金田一温泉

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金田一温泉(きんだいちおんせん)は、岩手県二戸市(旧国陸奥国)にある温泉馬淵川のほとりにあり、観光宣伝では温泉郷を名乗っている。

アクセス

泉質

効能

神経痛リューマチ胃腸病皮膚病婦人病痔疾[1]

温泉街

9軒の温泉宿が存在。日帰り入浴施設は数軒存在する。

温泉街最奥に座敷わらしで知られている緑風荘があり火災で全焼した。しかし、現在は復活している。

歴史

以前は湯田温泉という名称であった(田んぼから湯が沸いていたことに由来する)。この温泉の起源は不明だが、一般的に開湯年代として紹介されるのは、寛永3年(1626年)である。江戸時代には盛岡南部藩の指定湯治場となり、『侍の湯』と呼ばれた。その時期から既に温泉街が形成されていたものと考えられる。

ちなみに、金田一を姓にする金田一氏は、南部氏の祖南部光行の第4子の四戸氏から出たとされる。

平成6年1994年4月28日 - 環境庁告示第40号により、国民保養温泉地に指定。

その他

金田一温泉をモデル、舞台とする芸術作品

  • 小説
    • 三浦哲郎の一連の作品
      三浦哲郎は父方の実家のある金田一疎開していた。
      • ユタとふしぎな仲間たち』(三浦哲郎)
        1974年にNHKによりテレビドラマ化、また1977年劇団四季によってミュージカル作品化。ミュージカルでのタイトルは、「ユタと不思議な仲間たち」。
      • 白夜を旅する人々』(三浦哲郎)
      • 盆土産』(三浦哲郎)
        中学校の国語の教科書(中学校『国語2』光村図書出版)で習ったと記憶している多くの人がいる。父の「エンビフライ」の盆土産にまつわる出稼ぎ家族の物語には、温泉郷の情景が描かれている。
  • エッセイ、随想
    • 『時のせせらぎ―若き日の追想紀行』(三浦哲郎)
  • 短歌
    • 国語学言語学者の金田一京助は、先祖が金田一周辺を領地にしていた関係で、たびたび来訪している。金田一京助はまた、歌人でもあり、金田一温泉を詠んだ歌も残している。緑風荘前に歌碑がある。

脚注

  1. ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』3、58頁

参考文献

  • ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』3、人文社、1998年

関連項目

外部リンク