「1984年ロサンゼルスオリンピック」の版間の差分

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{{オリンピックインフォメーション
 
|大会名称 = 1984年ロサンゼルスオリンピック
 
|英称・別称 = 第23回オリンピック競技大会<br/>Games of the XXIII Olympiad
 
|画像 = Olympic Torch Tower of the Los Angeles Coliseum.jpg
 
|ロゴ =
 
|開催都市 = {{USA}} [[ロサンゼルス]]
 
|参加国・地域数 = 140
 
|参加人数 = 6,829人(男子5,263人、女子1,566人)
 
|競技種目数 = 21競技221種目
 
|開会式 = [[1984年]][[7月28日]]
 
|閉会式 = [[1984年]][[8月12日]]
 
|開会宣言 = [[ロナルド・レーガン]][[アメリカ合衆国大統領|大統領]]
 
|選手宣誓 = [[エドウィン・モーゼス]]
 
|審判宣誓 = [[シャーロン・ウェーバー]]
 
|最終聖火ランナー = [[レイファー・ジョンソン]]
 
|主競技場 = [[ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム]]
 
|夏用前夏 = [[1980年モスクワオリンピック|1980年モスクワ]]
 
|夏用次夏 = [[1988年ソウルオリンピック|1988年ソウル]]
 
|夏用前冬 = [[1984年サラエボオリンピック|1984年サラエボ]]
 
|夏用次冬 = [[1988年カルガリーオリンピック|1988年カルガリー]]
 
}}
 
'''第23回オリンピック競技大会'''(だい23かいオリンピックきょうぎたいかい、{{lang-fr-short|Jeux de la XXIII<sup>e</sup> olympiade}}、{{lang-en-short|Games of the XXIII Olympiad}})は、[[1984年]][[7月28日]]から[[8月12日]]までの16日間、[[アメリカ合衆国]]の[[ロサンゼルス]]で開催された[[夏季オリンピック|オリンピック競技大会]]。一般的に'''ロサンゼルスオリンピック'''と呼称される。
 
  
規定の変更により、この大会から夏季オリンピックの入賞枠が6位までから8位までに拡大された。
+
'''第23回オリンピック競技大会'''(だい23かいオリンピックきょうぎたいかい、{{lang-fr-short|Jeux de la XXIII<sup>e</sup> olympiade}}、{{lang-en-short|Games of the XXIII Olympiad}})
  
== 商業五輪 ==
+
アメリカ合衆国のロサンゼルスを主催都市として行なわれた第23回[[オリンピック競技大会]]。1984年7月28日から 8月12日まで開催され,140の国と地域から約 6800人の選手団が参加した。ソビエト連邦,ドイツ民主共和国(東ドイツ),キューバ,ブルガリアなど社会主義諸国十数ヵ国が大会参加をボイコットした。大会組織委員長に就任したアメリカの実業家ピーター・ユベロスは,既存施設の利用,高額なテレビ放映権料の設定,公式スポンサーの募集など,徹底したオリンピックの民営化,ビジネス化を進めた。[[聖火リレー]]への参加も 1kmあたり 3000ドルで一般に販売し,物議をかもした。結果としてこの大会は 2億1500万ドルの利益を生み出し,以後のオリンピックの商業主義への流れを決定的にした。ソ連や東ドイツの不参加により,金メダル数はアメリカが 83個で 1位,次いでルーマニアが 20個で 2位,ドイツ連邦共和国(西ドイツ)が 17個で 3位,中国は 15個で 4位となった。最も注目を集めたのは,男子陸上競技の 100m,200m,走り幅跳び,400mリレーで 4個の金メダルを獲得したアメリカの[[カール・ルイス]]だった。日本勢は 10個の金メダルを獲得。男子体操は具志堅幸司や森末慎二らの活躍で金メダル 3個。男子レスリングで富山英明と宮原厚次が優勝。柔道男子では,右足を負傷しながら優勝した[[山下泰裕]]をはじめ,細川伸二,松岡義之,斉藤仁が金メダル。また,射撃のラピッドファイアピストルで 48歳の蒲池猛夫が優勝した。
この大会は1セントも税金を使わずに行われた。スタジアムも[[1932年ロサンゼルスオリンピック]]時のものを使っている。それまでの大会は、スタジアムの建設や環境整備などで開催都市が多額の費用を負担し、赤字続きで大きなダメージを残したこともあり、1984年大会の'''開催都市立候補はロサンゼルス市だけ'''<ref>[[1932年ロサンゼルスオリンピック]]でも、同様に単独立候補だった。[[2028年ロサンゼルスオリンピック]][[2024年パリオリンピック]]との同時選考で、立候補はこの2つの都市しかなかった。</ref>、とオリンピック開催は不人気だった。
 
  
税金を使わなければ、政治的介入を阻止できると、南カリフォルニアオリンピック委員会は考えたのである(大会委員長は[[ピーター・ユベロス]])。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
開催するために必要な費用は、以下の4本柱を立てて賄った。
 
# テレビ放映料:テレビ放映権は、それまでの常識を超える金額を最低価格として提示、アメリカ4大ネットワークのうちで一番高い金額を示したABCと約450億円で契約。放映権料を前払いとして、利息を稼ぐ徹底ぶりだった。
 
# スポンサー協賛金:それまで多くのスポンサー企業がマークを使用し、多種多様な活動をしたが、スポンサー数があまりにも多すぎたので、メリットが半減していると判断し、スポンサーは1業種1社、合計で30社と数を減らして価値を高めた。ロサンゼルス五輪のマークを自由に使える、というのが条件だった。[[コカ・コーラ]]と[[ペプシ]]が激しいスポンサー争いを演じ、他業種もスポンサーに次々に名乗りを上げ、高額の協賛金が集まった。
 
# 入場料収入
 
# 記念グッズの売上
 
 
 
かくして最終的にはこの大会は、およそ400億円の黒字で終了かつ成功し、その全額がアメリカの青少年の振興とスポーツのために寄付された。この大会の成功が、その後の五輪に影響を与える商業主義の発端となった。
 
 
 
== ボイコット ==
 
[[画像:Olympic boycotts 1976 1980 1984.PNG|thumb|360px|right|{{legend|#e4e454|size=.5em|[[1976年モントリオールオリンピック]]をボイコットした国}}{{legend|#5454e4|size=.5em|[[1980年モスクワオリンピック]]をボイコットした国}}{{legend|#d45c4c|size=.5em|'''1984年ロサンゼルスオリンピックをボイコットした国'''}}{{legend|#828282|size=.5em|上記3大会とも参加した国}}]]
 
[[1980年]]に行われた[[1980年モスクワオリンピック|モスクワオリンピック]]に、その前年に行われた「[[ソ連のアフガニスタン侵攻]]に抗議する」という理由で、アメリカが[[西側諸国]]にボイコットを呼びかけた結果、[[日本]]や[[西ドイツ]]、[[大韓民国]]など多数の西側諸国が参加しなかった。その報復として[[東側諸国]]は本大会をボイコットした(表向きの理由は[[1983年]]の[[アメリカ軍]]による[[グレナダ侵攻]]に対する抗議)。
 
 
 
また、ロサンゼルス大会の不参加国はソビエト連邦、[[ドイツ民主共和国|東ドイツ]]、[[ポーランド]]、[[チェコスロバキア]]、[[ハンガリー]]、[[ブルガリア]]、[[ベトナム]]、[[モンゴル]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[キューバ]]、[[エチオピア]]、[[アフガニスタン]]、[[アンゴラ]]、[[イラン]] (モスクワオリンピックも不参加) などであった。
 
 
 
一方で、社会主義陣営の国のうちソ連と距離を置いていた[[ニコラエ・チャウシェスク]]政権の[[ルーマニア]]は参加して開催国である米国に次ぐ数の金メダルを獲得し、[[中華人民共和国]]は[[中ソ対立]]でアメリカに接近したため、モスクワオリンピックは不参加、ロサンゼルスオリンピックは参加している。
 
 
 
== 聖火ランナー ==
 
大会委員長の[[ピーター・ユベロス]]は一般市民の聖火ランナーからも、参加費用を徴収しようと計画。一緒にオリンピックを作る一員として、聖火ランナーに参加してくれる人なら、資金的な協力もしてくれる、というのがユベロスの考えだったのだが、聖火を運ぶのは、もともとギリシャ委員会の管轄で、ギリシャ委員会は「聖火を商品化するとは五輪を冒涜する行為」と待ったを掛けてきた。
 
 
 
しかし結局、ユベロスがギリシャ委員会を説得して有料聖火ランナーは実施された。この時には[[1936年]]の[[1936年ベルリンオリンピック|ベルリンオリンピック]]で、日本代表としてマラソン競技に優勝した[[孫基禎]]も聖火ランナーの一員として走っている。
 
 
 
== 大会マスコット ==
 
* [[イーグルサム]] - [[鷲]]をモチーフにしたマスコットで、これを主人公にした[[テレビアニメ]]も製作、放映された。
 
 
 
== エンブレム ==
 
* [[オリンピックエンブレム]]の星にある13本の横線は、米国独立時の13州を表しているという。赤・白・青は、アメリカの国旗の色を表しているという<ref>[http://beijing2008_j.people.com.cn/94333/94339/6446773.html 歴代五輪エンブレム(5)ロサンゼルス] 人民網 日本語版</ref>。
 
 
 
== ハイライト ==
 
旧ソ連・東欧圏の選手が出場しなかった結果、射撃の蒲池猛夫(日本)、体操女子個人総合のレットン(アメリカ)など、幾つかの競技で、それまでメダルに縁の無かった国に金メダルをもたらした。特にレットンの金メダル獲得はアメリカで体操のブームを呼び、多くの子供達が体操競技を始めた結果、現在の体操競技におけるアメリカ勢の躍進の原動力となった。また、「女子選手には危険過ぎる」との理由で長年開催されていなかった女子[[マラソン]]がこの大会から公式競技となったが、8月開催の大会のため酷暑の中でのレースとなり、温度を下げるためにコース中にシャワーを設置するなど対策を行ったものの、[[ガブリエラ・アンデルセン]]([[スイス]])が[[脱水症状]]により千鳥足でゴールする事となった。
 
 
 
== 開会式 ==
 
開会式はアメリカ東部時間に合わせて午後5時から開式。
 
 
 
ロナルド・レーガンによる開会宣言、[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]によるオリンピックテーマ曲、風船を持った人間による人文字、軽飛行機による「'''WELCOME'''」の文字の描かれた幕を牽引した展示飛行、飛行船2隻による巨大な「'''WELCOME'''」の幕の上空掲揚、ビル・スーターの操縦する個人用ジェット推進飛行装置・ロケットベルトを使った飛行(俗に[[ロケットマン]]と呼ばれた)、多数のピアノを使用した[[ラプソディ・イン・ブルー]]の演奏などが催された。
 
 
 
== 閉会式 ==
 
閉会式は8月12日午後6時30分に開式通告され、五輪旗がロサンゼルスのトーマス・ブラッドリー市長からIOCの[[フアン・アントニオ・サマランチ|サマランチ]]会長に、そしてソウル市の廉普鉉市長に手渡された。また、大会委員長のユベロスにオリンピックオーダーの称号が与えられた。聖火が消灯された後、UFOとの音と光の交信が行われ、宇宙人が登場。そして花火で大会が締めくくられた。
 
 
 
== 競技会場 ==
 
本大会は主に[[ロサンゼルス郡]]、[[オレンジ郡 (カリフォルニア州)|オレンジ郡]]、[[サンバーナーディーノ郡 (カリフォルニア州)|サンバーナーディーノ郡]]、[[サンディエゴ郡 (カリフォルニア州)|サンディエゴ郡]]、[[ベンチュラ郡]]の5郡にまたがって開催された。一部、他州で開催された種目もあった。
 
<!--各節内で50音順。日本語版ウィキペディアに記事がない場所については、その所在地を付記。-->
 
=== ロサンゼルス郡 ===
 
==== ロサンゼルス市内 ====
 
* イーグルス・ネスト・アリーナ([[カリフォルニア州立大学]]ロサンゼルス校のキャンパス内) - 柔道
 
* ガーステン・パビリオン(ロヨラ・メリーマウント大学のキャンパス内) - ウエイトリフティング
 
* [[ドジャー・スタジアム]] - 野球(公開競技)
 
* [[ポーリー・パビリオン]] - 体操
 
* [[ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム]] - 開・閉会式、陸上競技、マラソン・ゴール
 
* [[ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ]] - ボクシング
 
* マクドナルド・オリンピック・スイム・スタジアム([[南カリフォルニア大学]]のキャンパス内) - 競泳、飛込、シンクロナイズドスイミング
 
 
 
==== その他のロサンゼルス郡内 ====
 
* アーテシア・フリーウェイ(91号フリーウェイ) - 自転車競技団体ロードレース
 
* ウェインガート・スタジアム([[モントレーパーク (カリフォルニア州)|モントレー・パーク市]]、イースト・ロサンゼルス・カレッジのキャンパス内) - ホッケー
 
* エル・ドラド・パーク([[ロングビーチ (カリフォルニア州)|ロングビーチ市]]) - アーチェリー
 
* オリンピック・ベロドローム(セブン-イレブン・ベロドローム、[[カーソン (カリフォルニア州)|カーソン市]]、カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校のキャンパス内) - 自転車競技トラックレース
 
* [[グレート・ウェスタン・フォーラム|ザ・フォーラム]] - バスケットボール
 
* [[サンタアニタパーク競馬場]] - 馬術
 
* [[サンタモニカ・カレッジ]] - マラソン・スタート<ref name="marathon">[http://www.runscore.com/coursemeasurement/Articles/LA84.pdf 1984 Olympic Marathon Reference Points] ''RunScore'' 2012年8月20日閲覧</ref>
 
* サン・ヴィセンテ通り、オーシャン・アヴェニュー、90号ハイウェイ、エクスポジション大通りなど - マラソン<ref name="marathon"/>
 
* [[ローズボウル (競技場)|ローズボウル]] - サッカー決勝
 
* ローリー・ラネルズ・メモリアル・プール([[ペパーダイン大学]]のキャンパス内) - 水球
 
* ロサンゼルス・テニスセンター([[カリフォルニア大学ロサンゼルス校]]のキャンパス内) - テニス
 
* ロングビーチ・コンベンションセンター([[ロングビーチ (カリフォルニア州)|ロングビーチ]]市) - フェンシング
 
** ロングビーチ・アリーナ(ロングビーチ・コンベンションセンター内) - バレーボール
 
* ロングビーチ・ショアライン・マリーナ(ロングビーチ市) - セーリング
 
 
 
=== オレンジ郡 ===
 
* アナハイム・コンベンションセンター([[アナハイム]]市、[[ディズニーランド・リゾート]]の隣) - レスリング
 
* コト・デ・カザ<ref>ミッションビエホ近隣の地域。2012年現在、市として独立しておらず、郡の管理下にある。</ref> - 近代五種フェンシング、射撃、ランニング、馬術
 
* タイタン・ジム([[カリフォルニア州立大学フラトン校]]のキャンパス内) - ハンドボール
 
* ヘリテイジ・パーク水泳センター([[アーバイン (カリフォルニア州)|アーバイン]]市) - 近代五種水泳
 
* [[ミッションビエホ (カリフォルニア州)|ミッション・ビエホ]] - 自転車競技個人ロードレース
 
 
 
=== サンバーナーディーノ郡 ===
 
* プラド・リージョナル・パーク([[チノ (カリフォルニア州)|チノ]]市) - 射撃
 
 
 
=== サンディエゴ郡 ===
 
* フェアバンクス・ランチ・カントリークラブ(ランチョ・サンタ・フェ市) - 馬術
 
 
 
=== ベンチュラ郡 ===
 
* カシータス湖(ロス・パドレス国有林内の人口湖) - カヌー、ボート
 
 
 
=== その他の地域 ===
 
* [[スタンフォード・スタジアム]](カリフォルニア州[[サンタクララ郡]])
 
* ハーバード・スタジアム([[マサチューセッツ州]][[ボストン]]市、[[ハーバード大学]]所有<ref>ハーバード大学のほぼ全ての建物は[[ケンブリッジ (マサチューセッツ州)|ケンブリッジ]]市内にあるが、ハーバード・スタジアムは隣のボストン市内にある。</ref>)
 
* 海軍海兵隊記念スタジアム([[メリーランド州]][[アナポリス (メリーランド州)|アナポリス]]市)
 
 
 
== 実施競技 ==
 
{|
 
|
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの陸上競技|陸上競技]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの競泳競技|競泳]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの飛込競技|飛込]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの水球競技|水球]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのシンクロナイズドスイミング競技|シンクロナイズドスイミング]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|サッカー]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのボート競技|ボート]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのホッケー競技|ホッケー]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのボクシング競技|ボクシング]]
 
|width=20|
 
|valign=top|
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのバレーボール競技|バレーボール]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの体操競技|体操]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのバスケットボール競技|バスケットボール]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのレスリング競技|レスリング]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのセーリング競技|セーリング]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのウエイトリフティング競技|ウエイトリフティング]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのハンドボール競技|ハンドボール]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの自転車競技|自転車競技]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの馬術競技|馬術]]
 
|width=20|
 
|valign=top|
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのフェンシング競技|フェンシング]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの柔道競技|柔道]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの射撃競技|射撃]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの近代五種競技|近代五種]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのカヌー競技|カヌー]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのアーチェリー競技|アーチェリー]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックのテニス競技|テニス]](公開競技)
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの野球競技|野球]](公開競技)
 
|}
 
 
 
== 各国・地域のメダル獲得数 ==
 
{{main|1984年ロサンゼルスオリンピックのメダル受賞数一覧}}
 
{| {{RankedMedalTable}}
 
|- style="background-color:#ccccff"
 
| 1 ||align=left| {{flagIOC|USA|1984夏季}}(開催国) || 83 || 61 || 30 || 174
 
|-
 
| 2 ||align=left| {{flagIOC|ROU|1984夏季}} || 20 || 16 || 17 || 53
 
|-
 
| 3 ||align=left| {{flagIOC|FRG|1984夏季}} || 17 || 19 || 23 || 59
 
|-
 
| 4 ||align=left| {{flagIOC|CHN|1984夏季}} || 15 || 8 || 9 || 32
 
|-
 
| 5 ||align=left| {{flagIOC|ITA|1984夏季}} || 14 || 6 || 12 || 32
 
|-
 
| 6 ||align=left| {{flagIOC|CAN|1984夏季}} || 10 || 18 || 16 || 44
 
|-
 
| 7 ||align=left| {{flagIOC|JPN|1984夏季}} || 10 || 8 || 14 || 32
 
|-
 
| 8 ||align=left| {{flagIOC|NZL|1984夏季}} || 8 || 1 || 2 || 11
 
|-
 
| 9 ||align=left| {{flagIOC|YUG|1984夏季}} || 7 || 4 || 7 || 18
 
|-
 
| 10 ||align=left| {{flagIOC|KOR|1984夏季}} || 6 || 6 || 7 || 19
 
|}
 
 
 
== 主なメダリスト ==
 
* {{Gold medal}}
 
** [[蒲池猛夫]](日本、ライフル射撃男子ラピッドファイアピストル)
 
** [[宮原厚次]](日本、レスリンググレコローマン52kg級)
 
** [[富山英明]](日本、レスリングフリースタイル57kg級)
 
** [[森末慎二]](日本、体操男子鉄棒)
 
** [[具志堅幸司]](日本、体操男子つり輪、個人総合)
 
** [[細川伸二]](日本、柔道男子60kg以下級)
 
** [[松岡義之]](日本、柔道男子65kg以下級)
 
** [[斉藤仁]](日本、柔道男子95kg超級)
 
** [[山下泰裕]](日本、柔道男子無差別級)
 
** [[カール・ルイス]]([[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[陸上競技]]男子[[100メートル競走|100m]]、[[200メートル競走|200m]]、[[4×100mリレー]]、[[走幅跳]])
 
** [[アロンゾ・バーバース]](アメリカ、陸上競技男子[[400メートル競走|400m]])
 
** [[セバスチャン・コー]]([[イギリス]]、陸上競技男子[[1500メートル競走|1500m]])
 
** [[カルロス・ロペス]]([[ポルトガル]]、陸上競技男子[[マラソン]])
 
** アメリカ(陸上競技男子[[400メートルリレー走|4×100mリレー]])
 
** [[エドウィン・モーゼス]](アメリカ、陸上競技男子[[400メートルハードル|400mハードル]])
 
** [[ピエール・キノン]]([[フランス]]、陸上競技男子[[棒高跳]])
 
** [[ロルフ・ダンネベルク]]([[西ドイツ]]、陸上競技男子[[円盤投]])
 
** [[デイリー・トンプソン]](イギリス、陸上競技男子[[十種競技]])
 
** [[ドイナ・メリンテ]](ルーマニア、陸上競技女子[[800メートル競走|800m]])
 
** [[マリチカ・プイカ]](ルーマニア、陸上競技女子[[3000メートル競走|3000m]])
 
** [[ジョーン・ベノイト]](アメリカ、陸上競技女子[[マラソン]])
 
** [[ウルリケ・マイフェルト]](西ドイツ、陸上競技女子[[走高跳]])
 
** [[テッサ・サンダーソン]](イギリス、陸上競技女子[[やり投]])
 
** [[ミヒャエル・グロス]](西ドイツ、[[競泳]]男子200m[[自由形]]、100m[[バタフライ]])
 
** アメリカ(競泳男子4×100mリレー)
 
** [[メアリー・マーハー]](アメリカ、競泳女子100mバタフライ、200mバタフライ)
 
** アメリカ(競泳女子4×100m[[メドレーリレー]])
 
** [[グレゴリー・ローガニス]](アメリカ、[[飛込競技|飛び込み]]男子3m[[飛板飛び込み]]、10m[[高飛び込み]])
 
** [[李寧]]([[中国]]、[[体操]]男子[[ゆか]]、[[あん馬]]、[[つり輪]])
 
** [[楼雲]](中国、体操男子[[跳馬]])
 
** [[メアリー・ルー・レットン]](アメリカ、体操女子個人総合)
 
** アメリカ(バスケットボール男子)
 
** [[ライナー・クリンケ]](西ドイツ、[[馬術]][[馬場馬術]]個人)
 
** 西ドイツ(馬術馬場馬術団体)
 
** イギリス([[ボート競技]]男子かじつきフォア)
 
** [[イタリア]]([[フェンシング]]男子[[サーブル]]団体)
 
** [[フランス]]([[サッカー]])
 
 
 
* {{Silver medal}}
 
** 森末慎二(日本、体操男子跳馬)
 
** [[梶谷信之]](日本、体操男子平行棒)
 
** 具志堅幸司(日本、体操男子跳馬)
 
** [[江藤正基]](日本、レスリンググレコローマン57kg級)
 
** [[入江隆]](日本、レスリングフリースタイル48kg級)
 
** [[赤石光生]](日本、レスリングフリースタイル62kg級)
 
** [[長島偉之]](日本、レスリングフリースタイル82kg級)
 
** [[太田章]](日本、レスリングフリースタイル90kg級)
 
** [[サム・グラディ]](アメリカ、陸上競技男子100m)
 
** [[カーク・バプティスト]](アメリカ、陸上競技男子200m)
 
** [[ガブリエル・ティアコー]]([[コートジボワール]]、陸上競技男子400m)
 
** セバスチャン・コー(イギリス、陸上競技男子800m)
 
** [[フローレンス・ジョイナー]](アメリカ、陸上競技女子200m)
 
** ドイナ・メリンテ(ルーマニア、陸上競技女子1500m)
 
** [[グレテ・ワイツ]](ノルウェー、陸上女子マラソン)
 
** [[バリ・イオネスク]](ルーマニア、陸上競技女子走幅跳)
 
** [[ジャッキー・ジョイナー・カーシー]](アメリカ、陸上競技女子[[七種競技]])
 
** ミヒャエル・グロス(西ドイツ、競泳男子200mバタフライ)
 
** 西ドイツ(競泳男子4×200mリレー)
 
** [[マルコ・マルティン]](イタリア、フェンシング男子サーブル個人)
 
 
 
* {{Bronze medal}}
 
** [[真鍋和人]](日本、ウエイトリフティング52kg級)
 
** [[小高正宏]](日本、ウエイトリフティング56kg級)
 
** [[砂岡良治]](日本、ウエイトリフティング82.5kg級)
 
** [[斎藤育造]](日本、レスリンググレコローマン48kg級)
 
** [[高田裕司 (レスリング選手)|高田裕司]](日本、レスリングフリースタイル52kg級)
 
** [[坂本勉]](日本、自転車男子スプリント)
 
** [[山本博 (アーチェリー選手)|山本博]](日本、アーチェリー男子個人総合)
 
** [[野瀬清喜]](日本、柔道男子86kg以下級)
 
** [[元好三和子]](日本、シンクロナイズドスイミングソロ)
 
** [[木村さえ子]]・元好三和子(シンクロナイズドスイミングデュエット)
 
** [[外村康二]](日本、体操男子床運動)
 
** 具志堅幸司(日本、体操男子鉄棒)
 
** 梶谷信之・具志堅幸司・外村康二・[[平田倫敏]]・森末慎二・[[山脇恭二]](日本、体操男子団体総合)
 
** [[石田京子]]・[[江上由美]]・[[大谷佐知子]]・[[小高笑子]]・[[利部陽子]]・[[杉山加代子]]・[[中田久美]]・[[廣紀江]]・[[広瀬美代子]]・[[三屋裕子]]・[[宮島恵子]]・[[森田貴美枝]](日本、バレーボール女子)
 
** [[ベン・ジョンソン (陸上選手)|ベン・ジョンソン]](カナダ、陸上競技男子100m)
 
** [[ホセ・マヌエル・アバスカル]](スペイン、陸上競技男子1500m)
 
** マリチカ・プイカ(ルーマニア、陸上競技女子1500m)
 
** [[ティエリ・ビネロン]](フランス、陸上競技男子棒高跳)
 
** [[ロザ・モタ]](ポルトガル、陸上競技女子マラソン)
 
** [[イベンダー・ホリフィールド]](アメリカ、ボクシング男子ライトヘビー級)
 
** [[マーティン・ンドンゴ=エバンガ]](カメルーン、ボクシング男子ライト級)
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[国際オリンピック委員会]]
 
* [[夏季オリンピック]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックの日本選手団]]
 
* [[ニューヨーク・アイレスベリーパラリンピック]]
 
* [[1984年ロサンゼルスオリンピックボイコット問題]]
 
* [[プロジェクト:オリンピック]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.olympic.org/en/content/Olympic-Games/All-Past-Olympic-Games/Summer/Los-Angeles-1984 IOC Los Angeles 1984 Page]
 
* [http://www.joc.or.jp/olympic/history/004.html JOCオリンピックの歴史]
 
* [http://japa.la/?p=162 I LOVE L.A. - 1984年ロサンゼルスオリンピック公式応援歌]
 
 
 
{{オリンピック}}
 
{{1984年ロサンゼルスオリンピックの実施競技}}
 
  
 
[[Category:1984年ロサンゼルスオリンピック|*]]
 
[[Category:1984年ロサンゼルスオリンピック|*]]

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第23回オリンピック競技大会(だい23かいオリンピックきょうぎたいかい、: Jeux de la XXIIIe olympiade: Games of the XXIII Olympiad

アメリカ合衆国のロサンゼルスを主催都市として行なわれた第23回オリンピック競技大会。1984年7月28日から 8月12日まで開催され,140の国と地域から約 6800人の選手団が参加した。ソビエト連邦,ドイツ民主共和国(東ドイツ),キューバ,ブルガリアなど社会主義諸国十数ヵ国が大会参加をボイコットした。大会組織委員長に就任したアメリカの実業家ピーター・ユベロスは,既存施設の利用,高額なテレビ放映権料の設定,公式スポンサーの募集など,徹底したオリンピックの民営化,ビジネス化を進めた。聖火リレーへの参加も 1kmあたり 3000ドルで一般に販売し,物議をかもした。結果としてこの大会は 2億1500万ドルの利益を生み出し,以後のオリンピックの商業主義への流れを決定的にした。ソ連や東ドイツの不参加により,金メダル数はアメリカが 83個で 1位,次いでルーマニアが 20個で 2位,ドイツ連邦共和国(西ドイツ)が 17個で 3位,中国は 15個で 4位となった。最も注目を集めたのは,男子陸上競技の 100m,200m,走り幅跳び,400mリレーで 4個の金メダルを獲得したアメリカのカール・ルイスだった。日本勢は 10個の金メダルを獲得。男子体操は具志堅幸司や森末慎二らの活躍で金メダル 3個。男子レスリングで富山英明と宮原厚次が優勝。柔道男子では,右足を負傷しながら優勝した山下泰裕をはじめ,細川伸二,松岡義之,斉藤仁が金メダル。また,射撃のラピッドファイアピストルで 48歳の蒲池猛夫が優勝した。



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