「通行券」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(通行手形への転送ページ)
(タグ: New redirect)
 
1行目: 1行目:
'''通行券'''(つうこうけん)は、[[高速道路]]などの[[有料道路]]を通行する際に必要となる[[券]]である。
+
#転送 [[通行手形]]
 
 
なお、[[ETC]]車載機を搭載し、ETC[[カード]]をセットした[[車両]]で、なおかつETCゲートを無線通行(ノンストップで通過)した場合は受け取り不要である。
 
 
 
一口に通行券といっても道路事業者によって捉え方がちがう。大体以下の2通りに分けられる。
 
 
 
== 入場証明書 ==
 
当該道路に進入した[[インターチェンジ]]等で発行されるタイプ。
 
 
 
このタイプの通行券は一本の道路に[[料金所]]が複数存在し、かつ利用者の走行区間に応じて料金を徴収する方式の高速道路・有料道路に多くみられる。
 
 
 
通行券は料金支払い時(当該道路退出時)に利用区間を特定するため、通過した[[本線料金所]]や進入インターチェンジで交付される。これは[[ワンマン運転|ワンマン]]バスやワンマン列車の[[乗車整理券]](正式には'''乗車票'''という)にあたる。[[日本語]]の定義からすると『通行券』という表現はおかしい気もするが、現在はこちらのタイプの方が主流。『通行券』という言葉は、おそらく「料金算定の起点となる料金所を通行した証明証」という意味ではないかと思われる。なお、この点を考慮してか、一部の有料道路などは『入口券』という呼称を使用している。ちなみに、[[大韓民国]]でも[[ハングル]]で『{{Lang|ko|통행권}}(通行券)』と表記されている。
 
 
 
=== 券面記載内容 ===
 
[[ファイル:Ticket of traffic in expressway.jpg|thumb|right|300px|高速道路通行券([[西日本高速道路]]発券)]]<!-- 車にインバータを積んでスキャン機能付プリンタでスキャンしましたので、画像に問題はないと思います -->
 
[[File:Certificate_of_road_closure_by_e-nexco_20110925a.jpg|thumb|right|300px|高速道路通行止め乗継証明書([[東日本高速道路]]発券)]]
 
左から順に車種番号、[[料金所#料金所番号|料金所番号]]、月日、時分、収受員番号、一連番号、登録番号が印字される。
 
* '''車種''' : 券面中部に示されているとおり、車種に番号が振られており該当番号を記載している。この場合は[[軽自動車]]等に該当し、[[ネクスコ|NEXCO]]3社管轄区間の場合だと[[普通自動車|普通車]]=1、[[大型自動車|大型車]]=2、[[特定大型車|特大車]]=3、[[中型自動車|中型車]]=4、軽自動車等=5となっている。また、車種不明の場合はXと記載される。
 
* '''I・C番号''' : [[インターチェンジ]]毎に振られている番号を記載している。この場合([[信楽インターチェンジ|信楽IC]])は01265である。
 
* '''月日''' : 通行日時を記載して年については印字していない。この場合は9月6日である。
 
* '''時分''' : 通過時刻を記載している。この場合は14時13分である。
 
* '''収受員番号''' : 各インターチェンジの発券機に振られている番号を記載している。この場合は4002である。下段の出口欄には、出口料金所料金収受員に振られている番号が記載される。
 
* '''一連番号''' : 決められた設定時間より何台目に通行券を受け取ったかを記載している。この場合は360台目に受け取ったことになる。
 
* '''(登録番号)'''一連番号右側に記載されている番号で、不正通行防止のため、通行車の[[日本のナンバープレート|ナンバープレート]]下2桁を[[料金所]]ゲート入口にある[[赤外線]][[カメラ]]で[[撮影]]し瞬時に印字・発券している。この通行車の下2桁のナンバープレートは○○-87ということである。なお、登録番号が4桁以上の[[自衛隊]]車両、[[外交官]]車両なども下2桁が印字される。
 
 
 
料金所名(信楽)下部に記載されている番号はI・C番号の下3桁を記載している。この場合は265である。
 
 
 
この通行券の場合は[[緑|緑色]]基調であるが、[[オレンジ色]]基調の通行券も存在する。また[[ETC]]ゲート閉鎖時などには[[青|青色]]基調の通行券や通常の通行券に[[印章|スタンプ]]が押されたものなどが発券される場合がある。
 
 
 
出口料金所にて料金収受員に通行券を渡し、収受員が機械に通した際に出口欄が記載される。入口出口欄を比較して、車種や登録番号が異なっている場合は[[不正乗車#有料道路の不正通行|不正通行]]と見なされる場合がある。また距離に対して所要時間が掛かり過ぎていた場合にも、事情を聞かれることがある。
 
 
 
券面に記載されているとおり、紛失した場合は通行したと想定される最長区間の料金を徴収される場合があり、注意が必要である。このあたりも[[日本の鉄道]]における[[乗車券]]と酷似している。
 
 
 
[[交通事故|事故]]や通行止めによる強制流出時に発券される乗継証明書も、通行券と同サイズである。
 
 
 
ETCによる無線通行の場合は、ETCカードに入場記録が書き込まれるため、通行券は受け取らない。
 
 
 
この通行券とは若干、異なった[[仕様]]の通行券も存在する。
 
 
 
現在は、主に出口での通行券読み取りが不要なタイプ([[今宿インターチェンジ|今宿IC]]など)と[[磁気ストライプ]]に入場情報を記録させ、出口精算の際に機械に読み込ませるタイプの2種類がある。かつては[[パンチカード]]式の通行券が存在した(初期の[[名神高速道路]]など)。
 
 
 
== 領収書 ==
 
前記の意味とは対照的に、料金を支払った料金所で発行されるタイプも存在する。これは料金が均一制の[[都市高速道路]]や、有料道路で多く見られる。意味としては「通行料金を支払い、通行する権利を得た証明」といった形になる。
 
 
 
こちらのタイプは『通行券』と名乗ってはいるものの、実際は通行料金を領収しその際に渡される[[領収書]]にそう印字されているだけで、特に[[検札]]や[[集札]]は行われないことが多い。ただし、料金を支払ったという証明なので、最低限、区間の通行を終えるまではきちんと保管しておきたい。
 
 
 
また一部の道路によっては[[回数券]]タイプの通行券も存在する。意味としてはこちらのジャンルに含まれるが、これは通行する際に料金所で渡す必要がある。
 
 
 
== 画像 ==
 
<gallery>
 
File:Ticket_of_traffic_in_East-Nippon-Expressway.jpg|[[東日本高速道路]]の[[夕張インターチェンジ|夕張IC]]で発券された通行券
 
</gallery>
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[検札]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.c-nexco.co.jp/navi/etc_guide/etc_blueticket.html 青色の通行券を発券します(NEXCO中日本)]
 
 
 
{{Road-stub}}
 
{{デフォルトソート:つうこうけん}}
 
{{日本の高速道路}}
 
[[Category:有料道路]]
 

2018/8/14/ (火) 09:53時点における最新版

転送先: