防衛監察本部

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防衛監察本部(ぼうえいかんさつほんぶ、英語:Inspector General's Office of Legal Compliance)は、防衛省特別の機関である。

概要

防衛施設庁談合事件自衛隊の情報流出などを受け、全省的な法令遵守状況などをチェックするために新設された防衛大臣直轄組織の一つである。国家行政組織法第8条の3「特別の機関」に当たり、「防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律」(平成19年法律第80号:2007年6月8日公布、同年9月1日施行)により改正された防衛省設置法に根拠を有する。

防衛省内各組織の入札、会計手続きや職務執行の適正さなどを監察し、改善策を防衛相に提言する。創設当初の定員は26人、当初の報道では検事公認会計士も配置した約50人体制になると報じられていた。平成23年度現在の定員は53人、予算は約5億。

編成

  • 防衛監察監(官名:防衛事務官、政令指定職5号[1]
    • 副監察監(1人)
    • 総務課
    • 統括監察官(1人)
    • 監察官(3人。陸海空の将補1人ずつ)

辞令上の表記では、「防衛監察本部」は防衛監察監には冠さず、副監察監以下に冠する。 防衛監察本部は防衛省の特別の機関ではあるが、監察という任務の特性から、長である防衛監察監は防衛省職員ではなく法曹(高等検察庁検事長で退官した者を基準)からの採用としている。

監察の種類

  • 定期防衛監察
  • 臨時防衛監察
  • 特別防衛監察 - 公益通報により発覚した事象を主に行う監察

主要幹部

官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
防衛監察監 事務官 野々上尚 2018年04月01日 福岡高等検察庁検事長
副監察監 小泉秀充 2018年07月20日 人事教育局給与課長
統括監察官 小波功 2015年10月01日 技術研究本部総務部総務課長
歴代の防衛監察監
氏名 在職期間 出身校 前職
01 櫻井正史[2] 2007年09月01日 - 2011年08月31日 早稲田大学 名古屋高等検察庁検事長
02 梶木壽 2011年09月01日 - 2015年03月31日 東京大学 広島高等検察庁検事長
03 北村道夫 2015年04月01日 - 2018年03月31日 早稲田大学 福岡高等検察庁検事長
04 野々上尚 2018年04月01日 - 東京大学 福岡高等検察庁検事長

脚注

  1. 発足当時は指定職6号。
  2. 勤務延長3回:2010年3月31日及び8月31日、2011年3月31日

関連項目

外部リンク