Flutter
Flutter(フラッター)は、Googleよって開発されたフリーかつオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークである。FlutterはAndroidやiOS向けのアプリケーションの開発に利用されている。Fuchsiaではアプリケーションの開発は主にFlutterを利用して行われている[1]。
Contents
歴史
Flutterの最初のバージョンは「Sky」と呼ばれており、Android上で動作した。2015年のDart開発者サミットでは、毎秒120フレームで安定してレンダリングができることを示した[2]。
フレームワークアーキテクチャ
Flutterの主なコンポーネントは以下の通りである。
Flutterエンジン
Flutterのエンジンは主にC++で書かれており、GoogleのSkiaを使用した低レベルのレンダリングをサポートしている。AndroidやiOS固有のSDKとも連携ができるようになっている[3]。
基本ライブラリ
基本ライブラリはDartで書かれており、エンジンと通信を行うためのAPIなど、Flutterを利用してアプリケーションを構築するために必要な基本的なクラスと関数を提供している[3][4]。
ウィジェット
FlutterのUI設計は、様々なウィジェットによって構成されている。FlutterのウィジェットはUIの不変な部分を表し、テキスト・図形・アニメーションなどを含む全てのグラフィックはウィジェットを使用して描画を行う。多くの単純なウィジェットを組み合わせることで、複雑なウィジェットを作成することができる。
特定のデザイン体系向けのウィジェット
Flutterフレームワークには、特定デザイン言語に準拠する2つのウィジェットが含まれている[3]。マテリアルデザインウィジェットは、同名のGoogleのデザイン言語を実装している[5]。クパチーノウィジェットは、アップルのiOSのデザインを模倣している[6]。
脚注
- ↑ “Googleの大きな野望? 謎のOS「Fuchsia」”. クラウド Watch. . 2018閲覧.
- ↑ “Google’s Dart language on Android aims for Java-free, 120 FPS apps”. Ars Technica. . 2018閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 “Technical Overview”. flutter.io. . 2018閲覧.
- ↑ “foundation library”. flutter.io. . 2018閲覧.
- ↑ “Material Components Widgets”. flutter.io. . 2018閲覧.
- ↑ “Cupertino (iOS-style) Widgets”. flutter.io. . 2018閲覧.
関連項目
外部リンク
- [{{#property:P856}} 公式ウェブサイト]
- テンプレート:GitHub