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{{鉄道車両
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| 車両名  = 阪急6300系電車
 
| 背景色  = #702029
 
| 文字色  = #ffffff
 
| 画像    = 阪急_6350_(4378192997).jpg
 
| 画像説明 = 京都線特急運用時代の6300系(2010年)
 
| 運用者  = [[阪急電鉄]]
 
| 製造所  = [[アルナ工機]]
 
| 製造年  = 1975年 - 1978年<br />1984年(6330F)
 
| 製造数  = 64両<br />8両(6330F)
 
| 運用範囲 = [[阪急京都本線|京都線]]
 
| 編成    = 4両・6両(かつては8両)
 
| 軌間    = 1,435 mm
 
| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500V<br />([[架空電車線方式]])
 
| 最高運転速度 = [[阪急京都本線|京都本線]]: 110 km/h<br />[[阪急嵐山線|嵐山線]]: 70 km/h
 
| 設計最高速度 =
 
| 起動加速度 = 2.4 km/h/s (45km/hまで)
 
| 常用減速度 = 3.7 km/h/s
 
| 非常減速度 = 4.2 km/h/s
 
| 編成定員 = 728(立席)+432(座席)=1,160人(8両)
 
| 車両定員 =
 
| 自重    =
 
| 編成重量 = 253.4 t<br />248.6 t (6330F)
 
| 全長    = 19,000 mm
 
| 全幅    = 2,850 mm (先頭車)<br />2,809 mm (中間車)<br />2,808 mm (6330F中間車)
 
| 全高    = 4,040 mm <br />4,095 mm (6800形、6330、6830)
 
| 車体材質 = [[炭素鋼|普通鋼]]
 
| 台車    =
 
| 主電動機 = [[直流整流子電動機|直流直巻電動機]](TDK8550-A)<br />[[複巻整流子電動機|直流複巻電動機]] (TDK8580-A,6330F)
 
| 主電動機出力 = 140 kW × 4 (4M4T, 4M2T) <br />150 kW × 4 (6330F)
 
| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式]]<br />[[WN駆動方式]] (6330F)
 
| 歯車比  =
 
| 編成出力 = 2,240kW (4M4T、4M2T) <br />2,400kW (6330F・4M4T) <br />1,120kW (2M2T)
 
| 制御方式 = [[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御・直並列組合せ制御]]<br />[[界磁チョッパ制御]] (6330F)
 
| 制御装置 = ES767<br />ES773EM (6330F)
 
| 制動装置 = [[発電ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ]] (HRD-1D) <br />[[回生ブレーキ|電力回生優先ブレーキ]]付き電気指令式ブレーキ (HRDA-1)  (6330F)
 
| 保安装置 = [[自動列車停止装置#AF軌道回路方式(連続照査型)|AF軌道回路方式ATS]]<br />[[デッドマン装置]]
 
| 備考    =
 
| 備考全幅 = {{ブルーリボン賞 (鉄道)|19|1976}}
 
}}
 
'''阪急6300系電車'''(はんきゅう6300けいでんしゃ)は、[[阪急電鉄]]の[[特急形]][[電車]]。
 
 
 
[[阪急京都本線|京都本線]]の[[阪急京都本線#特急|特急]]運用に充当するために設計・製造され、派生番台である6330Fの8両編成1本とあわせて8両編成9本計72両が製造された。阪急としては2017年([[平成]]29年)4月現在、純粋な特急・快特型 (転換クロスシート2ドア車) としては6330Fが最後の車両である。
 
また、2017年12月現在、阪急京都本線において特急運用に就いているのは、快速特急の京とれいん(後述)のみである。
 
 
 
本項では、解説の便宜上[[梅田駅|梅田]]方先頭車+F(Formation=[[編成 (鉄道)|編成]]の略)を編成名として記述する(例:6350以下8両編成=6350F)。
 
 
 
== 概要 ==
 
予備車無しでのフル稼働状態が続き、車両検査時に代走として一般車が充当され乗客から苦情が寄せられていた京都線特急のサービス向上を目的に[[阪急2800系電車|2800系]]の増備車として第1編成(6350F)がまず新造され、その後乗客に好評であったことから2800系の格下げと6351Fから6357Fまでの7編成の投入が決定され、[[1975年]]から[[1978年]]までの間に合計8両編成8本64両が製造された。
 
 
 
車体は2800系と同様片側2扉(両開き扉)としたものの、扉を両端に寄せ、側窓は2800系と同様の2連式の一段下降窓を並べて特急車としての風格を持たせた。車体寸法は京都線の諸施設が許す上限値一杯として設計されたため阪急では最大となっており、[[車両限界]]の異なる[[神宝線]]と[[大阪市交通局]]([[大阪市営地下鉄]])[[大阪市営地下鉄堺筋線|堺筋線]]には入線することはできない。
 
 
 
主要機器面では設計当時の京都線一般車である[[阪急5300系電車|5300系]]を基本としているが、[[操縦席|運転台]]の[[マスター・コントローラー|主幹制御器]]は、同時期に落成した[[阪急2200系電車|2200系]]と同様にブレーキハンドルと一体化したワンハンドル式が採用された。本系列の導入当時、特急に充当されていた2800系では主幹制御器とブレーキが分離しているツーハンドル式であり、さらに当時の特急の停車駅は梅田方面から[[十三駅]]・[[大宮駅 (京都府)|大宮駅]]・[[烏丸駅]]のみであり、十三駅 - 大宮駅間では[[運転士]]が約30分もの間左手で主幹制御器ハンドルを握り続けなければならなかった(定速制御装置により105km/h以上を出すにはマスコンを押し込んで回す必用があり、手を離すと速度が落ちると同時に、デッドマン装置が作動してしまう)ことで、運転操作上安全性に問題があるとされた<ref>もっとも2800系は6300系以降にはない定速度運転制御機能を備えており、マスコンハンドルもブレーキハンドルもともに操作の必要性がほとんどなく停車駅の少ない特急運用に適した設計であった。</ref>ことから、ワンハンドル式が導入された。導入に際しては開発した[[東京急行電鉄]]の協力を得ており、当時の阪急社員が実際に東急で操作を体験している<ref name="RAILFAN201004">鉄道友の会会報『RAIL FAN』2010年4月号より。</ref><ref name="RP201008">『[[鉄道ピクトリアル]]』([[電気車研究会]])2010年8月号増刊・阪急電鉄特集より。</ref>。京都線車両では元来、主幹制御器の電源操作は逆転ハンドルの着脱により行われる仕様であったが、ワンハンドル式の採用により、神宝線車両と同様に鍵操作で行われるようになった。また、ワンハンドル車両は電気笛が標準装備され、ハンドル右側に押しボタンが設置されている。なお、ワンハンドルにもデッドマン装置は装備されているが(握り棒下部の灰色のレバーがデッドマンスイッチとなっている)、左右いずれかでハンドルを握っていれば作動しない。
 
 
 
主幹制御器のワンハンドル化にともない、ツーハンドル車以前の従来車より乗務員室の範囲が客席側へと拡大されたため、乗務員室後部の座席が3人掛けから2人掛けへと減り、その座席部分では客室用側窓が設置されなかったが、のちに縦長の窓を設置する改造が施工された。その理由は、「格好ばかりで窓がないのはけしからん」という乗客からの声が新聞の投書欄に掲載されたためである<ref name="RAILFAN201004"/>。この部分には''H''の[[イニシャル]]マークが装着されたが、[[1992年]]の[[コーポレートアイデンティティ|CI]]導入による新社章制定によりこのイニシャルは撤去されて新社章が貼付された。マークは当初「阪急」と漢字での表記が検討されたが、最終的には[[阪急百貨店]]の女性従業員がつけていた[[ブローチ (装身具)|ブローチ]]をモチーフとしてデザインされた<ref name="RP201008"/>。
 
 
 
車体の塗装は、[[阪急マルーン|マルーン]]1色から屋根に近い部分にアイボリーを入れて差別化を図った<ref>のちに[[阪急8000系電車|8000系]]にも採用され、その他の更新車なども同様の塗装となった。</ref>。また、竣工当初は塗り分け線の位置が20mm程度下だったが、前面の[[方向幕|種別・行先表示器]]部分で途切れて感じが悪かったことから、6351Fは正面塗り分け線の位置変更テストを行ったが、のちに全車に全部の塗り分け線の位置を変更した<ref name="RAILFAN201004"/>。
 
 
 
前面形状は2200系と同一仕様ではあるものの、[[貫通扉]]から[[前照灯]]、[[尾灯]]・[[通過標識灯|標識灯]]回りをステンレス製の飾り板付きとすることで高級感を醸し出している。計画段階では前面ガラスをパノラマウィンドウにする案もあった<ref>2010年に梅田・阪急百貨店で開催された「鉄道模型フェスティバル」に図面に基づいたNゲージ模型が展示されていた。</ref>が、実際は従来と同じ形状となった。また字幕式種別・行先表示器も設置されたが、[[阪急京都本線#急行|急行]]の表示については2200系と同様に当初は白地に赤文字で<span style="white-space: nowrap;">「<span style="background-color:White; color:red;"> 急行 </span>」</span>の表示(<span style="white-space: nowrap;">「<span style="background-color:red; color:white;"> 特急 </span>」</span>の反転)であったが、[[1982年]]に黒地にオレンジ文字の表示<span style="white-space: nowrap;">「<span style="background-color:black; color:orange;"> 急行 </span>」</span>に変更された。しかし、黒地に白文字の<span style="white-space: nowrap;">「<span style="background-color:black;">[[阪急京都本線#普通|<span style="color:White;"> 普通 </span>]] </span>」</span>表示と区別しにくいとの苦情を受け、「急行」表示は[[1992年]]に現行の[[阪急京都本線#快速急行|快速急行]]と同じオレンジ地に黒文字<span style="white-space: nowrap;">「<span style="background-color:orange; color:black;"> 急行 </span>」</span>に変更された。
 
 
 
前面表示器は、左(車掌台側)が行先表示器で、右(運転台側)が種別表示器として配置されている、その理由は、堺筋線直通車としても運用されている[[阪急3300系電車|3300系]]などの行先表示器が車掌台側に設置されているのに合わせたためである。外見上[[阪急2200系電車|2200系]]以降の通勤車と前面表示器の位置は全く同じように見えるが、実は違っており、最終の6330F以外は通勤車より20mm程度上に設置されている。前記したように、塗り分け線との位置関係に不満を抱いたことから、6330Fだけ通勤車と位置を同じくした。
 
 
 
[[ファイル:Hankyu 6300 blue-ribbon1.jpg|thumb|阪急初のブルーリボン賞のプレート(1984.1.2梅田にて撮影)]][[ファイル:Hankyu 6300 blue-ribbon2.jpg|thumb|ブルーリボン賞受賞記念列車(1976.8.1正雀にて撮影)]]
 
 
 
[[1976年]]に[[鉄道友の会]][[ブルーリボン賞 (鉄道)|ブルーリボン賞]]を受賞した。ブルーリボン賞を受賞した阪急の車両は、2018年(平成30年)現在、本系列が唯一である。
 
 
 
[[1984年]]には、[[高槻市駅]]・[[茨木市駅]]付近の[[連続立体交差事業|連続立体交差]]([[高架橋|高架]])工事による徐行運転のために所要時間が延び、運用本数が1本多く必要になったことから、さらに8両編成1本 (6330F) が製造された。6330Fが製造された時はすでに[[阪急7300系電車|7300系]]などの後継通勤車が登場しており、制御装置や運転台へのバイパスブレーキボタン、天井空調吹出し口のラインフロー化、貫通ドアのガラス寸法拡大、界磁チョッパ制御など7300系アルミ車に準じた仕様となっている。また両先頭車は制御電動車とされたため、[[鉄道の車両番号|車両番号]]は6358/6458ではなく6330/6430とされた。この6330Fはメーカーのアルナ工機から[[日本国有鉄道|国鉄線]]を[[甲種輸送]]された最後の阪急車両でもあった。
 
 
 
[[1980年代]]前半まで大宮駅と[[西院駅]]では[[プラットホーム|ホーム]][[有効長]]が7両分しかなかったため、[[ドアカット]][[スイッチ]]が設けられていた。このドアカットは上り・下りとも進行方向の最後尾車両のみで、ホーム延伸の際に装置は撤去された。ドアカットを実施していた時期には、両先頭車の扉の[[戸袋]]部分にドアカットする旨を表示した[[シール|ステッカー]]が貼付されていた。これはのちの「[[携帯電話]]電源オフ車両」のステッカーより一回り大きいサイズである。
 
 
 
[[2002年]]には、[[国土交通省]]によるモデル調査を受け入れる形で5号車(梅田方から5両目の車両)を[[女性専用車両]]とした。当初は、本系列で運転される[[平日]][[ダイヤグラム|ダイヤ]]終日の特急・[[阪急京都本線#旧・快速特急|快速特急]]・[[阪急京都本線#通勤特急|通勤特急]]に限って女性専用車両を設定していたが、[[2008年]]7月からは、[[阪急9300系電車|9300系]]で運転される平日ダイヤの特急・通勤特急にも拡大された。
 
 
 
本系列は優先的に特急運用に充当されていたが、初期車の登場から30年以上が経過し、陳腐化・老朽化が進んだため、新しい特急用車両として[[2003年]]10月に9300系が投入された。これは本系列と異なり、扉間に[[鉄道車両の座席#クロスシート(横座席)|クロスシート]]を採用したものの3扉車とされた。背景としては、並行する[[JR京都線]]の急速な輸送改善や、[[名神高速道路]]の拡幅による道路事情の改善など、阪急京都線を取り巻く環境が大きく変化したことが挙げられる。本系列は当初、主に京阪間ノンストップの特急に充当されていたが、輸送形態の見直しに伴って中間主要駅への停車が徐々に増え、多数の区間利用客が乗降するようになった。2扉車では、扉数が少なく乗降に時間がかかるため、しばしば遅延の原因となっていた。9300系の構造は、このような輸送形態の変化に対応したものである。
 
 
 
[[2007年]]3月の[[ダイヤ改正]]で[[淡路駅]]に特急が停車するのに伴い、2ドア車の本系列は乗降に時間がかかることから、特に平日昼間時、土曜・休日夜間時を中心に運用が削減された。その後も、特急・通勤特急ともに順次9300系に置き換えられ、6300系による運用は減少していった。
 
 
 
本系列は1975年に登場して以来、一度も車体更新工事が施工されていなかったものの、6351F、6352F、6353Fの3本を4両編成に変更し、内装などをリニューアルした<ref>{{PDFlink|[http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200810242N1.pdf 京都線6300系車両がデザインを一新 来春嵐山線で再デビュー]}} - 阪急電鉄 2008年10月24日</ref>。観光客の利用が多い路線での運用となるため、リニューアル後は2扉[[鉄道車両の座席#セミクロスシート|セミクロスシート]]となった。リニューアル車両は[[2009年]][[4月2日]]より[[阪急嵐山線|嵐山線]]にて営業運転を開始し、同線で運用されていた[[阪急2300系電車|2300系]]を置き換えた<ref>[http://railf.jp/news/2009/04/03/110900.html 阪急6300系リニューアル車、嵐山線で営業運転開始] - [[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 鉄道ニュース 2009年4月3日</ref>。
 
 
 
一方で、2008年7月に2007年3月から[[休車]]となっていた6356Fのうち、6456を除く7両が代替[[廃車 (鉄道)|廃車]]・解体され、6300系で初の廃車となった<ref>『関西の鉄道 No.55 2008』(関西鉄道研究会)より。なお、先頭車両の6356は戦後の阪急で初めて<!--神戸線の900形は新製時に前面行先表示器を装備-->新製時から前面に種別・行先表示器を装備していた車両の廃車となった。</ref>。
 
 
 
2009年、安全報告書で年度内に京都線で運用されている6300系を9300系に置き換えることが公表され<ref>{{PDFlink|[http://rail.hankyu.co.jp/pdf/approach/anzen2009/2009anzenreport.pdf 2009年安全報告書]}} - 阪急電鉄</ref>、[[2010年]][[1月8日]]をもって京都本線の営業運用からいったん外れた。同年[[2月12日]]には同年2月末をもって置き換えられることが発表され、『引退記念運行』として[[2月21日]]から同月[[2月28日|28日]]まで6350Fが最後の京都本線特急運用に就いた。なお、これを記念した[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]が同年[[2月24日]]から28日まで掲出された<ref>{{PDFlink|[http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201002125N1.pdf 京都線6300系車両が「特急」「通勤特急」運用から引退します〜引退記念ヘッドマークを掲出して運行〜]}} - 阪急電鉄 2010年2月12日</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022801000618.html] -  阪急京都線から6300系引退 駅員が混乱警戒 [[共同通信社|共同通信]]</ref>。
 
 
 
嵐山線用にリニューアルされた編成以外は、6330Fも含めて(2009年11月廃車済)全て廃車となる<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』(鉄道ジャーナル社)2010年5月号より。</ref>と報じられていたが、6350Fについては6両に減車の上、行楽期の梅田駅 - [[嵐山駅 (阪急)|嵐山駅]]間の臨時快速特急運用に充当されていた([[#京都本線運用|後述]])。その後2010年11月には、[[2011年]]5月ダイヤ改正後に土曜・休日ダイヤにおいて現行の特急よりも停車駅を削減した京都観光客向けの特急列車を6300系で運行する計画があることが報道された<ref>[http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A96E3E5E2E3E48DE3E5E3E3E0E2E3E29E9693E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2 阪急、京都観光誘客へ軸足 嵐山臨時便増など] - [[日本経済新聞]] 2010年11月18日</ref>ほか、同年2月21日には阪急電鉄からも公式発表があり<ref name="hrpr6300">{{PDFlink|[http://holdings.hankyu.co.jp/ir/data/ER201102212N1.pdf この春、電車から“京旅”気分!「京とれいん」がデビューします]}} - 阪急電鉄 2011年2月21日</ref>、[[3月19日]]から梅田駅 - 嵐山駅間の快速特急(淡路駅 - 桂駅間は無停車)で営業運転を開始した。
 
 
 
=== 内装 ===
 
[[ファイル:阪急6300系電車車内.jpg|thumb|240px|京都線特急運用時代の車内]]
 
主に特急で使用されることから、[[鉄道車両の座席|座席]]は運転室直後の2人掛け[[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]以外は全席クロスシートとしている。クロスシートは扉に接する部分以外は全て転換式で、終点での折り返しの際には運転室のスイッチ操作で一斉転換が可能である。駅に掲示されている[[時刻表]]やポケット時刻表には2扉車である旨(<span style="color:green">◆</span>印)の記載があったが、2008年7月以降は女性専用車両の表示(<span style="color:red">◆</span>印)に代わっている<ref>9300系にも設定されるようになったため、この印があっても2扉車とは限らない。</ref>。また、[[ラッシュ時]]以外は扉部分に設けられた補助席を使用できる<ref>6330Fのみ補助座席ロック可能となっている。</ref>。また、切妻部の窓が廃止されて長距離列車の趣きも備える。
 
 
 
座席表地は一般車と同じゴールデンオリーブ(緑)色であるが、段織[[モケット]]として差別化を図った。クロスシート上部にはレザー製のカバーが装着されている。座席の袖は[[デコラ]]張りとされたが、6330Fではモケット張りに変更した。
 
 
 
落成当時は車内[[吊り広告]]無しで、[[1990年代]]に使用され始めたが、広告は他系列<ref>神宝線では8000系・[[阪急5000系電車|5000系]]で同スタイルの吊り広告が使用されている。</ref>と異なり片面1種類のものが使用され、数は一般車が1両あたり6列なのに対し4列と少ない。また、各扉上の広告・[[路線図]]掲示スペースは、他系列では出っ張りであるが、本系列だけは窪んでおり、扉上部のカバーを開けて内側から取り替える。
 
 
 
特急停車駅の増加に伴い、各扉周辺で[[つり革|吊り革]]が増設された。
 
 
 
[[1987年]]に[[河原町駅 (京都府)|河原町]]方先頭車(8号車・6450形、6430形)に[[テレホンカード|カード]]式の[[公衆電話]]が設置された。特別料金不要の列車に使用される車両としては日本初である。
 
 
 
2011年初頭に6354Fが京風の「京とれいん」にリニューアルされた<ref>[http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK201011200007.html 阪急京都線に「観光特急」 内装「京風」に改装 来春] - 朝日新聞 2010年11月20日</ref>。
 
 
 
=== 機器 ===
 
{{Sound|Hankyu 6300 limited express kyotoline 6905 ohmiya.ogg|阪急6300系6905の走行音(京都線特急)|(1988年1月17日 梅田駅 - 大宮駅間)}}{{Sound|Hankyu 6330 limited express kyotoline 6330 zyuso.ogg|阪急6330系6330の走行音(京都線特急)|(1987年12月11日 河原町駅 - 十三駅間)}}
 
[[主電動機]]出力140[[ワット|kW]] (TDK8550-A) ・[[TD平行カルダン駆動方式]] 、[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]] (ES767) ・[[発電ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ]](HRD-1D、発電ブレーキ併用)は[[阪急5300系電車|5300系]]と共通で、車体は[[炭素鋼|普通鋼]]製。6330形のみ[[阪急7300系電車|7300系]]と同様の[[界磁チョッパ制御]] (ES773-E-M) を採用し、主電動機出力も150kW (TDK8580-A) 、そして電気指令式ブレーキは[[回生ブレーキ|電力回生優先ブレーキ]]付きのHRDA-1となっている。いずれも[[東洋電機製造]]製(ブレーキ装置は[[ナブテスコ|日本エヤーブレーキ]]製)。6330形では車両間貫通扉窓の大型化、冷房吹き出しグリルの連続化、そして[[動力車|電動車]]は編成両端の各2両に組成されるなど、6300系との差異がある。{{要出典範囲|6330形のみ駆動方式は、京都線用車両としては唯一、[[WN駆動方式]]が採用されている|date=2013年11月}}。
 
 
 
=== パンタグラフ ===
 
[[集電装置#パンタグラフ|パンタグラフ]]は下枠交差式で、6300系では中間電動車の6800形に、6330Fでは[[制御車|制御]]電動車の6330形と中間電動車の6830形に各2基が搭載される。
 
 
 
6357Fに組み込まれる6817の集電舟は、先端が一体となる[[阪急3300系電車|3300系]]類似の形態となっていた<ref>それ以外の6300系編成の集電舟は全て通常の形態である。</ref>。
 
 
 
== 形式 ==
 
=== 現有形式 ===
 
* '''6350形 (Tc) '''(6350 - 6357、8両)
 
: [[梅田駅|梅田]]・[[桂駅|桂]]方の先頭に連結される制御車。6350と6353は先頭部の[[連結器#並形自動連結器|並形自動連結器]]を[[連結器#密着連結器|密着連結器]]に交換している。
 
* '''6450形 (T'c) '''(6450 - 6457、8両)
 
: [[河原町駅 (京都府)|河原町]]・[[嵐山駅 (阪急)|嵐山]]方の先頭に連結される制御車。1987年にカード式公衆電話を連結面側妻部に設置し、屋上に電話用無線アンテナが設けられたが、6451 - 6454は改装される際に電話機を撤去している(アンテナは残されている)。6450と6453は先頭部の並形連結器を密着連結器に交換している。
 
* '''6800形 (M) '''(6800 - 6807、6810 - 6817、16両)
 
: 6900形とユニットを組む中間電動車。パンタグラフと制御器を搭載。8両編成時は梅田方から2両目 (6800) と6両目 (6810) に連結。6両編成は梅田方から2両目 (6800) と4両目 (6810) に連結。嵐山線用編成では桂方から2両目 (6800) に連結。
 
* '''6900形 (M') '''(6900 - 6907、6910 - 6917、16両)
 
: 6800形とユニットを組む中間電動車。[[電動発電機]] (MG) と[[圧縮機|空気圧縮機]] (CP) を搭載。8両編成時は梅田方から3両目 (6900) と7両目 (6910) に連結。6両編成は梅田方から3両目 (6900) と5両目 (6910) に連結。嵐山線用編成では桂方から3両目 (6900) に連結。
 
 
 
=== 廃形式 ===
 
* '''6330形 (Mc) '''(6330、1両)
 
: 6330Fの梅田方先頭に連結される制御電動車。6930とユニットを組む。パンタグラフと界磁チョッパ制御器を搭載。[[1996年]]ごろに先頭部の並形連結器を密着連結器に交換している。
 
* '''6430形 (M'c) '''(6430、1両)
 
: 6330Fの河原町方先頭に連結される制御電動車。6830とユニットを組む。MGとCPを搭載。6450形同様、1987年にカード式公衆電話を連結面側妻部に取り付けた。1996年ごろに先頭部の並形連結器を密着連結器に交換している。
 
* '''6930形 (M') '''(6930、1両)
 
: 6330とユニットを組む中間電動車。MGとCPを搭載。梅田方から2両目に連結。6330Fの中間電動車は制御方式、電動機の違いから従来車とは別形式とされており、車体重量もわずかに軽量化されている。6900形と比較すると前後のクーラーの搭載位置が車体中央寄りになっていた。
 
* '''6830形 (M) '''(6830、1両)
 
: 6430とユニットを組む中間電動車。パンタグラフと界磁チョッパ制御器を搭載。梅田方から7両目に連結。
 
* '''6850形 (T) '''(6850 - 6857、6860 - 6867、6950・6960・6970・6980、20両)
 
: [[付随車]]。運転に必要な機器は搭載されていない。8両編成時、梅田方から4両目 (6850) と5両目 (6860) に連結されていた。6330Fの付随車は6950番台に区分され、従来車よりわずかに軽量化され、6850形より前後のクーラーの搭載位置が車体中央寄りになっていたが同一形式とされている。梅田方から6950・6960・6970・6980の順で連結されていた。
 
 
 
== 車体更新車 ==
 
{{節スタブ}}
 
=== 京とれいん ===
 
[[ファイル:Hankyu-6354F kyotrain.JPG|thumb|240px|京とれいんで運用されている6300系<br />(2011年5月15日 西京極駅付近)]]
 
6354Fは2011年に観光客向けの列車への充当を目的として京風に更新工事が施行され、同年[[2月18日]]に出場した<ref>[http://railf.jp/news/2011/02/19/091700.html 阪急6300系6354編成が試運転] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2011年2月19日</ref>。
 
 
 
この列車は、乗車した瞬間から京都への旅の期待が高まるような演出を施すため、京都の「和」と「モダン」をコンセプトに、京都の[[京町家|町家]]をイメージした内装に改造している。
 
 
 
==== 外観 ====
 
* 社章は、1992年9月制定以来のステッカー式から旧社章が取り付けられていた跡である車両番号表記の上部に移動し、ステンレス切り抜き式に変更された。
 
* 車体には、利用者を旅に誘う[[扇子|京扇]]をデザインしたラッピングが施されており、扇型の「京とれいん」ヘッドマークを装着して運行される。
 
 
 
==== 車内・接客設備 ====
 
* 乗降扉には[[扉開閉予告灯]]と[[ドアチャイム]]が設置された。
 
* 6両編成のうち、3号車と4号車を京町家をイメージした車両、それ以外を[[唐紙#京から紙|京唐紙]]をモチーフにした車両とし、趣のある車内空間を演出している。伝統素材である[[和紙]]を用いた「創作和紙ポスター」を車内に掲出し、白系の化粧板を採用している。
 
** 京町家をイメージした車両には、客室への車内エントランスとして格子状の飾りを設け、デッキ風のデザインとしたほか、客室は2列+1列の対面式固定クロスシートとし、各ブロックごとに仕切を設けた半個室空間の演出が施されている。シート座面には畳の上に[[座布団]]を模した作りのクッションが固定されている。座席定員は2両とも39人(車椅子スペース1台分含む)。その他、車内照明の[[間接照明]]化、貫通ドアの交換、冷房吹き出し口の交換、日除けの引き下げ式ロールカーテンへの変更などの改修を施している。
 
** 京唐紙をモチーフにした車両には、1・2号車の座席デザインを「蘭の華散らし」、5・6号車の座席デザインを「麻の葉」とし、それぞれに京唐紙の伝統柄をモチーフにしている。
 
* 天井の広告吊り・車内広告の枠は全て撤去。
 
* 6454に設置されていたカード公衆電話は撤去。
 
* 各車の妻面に設けられていた補助座席は撤去。
 
* 車内の製造[[銘板]]が貼り替えられ、製造年の表記のない「ALNA Sharyo」(2008年から採用された新タイプの銘板を使用)のみのものとなった。
 
* 主に土休日に定期列車([[桂駅]] - [[淡路駅]]間無停車の快速特急)として運用するが、平日には[[団体専用列車|貸切列車]]への運用を考慮し、全座席に座席番号プレートを設置する。
 
* 外国人旅行者への対応として、日本語・英語・韓国語・中国語の4か国語による季節ごとの案内放送を行うほか、[[嵐山]]への観光喚起を図るため、嵐山に関する観光ガイドも放送する。また、パンフレットラックを設け、上記4か国語(中国語については[[簡体字]]版と[[繁体字]]版を用意)による祇園・清水地域と嵐山地域に特化した「京都ガイドマップ」を配置する。阪急列車のツーマン運転列車では唯一、車内自動放送 (日英韓中の順番の4言語で、全て女性の声) を実施している。
 
 
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:京とれいん車内2.jpg|1・2号車
 
ファイル:京とれいん車内1.jpg|3・4号車
 
ファイル:京とれいん車内3.jpg|5・6号車
 
</gallery>
 
 
 
==== 変更されなかった点 ====
 
* 阪急のほかの多くのリニューアル車で交換されていることが多い[[集約分散式冷房装置|冷房室外機]]ケーシングや乗降扉は交換されていない。
 
* パンタグラフや[[主制御器]]、主電動機、電動発電機、行先表示板など主要機器は変更されていない。
 
* 1・2号車と5・6号車は壁紙と床面の貼り替え(同時に補助椅子の埋め込み)と座席モケットと肘置きの交換程度であり、座席本体やつり革、照明器具(蛍光灯カバー)、窓枠(日除けのよろい戸も含めて)などは従来のままであり、交換もされていない。
 
 
 
=== 嵐山線 ===
 
[[ファイル:Hankyu-6353F.JPG|thumb|240px|6300系嵐山線仕様車 6353F<br />(2009年4月15日 桂駅)]]
 
6351F - 6353Fは、2008年から2009年にかけて嵐山線向けに内装を中心に更新工事を施工された。
 
 
 
==== 外観 ====
 
* 8両編成から4両編成に変更するにあたり、京都方4両の中間車 (6850, 6860, 6810, 6910) を脱車。編成から外された車両は廃車となった。
 
* 乗降扉は3300系や5300系リニューアル車などと同様、下方向に窓ガラス面積が大きいものに交換。
 
* 社章は1992年9月制定以来のステッカー式から、旧社章が取り付けられていた跡である車両番号表記の上部に移動し、ステンレス切り抜き式に変更された。
 
 
 
==== 車内・接客装備 ====
 
[[File:阪急6300系嵐山線用車内.JPG|thumb|嵐山線用車内]]
 
* 貫通ドアはガラスが下方向に長いものに交換。
 
* 乗降扉の窓は複層ガラスで下方向に拡大したものに交換。
 
* 窓ガラスはで全て緑がかった[[紫外線|UV]]カットガラスに交換された。
 
* 乗降扉にはドア開閉予告ランプとブザーが設置された。-
 
* 日除けは阪急伝統の鎧戸から下降式ロールカーテンに変更されたため、日除けを任意の位置で固定することが可能となった。
 
* 座席は9300系と同タイプの転換クロスシートと、9000系と同タイプの仕切り板付きのロングシートを組み合わせた変則セミクロスシートに変更され、[[車椅子スペース]]も設けられた。ただし、クロスシート部は本系列独特の横2列+1列配置となっている。
 
* 日焼け対策で、妻面や扉部分の木目デコラ板の色は9300系と同じ焦げ茶色のものに変更された。床材は他の床材更新車と同じタイル状の模様が入るものとなった。
 
* [[網棚|荷棚]]も9300系と同じ形状のものに変更。
 
* 窓枠、冷房吹き出し口などの金属パーツは新品に交換された。冷房吹き出し口は以前と同形状だが、ブロンズ色になっている。
 
* 吊り広告は6列に増やされ、掲示スタイルも一般車同様となった。
 
* 吊り革は室内全通タイプとされた。
 
* 6450形に設置されていたカード公衆電話は撤去。
 
* 各車の妻面に設けられていた補助座席は撤去。
 
* 車内の製造銘板が貼り替えられ、製造年の表記のない「アルナ工機」のみのものとなった。
 
 
 
==== 変更されなかった点 ====
 
* ほかの多くのリニューアル車で交換されていることが多い[[集約分散式冷房装置|冷房室外機]]ケーシングは、本系列では交換されていない。後年の車体検査の際に6352Fと6353Fは交換された。
 
* パンタグラフや[[主制御器]]、主電動機、電動発電機など主要機器は変更されていない。
 
 
 
なおこの改造とは別に、2014年に6351F-6353Fは前照灯が白色LEDのものに変更されている。
 
 
 
== 編成 ==
 
[[File:Hankyu6450.JPG|thumb|正雀車庫に留置されていた6350F(現在は6350を除いて廃車済)]]
 
※2012年4月1日現在<ref>「大手私鉄車両ファイル2012」 『鉄道ファン』2012年8月号(通巻616号)付録、交友社</ref>
 
 
 
{| class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; margin:1em 0em 2em 3em;"
 
|-
 
|colspan="6"|{{TrainDirection| [[梅田駅|大阪梅田]]| [[河原町駅 (京都府)|京都河原町]]・[[嵐山駅 (阪急)|嵐山]] }}
 
!style="width:12em;"|備考
 
|-style="background-color:#933; color:#fff; font-weight:bold;"
 
|style="width:5em;"|Tc6350
 
|style="width:5em;"|M 6800
 
|style="width:5em; background-color:#393; color:#fff;"|M'6900
 
|style="width:5em; background-color:#393; color:#fff;"|M 6800
 
|style="width:5em;"|M'6900
 
|style="width:5em;"|T'c6450
 
|colspan="2" style="background-color:#ddd;"|&nbsp;
 
|-
 
|6354
 
|6804
 
|6904
 
|6814
 
|6914
 
|6454
 
|『京とれいん』用リニューアル車
 
|}
 
 
 
{| class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; margin:1em 0em 2em 3em;"
 
|-
 
|colspan="4"|{{TrainDirection| [[桂駅|桂]]| 嵐山 }}
 
!style="width:12em;"|備考
 
|-style="background-color:#933; color:#fff; font-weight:bold;"
 
|style="width:5em;"|Tc6350
 
|style="width:5em;"|M 6800
 
|style="width:5em;"|M'6900
 
|style="width:5em;"|T'c6450
 
|colspan="2" style="background-color:#ddd;"|&nbsp;
 
|-
 
|6351
 
|6801
 
|6901
 
|6451
 
|嵐山線用リニューアル車
 
|-
 
|6352
 
|6802
 
|6902
 
|6452
 
|嵐山線用リニューアル車、クーラーキセ更新車
 
|-
 
|6353
 
|6803
 
|6903
 
|6453
 
|嵐山線用リニューアル車<br />先頭車は密着連結器装備、クーラーキセ更新車
 
|}
 
 
 
== 運用 ==
 
 
 
=== 京都線運用 ===
 
登場当初から京都線車両として、2010年1月8日まで基本的に特急以上の種別(昼間時は特急、平日朝夕ラッシュ時は通勤特急)に充当されていた。また、平日朝ラッシュに茨木市発河原町行快速急行2本、早朝と深夜には[[桂車庫]]に入・出庫するための[[回送#送り込み列車|送り込み列車]]として普通([[各駅停車]])にも充当された。平日の特急・通勤特急運用時には5号車に女性専用車両が設定された。
 
 
 
前記のとおり、2010年2月28日に『引退記念運行』を実施したが、その後6350Fを6両編成に減車の上、行楽期の梅田駅 - 嵐山駅間の臨時快速特急の運用についていた<ref>[http://railf.jp/news/2010/04/30/182700.html 阪急6300系が6連で臨時快速特急に] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2010年4月30日</ref><ref>[http://railf.jp/news/2010/11/02/093400.html 阪急 嵐山への直通臨時列車を運転] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2010年11月2日</ref>。2011年3月19日からは前述の京風リニューアルを施された6354編成(「京とれいん」)が土曜・休日ダイヤでの快速特急運用についている。6350Fについては2010年の「京とれいん」登場後は正雀車庫で休車となり、2016年に6350号車を除いて解体のため搬出された<ref>[http://railf.jp/news/2016/02/25/180000.html 阪急6300系トップナンバー編成が廃車に] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2016年2月25日</ref>。
 
 
 
=== 嵐山線運用 ===
 
6351F、6352F、6353Fの4両編成3本が2009年4月2日より、ドアや化粧板の交換、クロスシート部の横2列+1列化などのリニューアル改造を受けた<ref>『鉄道ファン』 2009年2月号より。</ref>上で線内普通として運行している。これに先立って2008年10月29日に6355Fが中間車を抜いた6両編成で嵐山線に入線している<ref>[http://railf.jp/news/2008/10/30/091600.html 阪急6300系が嵐山線で試運転] - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2008年10月30日</ref>。
 
<!--独自研究や個人の考察は削除しました-->
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|Hankyu 6300 series}}
 
 
 
{{阪急電鉄の車両}}
 
{{ブルーリボン賞選定車両一覧}}
 
 
 
{{DEFAULTSORT:はんきゆう6300けいてんしや}}
 
[[Category:阪急電鉄の電車|6300]]
 
[[Category:1975年製の鉄道車両]]
 
[[Category:アルナ車両製の電車]]
 

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