]"の運賃の支払いにIruCaカードが使用できれば便利ではないか」と言う声も上がっている{{要出典|date=2016-12}}。
 
[[ファイル:Iruca Card Reader.JPG|thumb|150px|right|コンビニエンスストアに設置されたIruCaリーダ]]
 
 
 
=== ポイントサービス ===
 
IruCaポイントとは、IruCaでのショッピングに対してポイントが貯まり、ポイントをIruCaの残額へ交換できるサービスである。カードの種類に関係なくどのカードでも無条件で電子マネーによるショッピングにポイントが溜まる。加盟店舗に関係なくポイントの獲得条件が100円で1ポイントである点や、ポイントの有効期限が取得した全ポイントに対して「ショッピング最終利用日から2年」である点(すなわち、最低でも2年に1回ショッピングを利用すればポイントは1ポイントも失効しないシステムである)そして、定期的に開催が予定されている「ポイントを2倍ないしは3倍上乗せするキャンペーン」など、ポイントが貯めやすいシステムとなっている。
 
<!--*駐車場の場合-->
 
 
 
== 利用の方法 ==
 
=== ことでん電車 ===
 
自動改札機は高松築港・片原町・瓦町の3駅に、それ以外の駅には簡易型改札機を設置している。
 
 
 
==== 乗る時 ====
 
<!--[[ICOCA]]の様に、(Suicaも同様になったためコメントアウト)-->残額が最低10円あれば入場可能。自動改札機又は簡易改札機の読み取り部分に軽くタッチする。ピッ又はピピッという音がしたら通れる。もしピピピピピ又はピーと鳴った場合はディスプレイに通れない事が表示される。残金が不足した場合はチャージ(入金)し、処理未了の場合はもう一度タッチし直し、出場記録なしの場合は駅員又は乗務員に知らせる必要がある。
 
[[ファイル:iccard.gif|thumb|「タッチ&ゴー」の動き]]
 
[[File:Iruca Card Reader (Station Entry and Exit, Competitor card available).jpg|thumb|240px|right|IruCa簡易リーダー(他社カード対応・左が入場用、右が出場用)]]
 
[[ファイル:Iruca Card Reader (Station).jpg|thumb|駅に設置された簡易IruCaリーダー(更新前)]]
 
 
 
==== 降りる時 ====
 
自動改札機又は簡易改札機の読み取り部分に軽くタッチする。ピッ又はピピッという音がしたら通れる。もしピピピピピ又はピーと鳴った場合はディスプレイに通れない事が表示される。残金が不足した場合はチャージ(入金)し、処理未了の場合はもう一度タッチし直し、入場記録なしの場合は駅員または乗務員に知らせる必要がある。
 
 
 
==== 改札機タッチ時の音の意味 ====
 
JR系や大手私鉄などのICカード(Suicaなど)と同一である<ref>[http://www.jreast.co.jp/suica/use/gate/through01.html 自動改札機の通り方] - JR東日本</ref>。
 
* 「ピッ」 定期券入出場
 
* 「ピピッ」 SF入出場
 
* 「ピピピピピ」 タッチ不良・処理未了(再タッチをする。)自動改札機では、そのまま通過しようとすると扉がしまり、「ピンポン」(改札機通過不可)のサイン音が鳴る。
 
* 「ピー」 利用不能、残金不足、入場記録無(出場時)、出場記録無(入場時)などのエラー。 自動改札機では、そのまま通過しようとすると扉がしまり、「ピンポン」(改札機通過不可)のサイン音が鳴る。
 
 
 
=== バス ===
 
==== 乗る時 ====
 
乗車時に、乗車用センサーにカードを軽くタッチする。ピッいう音がしたら正常に乗車処理が行われて乗車できる。もしピピピピピとなり、「もう一度タッチしてください」と表示された場合は、再度タッチしてみる。ピーと鳴り「このカードは使用できません」とともにエラーコードが表示された場合は、ひとまず整理券を取って乗車し、乗務員に確認を依頼する。
 
 
 
==== 降りる時 ====
 
下車時に、運賃箱横にある下車用センサーにカードを軽くタッチする。ピッいう音がしたら正常に乗車処理が行われて下車できる。もしピピピピピとなり、「もう一度タッチしてください」と表示された場合は、再度タッチしてみる。ピーと鳴った場合は、表示内容によって運転士の指示に従う。
 
* 乗車時処理未了の場合
 
: 乗車停留所がわかれば運転士の機器操作により処理できる。
 
* 残高不足の場合
 
: チャージしてから、再度タッチする。
 
* その他の場合
 
: エラーコードが表示されるため、指示に従う。
 
:: 利用者ミスによるエラーは、残高不足のほか、シニアIruCaなど、更新期限のあるIruCaカードの期限切れが多く、車内ポスターで注意を促している。更新期限切れの場合、車内で期限更新はできないため、その場は現金で無割引の運賃を支払うことになる。
 
 
 
==== バスでのセンサータッチ時の音とその意味 ====
 
バスでは、ICカード定期券は発売していないため、鉄道とは多少異なる。また、合成音声による案内もおこなわれる。
 
* 「ピッ」正常 センサー両脇のランプが緑色点灯する。
 
* 「ピピピピピ」タッチ不良・処理未了(再タッチをする。)
 
* 「ピー」利用不能。センサー両脇のLEDが赤色点灯する。また、エラーコードがデジタル表示される。
 
* 「カード残高が不足です」(アナウンス) 残額不足。運賃を現金で支払うか、カードにチャージする。
 
 
 
=== チャージ(入金) ===
 
[[File:IruCa charge machine (2018,All IruCaIC cards are available, Competitor IC cards unavailable).jpg|thumb|240px|right|IruCaチャージ機(2018年更新)([[瓦町駅]])]]
 
[[File:IruCa charge machine.jpg|thumb|240px|right|IruCaチャージ機(更新前)([[瓦町駅]])]]
 
==== 電車・バス共通 ====
 
* IruCa取扱窓口でチャージを申し出る。千円単位で、最高限度額を超えない範囲でチャージできる。チャージ(入金)明細書が発行される。
 
 
 
==== ことでん電車 ====
 
* 列車内で車掌に申し出る。車掌が携帯する端末により、500円、1,000円、3,000円、5,000円、10,000円単位で最高限度額までチャージできる。チャージ(入金)明細書は原則として発行されない。つり札の対応は、車掌の所持状況による。
 
* 高松築港・片原町・瓦町・太田・仏生山の各駅に設置の自動チャージ(入金)機にてチャージ(入金)する。ただし、'''チャージできない券種がある。'''1,000円、3,000円、5,000円、10,000円単位で最高限度額までチャージできる。明細書は入金後、ボタンを押せば発行される。つり札の払い出しができる。(1万円札を投入後、1,000円のボタンを押すと、1,000円札9枚がお釣りとして払い出される。)
 
 
 
==== バス車内 ====
 
バス停車時にバス運転手に申し出る。千円札専用で、千円単位で5,000円までチャージできる。5000円札、10000円札しかない場合運転手に申し出ると1000円札との両替ができる。なお、バス車載機では「積増」と表記、案内されているが、「チャージ(入金)」と同意である。
 
* 利用客が、運転士にチャージする旨と金額を申告する。
 
* 運転士が、運転士用操作盤の「積増」ボタンと(ピッと操作確認音が鳴る。金額表示欄に「-SEL-」と表示される。)「金額」ボタンを押す。金額が表示され、「積み増しします。カードをおいてください。」と案内される。
 
* 利用者自身で、IruCaをセンサーにおく。「紙幣を挿入してください。」と案内される。
 
* 利用客自身で、千円紙幣を、申告した金額分、両替用紙幣挿入口に挿入する。
 
* 挿入紙幣が申告した金額に達すると「積み増ししました。」と案内され、チャージは終了する。
 
 
 
==== 商店街など ====
 
* 電子マネーサービスの対応店舗増加に伴い、高松市内中心部の商店街や香川県庁・高松市役所・[[香川大学]]など20ヶ所に自動チャージ(入金)機が設置され、利用者の利便性が向上した<ref>[http://www.kotoden.co.jp/publichtm/iruca/irucamoney/irucamoney_charge.html IruCaにチャージ] 高松琴平電気鉄道</ref>。興味深いものとして、[[百十四銀行]]・[[香川銀行]]のATMコーナーに設置されたチャージ機もある。これらは、駅に設置されているチャージ機とは別機種で、操作方法や機能に一部相違点がある。
 
** 釣り札に対応していない。挿入した紙幣全額がチャージされる。
 
** 紙幣1枚ごとに、入金ボタンの操作が必要である(駅の自動チャージ機にある金額ボタンがない。)
 
** 入金明細書は入金後ボタンを押すと発行される。残高確認は可能だが、駅の自動チャージ機にある明細印字機能は備えていない。
 
* 2010年には高松市役所の住民票写し等の交付手数料の決済手段として使えるようになった<ref>ただし、証明書自動発行機では利用できない。</ref>だけでなく、初めてPOSレジ連動リーダが導入され迅速な窓口業務で利用者の利便性が向上した。
 
* 2011年より香川県庁内の売店・食堂・喫茶室の支払にも使えるようになり、県庁職員を始め来庁者や利用者の利便性が向上した。
 
 
 
=== その他特記事項 ===
 
* 鉄道線には駅を指定した[[途中下車]]の制度があるが、IruCa利用の場合には適用されない。
 
* 入場直後であれば同じ駅の自動改札を通り出場できるキャンセル機能がある([[Suica]]や[[ICOCA]]の場合、有人改札で出場処理してもらう必要がある)。
 
 
 
== 114SalutCa ==
 
'''114SalutCa'''(ひゃくじゅうしサリュカ)は、百十四銀行が2012年1月24日から取り扱いを開始したカードで、自行のキャッシュカードとクレジットカード([[ジェーシービー|JCB]]または[[VISA]]<ref>[[三菱UFJニコス]]と提携。</ref>)、カードローン(オプション扱い)、IruCa機能を一体化した一体型カードで、IruCa機能がないタイプや、クレジットカード単体型カードも取り扱っている。
 
 
 
キャッシュカードとしては、百十四銀行のATMの時間外・休日利用手数料が無料となり、クレジットカード年会費が初年度は無料、2年目以降は一定の条件<ref>前年度のクレジットカード(ショッピング)利用が年間12万円以上、もしくは、月々の携帯電話・PHS・電気料金の利用料金をSalutCaで支払いの場合。</ref>を満たしていれば無料となる。
 
 
 
IruCaとしての取り扱いは、記名式フリーIruCaと同じ取り扱いとなり、現金チャージのみしか方法がない([[PiTaPa]]などとは違い、ポストペイ機能はなし)。
 
オートチャージやチャージ機でのクレジットチャージ等、SalutCaクレジット・キャッシュカード機能との連携は一切考慮されていないので注意が必要である。
 
 
 
== 他事業者との共通利用 ==
 
[[ファイル:ICCard_Connection.svg|thumb|right|300px|ICカード間の相互利用関係(クリックで拡大)。]]
 
 
 
 
 
 
 
IruCa導入に先立つ[[2002年]][[2月25日]]、高松琴平電気鉄道、[[伊予鉄道]]、[[土佐電気鉄道]](現・[[とさでん交通]])、[[四国旅客鉄道|JR四国]]の4社は、各社で使用できる「四国共通カード」(仮称)を、[[2014年]]を目処に導入することで合意した<ref>[http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20020226000100 共通カード導入へ JR四国など3社([[四国新聞]]ニュース)]</ref><ref>{{PDFlink|[https://wwwtb.mlit.go.jp/shikoku/bunya/koukyou/01_toushin_img/toushin.pdf 四国の運輸のあり方(四国地方交通審議会)]}}</ref>。JRを除く各社は、当社のほか[[ICい〜カード]](伊予鉄道)、[[ですか]](土佐電気鉄道)と2009年までにICカード乗車券の導入を完了した。しかし、共通カード化に向けた動きは伝えられていない。JR四国は2010年に就任した[[泉雅文]]社長の就任決定時の記者会見で、将来的にICカードの導入を進めたい考えを示し、「4 - 5年程度でセットしないといけないだろう」と述べた<ref>[http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501000934.html JR四国の次期社長らが会見「逆風の中の交代」]47NEWS2010年 5月25日</ref><ref>[http://www.shopbiz.jp/ic/news/61330.html JR四国社長に泉氏、ICカードや列車高速化、時速200キロめざす。]日本経済新聞2010年5月26日(リンクは日経Shopbizへの転載)</ref>が、共通カード化については言及しなかった。IruCaの相互利用に関しては2011年に「まず、香川県限定でJRと相互利用できないか検討中」とコメントがあった<ref>[http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000151108310004 2駅にICカード改札]asahi.com 2011年8月31日</ref>。その後、2012年3月17日より高松駅・坂出駅に限りICOCAが導入された。2012年7月30日にJR四国はJR西日本とともに、2014年春以降、予讃線の一部と瀬戸大橋線へ[[ICOCA]]を導入すると発表し<ref>[http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/12-07-30/01.htm JR四国香川県内13駅でのICカード乗車券「ICOCA」導入について] 四国旅客鉄道プレスリリース 2012年7月30日</ref>、2014年3月より香川県内で運用を開始した。JR四国は独自のICカードは導入した場合、JR西日本との相互利用が難しくなる点やICカードの導入コストを抑制するためJR西日本のICOCAを導入することで決着した。ただしJR四国の駅で発売するICOCAは独自デザインとなる<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNZO44334560Q2A730C1LA0000/ JR四国、「ICOCA」利用駅を13駅に拡大] ‐ 日本経済新聞、2012年7月30日</ref>。
 
 
 
JR四国のICOCA導入発表後に、IruCaを含めた四国の他のICカード乗車券との相互利用についての見解は表明されていなかった。なお、IruCa(およびICOCA)がサイバネ規格を採用しているのに対し、ですかやICい~カードは非サイバネ規格であるため、現在のカードでは短期的な共通化は困難との指摘がある<ref>高橋恵一・土井健司・豊嶋以長「地域ICカードの利用実態と市場動向-ガラパゴス化する四国のICカード」[http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00039/200906_no39/pdf/162.pdf] - 第39回土木計画学研究発表会資料(2009年6月)</ref>。
 
 
 
国土交通省は2015年7月15日に公表した「交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会 とりまとめ」の中で、IruCaを含む(相互利用対象外となっている)「地域独自カード」について、全国相互利用可能となっている10カードの「片利用共通接続システム」を構築することで、相互利用可能10カードを独自カード導入交通機関で利用可能にすることを検討するとしていた<ref>{{Citeweb|url=http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000083.html|title=交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会 とりまとめの公表について|publisher=国土交通省|date=2015-07-15|accessdate=2016-01-31}}</ref>。
 
 
 
2017年3月4日付の四国新聞<ref>{{Cite news|url=https://www.shikoku-np.co.jp/bl/digital_news/article.aspx?id=K2017030400000016900|title=IC乗車券10種類、琴電で利用可能に 17年度内、スイカなど|newspaper=四国新聞|date=2017-03-04|accessdate=2017-03-20}}(全文表示には会員登録が必要)</ref>によると、2017年度中を目処に、[[Suica]]やICOCAなど、[[交通系ICカード全国相互利用サービス]]で使えるICカードを、琴電の電車全路線で使えるようにするとの報道があり、9月28日にはJR側からも正式発表が行われた<ref>[https://trafficnews.jp/post/78640 香川「IruCa」、広島「PASPY」エリアで「Suica」「TOICA」などが利用可に] 乗りものニュース 2017年9月28日</ref>。相互利用ICカード使用のための事業費は約8億3700万円で、1/3を国の助成で賄い、香川県および沿線自治体(3市4町)も支援を拠出する<ref name="nikkei170317"/>。
 
 
 
[[2018年]]1月22日、琴電における全国相互利用サービス対象のICカードの通用を同年[[3月3日]]に開始すると発表され<ref name="jrw180122">[https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/01/page_11744.html IruCaエリアにおける交通系ICカードのご利用開始日について] - 高松琴平電気鉄道・西日本旅客鉄道プレスリリース(2018年1月22日)</ref>、予告通り3月3日より導入された。
 
 
 
なお、共通利用開始後も片利用のみでIruCaは他社線では利用できず、一方全国相互利用サービス対象ICカードではIruCaを導入しているバス路線やIruCa用電子マネー端末の利用はできない<ref name="jrw180122"/>。将来は相互利用サービス対象ICカードの利用範囲を、ことでんバスが運行する高松空港リムジンバス等に拡大することも検討すると報じられている<ref name="nikkei170317">{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLZO14177490W7A310C1LA0000/|title=ICカード 全国共通 琴電、来春に運用開始 香川県など助成  |newspaper=[[日本経済新聞]]|date=2017-03-17|accessdate=2018-01-27}}</ref>。また、IruCaの各種割引も相互利用の他ICカードでは適用されない<ref name="nikkei170317"/>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[FeliCa]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{ICカード乗車券|co=[[高松琴平電気鉄道]]|index=いるか}}
 
* [http://www.kotoden.co.jp/publichtm/iruca/index.html ことでんグループ ことでんICカード IruCa]
 
* [http://www.114bank.co.jp/personal/search/salutca.html SalutCa(サリュカ)] - 百十四銀行
 
 
 
{{電子マネー}}
 
 
 
{{DEFAULTSORT:いるか}}
 
[[Category:高松琴平電気鉄道|商いるか]]
 
[[Category:IC乗車カード]]
 
[[Category:電子マネー]]
 

2018/12/30/ (日) 19:02時点における最新版



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