遠賀町

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遠賀町(おんがちょう)は、福岡県北九州地方に位置するである。

なお、福岡県の自治体において、市町村の「町」は全て「まち」と読むが、遠賀町だけ唯一例外的に「ちょう」と呼ばれる[1]

地理

福岡県の北東部、北九州市の西側に位置する(北九州市と接してはいない)。町の東端には遠賀川が流れており、に囲まれた自然豊かな土地である。遠賀川駅と、その少し北側の国道3号沿いにあるゆめタウン遠賀の周辺を中心に発展している。

北九州市福岡市のほぼ中間に位置するため、北九州・福岡両都市圏に両属する。ただし北九州市に距離的に近いため、北九州都市圏の10%通勤圏に属し、同市への通勤通学人口が優勢である。そのため北九州市のベッドタウンとして発達している[2]。なお福岡都市圏(絶対都市圏)では5%通勤圏に属す。

隣接している自治体

地名

  • 浅木
  • 今古賀
  • 老良
  • 尾崎
  • 鬼津
  • 上別府
  • 木守
  • 島津
  • 広渡
  • 別府
  • 虫生津
  • 若松(1971年、鬼津より分立)

2001年以降、町内各地で住居表示が実施されるようになった。

  • 松の本1丁目~7丁目(2001年、広渡・今古賀より発足)
  • 遠賀川1丁目~3丁目(2002年、広渡・今古賀より発足)
  • 旧停1丁目~2丁目(2002年、広渡より発足)
  • 広渡1丁目(2002年、広渡より発足)
  • 浅木1丁目~3丁目(2003年、浅木より発足)
  • 芙蓉1丁目~2丁目(2003年、虫生津より発足)
  • 若葉台(2003年、上別府・虫生津より発足)
  • 田園1丁目~3丁目(2005年、鬼津・別府より発足)
  • 島門(2005年、尾崎より発足)
  • 虫生津南(2005年、虫生津より発足)
  • 蓮角(2005年、上別府より発足)

歴史

かつては、「古遠賀潟」と呼ばれる内湾であったが、徐々に埋立てが進み、特に江戸時代には黒田藩が新田開発を進めたことから農業地帯として発達した[2]

年表

  • 1889年(明治22年) - 明治の大合併により遠賀郡島門村および同浅木村発足
  • 1929年(昭和4年)4月1日 - 遠賀郡島門村・浅木村が対等合併し遠賀郡遠賀村となる
  • 1964年(昭和39年)4月1日 - 遠賀村が町制施行、遠賀町となる[3]
  • 2005年(平成17年)11月14日 - 住宅地の多くで、従来の「大字」「字」表示を「丁目」表示に変更、同時に一部町名を変更

歴代町長

  • 木村隆治(2003年4月27日-2010年10月21日)2期

行政

町長

  • 原田正武(2期目)
  • 任期:2018年12月11日

町議会

  • 定数:13人
  • 任期:2019年4月30日

消防署・救急医療

  • 遠賀郡消防署 
  • 救急病院は町内にはなく、水巻町の休日急患センターが最寄の救急施設となる。

警察

公共施設

  • 遠賀総合運動公園  住所:大字広渡23番地6
    • 遠賀コミュニティセンター、遠賀体育センター、多目的グラウンド、弓道場、テニスコート、相撲場、ゲートボール場、パティーパットゴルフ場、キャンプ場、緑の広場、健康の広場、町民の森、駐車場
    • 4月中旬の「おんが春まつり」、および8月第3土曜の「夏まつり盆踊り大会」の会場、またコミュニティセンターは11月の「町民文化祭」の会場
  • 遠賀川漕艇場  住所:大字島津339番地1
    • 5月下旬に開催される「九州朝日レガッタ」、および同時に開催される「おんがレガッタ」の会場
  • ふれあいの里  住所:浅木二丁目31番1号
    • ふれあいの里センター(屋内運動場、トレーニングルーム、娯楽室、カラオケルーム、大浴場、会議室など)、研修センター(宿泊可)、ふれあい工房(パン工房、麺工房、陶芸室)、民俗資料館、ふれあい農園、駐車場
  • 遠賀町中央公民館  住所:大字今古賀513番地
  • 遠賀町立図書館  住所:大字今古賀513番地

地域

人口

遠賀町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

人口関連

2005年国勢調査速報より

  • 人口増加率:-0.16%(2000 - 05年の5年間。県平均0.67%、北九州都市広域圏[4]平均-1.65%)
  • 性比[5]:88.9(県平均90.4、北九州都市広域圏[4]平均88.6)
  • 世帯数:6,722世帯(県計200万8880世帯、北九州都市広域圏[4]計46万6724世帯)
  • 世帯数増加率:7.04%(2000 - 05年の5年間。県平均4.75%、北九州都市広域圏[4]平均1.63%)
  • 1世帯あたり人員:2.87人(県平均2.51、北九州都市広域圏[4]平均2.44)
  • 高齢化率 20.5%
  • 人口に占める15歳以下の子供の率 12.2%

教育

高等学校

中学校

  • 遠賀町立遠賀中学校
  • 遠賀町立遠賀南中学校

小学校

  • 遠賀町立広渡小学校
  • 遠賀町立浅木小学校
  • 遠賀町立島門小学校

産業・経済

農業

町の農業としては稲作が盛んである。

  • 遠賀郡農業協同組合(JAおんが)(2009年10月1日に北九州市農業協同組合及び北九東部農業協同組合と合併し、北九州農業協同組合となる予定)
  • 筋田農園(合鴨農法

特産品

商業・観光施設

ファイル:Youme town Onga.JPG
ゆめタウン遠賀

古墳・遺跡

神社・仏閣他

遠賀町には数多くの神社、仏閣が存在している。

  • 仏閣
  • 神社
    • 浅木神社(浅木)
    • 地主神社(鬼津字小鳥掛)
    • 貴船神社(鬼津)
    • 貴船神社(別府)
    • 八剱神社(今古賀)
    • 八剱神社(広渡)
    • 島門神社(広渡)
    • 牟田神社(尾崎字先野口)
    • 白山神社(尾崎字上の越)
    • 伊豆神社(島津字丸山)(伊豆能売神)
    • 老良神社(老良)
    • 住吉神社(若松)
    • 今泉神社(別府字宮前)
    • 山崎神社(上別府)
    • 恵比須神社(今古賀字新川)
    • 天満神社(上別府)
    • 高田神社(虫生津)
    • 井手神社(木守)
    • 皇大神宮(尾崎)
  • 地蔵
  • 創価学会
    • 創価学会遠賀文化会館(今古賀)
  • 金光教
    • 金光教虫生津教会(虫生津)
  • キリスト教
    • 遠賀キリスト教会(松の本)
    • 遠賀キリスト教会(鬼津)
  • 天理教
    • 天理教西前田分教会(老良)
    • 天理教広渡分教会(広渡)
    • 天理教撫浅木分教会(広渡遠賀川)

交通

鉄道

以前は遠賀川駅から芦屋線室木線が分岐していたが共に廃止された(それぞれ1960年と1985年に廃止)。

バス

町内にある唯一の鉄道駅である遠賀川駅から町内および隣接の芦屋町・鞍手町の各方面に路線バスが設定されている。

廃止されたバス路線

  • 西鉄バス
    • 20遠賀川駅 - 海老津駅
    • 20今川橋 - 天神 - 香椎 - 福間 - 赤間 - 黒崎 - 小倉 - 門司田野浦
    • 21芦屋車庫 - 遠賀川橋 - 折尾 - 黒崎 - 小倉浅野町
    • 24芦屋車庫 - 遠賀川駅・折尾・黒崎
    • 26遠賀川駅 - 松の本 - 田園都市第五
    • 65遠賀川駅 - 室木(室木線代替[7]
    • 68折尾車庫 - 遠賀川駅 - 鞍手役場 - 直方・西鉄直方
      • 各系統とも利用者の減少が著しく徐々に運行区間を縮小した。行先番号が現存と同じものはその路線の名残。24番の遠賀川 - 芦屋間は現在芦屋タウンバス。

道路

一般国道

主要地方道

一般県道

遠賀町出身・在住の有名人

妖怪

  • ぬりかべが福岡県遠賀郡の海岸、遠賀川等で出没したという言い伝えがある。
  • 河童が西川に出没し、悪さを働いたという言い伝えがあり、町の至る所に河童のオブジェクトや案内板が設置されている。
  • 水巻町と遠賀町を結ぶ遠賀川で河童が住んでいたとの言い伝えがある

実現しなかった合併構想

同じ遠賀郡に属する岡垣町芦屋町水巻町との間で合併協議会を設置、遠賀市となる計画があったが、岡垣町での住民投票の結果、否決されたため協議会は解散した。

脚注

  1. 「町」の読み方 ちょ~まちまち 「まち」か「ちょう」か徹底調査 西日本新聞、2016年4月8日(2016年4月13日閲覧)。
  2. 2.0 2.1 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「mainichi-np-2014-4-16」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  3. 奥田伸一(2014年5月12日). “遠賀町:町制50周年記念式典 楽しい町づくりへ期待”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 北九州市中間市遠賀郡
  5. 女性の人口を100とした場合の男性の人口
  6. “イズミ、「ゆめタウン遠賀」開店 九州初進出異例の早さで実現”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1995年3月27日)
  7. http://www.nishitetsu.co.jp/group/history_5.html 西日本鉄道沿革

外部リンク