階級意識

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階級意識(かいきゅういしき)

自己の属する階級の社会的地位や歴史的任務,利害関係などについての自覚をいう。マルクス主義においては,特にプロレタリア階級の階級意識が問題とされる。ブルジョアジーに対する階級闘争においてプロレタリアートは,当初自己の階級利害を自覚しない即自的階級にとどまっているが,やがて資本主義の発展とその矛盾の増大とともにその階級利害と歴史的使命を自覚した対自的階級として社会変革の途につく。したがって,社会変革の原動力となるプロレタリアートの対自的な自覚的意識だけが真の階級意識であるとされる。



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